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2020年10月19日月曜日

建築家の建売住宅

建築家「伊藤誠康」先生が
基本設計を手掛けた
鎌倉市常盤の建売住宅
「終の棲家」第3弾・・・

本日、お引渡しとなりました。

まだ、外構工事が一部残っておりますが
午後にお客様が引っ越されてこられます。

この物件は・・・
建売住宅でしたが
建築前にご購入者が決まり
「半注文住宅」という形で
進めてきましたが

結果、フル注文住宅と
まったく変らないぐらい
お客様の「夢」が溢れだし
工期が1カ月と大幅に遅れながら
無事、今日を迎えます。

午前中から、私は最終調整で
現地で作業しながら
今まで、現場がバッタバタで
写真も取れなかっので
今日はあいにくの雨ですが
写真を撮る事が出来ました。

その写真を少しご紹介いたします。


渡り廊下のある家。

天井の杉板張りと
エコアコールウッドの破風板と
目隠しのレッドシダーが
映えてます?


柱は、愛媛産のヒノキ3寸5分
洗い出しは、3分。

目隠し板の設置方法は
遠藤大工と伊藤先生が
現場で打ち合わせした通り
綺麗に収まっています。

キシラデコールのやすらぎを
塗装をして仕上げています。


お客様のご要望で・・・
那智石の洗い出し。


お客様は
ダーク色が好みとのことで
建具や照明器具・水回りは
ブラックやグレーの色を採用しています。


シーリングファンもブラック。


キッチンもご自身でショールームに通い
標準のリクシル「シエラ」ではなく
リクシル「リシェルSI」に総入れ替えとなり

通常の形状だったキッチンを
カウンタータイプに変更し
さらに、コンロ前に壁があるカウンターでは
採用することが出来ない
セラミックトップを
メーカーに頼み込んで
特注生産で依頼する事となりました。


レンジフードもブラック。
キッチン面材も珍しい
マットフレーム・カフェブラウンです。


グース水栓は、外国製のもので
リクシル非対応品。
コンロもオーブンも
リクシル非対応品。

よって、別発注で
施工業者での特注設置となりました。

照明器具も外国製品を
お客様が持ち込まれました。


こんな照明器具・・・
私、見たことありません。

洗面化粧台もお客様が
「ダブルシンクが良い」
とのことで
リクシル「ルミシス」の最上級に変更。


鏡は、お客様持ち込みの外国製のもの。

造作家具に家具屋製作のタモの正目の突板扉。


室内の扉は
リクシル「ラフィス」サンドブラック。


私、キッチンも合わせ
この建具も初めて見ました。

写真でわかります?
グレーとブラウンとブラックの多色なんです。

下駄箱も特注製作。


ここまでやるつもりは
全くなかったのですが・・・

お客様がニコニコしながら
「これもしたい、あれもしたい!」
と仰られると
「それは出来ませんよ!」
と喉まで出かかりながら

「よし、やりましょう」と
答えてしまうという悪い癖が
この物件では際限なく出てしました。(TT)

そのおかげで・・・
当初予定していた
建売住宅としての利益が
3割ほど削られてしまい
自分の甘さに打ちのめされてます。

もう、こういう仕事は
この物件で最後とさせていただきます。
(自分への戒めも込めて)

頑張って・・・
「一切変更できません」という
普通の建売業者に戻るよう頑張ります。

でも・・・
お願いされると・・・
断れない性分なんだよなぁ~。


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