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2021年12月12日日曜日

アウトプット

人間が世界で生きていく上て
必要なものは三つある。

ピーターフランクルさんの
著書で感銘を受けた言葉です。

その三つとは・・・

「母国語以外の言葉を一つ、しゃべれること。」
「一つのスポーツに秀でていること。」
「一つの楽器を奏でられること。」

私は・・・
日本語しか知らず
楽器も触れません。
唯一、スポーツだけは得意なのですが
これでは、日本から出て
生きていくのは厳しそう。(^^;)

グローバル社会の中
英会話は必須です。
我が子たちには
大人になる前に
英語だけはマスターさせたいと
思っているのですが
これが中々難しい。

全く、興味を持ってくれないのです。

もう2年ほど
英会話教室に通わせていますが
親の無理強いとなっていて
一向にしゃべれるようになる
気配はありません。(微塵も)

先進国最下位はおろか
東南アジアの国々よりも
日本人に英語が広がらない理由を
日本の知識人はこう言います。

「島国だから」

義務教育に英語あるのに
殆どの人が英語を理解出来ない国は
日本だけだそうです。

グローバルなどと言いながら
日本社会の中で
英語を使う機会が全く無いからという
なんとも簡単な話です。

なるほど。
ここで親として「しかたない」と
あきらめてしまうのか?
でも、外国人の移民政策を
掲げる政治家も多く
これから日本にも
多くの外国人が流入してきます。

せめて英語が喋れないと
たぶん、使い物に
ならないように思うのです。

そこで、皆が寝静まった夜
ユーチューブで子供でも学べる
英会話教室を検索しているのですが
その中の一つ
Aira´s English」のお話が
刺さりました。

https://www.youtube.com/channel/UCMyKJf1YPXkCfBvwT6K0g8w

大事なのは
インプットではなく
アウトプット。


日本の教育は
学校も塾も
究極の「詰め込み教育」なので
とにかく『インプット』に重点を置いた
教育になっています。

皆、英語を話したいのに
文法や単語を覚えるのに必死。
動詞・形容詞・形容動詞?
単語帳片手に
とにかくインプットインプット。

その結果・・・
覚えては忘れ
忘れたものを覚え直し
また忘れての繰り返し。

表現する事無く
永遠と覚える作業が続くので
数か月で
覚えるのに疲れて
皆、フェードアウト。

エイラさんは「そうじゃない」と!

アウトプットに主眼を置きなさい。
そうすれば簡単にしゃべれるようになるよ。


と仰っています。

これ・・・
日本のダメな社会構造を
「アウトプット」という一言だけで
言い表していますね。

そして、この指摘は
全ての物事に当てはまります。

我々業界の宅建士も建築士もそう。

例えば、私が人生の友として
長年修行している空手は
『型論争』という争いが
永遠と続いています。

「型稽古では強くなれない」
「型は、古臭い時代遅れのもの」
「型は、無意味・不要」
と主張するフルコン空手派と

「型は、古人が残した遺産」
「型稽古を研鑽すれば、達人になれる」
「型が無い空手なんて、形無し」
と主張する伝統派。

私は空手歴30年を超えますが・・・
その間、ずっと
この争いを見てきました。(笑)

実際、どう思います?

正解は、アイラさんが仰る通り
「アウトプットした人が強い。」
という事。

どんな空手家でも
喧嘩慣れした人が一番強い。(^^;)

フルコンタクト空手歴10年で
筋骨隆々の超マッチョの人でも
一度も顔面パンチを経験した事のない人は
ハッキリ言ってとっても弱い。

逆に・・・
伝統派空手歴10年で
型稽古だけしかしない痩せっぽちの人でも
街で喧嘩に明け暮れている人は
おそろしく強い。

今「喧嘩」なんて死語となっているので
違和感ありますね?

でも、私が子供のころは
街で知らない人と目が合っただけで
殴り合いの喧嘩をしていた時代だったので
野蛮だと思われる方、ご容赦下さい。

空手もアウトプットが全て。

「覚えた技術を実際に使うこと」

それが、一番上達する。
技術を覚えるのは程々でよい。
実戦でドンドン使う。
喧嘩をしろという事ではありません。
稽古で「何でもあり」形式で
本気で殴り合っている人は
どんなに技術を覚えている人より勝ります。

技術理論だけで武装した「達人」は
喧嘩慣れした素人よりも弱いです。

「伝統派は寸止めだから弱い。」
なんていう人が今でも普通にいますが
空手の型をアウトプットして
世界最高峰のUFCでチャンピオンになった
町田龍太を知れば、きっと黙り込むでしょう。



「何事も経験が勝る」ことは
感覚的には分っていた事ですが

『アウトプットすればよい。』

という、単的な言葉で
明確にされたことに
ちょっと目からうろこ。

学歴社会、資格社会の日本。
未だに・・・
「良い学校を出る」
「資格を取る」
ことが価値化されていて
建築士や司法書士・行政書士を
「~先生」という国は
日本だけです。

また、資格を得る事が
商業化され
資格を多くとることを
生き甲斐にしている人もいます。

我々業界では・・・
●住宅ローンアドバイザー
●ファイナンシャルプランナー
●相続診断士
●敷金診断士
etc
他でよく聞くのは
●キャリアコンサルタント
●フードコーディネーター
●野菜ソムリエ
●ワインエキスパート
●食育アドバイザー
●アロマテラピスト
●心理カウンセラー
etc・・・

実務は一切せず資格だけ取る
『資格ホルダー』
なんて言われる人もいます。

各々、アウトプットしないければ
無資格者と同じです。(^^;)
また、どんなに良い大学を卒業しても
アウトプットできなければ
大事な4年間を捨てたのと一緒。

アイラズイングリッシュを見て
覚醒させてもらったかのようです。



アイラさんに感謝。

我が子供達には
上達のために
インプットは適当にして
とにかくアウトプットさせるよう
頑張ってみます。

あ、喧嘩の事ではありませんよ。
英会話の事ですので。(^^;)

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