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2020年2月2日日曜日

いい家族が危ない

引きこもりの民間相談援助機関
「子ども家庭教育フォーラム」
を主宰されている
富田富士也さんのコラム。

以下、東京新聞から転載。

「何年も家の玄関から出たことが無い。」
「何年も風呂にも入っていない。」
そういった成人の相談を
受ける機会が多くあります。

親や家族の見立てでは
「病気」か「怠け者」のどちらかです。

しかし私の関心は
家庭の子育ての環境に向きます。

核家族で
経済的に安定し
親の学歴も高く
友達は家庭で満ち足りている。

今風に言えば
「リッチな親と子」です。

さらに
家庭は平和で穏やかで
喧嘩もしたことが無い。

だから・・・
喧嘩しても
仲直りにたどりつく「術」が
見つからないというのです。

そのため
一人一人が「いい人」になる事で
ストレスを溜め込んでいく。

当たり障りのない
穏やかで
良い家族が危ない

これが私の実感です。

私は、複雑な家庭環境で育ちました。
それだけに
引きこもる子供や親の心境を聞くと

「けんか即決裂」
「自分の意見を譲ったら敗北」

という彼らの思いに

「そうでもないよ。」

と声を掛けたくなってしまいます。

以上(抜粋)

喧嘩もしたことが無い家庭に
引きこもりの事案が多いそうです。

引きこもりとは
自己主張ではあるが
内面は
「人と触れ合いたいが触れ合い方が分からない。」
という一点なのだとか。

今まで、良い家庭の中で
良い子供でいるために
自制をして育ってきたので
自己主張することなく

すべてを勉強という「安全地帯」に逃げ
塾や受験に日々を費やして来た人が多い。

成人になると
その安全地帯が突然、消えて無くなる。

すべての拠り所となっていた
「受験」「勉強」
を失い、突然目の前に広がる自由に
「藁をもつかむ」状態になる。

だが、その藁が見つけられない。

親でも
同僚でも
上司でも
彼女でも
趣味でも
目標でも
結婚でも
子供でも

少しでも寄り添うものが
あれば良いのだが

それを見つけられない人は
広い社会の海原で溺れる恐怖感に
耐えられず、引きこもる。

つまり・・・
ひきこもりは「自己防衛」なんだと。
自分で処理しようという自制の極限なんだと。

ただ、それでも人とは関わりたい。
他人と共感したり共有したい。
それがインターネットやオンラインゲームであり
新しい安全地帯となってしまう。

富田さんは
ひきこもりとは
「子供が成人として、人と直に触れ合う事への戸惑い。」
だけなんだと仰る。

病気では、決してない。

一人でも生身の人間がその「戸惑い」に寄り添い
「他人に己を否定される」という
恐怖心や不安心を取り除いてあげれば
引きこもりは脱却できると
仰っています。

子どもには、喧嘩をさせましょう!!
友達同士の小競り合いや
言い合いの喧嘩は
とても大事なんですね。

そして、子供のころから
社会に触れさせること。
そして、世界を見せてあげる事。
これが親の役目ですね。

やはり、日本がこれほど歪んでしまったのは
受験というシステムが諸悪の根源なのかな。
そして、その受験を食い物にする
大人たちが悪いのか。

勉強なんて、大人になってから
いくらでもできます。

子供達が自然と触れ合い
遊んで遊んで、遊びまくれば
今みたいに環境に無関心な若者たちが
生まれてくることは無いと思うのです。


2020年2月1日土曜日

レブル250にタコメーター

バイクの話の第3段です。

興味のない方には
全く響かないお話となりますが
再度、ご容赦ください。

レブル250には
タコメーターが付いていません。

デジタル型のスピードメーターと
その中に

「ニュートラル」
「燃料計」
「ウィンカー」
「走行距離」

がデジタル表示されています。
で・・・・
なぜ、タコメーターが付いてない?

しかもハンドルの芯に
大きなスピードメーターが
デンっと付いているので
なんともダサく思う。

ということで
タコメーターを
取り付けることとしました。

ナップスで相談すると
デイトナ製であれば
問題なく付くとのこと。

デイトナ「VERONA」
ベローナ電気式タコメーターです。

https://www.daytona.co.jp/products/series-S02499-genre

60パイの大きめのものと
48パイの小さめのものがあり
60パイの物が売れ筋。
48パイは在庫が無く
注文となるそう。

ネットで他の人の
カスタムブログをみると
殆どの人が
60パイを付けてます。

でも直径6cmのタコメーターは
デカいですよね?
個人的に4.8cmの小型が良い。

ただ、48パイの物には
パルスジェネレーターが
付いていないので
別途必要となります。

さて、どうやってつける?
ナップスの担当の方に
「任せるので、カッコよく付けてください」
と、お願いしてみると・・・

メーカーのデイトナに電話をしてくれて
色々と考えてくれました。
そして購入したのは・・・

①タコメーター
VELONA 電気式タコメーター(パルスジェネレーター無し)
9000rpm ブラックボディ 3色LED(#91675)
https://www.daytona.co.jp/products/single-91675-genre

②パルスジェネレーター
#92333
https://www.daytona.co.jp/products/single-92333-genre

③取付金具
Nプロジェクト「汎用クランプ」
ビレットハンドルクランプ φ25,4/M8 ブラック
https://www.nproject-jp.com/products/p624d497e/

その他、ボルト類です。
取り付け作業は7500円也。
半日預かりで完成。



どうです?
やはり、針のメーターが
バイクには似合いますね。



右についているのは、
前所有者がつけたシフトインジケーターです。
右に付けたかったのですが
干渉するので、左に設置。



サイズ感もいいですね!!
設置位置も、私の希望通り。

レブル250の最高回転数は
9500rpmとのことですが
8500回転でエンジンが悲鳴を上げるため
メーターを振り切ることは無いでしょう。

それにしても・・・
上手く付けたな。



個人の方のカスタムブログでは
自作で「ライザー」に噛ませたりして
取り付けている方が多いようですが
ナップスの担当の方は
「それは、かなり危険!」とのこと。

よって、ハンドルのライザーの横に
直接取り付けてあります。


クランプもブラックなので
目立ちません。



裏は六角止めですか。



大満足の仕上がりとなりました。

お話では、とても大変な作業となり
バッテリーまで新しい配線を回したとのこと。
ご苦労様でした。

ついでに・・・
身長158cmの妻曰く
「クラッチが遠くて握れない」
というので
 アドバンテージのホンダ汎用クラッチレバー
のショートタイプも取り付けてもらいました。


ゆび一個分、近づきました。



ナップスさん、お世話になりました。

また、何かあったら相談に来たいと思います。

2020年1月31日金曜日

レブル250にSP忠男

バイクの話のつづきです。

興味のない方には
全く響かないお話となりますが
何卒、ご容赦ください。

さて、レブル250の中古を
ヤフオクの個人間売買で
手に入れて
早速、自分色に染めていきます。
(と言っても妻のバイクですが)

まずは、マフラー。
レブル250のノーマルマフラーは
とにかく・・・ダサい。



子供が持ち歩く
水筒のようなモノが
ボンと付いており
音も「ホンダどうした?」
と思うほど
味が無く、静かすぎる。

「バイクの魅力は?」
と聞かれたら
私はいの一番に
「排気サウンド」
と答えます。

音は、バイクの命です。(個人的に)

でも、ただ音が大きいだけではダメ。
程良く「心地よい音」でなければならず
さらに、細かいアクセルワークに
呼応しながら
しっかりと吹け上がる必要がある。

レブル250の社外マフラーは
さほど種類が出ているわけではなく
認可品で私が見つけたのは
約5種類ほど。

その中で選んだのが、これです。


SP忠男「POWERBOX」
パワーボックスサイレンサー
です。

元々、POWERBOXパイプ(耐熱ブラック)
が付いていた車体ですが
サイレンサーはノーマルでした。

スリップオンのサイレンサーであれば
好きなものが付けられます。

最終選考に残ったのは
SP忠男の他に

①モリワキエンジニアリング
「ネオクラシック」


②オーバーレーシング
「SSメガホンマフラー」


ただ、ネット上では
モリワキのネオクラシックの評判が悪い。
すこぶる悪い。
という事で、排除。

オーバーレーシングのSSメガホンは
恰好が良く、価格も安い!!
これに決定か?と思いましたが
音がだいぶ大きいよう。

どちらにするか悩みましたが
SP忠男の決め手は、これです。
https://sptadao.com/chu/category/rebel250/

パワーボックス開発者の
計画~開発~完成まで道のりが
手に取るようにわかるブログ。

そこに、日本人の職人気質を見たのです。

ナップスで特売をしており
52000円で購入。
2800円の取付代を払い
その日に取付。



う~ん
カッコ良い!!


パワーボックスのエキパイ&ノーマルマフラー
の車体を埼玉~神奈川まで
高速から一般道まで運転して
持って帰って来た私。

その感想は正直
「ちょっとドン臭い。」
というものでした。

過去、カリカリにいじった
V-MAXに乗っていた私ですから
250ccの単気筒を
そう感じても仕方ないかなと思っていました。

それが・・・
SP忠男のサイレンサーに取り替えて
ひと乗りした後の一言。

「全然違うぞ!」
「こりゃ、別の乗り物だ!」

乗っていて楽しい。
そして、心地よい。
アクセルが気持ちよく開ける。

音も静かながらトルクフルで
アクセルレスポンスも全然よくなった。

もし・・・
レブル250のマフラー交換を
考えている方がいたら
絶対、SP忠男のパワーボックスに
した方が良いと思います。

超絶、お勧めです。
SP忠男さんの開発ブログ、そのままです。
嘘偽りが微塵もありません。

ちなみに・・・
マフラーを変えたら
この角度の写真が一番良くなりました!!


2020年1月30日木曜日

レブル250

去年の11月に
ちょこっとご紹介した
オートバイ「レブル250」
http://heisei-shonan.blogspot.com/2019/11/blog-post_23.html

実は・・・
ブログに掲載した後
気になって気になって
仕方がなくなってしまい
密かに購入の検討をしてたのですが

新車だと乗り出しで60万円以上。
程度の良い中古車も
乗り出しで55万円前後。
う~ん、高い。

個人的な感覚(昭和的な)では
250ccのバイクが
50万円を超えるなんて
どうしても納得ができないのです。
(^^;)

グーバイクなどで
中古のレブル250を検索すると
殆どが50万円以下なのですが
掲載価格は全部「整備費別途」となっており
45万円の車体でも
整備費等が別途6万円前後かかり
総額が50万円を超えます。

これ、いわゆる「二重価格」です。

我々が扱う「住宅」でも昔は
販売価格3980万円(税込)と書いてあり
広告の説明欄に小さく
「別途設備負担金30万円」などと
よく書いてありましたが
今では、公正取引協議会が規制しています。

よって、不動産売買では
「別途費用は売買金額に算入しなければならない」
となっています。

野菜や魚を買うのに
「別途加工代」なんて絶対無いでしょ?

なぜ、バイクや車だけ
それが許されるのでしょう?
しかも、その整備費が業者によって異なる。
3万円だったり10万円だったり。
買う側が、混乱します。

辞めません?これ。
なぜ、辞めないのかしら?
納得いかないのです。

話が大きくそれたので
元に戻ります。

安いバイクを見つけては
「整備費」に頭を抱え
1カ月が過ぎました。

年末が近づいた深夜。
布団の中で寝ぼけながら
ヤフーオークションを見ていたら
発見!!

妻が以前、このバイクを見た時
「黄色が可愛い」
「ハンドルが遠いな」
と言っていたのですが
その黄色の車体で
ハンドルが交換されている
走行距離が少ない
レブル250の個人出品の
新規出品です。

オークションの場合
個人出品は
整備費等はありません。

しかも通常の廃車売買ではなく
名義変更取引ができるため
自賠責保険も引き継ぎ
新規加入が不要です。

価格は、42万円!!

42万円ぽっきりですよ。
相場より10万円安い。

「う~ん」
「もっと値段は跳ね上がるな~」
「最安値という事は絶対無いな」
「でも、ダメ元で入札してみるか」

落札できないという前提で
ポチッとボタンを押したんです。
もちろん、妻には内緒です。

すると、どうでしょう。
1日経ち、2日経ち・・・
私の他に・・・
だれも入札しません。(^^;)

そして最終日の午後11時。
なんとそのまま・・・
最安値で入札成立と相成りました。

マジかっ!!
心底ビックリ。
そこで妻に初めて告白すると
妻、第一声は「マジかっ!」

それが、12月27日のことです。

新年が明けて早速、車で埼玉へ。
出品者のご自宅で車両を確認し
その場でお金を現金で払い
鍵と書類を受け取り
3時間掛けて、私が運転して帰宅。

次の日、横浜の陸運局に行き
名義変更手続き。

その場で新しいナンバープレートを受け取り
はれて・・・
妻の新「愛車」となりました。


全所有者がすでに・・・
■エキパイ/SP忠雄パワーボックスパイプ
■バックレスト/ハリケーングラブバー バックレストHA6410B
■バックサポート/DAYTONA サドルバッグサポート
■ハンドル/ハリケーンHB0264B 
■ハンドル/ウェイトバランサー
■グリップ/デイトナプログリップ
■サイドバック/デグナーNB-148
■USB/ニューイングUSB電源
■インジケーター/Alproシフトインジケーターギアポジション
■タコメーター/KOSOコンパクトデジタル
■スクリーン/ワールドウォークWS-26-1LS

と、10万円を軽く超える
カスタムがされている車両です。
しかも、ピッカピカ。
傷一つない。

これは、お買い得でした。
こんなところで運をつかって
大丈夫だろうか?

写真は、ノーマルマフラーを
私が新しく
「SP忠雄パワーボックスサイレンサー」
に取り換えた後の写真です。

跨った妻の感想。

「足つきが凄いっ!」
「軽いっ!」
「乗りやすいっ!」

158cmの妻でもベタ足。
「こりゃ、立ちゴケしないわ!」
と満面の笑み。

イケメンの不倫相手に跨がり
ご満悦です。(^ー^;)

つづく


2020年1月28日火曜日

尺度

作家?数学者?の
森田真生さんのコラムが面白かったので
東京新聞より転載します。

小さな子供は
財布など持たずに
外の世界に飛び出していく。

彼らは
誰のものでもない
落ち葉を拾い
真っ赤に実った果実を摘み
まん丸の石ころを掴み
川の透明な流れに
身を乗り出してのぞき込む。

彼らの世界の境界の無さは
見ている親をハラハラさせることもある。

「その木の実は
お隣さんのものだから
勝手に積んではいけないよ。」

「そのお寺の小石は
無断で持ち帰ってはいけません。」

「買わないものには
触らないの!!」

大人の世界では
あらゆるものが
誰かのモノとして囲い込まれている。

誰かのモノを
自分のモノにするためには
正当な対価を支払う必要がある。

だから大人は
出かけるときには
財布を忘れてはならないのである。

財布が無いと出かけられないのは
地球上でも
人間だけだろう。

セミは木に止まる前に
木の「使用料」を心配していない。
ミミズは土中で眠るために
土の「宿泊料」を支払う必要はない。

自然は、お互いに分け合い
与え合っている。

大自然においては
全てが等しく
誰のものでもない。

これを
価格という一つの尺度に染め上げ
所有の権利を争い合っているのが
人間という
不思議な生き物である。

人間は、引き返すことが
できないのでしょうか?

人が作り出した機械が
人工知能を与えられ
人の価値観だけで
すべてを判断するようになると

自然は、やはり失われていく一方で
より一層、人と自然が敵対していく。

そして、人工知能が
人を凌駕するようになると
もう、人間は・・・
自然を取り返すことが
出来なくなるなるのではないか?

そんな気がして
なりません。