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2020年9月20日日曜日

長浜ラーメン

先週から・・・
JR大船駅西口にて
「九州特産展」がやっています。

緑の窓口の一画です。

何気なく前を通ってみると
こんなものが目につきます。


博多長浜ラーメン!!

このカップラーメンを見た直後
私の脳裏に、10年前・・・
妻と0歳の息子を連れて行った
九州旅行の記憶がバッと蘇ってきました。

「本場の長浜ラーメン、激ウマだったな~!」

我々が訪れたのは『元祖長浜屋』です。
http://www.ganso-nagahamaya.co.jp/



あの強烈な味・臭い・歯触り。
とても安くて、替え玉も新鮮で
安くて本当に旨かった。

豚骨ラーメンで
妻がスープまで飲み干したのは
私が知る限り
あの日だけです。(^^;)

目の前では臭いのに
口に入れるとサッパリクリーミーで
後味がとっても爽やかという
魔法のラーメンでした。

そんな至福の10年前を思い出し・・・
思わず、5個、大人買い。

そして、喜び勇んで家に帰り
晩ごはんに食べてみました。


・・・
・・・
・・・

残念。
あの・・・
元祖長浜屋の
混雑した店内の立ち食いの勢いのテーブルをはさみ
妻と目を丸くして、顔を見合わせた感動は
0.1mmもありませんでした。

一口食べて、「騙された!」と
本気で残念がって、地団駄を踏む私。
それを見た妻・・・
小声で一言。

「所詮、カップラーメンでしょ。」

仰る通り。
大人げないとはこの事です。

でも、このカップラーメンのおかげで
忘れていた過去の幸せを
思い出すことが出来ました。

ああ、また食べたいな~!!
本当に旨かったな~。(TT)

2020年9月19日土曜日

建築家が手掛けた鎌倉終の棲家

一級建築士事務所アトリエI´s
建築家の伊藤誠康先生が基本設計を手掛けた
鎌倉市常盤で建築中の「終の棲家」第2弾。

昨日、外部足場が外れました。



本物件は建売住宅ですが
建築前から購入者が決まっており
今日は、内装のお打合せに
お住まいの東京から
お客様がお見えになりました。

渡り廊下のある家です。



目隠しの縦格子は
ウェスタンレッドシダー張り。
建築家の伊藤先生と
大工の遠藤さんで
現場で打ち合わせして施工しました。



実はこの格子・・・
紆余曲折ありまして・・・

先週の休日の水曜日。
午前中の仕事を片付けて一息入れようとした時
大工の遠藤さんから
「材料が悪いけど、どうする?」
と、電話があったんです。

私「そんなに悪いの?」
遠「節が多くて、たぶん柳さんが見たらダメって言うでしょ!」
私「材木屋には上小節より少し悪めと聞いてたけど?」
遠「いやいや、普通の節ありより悪い。」
私「話が全然違うけど。」
遠「材料屋に確認したら、柳さんがOKしたの言ってる。」

そんなやり取りをしてても「らち」が明かないので
遠藤大工が写真を送ってくれました。



確かに節が多いな。
再度電話。

私「そんなにひどくないんじゃない?」
遠「いやいや、かなり酷いよ!」
私「写真見るとさほどじゃないけど。」
遠「もう一枚送るよ。」

で、送られてきたものが・・・



こりゃ、アカン。
上小節どころか、多少節ありでもなく・・・
色も悪く、黒ずんでるのは荒木じゃん。

しかも、グワングワンに反ってるね。
写真だけ見ても、矩が全く通ってない。

遠藤大工に折り返し電話をし
「こりゃダメ、使わないで!」
と話し、返す刀ですぐに材木屋に電話。
「現場に入ったレッドシダーが酷いよ!!」
とクレームをいれて
「これじゃ、金払えない!」
「至急、持って帰ってほしい。」
と、喧々諤々。

その電話が終わったら
すぐ遠藤大工に再電話して
私「違う材料屋に当たってくれない?」
私「レッドシダーの上小節か節無しを探してほしい」
遠「木目?正目?金額は?サイズは?」
私「もう、全部任せる!!」

すると、遠藤大工
その日のうちに他の材木屋に行ってくれて
次の日・・・
先の写真どおり、きれいに仕上がりました。(^^;)

レッドシダーの無節ですね。

大工の遠藤さんのおかげで
酷い仕上がりが寸止めとなり
とても上品に仕上がりました。

感謝。(^^)

後日、材木屋と喧々諤々やり・・・
すべて持って帰ってもらったのは
言うまでもありません。

さて、話を戻します。

本物件をご購入されたのは
外国人の方。

伊藤先生の図面に一目ぼれしていただき
建築前にご購入して頂きました。
あと、1カ月で引き渡しとなります。

今日は、室内左官の色の打ち合わせをして
その後は、各工事の見学と相成りました。



お二人とも
タイル職人の大河原さんの仕事に
目を丸くしてます。



キッチンは、壁も床もタイル。
ちなみに・・・
すべて、ご主人様と奥様がチョイスされた
タイルとなっています。

この物件は建売住宅ですが
お客様のご希望で
ほぼ「フル注文住宅」のように進んできており

下駄箱やパントリーは
すべてご主人が絵をかいてきて
「こんな感じに仕上げてほしい」
と御要望を頂きました。

キッチンや洗面もすべて
特注オーダー品となっています。

現在、仕上げ工事の佳境に入っており
引き渡し日に向け、現場はスッタモンダです。
そんな中でも、職人方ひとりひとりが
丁寧に仕事に向き合ってくれるので
良い家に仕上がりそうです。

つづく

2020年9月18日金曜日

O様邸、上棟!

天気が安定せず
熱帯雨林のような日が続いた先週。

今週も天気は不安定で
週間天気予報は、ほとんど傘マーク。
でも、雨予報の日に「カッ」と晴れて
晴れ予報の日に「ドドドッ」とスコールが降ったり
外装工事泣かせの9月となっています。

昨日は、数日前まで雨予報でしたが
当日、見事に外れ晴天。(^^;)

おかげで、無事「上棟」を迎えることが出来ました。


場所は、北鎌倉某所です。
総面積約32坪の「ペット共存住宅」となります。

夕方に施主様にお越しいただき
上棟式。

棟梁の井関さんとお客様にて
建物をお清めしていきます。


お塩とお米を持って、お酒で清めて
神様に建築の無事を祈ります。



来年の1月を完成目標として
また一つ新しい
家族の生活を守る「箱」を
造っていくこととなります。

この箱が・・・
O様の人生に花を添えてくれる
「玉手箱」になるよう
これから約4カ月
また、一から
一つ一つ頑張って参ります。


2020年9月17日木曜日

ベルアート

注文住宅「S様邸」の外壁ですが
数週間前、このブログで
「仕上がりをご紹介する」と話をして
すっかり忘れていました。

塗装前、お客様は仕上げ色を
「グレー」にしたいと決めていました。
それに合わせてサッシはブラックを取り付け
その後、色見本を手に悩みに悩まれ
「ダークグレー」に変更となり
ほぼそれで決定していました。

でも・・・
建物形になるにつれて
「暖色の方が良いかも。」
と心映りがあり

塗る直前まできて
色見本で現場打合せとなりました。


最終的に取ったサンプルは・・・
下記写真左から

ジョリパット/T5022(アイカ工業)
ジョリパット/T4016(アイカ工業)
ベルアート/AC-1363(エスケー化研)
ベルアート/AC-1982(エスケー化研)
ベルアート/AC-2156(エスケー化研)
ベルアート/AC-1341(エスケー化研)


左がグレー寄りで右がベージュ寄り。

さて、何色になったでしょう?
完成写真がこちら!!


こげ茶色で完成です!
塗ったのは・・・
エスケー化研のベルアート「AC-1363」

写真では赤っぽく見えますが
実際はもう少しシックな様相となっています。

塗り方は、カタログの「プレスL」に近いです。

昨日、お引渡しが終わり
本日、お引越しとなります。

建物内部の写真を紹介しようと思いましたが
完成が引き渡し日ギリギリとなり
バッタバッタの中
ガッツリ「撮り忘れ」ました。(TT)涙

ちなみに内部は
住宅雑誌に見開きで載って
他の建築家が建てた家と並んでも
見劣りしない家となっています。

この家で、今日から新しい生活が始まります。

お住まいになられるご家族の
これからの人生に寄り添い
手助けしてくれるような家となるように
最大限努力しました。

これから良い生活が送れると
確信しています。

末永く、ご家族を守ってくれますよう
家にお願いをして
お引渡しとなりました。

2020年9月14日月曜日

ブロック左官仕上げ

 不動産業界は水曜日が休みです。
昔からの慣習で
水曜日は「契約が水に流れる」から
休みとされています。

でも、今週の水曜日はお引渡しが2件あり
私は休日返上。
数年前までは休みなくそのまま働き続けたのですが
今は、体力がもたないので
昨日、代休をとりました。(^^;)

ご迷惑をおかけしました。

といっても・・・
やる事は一杯あり
休みなのか仕事なのか
結局解らない一日となりました。

お引渡しマジかのS様邸にて
朝8時半からリペア工事。
さらに、雨続きで進んでいない
外部ブロックの左官工事。

土曜日、急きょ左官屋さんにお願いし
普段は行わない
日曜日の乗り込みです。

その施工打ち合わせに・・・
朝一、現場に向かいます。

でも、せっかくの休みなので
社会科見学ということで
息子と娘を連れて
朝8時、3台の自転車で
現場へLet go!

現場では、すでに左官工事が始まっています。


下塗りのモルタルは3日前に行っており
中塗りを塗料で行い
仕上げ塗りまで今日行います。

左官職人の仕事に
子供達は目を丸くしてます。


「俺もやりたい!」
「私もやりたい!」
「すげ~!」

プロの鏝捌きをみて
とてもカンシンしています。
「関心」「感心」「歓心」
どの漢字でも当てはまりそう。

中塗りして、上塗り。



上塗りしたら、模様を付けるため
木鏝で抑えていきます。

つまり、工程として・・・
下塗り・中塗り・上塗り・仕上げ塗りの
4工程となります。

一般的な外構の場合
下塗りはせずに仕上げ塗り1発で
塗ってしまうケースが多いですが
それをやると
ブロックの継ぎ目が透けたり
割れたりします。

ここまですれば、
とてもキレイなんです。



左官屋さんと打ち合わせをして
室内に入りリペア屋さんと打ち合わせ。

打ち合わせに夢中になっていると
子供達が「腹へった」というので
時計を見ると、午前8時45分なり。

「モスバーガーが食べたい」
と、ピーチクパーチク言うので
自転車を漕いで
大船駅東口へ向かいます。

モスバーガー大船店に到着するも
「開店10時」
と入口に書いてあり、撃沈。

しかたなく、近くのファミレスへ!
モーニングを食べて
その足で、また現場に戻ります。

時計の針は、午前10時半。
リペア工事は、まだ真っただ中ですが
外部ブロックはきれいに仕上がっていました。

そうなると・・・
通行する人が心配。
「触ったら、べったりと塗料が付く」
「触られたら、塗り直し」
さて、対応が必要です。

そこで、子供達と会社に自転車で向かい
事務所で張り紙を作り、フィルムで覆い
現場に持っていくことにしました。

午後11時過ぎ、現場に戻り・・・
張り紙設置!



せっかくだから・・・
子供達にも一枚づつ書かせて・・・
貼ってみました!!



面白いですね。
こういうのって、人の性格が
出るモノなんですね。(^^;)

どちらが息子が書いたもので
どちらが娘が書いたものでしょう?

結局・・・
この後、家に帰り・・・
昼食後、2度現場チェックに来たので
ほぼ丸一日、仕事と相成りました。(苦笑)

でも、私は子供達と
丸一日一緒に行動できたので
大満足の一日となりました。

今後、月一回でも・・・
仕事に子供を帯同させようかしら?

社会勉強に物凄く良いですね!
親が何をしてお金を稼いでいるのか。
それを知るのって
とっても大事だと痛感しました。

「子連れ狼」ならぬ
「子連れ工務店」なんて
許されるかしら?

ダメかな、やっぱり。(^^;)