国内の未成年者に対し
オンラインゲーム利用を制限する
規制処置を発表したという
報道がありました。
18歳未満の若者が対象で
平日は1日90分まで
休日は3時間まで。
さらに午後10時から翌朝8時まで
ゲームを禁止。
凄いですね!!
企業の顔色ばかりうかがって
なんの規制も出来ない
我が国とは異なり
羨ましい限りです。
日本も、とっとと
子供を食い物にする
ゲーム業界に対し
制限を設けるべきです。
過去、何度も紹介していますが
宮崎駿の「ゲーム規制」の
アンチテーゼです。
http://heisei-shonan.blogspot.com/2015/12/blog-post_8.html
日本は
今、親が共働きで
とても忙しく
日常に余裕が無い
ご家庭が多いように見受けます。
そんなご家庭の子供は
往々に携帯ゲーム機を与えられ
何かあるごとに
親に「ゲームをやってなさい」と
言われているをよく見ます。
「ゲームをやってなさい」
というのは
親としては簡単です。
子供は、夢中でゲームをしてくれるので
その間、親は自由を得られます。
でも、子供が・・・
癇癪をおこしたり
駄々をこねたり
遊びたいとおねだりするたびに
親がゲームに逃げてしまうと
親は、癇癪を起した子を観察せず
子は、親の困った顔や怒った顔を見ず
子供との密のやり取りが薄れ
ゲーム画面に囚われた子は
「人と人との関係を見計らう」
というスキルを
得ることができないまま
育ってしまうことでしょう。
教育者の岡崎勝さんは
親とのやり取りのなかで
人と距離を測る判断力が
育つと言います。
そして、自制を覚え
気遣いを心得る。
親が他の親や子供
または学校の先生と
関わり合う事を避け
子供を囲い込んで育てれば
その親をみて大人になる子供は
社会性が著しく貧しくなる。
私は、これが
現代社会の一番の病みだと
思うのです。
服部学園の校長も言っていました。
顔と顔を見つめ合わす事で
幸せ物質のオキシトシンが分泌され
良好な対人関係が築かれる。
「相手の顔を見る。」
「相手の目を見る。」
今の若者が苦手とするものです。
そして、今の日本の若者の幸福感が
世界の先進国の中で
最も低いというのは
僕の独断と偏見ですが
これが原因だと思うのです。
また、宮崎駿さんが訴えるように
子供のころの貴重な体験を
得るための時間を
ゲームが埋めてしまうと
大人になっても
時間が空いたら
すべてスマホを手に取り
ゲームに勤しむようになる。
一種の現実からの逃げ場に
なってしまっている。
だから、今しか興味が無くなり
未来はどうでも良いと平気で言う。
だから、政治には一切興味が無い。
日本がまた
世界一の技術大国に浮上するには
ただ一つ
「ゲームを規制する」だけで
実現できると思うのです。
中国、正しいじゃん。
いいね。