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2020年5月22日金曜日

パチンコ

コロナの非常事態宣言が
25日に解除される気配がある昨今。

もう、街の雰囲気は
コロナ騒動が終わったかのような
感じすら覚えるほど

解除された途端に
「元に戻ろう」という意気込みを
ひしひしと感じます。

不要不急の外出は
未だ制限されている筈ですが
街ではパチンコ屋がいつの間にか
いち早く開店しており
中をのぞくと人がいっぱい。

その様は、異常です。

SNSではパチンコ店に対し
営業自粛を求める声が多数で
多くのパチンコ店が矢面にたち
口撃を受けています。

そんな中・・・
看護婦でありながら作家の
「宮子あずさ」さんの
東京新聞の本音コラムが
とても秀逸だったので
ご紹介します。

(以下転載)

新型コロナウイルスの感染を防ぐため
様々な場面での
行動自粛が求められている。

例えば・・・
ゴールデンウィーク中
航空便の予約者が6万人と報じられた沖縄。
あるいは・・・
サーフィン客で混雑した千葉や湘南。
いずれも自治体が
来訪を見合わせるよう強く呼びかけ
効果を上げている。

沖縄便の予約は一万五千人ほどまで減り
千葉と湘南の海は閑散としている。

一方でパチンコ店の人出は
店が開いている限り変わらない。
休業要請に応えない店の名前を公表すれば
その店に客が押し寄せる。

沖縄旅行やサーフィンは自制できても
ギャンブルは自制できないと見える。

落ち着いて考えれば
これは当然の成り行きだ。

パチンコ店の営業が連日報道され
批判されている状況では
しなくて済む人の足は遠のく。

今でも通う人は
パチンコをしないでいられない人。

依存症の範疇に入る人なのだろう。

ステイホームの自覚を問うより
ギャンブル依存症の深刻さと
捉えるべきである。

人の集まりが阻害される中
依存症治療に欠かせない
自助グループの活動が
手薄になっている。

ギャンブル然り
アルコール然り

現況が長引けば
様々な依存対象に再び手を出す
「コロナスリップ」が
多発しかねない。

以上

全く視点が違いますね。
我々は
「コロナなんだからパチンコ屋を規制しろ」
と、憤りましたが

あの行列は・・・
ギャンブル依存症という
日本の「闇」を表にあぶり出した
凄い映像だったわけです。

コロナの影響下
様々な依存症がぶり返す恐れがある。
そこを政治家は見て見ぬふりをして
パチンコ店に対し
単に一時期だけの休業要請をするだけ。

世界で何十万人が死亡している
殺人ウイルスが蔓延し
恐怖で誰もが外出を自粛する中
「別に感染しても良い」と
パチンコを打つ人々。

命より優位に立ってしまう
強烈な依存症に
目を向けなくてどうするの?

宮子あずささんの主張は
ハッとさせてくれました。

やはり、我々はまだまだ
マスコミの扱い方一つで
惑わされてしまいますね。

依存症は、様々です。
世界でゲーム依存が社会問題化していますが
その他、多岐にわたります。

・薬物依存
・睡眠薬依存
・抗生物質依存
・ニコチン依存
・アルコール依存
・ギャンブル依存
・ネット依存
・スマホ依存
・恋愛依存
・セックス依存
etc

万引きや痴漢も依存症の一つで
病気なんですって。
何度捕まっても、またやってしまう。

パチンコ店を無くしても
ギャンブル依存は治らない。

東京電力の原発依存も
人間の病気の一つだと
個人的に思います。

そして現代人は、金に依存しすぎている。
ゲーム依存も
薬物依存も
ギャンブル依存も
元をたどれば「金依存」ですから。

本質を見抜く力・・・
大切です。

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