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2020年7月4日土曜日

生命観

昨日は朝から忙しく
目まぐるしく色々な事がおきるので
精神と肉体が分離しそうな勢いです。(^^;)

嬉しいことに・・・
午後7時から契約にお客様が来られ
午後10時ごろまで売買契約。

その合間をぬって
日課のブログを書こうと思っていましたが
結局今日の朝になってしまいました。

コロナの第二波が来ましたね。
やはり、東京から。

誰がどう考えてもこうなりますよね。
政治家も都民も
まるでコロナなんて無かったかのように
振舞っていましたもの。

多くの人が密集している。

様々な専門家が
「マスクは予防の意味がない。」
と言っているのに
「マスクさえしていれば大丈夫。」
というおかしな風潮。

何なんでしょう?

哲学者の内山節さんがこの状況に
新聞紙面でこう仰っていました。
(以下抜粋)

「合成の誤謬」という言葉がある。
元々は経済学用語で
一人一人の判断は間違っていなくても
全員が同じ行動をとると誤りになる
という意味である。

感染を防ごうと家に閉じこもり
自粛を重ねるのは
一人一人の判断としては
間違っているとは言えない。

だが全員がそれを実行すれば
私たちの社会が維持できなくなっていく。

現在よく語られている
「感染防止か?経済か?」という議論は
現実に問われている問題の
確信を突いていない。

私たちの目的は「社会維持」であり
経済はそのための道具にすぎない。
社会を維持するためには
色々なことに配慮しながらも
人々の営みを守り合うことが必要だ。

それは結果的に
経済活動に繋がっていくにしても
目的は社会の維持の方にある。

社会を維持することは
直接的にも間接的にも結びあっている
『つながり』を維持することである。

なぜそれが必要かと言えば
人間もまた、このつながりの中で
生命をたえず
再生産しているからである。

コロナウィルスは
生命を独立したものとしてのみ
とられる現代の生命観に
変更を迫っているのだろう。

独立した生命の基盤には
結びあう世界があるという生命観に
今、私たちは立ち返ってみる
必要があるのかもしれない。

以上

内山さんは、未来をこう予想されています。

経済を目的化してしまった現代は
インバウンド経済への未練から
感染初期に国境封鎖が出来ず
政府が対応を誤ったように
これからも同じ失敗を繰り返すだろう。

まさに今の東京都であり
今の政権の対応を言い当てています。

経済至上主義は、金が全てです。
国も都道府県も市町村も
すべて何でも金で解決しようとするから
経済が成長し続けないと成り立たなくなる。

「金」は道具であって
目的ではない。
よって、金を生みだす経済は
道具を生み出す手段でしかない。

そういうことです。

「全てを金で解決しよう。」
という日本を支配するマインドを
今、この時点で修正しないと
ダメなんですね。

「結局金目でしょ!」
といった、大臣が居ましたが
これは、確信を突いていた訳です。

もうすぐ、東京都知事選挙の投票日です。
各政治家は、金の話しかしていません。

そこを大きく変える政治家が現れるのを
強く願う小市民の私でした。

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