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2017年9月7日木曜日

ロリコン教師

昨日の朝刊にこんな記事がのってました。

『教員わいせつ歴共有強化』
『再発防止へシステム改修へ』

文部省によると・・・
一昨年に「わいせつ事件」で処分された教職員は
公立校だけで、224人となったそうです。
たった一年で224人。
その中で、約90人が勤務先の教え子に対する強制わいせつ。

そして、再犯率がとても多いという。

ん?再犯率?
クビにならず、違う学校に勤めてるということ?

8月に起きた教師の小学生徒への強制わいせつは・・・
過去、埼玉県で児童ポルノで逮捕されていた元教員が
なぜか愛知県の公立校で、普通に再雇用をうけて
何の警戒もされず、学校で子供たちと触れ合っていたという。
そして、その学校で子供に強制わいせつ行為をした事件です。

ずさん過ぎる。

子供たちに先生と呼ばれる公務員が
その子供たちを「性の対象」として毎日見ている。
そんな信じられない現実。

子の親として、衝撃を受けました。

国は、そのずさんなシステムを改修するため・・・
来年度の予算に4億8千万円を要求。

「はぁ?」(Д▼#)

そんなもん、犯罪者名簿を各学校にFAXすりゃ済む話だろ!
なんなら、パパッとメールで名前だけ送ればすむだろ!
なんだ、4億円って。
しかも、システムを直すのに数年かかる見込みという。

ザ、お役所仕事だわ。(怒)

ひどい有様だ。
文部省、もう終わってるね。

朝、東京新聞を読みながら、怒りで手が震えました。

衝撃的なお話を一つ。

私の知人に「本格的なオタク」がいます。
戦隊ものをこよなく愛する大人の「戦隊オタク」です。
彼の家には、昔のヒーローのフィギュアがビッシリ!
1000体はあるでしょう。
給料のほとんどをフィギュアに費やしているつわものです。

そんな彼。
児童ボルノ法が制定される前から、コミケ等に精通していました。
同法制定前、コミケには幼児を性描写した同人誌が氾濫し
目を覆いたくなるような内容の漫画が公然と陳列され
それを多くの大人が買い求めていたといいます。

大の大人が、未成年を性の対象とするコミュニティー。
その常軌を逸したコミュニティーには・・・
なんと「先生」や「医者」が多いのだそうです。

知人は、当たり前の顔をして、こんなことを言いました。

「先生という職業は、実益を兼ねている。」

なんのことか、解ります?

未成年への性犯罪者の多くは、未成年しか興味がないのだそうです。
しかし、そんな彼らが日常で未成年に触れることは、困難。
そこでどうするか?

教師になればいい。
つまり、自分の性対象に公然と接するために
先生という職業を選ぶというのです。

小学生趣向の連中は、小学生の先生へ
中学生趣向の連中は、中学生の先生へ
女子高生命のクズは、高校の先生へ

どうです?
親として、身震いが止まりませんね。
私は、この話を聞いた直後、吐き気がしました。

驚く私に・・・
知人は、軽く笑いながらこういいました。
「先生がロリコンになる訳じゃないんだよ。」
「ロリコンだから、先生になるんだ。」
「オタクの間では、常識だよ。」

学校の先生にハードルが高くてなれない人は・・・
塾の講師になったりするそうです。
非常勤の手伝いや、学校の警備員という手もある。
サッカー教室や野球クラブ、体操教室等々
様々な教室の指導者としても実在しているというのです。

先日、それを裏付けるニュースがありましたね。
小学生の女の子が強姦され殺された事件。
犯人は、見守りで道路に立っていたPTAの会長です。

ほとんどの先生は、違うでしょう。
多くの指導者は、普通の人なんだと。
しかし、たった1年で224人が性犯罪者という現実。
聞き流せません。

表だって処分された人だけで224人です。

我々親は、どう考えればいいのでしょうか?

「うちは男の子だから安心。」なんて思ってるお母さん。
性犯罪は、女の子だけが対象ではありません。
男の子も、多くの被害にあっています。

言い出したらきりがありません。
先生や医者、そんな大人をいちいち疑うなんて、きついですね。
人間関係が崩れますから。

じゃあ、どうすることも出来なくて良いのか?
そりゃ、違います!
子供には、親しかいないんです。

親が、真剣に向き合い立ち向かうしかない。
他人任せは絶対ダメ。
我々両親が守ってあげるしかないのです。(TT)

その悪は・・・
現実としてそこに間違いなく存在するわけですから。

とにかく、我が子と毎日会話。
話して話して、観察。
気になることがあったら、すぐに行動。

肝に命じましょ!!

2017年9月4日月曜日

ニップル(カプラ)対応水栓

現在建築中の注文住宅「O様邸」にて。

お客様より、外水栓のご相談がありました。
「カプラ対応のものにしたい。」

カプラ?
カプラとは、このことを指します。


株式会社タカギのHPより)
※以下コネクター画像はすべてタカギ社

散水栓のホースをつなぐためのジョイント部分。
ニップルとも言います。

住宅の外部手洗いについている水栓金具は
注文住宅でも大抵この形状です。


株式会社KVKのHPより)
※以下金具画像はすべてKVK社

この蛇口に・・・
ふつうは、こんな感じでビスや止めをして
ホースをつなぎます。


でも、これ、数年で紫外線を受け劣化するのですよね~。
また、ビスで水栓口が潰れたりする。

ニップル型の水栓も存在します。
こんな形です。



埋め込みボックス水栓についているネジタイプです。
これに市販の散水栓のジョイントを差し込むと
刺さりますが、水がチョロチョロと漏れます。

よって、きっちりはめるのであれば・・・
こんなネジ型のニップルが必要です。


お客様のご要望は、直接差し込みたいとのこと。
そこで探してみると、ありました。
止水ゴム付のニップル型水栓。


私、こんな水栓があるなんて・・・
知りませんでした。
住宅は、本当に奥が深いですね。(^^;)

さらにお客様からこんなご要望がありました。
「2口の水栓で、ひとつをカプラ対応にしたい」

2口の外水栓、聞いたことあるな~。
「探してみます」とお答えして
困ったときのKVKさん頼りです!!

KVKさんのHPにある電子カタログ。
なんでも載っているのです。
http://www.kvk.co.jp/e_catalog/index.html

おお、ありましたよ!!!



片方が普通の水栓で、片方がニップル型の2口水栓!!
これは、なかなか便利ですね。
水撒きホースを外さず、普通の水栓としても使える。

カタログを見ると、見たことない水栓が一杯。


これは、ノズルが下部についているので
ひねるたびに手に触れる部分が洗われるという物。

潔癖症の方にお勧めだぁ~!!

写真をPDFにしてお客様にメール。
お客様が選ばれたのがこの水栓です。


こんな水栓、見たことない~。
画家「エッシャー」のだまし絵見たい。(□^;)

まだまだ知らないことだらけ。
ビルダーとして修行が足りませんね。

でも、実は、すべてがこんな感じなんです。
住宅設備って。
奥が深いというか、幅広いというか、キリがないというか。

日々研鑽です。

2017年9月3日日曜日

間取り

この「建売業界」に身を置いていると・・・
間取りに関して、お約束というものが存在します。

4LDK
1Fはリビングと和室
2階は6帖3部屋

切って貼ったかのような、間取り図。

注文住宅とは違い・・・
建売住宅は不特定多数の方を対象に建てるため
お客のウケを狙います。

何が最も受けるか?
それは何故か「部屋数」なんです。

3人家族の場合でも、多くが3LDKより4LDKが欲しいと言います。

夫婦の主寝室に、子供部屋。
もう一人生まれた時のために、もう一つ子供部屋。
あとは、お客様が泊まりに来た時のお部屋。

この考え方が圧倒的に多い。

よって、ビルダーは90㎡の小さな家でも4LDKにします。
無理くりですが、その方が売れる。

無理があるから、家としての無駄なスペースが一切なくなる。
(収納・パントリー・玄関収納・ホール等)
逆に部屋の中に収納を設けなければならなくなるので
動線が遮られ、使い勝手が悪くなるのですが
買う側は、素人ですから実際住んでみないと解りません。

居室の間仕切りでギッチギチなので・・・
限りなくオーソドックスな家が出来上がります。

また、建売住宅は完成前に広告で販売をします。
よって、いかに「広告映えするか」が重要とされています。
ビルダーとして住みやすいかどうかは、あまり関係ないようです。

また、代わり映えしない住宅ばかりなのは・・・
建売業界の現状に理由があります。
現在、建売業界のシェアの90%をパワービルダーが握っています。

パワービルダーは、住宅を量産することで低価格化を実現しているため
個々に設計を行うことは、あまりしません。
既成物の「同じ形・同じ仕様」の家を造り続けます。

よって、その土地の風通しや日当たりや近隣状況などは鑑みず
内部も外観も全く同じ家がどんどんと建てていく。
住宅のベルトコンベアー方式です。

だから、窓を開けたら「隣の壁」なんて、珍しくもありません。

私、同じビルダーとして、最近つくづく思います。

「4LDKって、必要ですか?」
「オーソドックスって、有益ですか?」

なんだか、住宅の理念って、皆さん凝り固まってますよね。
ビルダーもお客様も設計事務所も。

建築家の伊藤先生とも、よく話しますが・・・
『4つも5つも細かく壁で区分けした家って、一戸建てなんですかね?』
一戸建ては、一つの空間であって家族が一つになるもの。
だけど、家の中で一人一人を壁とドアで遮ってしまうのは
家族を別離する考え方であって
それが家庭内別居なる事態を招くのではないか?

子供に一人一部屋を与えるという西洋的な考え方が
日本の文化を壊してきたのではないか?
そこまで、個人的に思うのです。

今の住宅間取りの常識は、間違ってるなぁ~。
住宅の販売広告を見るたびに、首をかしげるのです。

そんな話の中、伊藤先生が教えてくれました。

伊藤先生が最近、細部にわたりすべてを手掛けた家。
「横須賀の家」
http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/URA/106
(URA地域主義建築家連合のHP)

雑誌「チルチンびと92」でも紹介されています。



この家が、なんとも魅力的なのです。

3人家族で、間取りは2LDKですが・・・
感覚的には1LDK+広間です。
2階は、吹き抜けと、空間をぶち抜いた14帖の和室だけ。
1階は、和室が一つあり、あとは水回りとリビング。

玄関を入ると、土間がリビングまでつながっています。
その土間の一角にキッチン。
古き良き日本家屋で見た「土間キッチン」です。
そして、家をぐるっと囲む濡れ縁。

なにが凄いかって・・・家が、『ひとつ』になってるのです。

家が『ひとつ』ということは、家族が『ひとつ』ということ。

4人5人が家の中に居ても・・・
誰がどこにいるか、気配で感じる家。
なんだか、良い。

家族が個々の部屋にこもって出てこない家なんて
すでに、一戸建てじゃないですね。
家庭内別居なんて言葉が出来るぐらいですから。(^^;)

こんな空間の家を建てたいな。
というか、住んでみたいな~。

なんでも、雑誌には「エアコンも無し」と書いてある。
そんなところも建築家の技ですね。
風通しも設計でコントロールできるのです。

こんな話をしてみると、凄い独創的に聞こえていそうですが・・・
でも、実は、珍しくもなんともなく・・・
伊藤先生の手掛けた家は、日本の昔の家なんですよ。

古き良き日本にあった形を伊藤先生が自分なりにアレンジしただけ。

雑誌では「旅籠の家」と紹介されています。
はたごと読みます。
江戸時代にあった旅籠は、広い畳の一部屋を障子や襖で分けて泊まるだけの空間だったそうです。


こんな家を、建売住宅で手掛けてみたい!!
お金は、パワービルダーの造る家の3倍ぐらいかな?
でも、それ以上の価値はあると思うし
鎌倉という土地では、似合いませんか?

近いうちに伊藤さんを酒に誘ってみようかしら。
相談しなければ。(^^)



2017年9月2日土曜日

住宅模型

現在、鎌倉市岡本で計画中の当社売主の建売住宅
建築家が手掛ける「空間を操る家」(←仮名)

アトリエI´sの伊藤先生が模型を造られて
写真をメールで送ってきて下さいました。


(東側から) 

本物件は全2棟。
玉縄中学校の横に位置します。

これは、B棟。
ほほ~、2階に大きなバルコニーがあり、
壁で覆い、ルーバーで光を入れるようになっています。


(北側から)

右がA棟、左がB棟。
B棟の半ガレージに止まっているのは、ポルシェかしら?
A棟は、完全なビルドインガレージで、外部収納までついています。

両棟ともに3階建てですが・・・
室内は吹き抜けがあり、とても開放的な間取り。
それにキャットウォークやバルコニーが合いまみえて
「空間を操る」という表現がぴったりの家となっています。

(南側から)

う~ん、良いですね。
良い。


B棟には、屋根付きのバルコニーが3階にあり
そこから、2階のバルコニーを見下ろすという
何とも独創的。


金額はまだ未定ですが・・・
5000万円前後にて販売を開始する予定です。

販売は、10月初旬ごろに明治地所さんが販売を担当します。
随時、本ブログでご紹介していきますので、ご期待くださいませ。

2017年9月1日金曜日

改定FIT法

先月、LIXILの太陽光の担当者があわてて当社に来ました。
そして、こんなお願いをされました。

「太陽光発電の国のシステムが変更され、個々のお客様の登録が必要となった」
「9月31日までに手続きを終えないと、買い取り停止になる場合がある」

結構な大事ですね。

政府にて・・・
「再生可能エネルギーの固定買い取り制度の改正」
が閣議決定され、国会をスルー。
今年に入り、経済産業省資源エネルギー庁が発表。

平成24年7月から、住宅に太陽光発電システムを搭載し
売電している個人が、事業計画を出すことになったとのこと。
表向きは『再登録』といわれているようです。

??
すでに、売電者の個人情報は持っているのに??
意味が解りません。

LIXILが持ってきた経産省からの書簡に目を通すと・・・
どうやら、ミソは下記内容を個人に承認させることにあるようです。

「適切な事業者による保守点検をすること」
「関係ない者を発電設備に近づけないこと」
「送電者から出力抑制の要請があった場合、従うこと」
「経産省に情報提供すること」
「関係法令の規定を遵守すること」

提出を求めている『再生可能エネルギー発電事業計画書』なる書面に
そう記載されていて、チェック項目になっています。
そして、なんと印鑑証明を添付して、実印を押せという。(^^;)

これを9月31日までに提出しなかった場合・・・
「買電をしない」という脅し付です。

なぜ?
メーカーに指令が行くのか?
その大手メーカーから、販売店に指示が来て・・・
個人に連絡をしなければならないのか?

経産省の言い分は、何でも、すでに個々にハガキを出したそうです。



こんなハガキ。

実は私のマイホームにも太陽光が付いています。
が、こんなハガキ、見たことありません。(^^;)

経産省のHPを見ると、WEBで手続きができるとなっていますが・・・
そのサイトは不具合で、アクセスすることが出来ません。
どうやら、パンクしてしまい、復旧することも出来ない状況なのだとか。

ハガキを受け取り、WEBで手続きをしようとした人もいるでしょう。
でもアクセスできず、そのまま放置しているのかもしれません。

あまりに再登録が進まない状況にあわてた経産省。
メーカーに泣きついたわけです。
しかも、脅し付で。

なんとも、滅茶苦茶ですね。

しかし、我々は従うしかありません。
現在、自然エネルギーの買取価格は、毎年毎年値下がりを続けています。


(画像は経産省HPより・クリックすると拡大します。)

太陽光の買い取り額は
24年度に1kw42円だったのですが
今年度は30円未満に下落。
来年は、さらに2円値下がりします。

過去の買い取り単価契約が取り消されたら、たまったもんではありません!!

ということで・・・
太陽光発電付住宅を買われたお客様方!
当社がお送りした書類を、必ず9月31日までに提出願います。

個人的に、この一文が気になります。
「送電者から出力抑制の要請があった場合、従うこと」

出力抑制とは、送電事業者が個人が発電した電力を恣意的に抑制することができるということ。
つまり『買い取らなくても、文句言うなよ』という、一文なわけです。

う~ん。
納得いかんな~。(^^;)

というか自民党さんの先生方。
近い将来、何か企んでるのかな?
そう思えてなりません。

現在の自民党政権(細田派)は・・・
太陽光発電、よっぽど嫌いなんですね。
「現行の買い取り制度は、国民の負担が増える一方」
と大合唱して、今回の改定にこぎつけたのですが・・・

個人の住宅の太陽光なんて
原子力の膨大な負担の比ではありません。
元をたどれば、国が太陽光発電の普及を推し進めた結果なのです。

まさに、自然エネルギー派と原子力派の主導権争いに
われられ国民は、盲目に巻き込まれているのです。

原子力の膨大は出費に目をつぶり
自然エネルギーへの出費を攻撃する理由を考えると
ちょっと、怖くなります。

この改定。
絶対に裏に何かあります。
まさか、送電事業を売ろうとしているのでは?
しかも、外資に。