黙とう。
8年前に犠牲になった多くの人々へ。
お悔み。
残された多くの遺族の方々へ。
応援。
故郷を汚染され、帰れない方々へ。
震災の被害にあわれた皆様のように
常人とかけ離れた経験をされ
人の死に向き合いながら
自らも大病を繰り返してきた
歴史学者の清水透さんの手記の一節を送ります。
異文化社会の現地調査は
緊張の連続だ。
病気にかかっても気づかないことがある。
肺結核に肝炎。
帰国後の健康診断で判明したが
すでに自然治癒していた。
日本に戻れば戻るで
様々な雑務や締め切りに追われ
ストレスの原因となる。
メキシコ調査から帰った半年後
突然、心筋梗塞の発作が起き
私は、緊急医療センターに運ばれた。
しかしあまりにもの苦しさに
自分の命の限界を悟る。
妻と息子への遺言を医師に託した直後
一気にすべての苦しみから解放され
「雅」(みやび)
という字がぴったりの品の良いベージュの世界へ。
そこに・・・
これまた品の良い
薄いピンクの霧氷が
キラキラと舞っている。
霧の奥へと
白い石畳が続いていた。
この間、約4分。
高圧電流のショックで息を吹き返す。
死の直前の世界。
あの麗(うるわ)しさ。
あれなら死も怖くないと思わせる・・・
貴重な臨死体験だった。
それから一年後。
幸運にも肺がんが見つかった。
「お、ついに来たか」の心境。
でも、進行の早い肺腺ガン。
とあれば、時間との勝負。
告知されたその場で迷わず手術の日程を決めた。
入院の朝。
妻の運転する車から流れるのは
イルディーヴォが歌うソロ
(Michelle Kaiserさんのユーチューブより)
その歌詞は
「僕は死にそう、僕は死にそう、たった一人で~」
よりによって、この詞が丁寧に4回も繰り返される。
「お前、わざとかけたなぁ、この曲!!」
「そ、そんなぁ~」
と、二人ケラケラ笑いながらの入院となった。
※東京新聞「インディオの村通い40年」より
この手記は、あまりにも壮絶なもので
その人生を歩んできた清水さんのお話に
日々、引き込まれます。
清水さんの経験された
死の世界。
死後の世界といえば、丹波哲郎さんが有名ですが
やはり、あるんですね。
そして、その世界は・・・
全ての苦しみから解放されるのですって。
それを知るだけで
残された方々の苦しみは
ほんの少しでも楽になるのではないでしょうか?
合唱。
歴史学者清水透さんが東京新聞で連載中の
「インディオの村通い40年」という手記にて
こんなことをおっしゃっていました。
(※筆者は白血病で娘さんを失くされています。)
あの時の娘の表情。
あの時の娘の一言。
そんあ些細なことを巡る記憶が
僕と妻でズレることがある。
「そうかなぁ?あの時は・・・」
と僕が疑問を口にすれば
妻の心は傷付いてしまう。
逆の場合もある。
過去の記憶は
それが事実であるか否かを問わず
一人ひとりの記憶の布に
一本の糸として織り込まれ
今を生きようとする(我々の)
それぞれの心の支えとなている。
相手の記憶をそっと思いやるゆとり。
それがなければ
記憶のズレで家族に隙間風が生まれる。
次第に家族で思い出を語ることを
躊躇(ためら)うようになってしまうのである。
この記事を読んで私・・・
「夫婦のあるあるだ~。」と、笑いました。
我が家でも、ひょんなことから
子供たちと思い出話をすることがあります。
妻と出会った時の話や
息子が生まれた時の話。
でも、その中で私が語る記憶に対し
妻は・・・
「いや、それは違う。」
「私はそんなことしてない。」
と、強く言い返される事があります。
ここで、私が言い返すと
妻は、明らかに機嫌が悪くなります。
逆に、自分の記憶を否定された私は
自身を否定されたようで
やはり、気分を害します。
こんなことを繰り返してきたので
私が妻にじかに思い出話をすることは
殆どありません。
妻も同じだと思います。
でも、そのすれ違いは
我が家だけの話だけなのではなく
どこの家庭でもそうなんですね。
清水さんのコラムでそれを知って
目からうろこです。
相手の記憶を思いやる心。
なるほど。
必要ですね。
思い違いでもなく
記憶違いでもなく
その人の中に生き続けている過去なんです。
生きているのだから
姿かたちを日々、変えていくわけです。
それを否定されてしまっては
人は傷つき、その過去も死んでしまいます。
記憶を思いやる。
簡単な言葉ですが・・・
物凄く、人として勉強になりました。
ありがとうございました。(^^)
今年の2月から
サイディングメーカー大手「ケイミュー株式会社」が
外壁材・屋根材・雨どい・内装材等を
15%値上げしました。
・人件費の高騰
・資材の高騰
・物流の高騰
・エネルギーの高騰
それらが理由ですって。
キツイですね。
本当にキツイです。
当社住宅のサイディングはケイミューです。
直撃です。
でもね。
零細ながら・・・
一企業として思うのですが・・・
一気に15%の値上げって、ありなんですか?
今まで原価70万円で買えたサイディングが
31年2月から突然80.5万円になるのです。
その異常さが分かっていただけると思います。
このブログで随時紹介してきましたが
住宅に関する建材が軒並み値上げしています。
しかも、皆、足をそろえるように
一気に10%を超える値上げ。(TT)
アルミサッシ大手のLIXILやYKK
住設大手のパナソニックやTOTO
建具大手の大建工業や永大産業
その他、100社を超えるメーカー、ほとんど値上げ。
我々のような地場工務店が
家を1棟建てるのに
原価800万円前後の材料を購入しています。
15%値上げは、材料だけで120万円の原価UP。
(※基礎工事のコンクリート・鉄筋別途)
その他の費用は、殆どが職人さんの手間代となります。
その人件費も右肩上がりで上昇中です。
この状況で・・・
我々のような小さな建売業者は
パワービルダーにどうやって立ち向かえばよいのでしょう?
パワービルダーとは、年間何万棟も建てる建売業者です。
問屋を通さず大量に仕入れるため、原価コストは我々の半分です。
バブル期のように景気が上向いているのであれば
何の心配もありません。
住宅が高くなっても、売れれば問題ないのです。
でも、全く好景気は感じられません。
実質景気が上がっていないので
お客様の「建築費」の認識は、ここ数年全く変わっていません。
しかし、実際にはここ2年だけで200万円超も上がってる。
そのギャップは・・・
零細企業には、ものすごく深刻です。
当社には今でも普通にこんなメールが来ます。
「平成さんの仕様で1500万円で注文住宅を建てたい。」
話をお伺いすると
「面積30坪切るから、できるでしょ?」
と、おっしゃられます。
私の感覚では、1500万円(税込)で家を建てられたのは
消費税が5%だった当時の話です。
申し訳ありませんが
今、本体だけで1800万円(税込)でも厳しいです。
地場の工務店さんは、皆、悲鳴を上げています。
ギャップを埋められず、四苦八苦。
でも、安い仕事をうけないと潰れます。
会社を回わすために無理にお客様を取る。
完成してみたら利益ゼロなんていう事もよくあるのです。
負のスパイラルです。
一般の建売業者さんも、建材の値上げを吸収できていません。
建売の相場は2~3年変わっていないため
単純に原価がUPした分、利益が減っていく。
当社もその状況です。
10年先を見据えて生き残っていくには
どうすればよいのでしょう?
真剣に考えても、答えが出ない状況です。
まあ、頑張るしかないのですが
あまりにも資材高騰の勢いがすさまじく
愚痴しか、出てこないのです。(^^;)
2月~3月の時期、内科はどこも大混雑。
2時間待ちは当たり前。
JR大船駅には内科がいっぱいあるのですが
どこもかしこも人が溢れかえって、凄い状況です。
すでに3ヶ月目に突入した私の病気。
「副鼻腔炎」と「気管支炎」と「中耳炎」が
私の体の中で、大繁盛営業中です。(^^;)
3つのうち、中耳炎が一番しんどいのですね。
耳の中に副鼻腔炎の膿が溜まってしまい
耳の中でたぷたぷして、音が聞こえない。
自分の声も相手の声も頭蓋骨に反響し
コンサートホールのように籠ります。
これらがどうやら三半規管のバランスが崩ずすようで
めまいや頭痛を併発させます。
ただし、副鼻腔炎が治らないと
この中耳炎は治らない。(TT)
2月初旬にS耳鼻咽喉科クリニックに診察してもらいましたが
1時間半待ちで、診察はたったの1分。
先生は私の目を一切見ず、説明もほとんど無い。
質問をしたら、鼻で笑われて終わり。
吸引(ネブライザー)をして、薬を処方され
あっというまに追い出された感じ。
「こんな医者は二度と行くか」
と、憤怒した私。
でも、日に日に悪化していくので・・・
2月中旬にH耳鼻咽喉科クリニックに行ってみました。
郊外にあるから空いているかと思ったのですが
なんと、2時間待ち。
そして、ここでも診察は、たったの1分。(号泣)
鼻の中を見て、耳に風を当てて、ネブライザー。
ここでは、弾丸ごとき早口で病名と症状を告げられ
特に写真も見せられず、自分がどういう状況かは
正確に理解することが出来ませんでした。
・抗生物質
・鼻水をサラサラにする薬
・痰を出しやすくする薬
を一週間分処方され
「とりあえず飲んでみて1週間後また来てね。」
と、ベルトコンベアーのように追い出されました。
1週間薬を飲み、全く症状の改善は無し。
さすがに、また2時間並ぶ気力も時間も無い。
ということで、自力で直そうと再度決意するも・・・
辛い。
とにかく辛い。
妻に相談をすると
「ママ友の間で、岩武耳鼻咽喉科医院の評判が良い」
と言うので、3月初旬の休日の午後3時ごろ
行ってみました。
(上記をクリックするとWEBサイトへ。)
この治療院が良かった。
凄いのは、待たなくて良いという事。
受付さえすれば、家に帰ってもOK。
WEBサイトのトップページで
呼び出した受付番号をリアルタイムで表示。
初診の私、受付をして整理券は「49番」。
現在「10番」の人が診察中と待合室に表示されており
私の前に39人居るのが一目瞭然。
窓口で「だいたい2時間後になります」と言われ
アイチケットを利用すれば、ネット予約をすることができて
一切待つことなく、携帯に呼び出しがあり
それを待って診療を受けることが可能と仰る。
https://park.paa.jp/park2/clinics/1331/businesses/01
とりあえず、受付を済ませると外出自由なので
待合室に座ることなく、友人のところにお茶をしに行き
友人のところを出たのが4時過ぎ。
ホームページをチェックすると「25番」となっています。
まだ、私の前に24人います。
少し仕事を済ませて、本屋に行って午後5時前。
ホームページをチェックすると「37番」となっています。
そろそろ、向かってみます。
待合室では「39番」と電光掲示板に表示されていて
あと10人かと思い座っていると
すぐに「柳さん、中の椅子でお待ちください」と呼ばれました。
なんでも、私の前の7人ほどが、まだ来ていないようです。
ラッキー!!
そして、すぐに診察となりました。
先生は、若くイケメンで丁寧な問診。
鼻の中を見たら、続けて耳と喉。
すると、耳の鼓膜の写真を撮影して
その場ですぐに見せてくれました。
「ここの色が変っているところに水が溜まってるね」
と、写真で丁寧に説明してくれて
初めて自分の中耳炎の状況をしりました。
さらに、鼻の中に棒状の吸引気を突っ込み
鼻の奥から喉のあたりの膿を吸引。
少し痛かったですが・・・
その瞬間に鼻つまりと痰が消えてなくなり
夜寝るまで、超スッキリ。(゜゜;)
さらにレントゲンを撮って、その写真で説明しながら
副鼻腔の中のどれが膿なのか丁寧に教えてくれて
「ま、2週間ぐらいで治るでしょ」と仰る。
私の場合、4つの副鼻腔のなかで下の二つだけに膿があり
完全に塞がっているのではなく
少しは排出はされているようです。
ヨガが効いたんだ~。(^^)
それ以上に驚いたのが、鼻の骨。
先生曰く
「鼻がずいぶん曲がってるね、片方の鼻孔がほとんど塞がってるよ」
「これじゃあ、呼吸しずらいでしょう?」
そうなんですよ。
高校の時の若気の至りでして。(TT)
このひん曲がった鼻のまま、27年ぐらい生きてきたのです。
レントゲン写真には
F1のシケインカーブのような私の鼻骨が映し出されており
はんだか、恥ずかしい私。(^^;)
診療時間、おおよそ10分。
他の治療院の10倍の時間をかけていただき
それだけで大感激。
しかも・・・
「薬は、必要最小限にしましょう。」
と、2種類だけ。
1回目に行ったクリニックでは
有無も言わさず薬5種類も出されましたよ。
あとはネブライザーをやり、終了。
ちなみにネブライザーの時も、細かくレクチャをしてくれました。
他のクリニックとは大違い。
そして、一番驚いたのが、治療代。
Sクリニック/約1800円
Hクリニック/約4500円
岩武医院/約2200円
SクリニックとHクリニックで受けた治療はほとんど一緒です。
耳に風を当てただけの違いで、払ったお金は倍。(゜゜;)
岩武医院は、上記クリニックで行った治療のほかに
「膿の吸引」「レントゲン」を行いました。
何なんでしょう、この金額の違いは?
簡単にHクリニックがぼったくっているというのは
分かる結果と言えます。
鎌倉市で耳鼻咽喉科の病院をお探しの方
大船の岩武耳鼻咽喉科を個人的にオススメします。
先生は、少し怖い感じですが・・・
何もかも、文句がありません!!
ちなみに私、岩武医院の回し者でもなんでもありませんので。
初診です。
https://iwatake-ent.jp/
治療後、妻に報告すると・・・
「地元のママ友情報は、鉄板なんだよ!」
と、ドヤ顔をされました。
最初から、妻の話を聞いておけばよかったです。(TT)