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2019年3月17日日曜日

造成の積算

モノを作るのはとても楽しい。

家を作るのも
宅地を作るのも
家具を一つ作るのも
手のひらサイズの小物を作るのも

「作る」という行為は、人を夢中にさせる。

しかし・・・
こと商売となると・・・
そこに「お金」が介在してくる。
お金が関わってくると、たちまちそれは苦行となる。

現在、鎌倉市二階堂で計画をしている宅地造成があります。
その積算を繰り返しながら
予想をはるかに上回るお金がかかり、頭を抱えています。

図面を訂正して、少しでも費用をうかせたい。
でも、鎌倉市は日本全国有数で規制が厳しい地域。

4か月かけて許可が出た図面は・・・
我々が望んだものとかけ離れ・・・
ものすごくお金がかかる状況になってしまった。


図面を広げ計算をするも
どうやっても採算が合いそうもない。

宅造規制区域
歴史的風土保存地域
歴史的風土特別保存地域
風致地区条例
文化財保護法
急傾斜地法

もう、踏んだり蹴ったり。

さらに資材高騰が追い打ちをかけてきて
総額は当初の予定額の倍ほどがかかりそうだ。

鎌倉市は、自分で自分の首をしめてないかな?
事前相談では簡単な話だったのに
いざ申請したら、「あれもこれも」と後出ししてきて
事業者に負担させて、少しでも見た目をよくしようと必死。

でも、事業者は無尽蔵ではない。
すべてを思うように事業者に押し付けるようだと
事業者の「鎌倉離れ」は進んでいき
市内で問題となっている老朽化が進む擁壁を抱える宅地は
より一層、我々のような業者は敬遠をしていくだろう。

結果、景観を崩す
放置宅地や放置古屋が多くなっていくように思うのです。

市は、老朽化した宅地を新しくしようとする事業者に
配慮するべきだと思うし
なんだったら、規制するのではなく逆に補助をするべきだと思う。

もう少し深く考えるべきです。

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