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2018年5月8日火曜日

沼津旅行

5年前の年末の話。

一年の疲れを癒す地として選んだのが
沼津だったんです。

我が家は、日本の水族館制覇を目指しておりまして
伊豆~沼津には、4か所の水族館があります。
それら水族館をめざし
沼津の安宿を予約したのです。

12月28日の朝、暗いうちから車で出立。
3時間かけて沼津に到着。
すぐに「あわしまマリンパーク」へ。
あわしまマリンパークは、無人島にある日本唯一の水族館です。

当時は、娘2歳でベビーカー。
息子は、3歳の暴走ベビー。
私は一年の疲れがたまり、ぐったり。
妻は、授乳まっただ中で子育ての疲労がたまり、へろへろ。

よって、午前中に子供たちを水族館で満足させ
午後は、温泉三昧に上げ膳据え膳!!
真冬の孤島で寒さに震えながら・・・
午後の楽しみの為に、子供を追いかけ回す。(^^;)

あわしま水族館は、中々良くて
離島の独特の雰囲気と
水族館と釣り堀と
富士山の絶景。

丸一日楽しめる場所でした。

午前中で水族館を切り上げ、いざ温泉旅館へ。
這うように車に乗り込み出発したところで・・・
私の携帯電話が鳴りました。

年末の電話は、良いことありませんよね。

しかも、着信をみると電話の主は私の姉(長女)。
姉から電話をもらうことは、2年に1度あるかないかです。

恐る恐る電話に出ると・・・「母危篤」とのこと。
心筋梗塞で突然ぶっ倒れて救急車で運ばれ
明日にでも急きょ手術になる可能性が高いという。

ということで・・・
旅館に向かう車を方向転換。
母親が担ぎ込まれた鎌倉の病院へとんぼ返り。(TT)
帰る車の中で、旅館のキャンセルを妻に任せ・・・
「帰るのが嫌だ」と泣き叫ぶ子供達の声をバックミュージックに
3時間かけて帰宅。

6時間の往復で、沼津に居たのはたった3時間という・・・

そんなことが、5年前にあったんです。

ちなみに我が母親は、今でもピンピンしております。
結局、カテーテル手術をして、1週間で退院。
現在も血圧の薬を4種類ほど毎日飲んでいますが
無事に過ごしております。
(一昔前だったら死んでたのでしょうね。)

今回、沼津へ5年越しのリベンジとなりました。
3日の朝、5時起床!!



子供たちを叩き起こし、妻のお尻を押して
午前6時に出発。

圏央道から東名高速道路へ!!

「これだけ早く出れば、渋滞に巻き込まれることは無いだろう」
と思っていましたが・・・考えが甘かった。


海老名インターから、大渋滞。
おそるべし、GW!!
午前6時に出て、どうにか午前9時に到着!!

沼津漁港に行き、展望水門「びゅうお」へ。


しかし、10時から開門とのことで、入ることが出来ず。
ま、いっか!!

まずは、「水族館制覇」が第一目標なので、沼津漁港中にある深海水族館へ
http://www.numazu-deepsea.com/



大人1600円、子供800円
規模は、中華街にある吉本水族館ぐらい。
とても小さいです。

息子は、事前に・・・
「シーラカンスが居るらしい!」
「深海ザメが見たい!!」
「ミツクリザメ大好き~!!」

と大興奮していましたが、シーラカンスは標本でした。
ミツクリザメはいませんでした。

星★★☆☆☆☆

30分ほどで、退館。(^^;)
高く付きました。

さて、ドンドンと人が多くなるので・・・
午前10時、次の場所へ向かいます。

お次は、三津シーパラダイスへ!!
http://www.izuhakone.co.jp/seapara/



入口にあるタッチプールで、我が子たち狂喜乱舞。

園内に生簀がいくつかあり、イルカに触ることが出来ます。


イルカと会話をする妻。


子供たちは、屋外にもあるタッチプールに眼がハート。
すぐに飛び込み魚を追廻し、ビショビショ。

ほっといたら、2時間は遊びそうな勢い。(^^;)


イルカショー。


規模は小さいですが・・・
とても良い水族館でした。

星★★★★★☆

つづく

2018年5月7日月曜日

成長からの脱却

瞬く間に5月となり
あれよあれよとゴールデンウィークに突入し
そして、一瞬で終わってしまいました。(TT)

我が家は、交通マヒの鎌倉を抜け出し・・・
沼津へリベンジしてきました。
なぜリベンジかは、後日お話いたします。

すでに世の中では、
来年のゴールデンウィークの話で賑わっています。
2019年は

4月27日(土)
4月28日(日)
4月29日(月) 昭和の日
4月30日(火)国民の休日
5月01日(水) 改元の日(年号が変わる日)
5月02日(木)国民の休日
5月03日(金) 憲法記念日
5月04日(土) みどりの日
5月05日(日) こどもの日
5月06日(月) 振替休日

4月27日~5月06日までの連休となります。
5月1日は、本来休みではありませんが
現年号の「平成」が終わり
新たに元号が制定される日となります。

さらに・・・
「祝日と祝日に挟まる平日は休日とする」とする法律があり
4月30日と5月2日が、国民の休日となるそうです。

お盆休みやお正月休みより長いGW!!
「2019年ゴールデンウィークは10連休!!」

なんだか、それだけでワクワクします。

休みが増えることはいいことです。

日本人は、勤勉で働きすぎと言われ続けて数十年。
もしかしたら、「休みだ~!」と思うよりも
「儲け時だ~!」と考える人の方が多いかも。

特に観光地は、1年で一番儲かる週となるでしょう。

でも、今はそんなに簡単ではありません。
休日や祝日に働き手が確保できない。

平日は暇なので、継続して雇えない。
GWだけ都合よく働いてくれる人なんて、まあ居ない。

連休中に訪れた西伊豆の温泉街の飲食店でも
その状況が顕著に表れていました。
小さな洋食屋さんに入ったら、すでに不穏な雰囲気。
席は満席で、どのテーブルには料理が来ていない。
厨房におじいちゃん1人、フロアにおばあちゃん1人。
次々くるお客様の対応だけでキリキリ舞。
食器を下げるのを手伝ってあげようかと思うぐらい
悲惨な状況でした。

これ、地方だけの話ではなく・・・
働き手が居なくて潰れる店が続出していて
大船駅周辺でも、24時間営業のチェーン店が
開店して1年足らずで、次々に潰れていっています。

個人的に、日本の労働環境が悪化しつづけているのは
24時間営業が広まったせいだと考えます。

コンビニエンスストアが24時間営業を辞めたら
たぶん、世の中の流通は大きく変わると思います。

私の知人も一人、コンビニの経営をしていますが
365日、深夜営業に苦しんでいます。
アルバイトが突然辞めるたり
連絡なく休んだりします。
そうなると、レジに立つのはオーナーです。
日中一日店に立ち、アルバイトの都合だけで、夜から朝まで続けてレジに立つ日はさほど珍しくない。

まさに不眠不休です。

365日、24時間営業って、無茶ですよね。
それで、セブンイレブンホールディングスが増収増益って
どうかと思うのです。

これから日本は、今まで経験をしたことのない人口減少に直面します。
働き手も半減し、都心ではアルバイトやパートの取り合いとなり
人件費は、数倍に跳ね上がるでしょう。

話によると、今の流通は2030年には破綻するそうです。
まず、消えて無くなるのが24時間営業。

7時開店、11時閉店のセブンイレブンに戻るでしょう。

だから、その前に24時間営業を禁止したらどうか?
そうすれば、非正規雇用でこき使われる労働者も
深夜激走するトラック運転手も、半減することでしょう。

京都大学の諸富徹さんが東京新聞でこんな事を言っています。

日本の都市は
経済成長・人口増加・地価上昇という
右肩上がりの三点セットの中で成長してきました。
つまりその三点セットを前提とした街づくりの経験しかない。

でもこれからは
その三点セットが全て反転する中で
都市を運営していかなければならないわけです。

人口減がもたらすのは・・・
空家・空きビル・税収減・財政悪化
気のめいる話ばかりです。
しかし、人口減少は、実は悪い事ばかりではありません。

むしろ、急速な人口集中こそが
戦後日本の都市問題の主要因ではなかったか。

つまり、農村から大量流入する労働力を
受け入れることが優先されたのが、今の首都の形であると。
この拡大しきった都市規模をそのまま維持すれば
減少していく税収で支えられなくなるのは明らかです。

中心市街地のシャッター通りは
地方では見慣れた光景となっていますが
高松市の丸亀町商店街のような「所有と利用の分離」が参考になる。

商店全員の土地の利用権を所有者から切り離し
『まちづくり会社』にゆだねることで
商店街全体の利益の最大化を図る。

既存の都市空間を生かし
誰でも住みたくなる街に再編する。

それは固定資産の税収増につながり
その恩恵は自治体全域に及ぶ。

面白い~。

テレビや新聞では、上場企業の「増収」「増益」がニュースとなり
「減収」「減益」となると、経営者が責められ謝ります。
増収増益ではないと、株価(企業価値)が下がるのです。

「日本として、今から『成長型からの脱却』をしろ。」

それが、諸富教授の主張です。
右肩上がりの三点セットが無くなると
これから増収増益を掲げるのは不可能となるのです。

それなのに、いつまでも経済成長を掲げる政府。
確実に、破たんに向かっています。

『所有と利用の分離』というのは面白いですね。

都市の再編は、所有権が邪魔をします。
個々の土地を持つ所有者が別々の方向を向くと
新しい都市を造るのは不可能です。

鎌倉も同じ。
昭和50~60年代に決定されている都市計画が多々ありますが
平成30年になった今でも、一向に実現されていません。(苦笑)

古い分譲地が多いのも問題です。
昭和30~40年代に開拓が行われ、多くの分譲地が生まれました。
それら分譲地は駅から遠く、バス便となります。
若者は居住地として敬遠するので
空家や高齢化が大きな問題となっています。

また、築50年を超える「玉石」や「大谷石」の擁壁で形成されており
これらが、新しい土地利用の妨げになっていたりします。

公共はこれに目を向けません。
見て見ぬふりです。

どうにかなりませんかね、この古い分譲地問題。

都市計画として、区画整理出来ないものでしょうか?
再分割を行い、一区画の面積を削減し、余剰地を造る。
その余剰地を売って、事業費に充てる。
規制緩和して、一宅地の有効利用の幅を広げる。
所有者は面積が減るが、道路も広く・擁壁も新しくなり
上下水・ガス管もすべて新設され
現所有者は『価値の上がった』土地を手に入れる事が出来る。
であれば、100坪が60坪に減っても
個人的には物凄く得をすることになると思うのです。

新しい公園や、幼稚園も作り・・・
美しい町に生まれ変わる。

そんなことが公共の仕事だと思うのですよね~。
鎌倉市で、できないかな?

でも、深沢の再開発事業ひとつとっても
実現するのに何十年もかかっています。

なにか、上手い手立てはないものだろうか?

2018年5月1日火曜日

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークの当社の営業日のお知らせです。

誠に勝手ながら・・・
5月2日(水)~5月6日(日)の間
お休みとさせていただきます。

メール等もご返信が出来なくなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。

現在販売中の当社売主物件は下記の通りです。

■鎌倉市長谷5丁目/売地2区画
■鎌倉市笛田5丁目/売地5区画

販売中でした「鎌倉市浄明寺4丁目/売地」は
購入申し込みがあり、ゴールデンウィーク明けに契約予定となっております。

何卒、よろしくお願い申し上げます。




2018年4月30日月曜日

木鏝横引き仕上げ

良い天気ですね。
世の中、3連休+4連休です。(^^)
長い人だと、9連休なんて夢のようなお話もあり
我が地元鎌倉は、前代未聞の人出となっています。

私は、鎌倉の交通マヒを避けるように・・・
朝一に現場に直行して、午前10時には事務所に戻ってまいりました。

雪ノ下のB棟の左官工事、仕上がっていました。


表通りは、車で溢れていますが
路地を入って旧市街地に行くと、この通り。
落ち着いています。

外壁は、落ち着いた良い色合いに仕上がっています。(^^)


白でもなく、ベージュでもなく、グレーでもなく・・・
落ち着いたホワイト。


板との突合せ部分、抜群の表情です。


仕上げ方は、木鏝の横引きです。
金鏝で骨材入りの塗料を厚塗りした後
木鏝を横に引き、うっすらと横に溝が刻まられるように仕上げました。


刷毛引きではありません。
刷毛で引いてしまうと、五月蠅くなります。
しかも汚れも貯まりやすい。

雰囲気は、昔の土壁のような、なんとも言えない仕上げ方です。

遠目に見ても近場で見ても、落ち着いた家に仕上がって大成功!!
もっと近づくと、匠の技がこの通り。(^^)

飛鳥工業さん、有難うございました。

2018年4月29日日曜日

外壁の色決め

昨日のつづきです。

さて、雪ノ下のA棟。
左官の仕上げとなります。

左官は、藤沢市の飛鳥工業さん。

これが数週間前の姿。



外壁面を黒紙(アスファルトフェルト)で覆い
サッシ回りや配管回りに防水処理を行い
その上からラス網を取り付けた状態です。

その上から、モルタルを下塗りし・・・
すぐにファイバーネットを練り込んでいきます。
そこで一日乾燥させて、再度モルタルで中塗りします。

下記写真が中塗りが終わったところ。




この中塗りをしっかり乾燥させた後・・・
仕上げ材の塗料を使い、上塗り(薄塗)を施します。

ここで、色を選んでおかなければなりません。

この色。
左官仕上げの場合、物凄く難しいです。

本物件は、エスケー化研「ベルアート」を塗ることで決定しています。
しかし、ベルアートの色見本帳は、色幅が少ない。


本物件は、しろっぽくしたいのですが・・・
真っ白は視覚的にキツイので絶対に選びません。

ただ、色見本の乳白色やベージュの入った白色は
白に黄色を混ぜるため、色見本より黄色に仕上がるケースが多く
実際に塗ってみると、派手になります。

この色見本中、真っ白ではないシロで一番白に近いのは・・・
AC-1002となるのですが・・・
この色は、黄色く仕上がります。
AC-1035は若干、青っぽい。

さて、困った。
この色のほか、日塗工のペンキ色見本からもチョイスが可能ですが
ペンキの色見本から左官仕上げの色を選ぶのはかなり難しい。
いちいちカットサンプルをメーカーから取り寄せても
実際、大きな面積に塗ると全然違ったりします。

よって、ここでモノを言うのは経験しかありません。

そこで、飛鳥工業の早川さんに無理を言って・・・
アイカ工業のジョリパット色見本帳「カラーキューブ」の中から
T1008をチョイスし
それと同じ色をエスケー化研さんに作ってもらうことになりました。

一昨日、モルタルの上にこの色を上塗りし・・・
その塗料に骨材を混ぜ込み、仕上げ塗となります。

塗り方は、菊水化学工業株式会社のグラナダのカタログ記載の
「ルシアワルツ」となりました。

色を「ジョリパット」で選び
塗料は「ベルアート」にして
塗り方は「グラナダ」から選ぶ

もう、何が何だかわかりませんね(苦笑)

ちなみに皆、アクリル系の仕上げ材となります。
ネット上では「どれが一番すぐれているか」などと論争がありますが
個人的にさほど変わらないように思います。
ジョリパットは、粘り気が多い。
グラナダはサラっとしていて
そのあいだのベルアートという感じ。

私は、ベルアートが好みです。

さて、薄塗をした外壁に、骨材を入れた仕上げ材を塗っていきます。


まず、金鏝で仕上げ材を厚く塗っていきます。


その塗った後をすぐ・・・
木鏝で撫でて模様をつけていきます。


木鏝で模様を施した後、再度金鏝で抑えていきます。
つまり、仕上げ塗は・・・
同じ個所に3回も鏝を通すこととなるのです。

よって、飛鳥工業さんの左官工程は・・・
①下塗り
②ファイバーメッシュ塗り込み
③中塗り
④上塗り
⑤仕上げ材塗り込み
⑥木鏝荒らし
⑦金鏝抑え

の「7」工程となります。
これとは別途で
①紙張り
②ラス張り
③養生(テーピング・養生シート)
④養生バラし

があります。
大変な作業です。

早川さんいわく「養生が一番大変」とのこと。

養生を甘くすると、サッシや板や板金を汚すこととなります。
板などを汚してしまったら、取り返しがつかないので
こんな板場が多い家は、より一層大変といえます。

おかげさまで、昨日、仕上がりました!!!


わかりますかね?
この、微妙な色合い。


真っ白でもない、ベージュでもない・・・、白!!


淡いクリーム色なのだけれど、黄色が出ていない「ナチュラル」な色。
大成功となりました。(^^)

鏝で3回も抑えた外壁なので、なんとも厚みがあります。

建売住宅の場合・・・
モルタルの家は、殆どが「リシン吹き付け」です。
その場合、モルタルの上からガンで1回吹き付けるだけです。

たまに「洋物漆喰」を塗っているビルダーもいますが
モルタルを下塗りは1回だけ。
中塗りを省き、その上に仕上げ塗を1回で終わりです。

素人には解りません。
塗った後だと、プロが見ても何度塗りかは解りません。
でも見る人が見れば・・・
「この家は違うね!」と思っていただけるでしょう!

明日は、手前のB棟が仕上がります。
ちなみにB棟は、同じ色を違う塗り方で仕上げます。

明日、写真を撮ってきて、このブログでご紹介します。
ご期待ください。(^^)