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2014年3月14日金曜日

エコキュートの心配事

お客様から、こんなご質問を頂きました。

「エコキュートの水が飲めないって本当ですか?」

現在、オール電化の中古住宅の購入をご検討されているお客さまで、今までガス湯沸かしの家にしか住んだことが無く・・・
初めてのオール電化住宅のため、ちょっと心配。
そこで、インターネットで調べたそうです。

すると・・・
こんな書き込みがドドドっと出てきてビックリ。

「エコキュートは不衛生」
「内部を清掃できない大きな欠点」
「汚泥がたまる」
「内部が錆び、赤い色の水がでる」

そこで、冒頭のご質問となったのですね。

私、実は以前、自分で調べたことがあります。
私も昔、大きな勘違いをしていたので、お客様の気持ちはとっても良くわるのです。

「お湯を使うと、タンクの中は空になるのかな??}

エコキュートは、200リットルを超えるお湯をステンレス製の貯水槽で溜め置き、1日使うというシステムです。
タンクは370リットル~の容量があります。
お湯量とタンク容量には、170リットル分の開きがあることとなります。

しかし、この空きの領域は、カラになることはありません。

パナソニックの「エコキュート仕組み」に乗っている図が分かりやすかったので、拝借してみます。



https://sumai.panasonic.jp/hp/1mech/

水が下に行き、お湯が上に行く性質を利用した構造です。
じつは、常にタンク内は、満タンの状態なんです。

お湯が使われれば、水が注水され、お湯を押し上げていきます。
一定の水圧がかかる事により、お湯と水は混ざり合わず、タンク内で分離されるそうです。
内臓センサーが、お湯量を管理し、一定を超えると自動で内部の水をヒートポンプで加熱し、タンクに戻す。

タンク内壁は、密閉された空間となり、常に空気に触れることが無いので、劣化が少ない。また、不純物は水道管からの侵入だけとなるので、汚泥がたまる構造には、なっていないと言えます。

ネットでは「電気温水器のタンクにヘドロが溜まる」という書き込みがありますが、電気温水器とエコキュートは、構造が異なります。

もし、エコキュートの中にたまるものがあるとすれば・・・
水道管から混入したものだと言えます。

お客様にその旨をお話ししました。
「エコキュートが常に水が溜まっていて不衛生というのであれば、水道管も同じ構造なので、水道水自体が飲めない理屈になりますよ。」

お客様もご納得されましたが、もう一つの疑問を賜りました。
なんでも、電気機器メーカーの説明書に、エコキュートのお湯は、飲用しないでくださいと書いてあると云うではないですか。(^^;)

それには驚きました。
で、三菱のエコキュートの説明書をダウンロードして見てみると・・・

「飲用しないでください」
「飲用する場合は、煮沸してください」

と、確かに書いてある。(^^;)
そこで、メーカーの方に効いてみました。
彼曰くこういう事です。

基本的に、飲んでも全然大丈夫。
説明書には、最低でも1年に一回は水抜きをして、内部をクリーンにして下さいと書いてあるのだが、一切メンテナンスをしない人もいる。10年間何もされていないタンクを想定すると、飲用には適さない可能性がある。

つまり、そういうものも含めてメーカーとして最初から「逃げ」を打っている。

ということです。

ネットでのエコキュートの批判書き込みを見ると・・・
商売敵のガス給湯器の業者の場合が多いです。


当社は、ガス湯沸かし器もエコキュートも扱います。
どちらかというと、ガス湯沸かし器のエコジョーズを使うことが多いです。
そんな当社から、一切の偏見なく言わせていただくと・・・

「どちらとも、メンテナンスが大事。」

メンテナンスをしていないガス給湯器で沸かしたお風呂。
不衛生さは・・・

個人的に・・・
エコキュートの噂の比ではないと思いますもの。(^^;)


2014年3月13日木曜日

甲状腺癌

一昨日の報道ステーション、ショッキングな内容でしたね。
古館伊知郎さん、クビになる覚悟で挑んだそうです。

福島の子供たちに甲状腺癌が増え続けている状況を・・・
福島県が外部者をシャットアウトして、情報管理しているという現実。
そして、「就職が不利になるから口外しないほうがよい。」という、癌患者に対する脅しまでをおこなっているという。
そして、検査技術や能力が今よりも限りなく低かったチェルノブイリの調査結果を「知見」として、現在の癌の増加を「放射能とは関係ない」と言い切る福島県立医科大学の鈴木真一教授。

そして、福島では被害者が「差別」にあっている。
放射能に対して言及することが、一般の中でタブー視されてきている。

そして、なんの対策も取られないまま・・・

県は「小児専用の癌センターを設立したので、県民には安心してほしい」と言っている。

これ、現代の日本で起こっていることですよ。

基本的に、大学は研究をするところです。
大学病院の中では、様々な動物実験が繰り広げられ・・・
人体実験も「臨床実験」という名に代わり、普通に行われています。

その医科大学で教授まで上り詰めた人は、研究と称して動物を数多く殺し、人体実験をしてきた御方だと言えます。

甲状腺がんで子供たちが何十人手術しようが、一生涯苦しむであろうが、何とも思わない御方々なのではないかと、鈴木真一氏を見て、個人的に思うのです。

以前、私の母が肝炎でインターフェロンの治療を受けました。
「認証されたばかりの良い薬がある」「治る確率が70%に上がった」という話で、某有名病院へ1年間の投薬治療に通うことになりました。

「まあ、大船に乗ったつもりで任せてください。」
といったのは、そこのお偉いさまです。

蓋を開けてみたら・・・
母親は薬に耐え切れず、半年で20kgも体重が減り・・・
薬の副作用でうつ病となり・・・

食欲不振に不眠、幻覚、情緒不安と、生死を彷徨いました。

そんな母親に対し、その病院の部長さんはこう言いました。
「そういうこともある。運が悪かったね、また新しい薬が日本で承認されるから、今度はそっちを試してみよう。」

後遺症で死にそうになっている母に、そう、平然と言ったんです。

普通の感覚だったら、自分が投薬した薬の副作用で骨と皮だけになった68歳の女性に対し、絶対に言えない言葉です。

ようは、何とも思ってないんです。
彼らの関心事は・・・
「薬が効くか聞かないか」という結果であって、患者には一切目線が向いていないのです。

私は、その時強く感じました。
ああ、私の母への治療も彼らにとって見たら臨床実験のたった一例に過ぎないんだ。」と。

データですよ。
患者じゃなく。

この患者には薬は効かなかった。
「20kg痩せた」「鬱になった」「幻覚を見た」等々のデータに過ぎない。

「福島の子供たちの癌と、放射能は関連性は今のところ無いとかんがえる」
そう仰る、権威ある教授職の方々へ一言。

地獄に落ちるね。





2014年3月11日火曜日

新規仕入れの物件

鎌倉市極楽寺、駅徒歩10分圏内で古家付の土地を購入しました。
5月初旬までに古家を取り壊し、更地にして販売する予定です。
土地面積は、33坪前後。
価格は、2750万円前後になると思われます。

また、鎌倉市今泉のバス通りで、土地を購入しました。
こちらは、5月中旬までに新築分譲住宅として、販売を予定しています。
土地面積33坪。
建物は3LDKで、3680万円(税込)を目標として頑張ります。
南道路・全室南向き・大型デッキバルコニー付・駐車場2台。

ご興味がある方は、メールでお気軽にお問い合わせください。
info@heisei-shonan.co.jp
担当:柳(やなぎ)です。


今日は、3月11日です。

3年前の今日、大津波とメルトダウンという・・・
現代社会では想定していなかった「厄災」が起きました。

今でも行方不明の方が多くいらっしゃいます。
命を落とされた多くの被害者の方々、ご冥福をお祈り申し上げます。

合掌(-人-)

そして、今なお、多くの避難者の方々、ご自身の家が一瞬にして無価値のモノになってしまった方々、そのご心労、悔しさ、無力感・・・心中察して余りあるほどです。
ある日、突然、自分の家に帰ることが出来なくなり、そして売ることも出来ない。
それは、住宅に携わる人間として考えると・・・

自分の子供を突然殺された親の衝撃と同じだと思います。
それでいて、ろくな賠償もされず・・・
避難される方々の怒りは、すさまじいものでしょうね。

また、我々の生活を守るため、爆発した原子力の中で命がけの作業をされている作業員の方々へ、感謝申し上げます。
人間が近づくことも許されない地で、多くの人が働いています。
管理体制が悪く「漏えい」「被ばく」という他人行儀なニュースみるだけで、我々は日々の生活に追われ、見て見ぬふりの毎日。

ただただ、感謝するしかない自分に、無力感しかありません。

室井佑月さんだったか?
新聞紙面でこんなことを言っていました。
「今の我々の生活は、奇跡の中を生きている」

蛇口をひねれば、水もお湯も出る。
スイッチを押せば、電気が付く。部屋が暖かくなる。
ボタン一つで風呂が沸く。
洗濯物は、ぶっこんでおけば乾いて出てくる。
糞尿は、レバーひねれば瞬く間に消えてなくなる。
真夜中でも、明るい町。
24時間365日、営業しているコンビニ。
町を走る車や電車。
空を見上げれば、鉄の塊が飛んでいる。
皆、手に持つコンピューター電話。

当たり前のように生活をしていますが・・・
100年前には、その一つ一つが想像もつかなかった奇跡です。

火を起こすだけで大変だった時代の人が、今のガスコンロをみたら、気を失うでしょうね。(^^;)

ホリエモンが言っています。(内容はうる覚え)
「世界中を飛行機で旅行が出来るようになるなんて、昔はだれも思ってもみなかった。宇宙旅行もそれと同じで、すぐ手軽に出来るようになる。」

電車の中で、皆、覗き込むスマホ。
手のひらで電波飛ばして、世界中の人とコミニケーションが取れる奇跡が、あたりまえの光景となっています。
たった10年前ですら「ドラえもんの道具」を連想するかもしれません。

今・・・
個人的な感覚ですが・・・
全てが人知を超えている世界のような気がします。

人はこれから、一体全体、どこに向かうのでしょう?








2014年3月10日月曜日

鎌倉市笛田の新築分譲住宅

昨日、図面をUPすると言っておきながら・・・
久々に忙しくてブログに向えず、申し訳ありませんでした。(^^;)

当社売主の鎌倉市笛田5丁目の太陽光搭載新築分譲住宅!
図面をご紹介いたします。


■配置図


全2棟です。
駐車場2台とウッドデッキが特徴です。
日当たり良く、周囲は緑の多い立地です。

No1の間取りは1Fリビングのオーソドックスな3LDK。
■1階間取り



■2階間取り 

全室南向き・大バルコニー・ロフト付となります。

No2は、2階がリビングの対面式キッチンです。
■1階間取り


■2F間取り
同じく南側の大型間取り!
リビングは勾配天井として、杉板を張る予定です。
キッチンの袖壁は、造り付けの飾り棚を「ドン」と設置!
W2700のキッチン収納が、贅沢です。

建物は、当社の標準仕様となります。


お問い合わせは、下記までどうぞ(^^)
info@heisei-shonan.co.jp
0467-46-8775
担当:柳(やなぎ)

当社が売主です。

物件概要
■No1棟:4380万円
土地面積:120.46㎡、建物面積:91.08㎡
建築確認:第13KAK建確07514号
■No2棟:3980万円
土地面積:120.94㎡、建物面積:88.59㎡
建築確認:第13KAK建確07515号

●住所/鎌倉市笛田5丁目
●都市計画/市街化区域
●用途/第一種低層住居専用地域
●建ぺい率/40%
●容積率/80%
●接道/3.7m公道
●設備/公営水道・本下水・都市ガス
●建物構造/木造2階建て
●現況/建築中
●完成予定/6月末日
●その他/宅地造成等規制法


2014年3月8日土曜日

鎌倉市笛田にて

紹介が遅れておりますが・・・
当社売主の新規「建売住宅」の工事が開始しております。(^^)


場所は、鎌倉市笛田5丁目。
太陽光発電付、新築分譲住宅全2棟となります。

価格等は・・・
■No1棟:4380万円
土地面積:120.46㎡、建物面積:91.08㎡
建築確認:第13KAK建確07514号

■No2棟:3980万円
土地面積:120.94㎡、建物面積:88.59㎡
建築確認:第13KAK建確07515号

です。
八雲神社入口にほど近く、野球場やテニス場がある笛田公園のふもとに位置します。


来週中には、HP上にUPする予定ですが・・・
もう少し遅くなるかもしれません。(^^;)

現在、基礎工事中です。


これは、物件を西側から見た写真です。
手前がNo1、奥がNo2



これは物件を東側から見た写真。
手前がNo2、奥がNo1


日当たり良好。
どちらともに、駐車スペースは2台分となります。


接する道路も広く、鎌倉の4000万円以下の建売独特の「狭苦しい」というのは、一切ありません。(^^)

予定では、大型ウッドデッキまで付ける予定です。
もちろん、別途費用無く、外構まで全部込みとなります。

明日、間取りを紹介します。
ご期待ください。

※物件の詳細
●都市計画/市街化区域
●用途/第一種低層住居専用地域
●建ぺい率/40%
●容積率/80%
●接道/3.7m公道
●設備/公営水道・本下水・都市ガス
●建物構造/木造2階建て
●現況/建築中
●完成予定/6月末日
●その他/宅地造成等規制法


2014年3月7日金曜日

鎌倉市の賃貸一戸建て住宅

鎌倉市西口の市役所前通りのはずれで・・・
築浅の賃貸一戸建て住宅に、空きが出ます。(^^)

平成21年9月築!!
全室南向き!!
家賃16万円です。


間取りは、109㎡を超える大きな間取り。
3SSLDKです。
駐車場1台付(無料)

和室・洋室・洋室・書斎・畳コーナー・LDK
キッチンバルコニー・大型ウッドデッキバルコニー



当社が5年前に注文住宅で建築した住宅です。
賃貸仕様ではなく、自宅用に贅沢をつくした仕様となっている為、とても高性能で住みやすい家となっています。

●リビングダイニング床暖房
●シューズクロゼット
●大型システム洗面化粧台
●フルオートハイグレード浴室
●暖房換気乾燥機付き
●システムキッチン
●食器洗い乾燥機
●IHクッキングヒーター
●キッチン食器棚(家電ストッカ付)

現在居住中のため、建築完成時の写真をご紹介いたします。
まずは、リビング。


写真は、まだウッドデッキが付く前です。


上がり畳が3帖と少し付いています。
大人が大の字で寝そべっても余裕ある大きさで。(^^)


畳下は、収納となっています。
小さな子供がいるご家庭は、畳に子供を寝かせておいて、ここにオムツとか着替えを入れておくのが良いでしょう。

続いて、洗面。

トール収納付の大型洗面化粧台です。
上部に明り取り窓があるので、とても明るいのが特徴です。


ここが洗濯機置き場です。
独立した置き場となっており、脱衣の邪魔をしません。

床も壁もタイルですので、湿気に強く、夏場でも安心です。
壁のこのタイルは・・・


なんと、淡いブルーのモザイクタイルです。
この小さな柄は、一枚一枚タイルなんですよ。(^^)
1F和室は、造り込んであります。


吊押入れや、上げ下げ障子と、なんとも風情あります。

2Fキッチンは、パナソニックのリビングステーション


人工大理石天板に、フラットレンジフード、浄水器に食洗機と充実。
背面には、家電ストッカと食器棚を完備。


3階居室は、大型クロゼット
日当たりは、朝から夕方までとても明るい環境です。



書斎には、造り付けの本棚を完備。


階段室は、明りとりのトップライト。
なんともおしゃれな空間となっています。


八雲神社前にあります。
目立つ立地なので、すぐわかると思います。


礼金1か月
敷金1か月
共益費無し
更新料2万円

現在居住中のため、4月中旬に内覧可能となります。

詳しくは、こちらをどうぞ。


その他、ご質問やお問い合わせがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

メール:info@heisei-shonan.co.jp
電話:0467-46-8775
担当、やなぎまで。

2014年3月6日木曜日

もう3月も半ば・・・

今年も、お正月を迎えたと思ったら・・・
あっという間に3月ですね。(^^;)

しかも、もう6日。

朝起きたらもう夜、というような生活を過ごしています。
最近、日々「起きて寝て」という感覚しか、ないんですよね~。

手塚治虫が亡くなる直前まで少年誌への連載にこだわった理由を、晩年、こう言ったそうです。

「だって、大人はすぐに死ぬでしょ!」

子供のころ、一日って長かったですよね。
小学生のころなんて、公園で遊びに夢中になりながら迎える夕方は、果てしなく長かった記憶があります。へたすると、今の一日と同じぐらいの感覚です。(^^;)

高校生のころなんて、一日をどうやって過ごすか、毎日悩んでいたぐらい。

それが、今、毎日仕事に没頭して「ハッ」と時計を見上げると・・・
短い針が午後5時を指してます。
そして、気が付けば、夜8時を「パッ」とまわり・・・
急かされるように、足早に子供たちが待つ家に帰える日々です。

こんな状況だと、すぐにお盆休みが来て・・・
あっという間に正月です。

神様と言われた手塚治虫さんも、同じ感覚だったんでしょうね。

何が違うのか??
そんなことを考える暇もなく、日々が過ぎていきます。

暇?
暇がポイントなのかな??

「暇を潰す」という言葉がありますが・・・

暇を持て余すと、時間軸は変わるのでしょうか?

そういえば、高校生の時分は、1年中暇だったな~。
暇かぁ~。

暇っていう言葉、どこに行ったんだろう?
考えてみると、もう10年以上、使った試しがないです。

大人って、そういう事なのかしら??


2014年3月3日月曜日

無垢床・リンゴア

鎌倉市玉縄のて建築中の注文住宅・・・
着々と工事が進んでいます。

ウレタン断熱の吹付が終了し、先日から、床張り開始です。


今回選んだのは、高級床材で有名な「花凛」
(カリンと読みます。)

と、行きたいところですが・・・
花凛は、希少性が高く、お値段も高い。
という事で、同じ東南アジア産のマメ科の木、リンゴアをチョイスしました。



幅3寸5分、長さ6尺の一枚ものです。
大工の井関さんが、一枚一枚張っていきます。

花凛や紫檀は、一枚ものが手に入りません。
「ユニ」という接着剤で短尺のものをジョイントした床材がほとんどです。でも、接着してある時点で、無垢とは個人的に言えないと思うのです。

偶然、商社のエフトレーディングさんから、本商品の営業を受け、その場で60坪程度、確保させてもらいました。(^^)
予定より1か月遅れましたが、倉庫で確保し続けていただき、エフトレーディングさんには、感謝です。

張り方は、ランダムです。
ウマ張り(均等の互い違い張り)が楽なので、ほとんどの大工さんはウマ張りをしますが、井関さんは黙っていてもランダムに張ってくれます。

手間が倍かかりますが、そこは当たり前のようにこだわってくれるので、頭が下がります。(^^)

何が大変かというと・・・



このように、一回、仮並べをして、色味や継ぎ目の様子を検討して、張って行く作業が増えます。
壁際はマチマチにカットする必要があり、大変です。
また、センスが悪いと、継ぎ目が横や斜めにそろってしまったり、色合わせが悪くなったりします。反りのある板やトラ目の板は除く必要もあり、床を張るだけで、1週間を要します。


メーカーや普通の住宅の場合、1尺×6尺のパネル床がほとんどです。その材料の場合は、ほぼ1日で張り終わりますので、6倍の手間がかかる訳です。

住宅の建築費用の中で、一番削られ安いのは、大工さんの手間代です。工場生産の建材であれば、大工さんの手間は半分以下で済みます。でも、仕上がりは雲泥の差として現れるのです。

しかし、価格はメーカーの方が高いという矛盾。

某建築家の先生は以前、こうおっしゃってました。
「メーカーは、4割宣伝費」

本来掛けなければならない職人の技への対価を削り、それを大規模なコマーシャルに変えて、集客するわけです。
そういえば、「保険も5割は宣伝費」と、ライフネット生命の社長が仰ってましたね。それと全く構造は同じです。

話しが脱線し出したので・・・
元に戻ります。


1Fの日当たりの無い部屋で張った後の様子を見ると・・・
花凛というより、チークに近い色合いです。

どちらかというと、花凛よりもチークの方が好みの私。
ホクホク顔です。

ところが、2階の日当たりの良い部屋で見てみると・・・



あれ、赤い!!(^^;)
花凛とチークの間ぐらいの色です。

とても、きれいですね。
真っ赤に派手な花凛にくらべて、こちらの方が落ち着いていて、良い風合いを醸し出しています。

大工の井関さん曰く
「甘い香りがするでしょ??これが花凛の特徴なんですよ。」

本当だ。
何とも言えない綿アメのような甘い香りが・・・

家中に充満してます。

オスモオイルで仕上げる予定です。
塗ったら、もう少し落ち着いた色になると思います。


その時、また、ご紹介します。

2014年3月2日日曜日

由比ガ浜の命名権のゆくえ

明日、3月3日~3月28日の間
鎌倉市の海水浴場の愛称の募集が始まります!!

対象は・・・

①材木座海岸
②由比ガ浜海岸
③腰越海岸

腰越海岸ってどこだ?
七里ヶ浜と稲村ケ崎は対象外なのでしょうか??

まあ、それはとりあえず置いておいて・・・

命名できるなんて、面白いですね。
高校とか中学で授業の一環にしたりして、盛り上がりそう。

でも、なんでも良いわけではないようです。
条件がありまして・・・


①地名を必ず入れる。
②海水浴場orビーチのどちらかを入れる。
③他の愛称と類似しないものとする。

とのことです。

それとは別に・・・

「ロゴ」も募集するそうです。

これも、美術の授業の一環にしたら、面白いな~。

4月に選定委員会を開催し、5月の鎌倉ビーチフェスタで発表する段取りです。

応募は、指定場所に設置された応募ポストに投函する方法となります。その場所は・・・

豊島屋本店・鎌倉駅店
鎌倉市観光商工課
腰越行政センター
深沢行政センター
大船行政センター
玉縄行政センター

若しくは、郵送及びメールでも受け付けるそうです。
詳しくは、下記をご覧ください。
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kankou/documents/bosyuuyoukou_1.pdf

選定委員には、中井貴一さんも加わる予定。

時間があったら、私も考えてみようと思います。

「由比ガ浜たそがれビーチ」なんてどうでしょう。(笑)
ありきたり・・・だ。

2014年3月1日土曜日

これからの家は・・・

マイホーム購入を最も考える年代は30代と言われています。

住宅市場の好景気を支えた第一次ベビーブームの方々。
団塊の世代です。
彼らが、大手住宅メーカーを支えて育てたと言っても過言ではなりません。

その後、バブル崩壊。
不景気が続く。
住専ショック・姉歯ショック・リーマンショック・震災ショック・ギリシャショックetc
様々な事件が勃発し、市場がどん底に落下しても、住宅産業が成長し続けられたのは、第二次ベビーブームの子供たちが、30代になり、住宅を買い支えたからと言われています。

私も、第二次ベビーブームの最後の年代となります。
その私が、昨日、40歳を迎えました。

第二次ベビーブーム世代を境として・・・
これから日本の人口数は下り続けるそうです。
しかも、働く世代が急激に減る傾向なのだそうです。

高齢者は、リホーム市場をにぎわせますが、新築住宅は買いません。つまり、これから住宅を買う世代は、ゆとり世代やさとり世代の子供たちとなります。

彼らは・・・

「ローンのリスクを負わない」
「高望みしない」
「賃貸で十分」
「一生ワンルームでも良い」
「実家が一番」

と、悟ってしまっている。
マイホームなんて、不要だとさえ思っている節があります。

そんな彼らに、我々、住宅産業界の小企業は、どのようにアプローチしていけば、良いのでしょう???

攻めどころは・・・

「プチ贅沢」
「趣味」

この2点でしょうか??

今までの住宅メーカーの商品は、万人向けのものでした。
無難な間取り、無難な外観、無難な仕様。
誰が住んでも、ある程度満足できるようなものが多かった。

でも、これからは、それじゃあ、ダメなんです。

趣味に特化した家!!
代表はガレージハウスでしょうかね?
でも、車ではない。
「オートバイ」「自転車」「釣り」「キャンプ」
など、趣味に没頭できる小型のガレージスペースかな。

フィギュア用のショーケースを家の至る所に配置した家。
漫画喫茶のような漫画部屋のある家。
ボルタリングが家の中で出来る家。

完全防音のオーディオルーム付なんて面白いかも。

子供部屋を考えなくても良いとなると・・・
30坪以下でも十分です。
考えは広がります。

そして、プチ贅沢。

住宅の場合、「プチ」というのが難しいですが・・・

ドアの取っ手を、真鍮する。
トイレ便器を自動開閉にする。
浴室のシャワーを、マッサージ機能付にする。
玄関のドア鍵をスマホをかざして開くようにする。
自動照明器具にする。

構想を練って・・・
今年中に、一軒・・・
「趣味のプチ贅沢をした家」
を建ててみたいと思います。

候補は、今泉か極楽寺か?

ご期待ください。(^^)