全世界で売れまくって
一人勝ちだった
トヨタ自動車が
部品不足により
約4割もの減産に踏み切る
というニュースが
日本を激震させています。
この部品不足は
自動車だけではなく
オートバイから
農機具・玩具
パソコンや家電
住宅機器にまで
広がりを見せ
その深刻度は
日を重ねるごとに
増しています。
私のオートバイが
数か月前に故障をして
サスペンションを
取り替えなければ
ならなくなりました。
バイク屋さんに
オーリンズのサスを
注文したのですが
3カ月たった今も
「納期未定」となっています。
バイク屋さんも
「こんな事態は数十年商売をしているけど初めて」
と、震えていました。
我々住宅業界では
7月に入り
レンジフード
IHヒーター
食器洗い乾燥機
衣類乾燥機
給湯器
ウォシュレット
などの品不足が
今年初旬に続き
また、発生しています。
8月に入ると
輸入品が一斉に欠品となり
受注もストップ。
世界の製造を担う
東南アジアで
コロナ蔓延が原因です。
水栓金具
手洗いボール
紙巻き器
タオル掛け
という小物に至るまで
輸入品は手に入れるのが
困難な状況と
なっています。
そして部品の中で
一番不足しているのが
半導体です。
(画像はビジネスジャーナルより)
エアコン
冷蔵庫
洗濯機
炊飯器
テレビ
パソコン
AV機器
ゲーム機
照明器具
今の家電は半導体が命です。
今年の年末に向け
上記電化製品を
手に入れるのが
困難になる可能性が
あります。
ウッドショックで
材木価格は跳ね上がり続け
金を出しても
材木が手に入らない状況で
また・・・
「設備ショック」
「家電ショック」
ですか。
当社でもすでに
「食器洗い乾燥機が完成まで間に合わない」
「水栓金具がいつ入って来るか解らない」
「ウォシュレットが欠品」
「乾太君が欠品」
と、深刻な状態になりつつあります。
オリンピックなんて
やってる場合じゃ
ないです。
国が動かないと
なすすべが無い状態ですが
与党の政治家方は
政局に全神経が傾き
選挙まじかで
それどころではない様子。(苦笑)
もともと半導体の開発や製造は
日本が世界のシェアを
独占していたと記憶しています。
それが、何時の間にか
なぜこうなってしまったのでしょう?
ビジネスジャーナルの記事によると
日本の半導体弱体化を図ったのは
経産省なのだそうです。
1986年に締結した
日米半導体協定で
高額関税を受け入れ
結果、台湾や韓国に
製造拠点を移すこととなり
その中で経産省と海外企業が癒着。
日本の要ともいえる
半導体事業を
外資に次々と売却許可し
シャープ買収時に
台湾企業が独禁法違反を犯しても
見て見ぬフリをするなど
手厚い優遇を重ねてきた。
つまり、経産省が
日本を売った訳です。
そのツケが
今この事態を招いている。
これ以上悪化すると
我々住宅業界では
家は完成したけど・・・
■ウォシュレットが無い
■キッチン水栓が無い
■レンジフードが無い
■食洗器が無い
■浴室換気乾燥機が無い
■インターホンが無い
■24時間換気が無い
と・・・
様々な電化製品が
設置できず
未完成な状態で
お客様に引き渡すしか
ならなくなります。
我々中小企業は
日本の大手メーカーの
ちからを信じるしか
ありませんが
トヨタ自動車が
バンザイした今
その信頼は
もろくも崩れ去ろうとしています。
企業がダメで
元凶が官僚で
政治家はうわの空で
となると・・・
活路はどこにあるのか?
日本の先行きが
見えません。
そして、日本の将来が
不安でしかありません。(TT)