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2021年2月19日金曜日

板金の屋根

先日の地震で
仙台や福島では
ブルーシートが品薄になり
手に入れるのが
大変困難になっているそうです。

使用用途は
地震で壊れた屋根を
ブルーシートで覆うためです。

東北の多くの家屋で
また瓦が崩れ落ちました。

瓦職人が年々減っている昨今。
人手も足りず
瓦も足りず
直すのに数か月かかる。

その間、雨漏りするので
応急処置をしなければなりませんが
その応急処置に使う
ブルーシートが売り切れ。

結果、雨が降って
家の中がビッショビショ。
10年前の繰り返しです。

10年の間、多くの地域が
自然災害に見舞われました。
でも、そのたびに
同じような被害が発生します。

我が国の国や自治体は
危機管理が全くなってません。

地震があるのが解っているのだから
対策をすればよいのに。
ブルーシートを行政が備蓄してれば
良いのではないか?

それが無い。
この「過去を学ばない」という
国の性質は、どうにかならんでしょうか?

とにもかくにも
被害にあった皆さま、頑張ってください。
一刻も早い復旧を
祈念申し上げます。(TT)

ここからは、建築屋として
住宅の屋根に対してアドバイスを
申し上げます。

ここ数年の自然災害で
屋根が自損したのは
そのほとんどが「瓦屋根」です。
その比率は90%を超えるそうで
残り10%はカラーベストコロニアル等。

瓦屋根もカラーベストも
単板を重ね合わせていく工法なので
強風で捲れやすく
地震でずれ落ちる危険があります。

その危険度は
屋根材の重量があればあるほど
高くなります。

都心で一般的な住宅は
延べ床面積が30坪ぐらいです。
屋根の面積が60㎡程度。
屋根材の重量は下記となります。

■和瓦/3トン(㎡50kg)
■洋瓦/2.4トン(㎡40kg)
■カラーベスト/1.2トン(㎡20kg)

重いでしょ!!
3トンの重量物が
家の上に乗っているのです。(^^;)
そでが震度6強の地震で揺れる訳です。
そう考えると怖いでしょ?

軽いと言われているカラーベストでも
1トンを超えます。
家の上にホンダの車「フィット」が
乗っているのと同じです。

実は、多くの地震で
全く被害が出ていない屋根があります。
それは、板金屋根です。

理由は、ただ一つ
「軽量」
というところにつきます。

延べ床面積30坪
屋根の面積が60㎡程度の家で
板金屋根を葺いた場合

■板金/300kg(平米5kg)

屋根の総重量は
瓦屋根の10分の1しかありません。

また「縦はぜ葺き」などは
棟から軒先まで一枚板で貼って行くので
剥がれ落ちる事はありません。

『地震にとても強い』屋根となります。

昔の人に板金屋根と言うと
「安普請だ!!」
と、眉間にシワを寄せる方も
いらっしゃいます。(^^;)

一昔前は「トタン屋根」と言われ
とても安く
上から釘を打ち付けるだけで
簡単に施工できるので
多くの家や倉庫で使われましたが
強風で飛んだり
雨漏りをしたりと
悪いイメージが残っていたりします。

でも今、鋼板に対する塗装が
進化をし続けており
多くの日本メーカーから
様々な屋根鋼板が発売されています。

塗膜に15年の保証が付く
「ガルバリウム鋼板」や
耐食性能が飛躍的に伸び
20年以上メンテナンスフリーの
「カラー鋼板」などあり

また、工法も様々で
瓦やカラーベストよりも
高価なものも販売されています。

近年、鋼板の単価が跳ねあがり
ここ数年で40%ほど値上がりをして
高価な素材となっていますが

今後家を建てられる方は
個人的に板金屋根を強くお勧めします。

また、地震により屋根が壊れ
雨漏りをしている方。
瓦やカラーベストの補修で済ませてしまったら
また、地震が来たら壊れますので
これを機に「板金屋根」にすることを
是非、検討してください。

屋根は軽ければ軽いほど
地震に強くなります。

ただ・・・
板金屋根には
一つだけデメリットがあります。

それは「音」です。

雨が降ると
板金板に雨が当たり
「ババババッ!」という音が
室内に反響します。

これがかなり五月蠅い。

屋根板金の場合は
小屋裏に吸音性のある断熱材を使うのが
セットとなります。

当社では、吸音性がとても高い
セルローズファイバーの断熱材を
屋根断熱に採用しています。

セルローズファイバーを使うと
雨音はほどんど聞こえてきません。

屋根材に「ガルバリウム鋼板」
小屋裏断熱に「セルローズファイバー」

おススメです!

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