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2019年7月16日火曜日

水道料金が少ない?

先日、水道局から
こんな紙がポストに入っていました。



「普段に比べ、水道使用量が少ないです。」

ん?
水道料が少ない?

このお知らせは、漏水のお知らせと言われているものです。
水道料が普段より多い場合に
「敷地のどこか、建物内のどこかで水が漏れてます?」
というお尋ねなんです。

ポストからこの紙を手に取りだした瞬間
私、一瞬で顔が青ざめました。
「マジか、漏水かっ!!!」

でも、よく見ると「少ない」に丸が付いてます。
一瞬で血の気が戻り
胸をなでおろしたのですが

これはこれで、驚きました。

せちがらいお知らせですね。
この紙は、なんとも世知辛いです。

少し前まで、こんなチェックは無かった筈です。
要は・・・
「水道使用量が少ないですが、中の人は大丈夫ですか?」
というお尋ねなんです。

高齢者の一人暮らしが多く
都心では、孤独死が問題になっている昨今。
もし、住んでいる人が家の中で倒れていたりすれば
水道を使わなくなる。
そうなれば、水道メーターが動かなくなる。

電気やガスより・・・
水道が一番顕著にでるそうです。

検査員はメーターを見に来るので
普段より使用量が低かったら
検査員がインターホンを鳴らし
手紙を投かんして、アプローチする。
事後、返信が無ければ
電話等でアプローチしていくそうです。

水道局は、県が運営しています。
神奈川県の試みとなります。

少子高齢化の現在。
公共の負担となりますが、大事ですね。

見て見ぬふりが主流になり
「隣の人なんて、どうでも良い。」
「あかの他人だし、顔も知らない。」
なんていう世の中です。

つまりは、地域コミュニティーが崩壊しているのですね。
ネット社会の弊害です。

水道局のこの試みは
究極のアナログです。
他人に一切の興味を示さない現代人に
公共を通じて
「それはダメだよ」と諭され
また
「アナログは手放したらダメ」
と、デジタル化が進む社会に
危険喚起されたようで

この紙を持って・・・
少しの間、考え込んでしまいました。

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