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2019年2月22日金曜日

住環境

マイホームを選ぶ際・・・
皆さんは、何を一番優先しますか?

リクルートにてこんな調査結果が公表されています。
「住宅選びの重視条件」ランキングです。

1位/価格(82%)
2位/駅からの距離(68%)
3位/日当たり(67%)
4位/部屋数・間取り(52%)
5位/土地や建物の広さ(49%)
6位/キッチンやお風呂の設備グレード(45%)
7位/地域の治安(45%)
8位/建物の耐久性・堅牢性(43%)
9位/商業施設・医療施設が近くにあるか(33%)
10位/近隣の自然環境(28%)
11位/内外装の美観(26%)
12位/近隣の学校・学区(26%)
13位/建物の建築様式(25%)
14位/近隣の街並み・景観(24%)
15位/資産価値(23%)
(※新築の項目に絞りました)

数字では、上位3つが特出していますね。

価格・駅近・日当たりが
住宅の「三種の神器」というわけですか。

リクルートの調査では、年齢別の数値も出しており
私が気になったのは、その年齢別データです。

駅からの距離を強く求めるのは、30~40代までで
50歳以上になると交通利便性は大きく下がります。

逆に50歳を超えて強く求めているのは
「近隣の自然環境」や「近隣の街並み・景観」。
ランク外ですが「眺望」も50歳代では30%を超えます。

つまり・・・
年齢を重ねていくと・・・

「利便性」よりも「環境」を重視する傾向があることとなります。

とても面白いと思うのは
我々不動産業者は、年を重ねて足腰が弱ってくれば
人は駅に近い利便性の良い地を選ぶだろうと
殆どの営業マンが考えていること。

でも、実は逆で・・・
駅から遠くても、よりよい環境求めるようになるという事実。

50歳代は、マイホームを所有している方が多く
「買い替え」として住宅を求める方が大半となります。
30~40歳代で駅近のマンションや密集地の住宅を買い
その結果、まだまこれからという年齢でその環境に辟易して
より良い環境を求め、郊外にマイホームを求める。

とすると・・・
個人的に思うのは・・・
若い時分から、目線を変えた方が良いのではないか?
最初から「環境」を優先してマイホームを選んでいれば
老後の資産を減らさずに済む事となります。

そして、耐久性に優れ、堅牢な家であればなおさら良い。

先日。
当社で3年前に引き渡した住宅にて
インターホンが調子がわるいという連絡があり
そのメンテナンスに某所に訪れました。

約束の時間より少し早くついてしまったので
その家の目の前にある公園で時間をつぶします。
私が、公園に入るとため池の野鳥が寄ってきました。


(※クリックすると拡大します。)

私・・・
思わず「なんてすばらしい環境だろう」と
ため息をのんでしまいました。
こんな環境の住宅地に住みたいですね。

家から出たら、目の前にこんな情景があるなんて
本当にうらやましいのです。

これから偏見でモノを申しますが・・・
都心のマンションは、玄関を出たら細い廊下。
廊下から見下ろしたら、手すり越しに吸い込まれそうな高層空間。
エレベーターに乗って地上におりたら、周りはビルや商業街。

駅に近い密集地の住宅も同じです。
窓を開けたら、手の届く位置に隣の家の壁や窓。
玄関開けたら、すぐ道路。
庭も景観もなく、雑踏の中に住む。

このブログをご覧の方で、家選びをされている方。

我々の先輩となる50歳代の家選びの傾向を参考にして
目線を変えることをお勧めします。

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