Translate

2021年11月14日日曜日

学歴ハラスメント

「学歴ハラスメント」

という言葉があるのを
昨日、初めて知りました。

私自身・・・
学歴で差別を受けたという経験が
ありません。

もしかしたら
受けて来たのかもしれませんが
自分自身の中に
「学歴」
という価値観が皆無のため
気が付かなかったのかも。

私は子供のころ
勉強を一切せず
テストもほとんどが0点。

中学校の通信簿は
5点満点中、体育以外は全て2。
(1は出席していればつかなかった。)

中学三年生になると
進学できる高校は
「誰でも受け入れる某私立高校」か
「県下一のヤンキー工業高」しかない
と先生に言われ

片親で貧乏だった我が家は
私立なんて行けるはずも無く
某工業高校に行ったら
将来必ず道を踏み外すと
ダメ元で受けた
普通課で一番偏差値が低かった
長後高校に奇跡的に合格。

高校に入ってからは
殆ど学校に行かず
オートバイに夢中。
10段階の通信簿も全て2。(苦笑)
(1は出席が足りていれば付かなかった)

通信簿やテストは
家に持って帰る事なく
破って柏尾川に流してたという
痛い子供でした。

そんなクソガキだったので
親や先生の言うことは一切聞かず
常に遊びを自分で考え
でもお金がないので
高校一年からアルバイト三昧で
ガソリン代に費やし
バイクを自分で改造し
警察に捕まっては
改心など微塵もせず
「次はどうやったら捕まらないか」
だけを真剣に考えつづけた
青春を過ごしました。

必ず入らなければならなかった部活は
1年生の1学期で
玉拾いばかりさせられ
2年生と喧嘩して退部。
晴れて帰宅部になった後も
体育教師と取っ組み合いの喧嘩をしたり
でも、処分の話になると
退学にならないように立ち回り
出席日数が足りるように
昼から学校に行き
留年の話がでたら教師に従順のふりをし
補修はしっかりと参加したりと
悪知恵を養いました。

他校の生徒に喧嘩で負けたら
強くなるために
極真空手に入門して
日々ボコボコにされながら
稽古に励み・・・
高校3年生で進路を決める際
意を決して極真本部に連絡をし
内弟子の願書を出しました。
(結果、入寮はしませんでしたが)

親が引いたレールなんて
小学校1年生で見失い
一般社会のレールからは
つねに脱線し続けた
未成年期と言えます。(--;)

そんなこんなで
打たれ強くなり
知恵が人一倍働き
小学生時に強烈なイジメにあった経験のおかげで
人を労わることも知り
人を見る目が養われたのだと思います。
結果・・・
一般常識に捕らわれない
人間臭さ(人間力)が付いたのだと
自負しています。

高校卒業後・・・
18歳からの2年間は
某金融機関に入社し集金を担当。
その後、弁当屋の配達をしながら
空手の選手として少し活躍。
20代前半で株式会社平成に入社し
不動産業に従事しながら
24歳で「なんでも屋」を起業。
30歳で「飲食店」を一から立ち上げ
どちらも他人に譲りましたが
とても盛業でした。

大学に行かなかったから
大人になって苦労したという経験は
一度も無いのです。

逆に飲食店を経営した時は
アルバイトとして
大学生を20人以上雇いましたが
皆、口をそろえて
「将来の目標がない」
と、大学に行かず
アルバイトに精を出している姿をみて

目標が無い人にとって
大学生活は義務教育の延長でしかなく
金と時間の無駄の何物でもないなと
思ったものでした。

話が反れたので
元に戻ります。

そんな高卒の私ですが
今は会社の代表として働き
年商10億を超える会社にまで育てました。

でも、取引先で
私が高卒だと知る人は殆どいません。
だから良く「どこの大学出身ですか?」と
聞かれます。(苦笑)
その都度「自分大学です!」と答えています。

先日・・・
当社を売主とする不動産取引の契約中のこと。
某不動産仲介業者の社長と
お客様の間で
こんな会話がありました。

お客様
「こんな細かい説明までするのですか?」
某社長
「しない人も居ますが、私は丁寧に行います。」
お客様
「人によって違うんですか?」
某社長
「そうですね、会社によっても違いますし、説明する人によっても違います。」
お客様
「それは何でですか?」
某社長
「不動産業界は、他業種より高卒の人が多いからですね。」
お客様
「え?」
某社長
「学歴が低い人が多いから、低レベルなんですよ。」

その瞬間、場の空気が止まりました。

空気が止まった理由は
たぶん、目の前にいたお客様の奥様が
高卒だったのではと推測します。

同席していた私も・・・
「今時、そんなこと言う?」
「親のスネ齧って大学行った連中のほうがタチ悪いぞ?」
と、心の中で苦笑い。
笑いながら怒る人の心境。(竹中直人)

(画像はtomo2410さんより)

もし、ここで・・・
大人げなく
「俺も高卒だけどっ!」
と、私が申し出たら
騒然となった事でしょう。

「大卒なのに全然ダメダメじゃん。」
と心の中で思いながら
最後まで何も言わず、笑って済ませました。
※もしかしたらこのブログを見てるかも。
(ハラハラドキドキ)

その後・・・
ああなるほど!
これが世にいうハラスメントか!
と、一人で手を叩きました。

早速ググってみたら
何十種類もあるハラスメントの中でも
上位にくるもので
略してガクハラと言うのだそうですね。
知らなかった。

昭和世代の我々は
親や先生・先輩に殴られて育ってきました。

父親にも半殺しの目に2回ほどあい
小学2年生時分
おかっぱ頭で女の子のようだったので
「男女!」と同級生に髪を掴まれ
学校を引きずり回されたり

あまりにイジメられる息子を
不憫に思い
母親は町の剣道場に私を入れたのですが
その道場で強烈なイジメに合うという
落語のような展開。(笑)

中学の剣道部の顧問には
よく顔が腫れるまで
どつかれたな~。
当時は「戸塚ヨットスクール」が流行ってて
中学の先生もそんなノリだったと
記憶しています。

また、散々差別発言を受けて
育ってきたので
言葉に対して強い耐力があります。
「高卒はバカ!」と言われても
正直、「また言ってら~」ぐらいにしか
思わないのですが

『ハラスメント』などという
横文字が生まれた後の
平成世代の若者は
こんなことを取引先から言われたら
「訴える!訴えない!」で
大騒ぎになるのかな?

逆に自分自身が
平成世代の大卒を馬鹿にして
「学歴ハラスメントだ!」
と訴えられないよう
気を付けようと思う

頭の悪い私でした。(^^;)


0 件のコメント:

コメントを投稿