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2017年2月20日月曜日

バレンタインデー

バレンタインデーって、皆さんどうお過ごしになるのですか?
私は、次の日・・・

「いやぁ~、久々にひどい夢見みたな~!」

と、朝、目を覚ますとともに冷や汗。(^^;)

悪寒と共に布団から出て「夢で良かった」と安堵する始末。

でも・・・
なんだか腑に落ちません。

「なんだか、変にリアルなんだよな。」

洗面所で顔を洗いながら、鏡に映る自分の顔を見ます。
やけに、疲れた顔してる。
目の下にクマが二重にある。(老けてる)

そんな自分の顔をみながら、首をかしげます。

よくよく思い返してみると・・・
それは、夢でもなんでもなく・・・
昨日のバレンタインデーに実際に起きた出来事でした。(苦笑)

「夢じゃなかったかぁ~。」と残念がりながら
さすがに笑ってしまいました。

バレンタインデーは、朝から仕事のトラブルが5件まとめて発生。
分刻みで忙しい中・・・
それらは、全て私が解決するしかなく。

あっちに行って交渉。
こっちに行って交渉。
あっち、こっち、あっち、こっち。
人・人・人。

さすがに胸やけならぬ、人やけ。

夕方ようやく落ち着き、一服。
する暇なく、タクシーに飛び乗り辻堂へ。

その日は夕方から「パナソニック」のショールーム説明会。
湘南に初めて出来た水回りのショールームで・・・
http://sumai.panasonic.jp/sr/shonan/
懇親会を兼ねた説明会に呼ばれたのです。

パナソニックのSさんが棟梁の井関さんと幼馴染という事もあり
大工の井関さんと
井関さんの弟弟子の遠藤さんと
この我が社の大工「ツートップ」と一緒に参加。



地場の工務店さん方が、20社ぐらい。
コーディネーターの女性が説明して回ります。

真剣に説明を聞き入る工務店さんの代表の方々。
その横で、我々は説明を全く聞かず勝手に品評。


人の敷いたレールの上を走れない3人なんです。(TT)

じっとして、商品説明なんて聞けるはずもなく。
「俺らは、育ちが悪いですね。」と笑う、三人の図。

説明会&懇親会は、7時半に終了。
さてと、飯でも食いに行きますか!!
バレンタインデーだし、井関さんと遠藤さんの家族を呼んで、ディナーでもと思いましたが
皆、家族にフラれてしまった。(^^;)

しかたがないので、私の高校の同級生がやっている藤沢の「京寿司」へ。

辻堂から藤沢まで、どう行こう?
車通りゼロ。
バス停をみてみると、バスが来た!

久々のバスに乗り、なぜか笑う井関棟梁。
バレンタインデーに中年男、3人でバスに乗っているのが可笑しかったのでしょうか?


京寿司で、本日、ようやく一服。
http://www.kyozushi.com/

その後、しこたま酒を飲んで・・・
今日の出来事を全て忘れ・・・

このブログの冒頭にもどる訳です。

お付き合いいただいたお二人。
ありがとうございました。
今度は、皆さんの家族全員で、これまた辻堂に新しくできたハングリータイガーに行きましょう!!

2017年2月19日日曜日

平等に貧しくなる?

東京大学名誉教授、上野千鶴子さんのお話
(2017年2月11日東京新聞朝刊より)
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日本は、今、転機だと思います。
最大の要因は人口構造の変化です。
安倍(晋三)さんは・・・
「人口一億人規模の維持、希望出生率1.8の実現」
を言いますが、社会学的にみると
あらゆるエビデンス(証拠)がそれは不可能と告げています。

人口を維持する方法は、二つあります。
一つは自然増で、もう一つは社会増。

自然増は、もう見込めません。
泣いてもわめいても、子どもは増えません。
人口を維持するには、社会増しかない、
つまり移民の受け入れです。

日本はこの先どうするのか?

移民を入れて、活力ある社会をつくる一方
社会的不公正と抑圧と治安悪化に苦しむ国にするのか?
難民を含めて外国人に門戸を閉ざし
このままゆっくり衰退していくのか?

どちらかをえらぶ分岐点に立たされています。

移民政策について言うと
私は客観的に無理、主観的にはやめた方がいいと思っています。

客観的には・・・
日本は、労働開国にかじを切ろうとしたさなかに
世界的な排外主義の波にぶつかってしまった。
大量の移民の受け入れなど不可能です。

主観的な観測としては・・・
移民は、日本にとってツケが大き過ぎる。
米大統領は「アメリカ・ファースト」と言いましたが
日本は「ニッポン・オンリー」の国。
単一民族神話が信じられてきた。

日本人は、多文化共生に耐えられないでしょう。

だとしたら、日本は人口減少と衰退を引き受けるべきです。
平和に衰退していく社会のモデルになればいい。
一億人維持とか
国内総生産(GDP)六百兆円とか
妄想は捨てて、現実に向き合う。

ただ、上り坂より下り坂は難しい。

どう犠牲者を出さずに軟着陸するか?

日本の場合、みんな平等に緩やかに貧しくなっていけばいい。
国民負担率を増やし、再分配機能を強化する。
つまり社会民主主義的な方向です。

ところが、日本には本当の社会民主政党がない。

希望は、NPOなどの「協」セクターにあると思っています。
NPOはさまざまな分野で問題解決の事業モデルをつくってきました。
私は「制度を動かすのは人」が持論ですが、人材が育ってきています。

「国のかたち」を問う憲法改正論議についても
私は、あまり心配していない。
国会前のデモを通じて立憲主義の理解が広がりました。
日本の市民社会はそれだけの厚みを持ってきています。
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ほほ~
面白い。

社会主義的になるかならないかはさておき・・・

「上手に衰退していく」という意見には、賛同したいです。

ただし「衰退しましょう」という政治家は勝てないから
これからの下り坂は、物凄く難しいものになっていくのでしょうね。

国を動かすのは政治。
でも、日本は究極的に個人主義になっていて
日本国民は、政治に無関心。

日本で政治に関心がある人たちは、政治的思想が強い右と左の方々。
つまり今・・・
日本で政治家を目指す人の多くが、右翼思想家か左翼思想家の状況なんです。

どちらも景気のいいことしか言いません。

立候補者をとにかく多くたてて、知らぬ間に勢力争いに勝った日本会議。
いつの間にか国会は、日本会議なる右翼団体が仕切るようになり
討論では、右と左の争いごとを日々見せられている。

我々国民は蚊帳の外なんです。

日本は、元々、国民のほとんどが農耕者だった国です。
サムライ魂とか言いますが・・・
サムライなんて、ほんの少しだけで
その他大勢が畑を耕し、サムライに脅され年貢を納めていた。

今でも一緒です。

我々が働いて「払わないと給与差し押さえるぞ!」と脅され
税金治めて、その金で国がまわっている。
働くだけ働いて、政治は他人任せ。
その構造は、江戸時代も明治時代も現代も変わらないのです。

国民はいつの時代も政治に翻弄され、苦汁をなめている。
そして、各時代も最後は戦争をして終わっています。

もっと、政治に目を向けなければなりませんね。
我々一般市民は、右も左もなく・・・
ナチュラルでニュートラルな身近な人を・・・
政治家として育てなければなりません。


2017年2月18日土曜日

たかのゆうさん

石原慎太郎が「屈辱を晴らしたい」と死ぬ間際もてめぇの事しか考えていなかったのが分ったり・・・
国の資産を相場の10分の1で売った先の法人が、安倍晋三小学校だったとか・・・
原発内部がロボットも瞬く間に壊れるほどの放射線だったとか・・・

はらわたが煮えくり返るようなニュースばかりです。
本来であれば、それらに対する愚痴や怒りをブログに書くのですが
愚痴や怒りばかりをぶちまけると、とても疲れるのです。

仕事は日々、それらを抑え込み、フラストレーションがたまります。
皆、アフターファイブで、飲んだり歌ったりして発散するのかな?


私は、365日中310日は家に真っ直ぐ帰ります。
よって、仕事のストレスをたっぷり貯め込んだまま家に帰ります。
なので、ひょんなことで爆発します。
その矛先は、必然的に家族になる。(^^;)

昨日の東京新聞で、たかのゆうさんの漫画にハッとしました。
(というか、最近、東京新聞様様ですね。)



我が家も、朝、グズグズです。
子供達は・・・
起きない。着替えない。顔を洗わない。ご飯を食べない。登園の準備をしない。

よって、それらの度が過ぎると、親の怒りが爆発します。
直後、怒られて泣く子を前にして
怒鳴った自分に対して、物凄い嫌悪感が襲いかかります。
そして、精神的に疲労し・・・
心身ともにグッタリするのです。

負のスパイラルですね。(苦笑)
その状況で仕事に向かうのだから、最近、疲れが全く取れないのだろうと、思ったりしています。

高野優さんの漫画で・・・
怒られた子供も、親と同じなのだと教えてくれました。
怒られた子供も、モヤモヤしながら学校に行くのです。
学校の先生は、朝、親に怒られた子はすぐにわかるのだとか。
それほど、子も精神的に堕ちるのです。

これは、ダメですね。(^^;)

高野さんは、仰います。

朝、何気なくかける一言で・・・
事故や怪我の割合が低くなる。
それならなおの事、笑顔で送り出そう。

なるほど。
私、ピンときました。

「きっとイジメもこんな事が原因なんだろうな。」

親に毎朝、笑顔で送り出される子は、イジメなんて絶対にしないだろう。
と、思うのです。

イジメをする子の家は、親子の関係が希薄な家庭なんだろう。

逆にイジメられている子を想うと・・・
学校の先生が「親に叱られた子の見分けがつく」というのであれば
やはり、親と子の関わりがおかしいのだろうと思える。

現代社会は、親と子の関係が希薄化しているのかな?

とりあえず、私。
明日から子供に怒りをぶつけるのはやめよう。
かなりの忍耐と努力をようしますが。(^^;)

「寄り添う」という言葉は、とても大事ですね。

2017年2月17日金曜日

時間とは「命」です。

おとといの東京新聞にて。
青山俊董さんの「今週のことば」にハッとしました。

時間の使い方は
命の使い方です。

世に雑用はありません。

用を雑にしたとき
雑用が生まれるのです。

渡辺和子さんの言葉(修道院のシスター)

ご本人が修練時
配膳係のときに気付かされたことなのだそうです。

つまらないと思って皿を並べたら
つまらない時間をすごしたことになり
かけがえのない命を
つまらなく使ったことになる。

食べる人の事を考え
幸せにと祈りながら一枚一枚並べたら
かけがえのない命を
愛と祈りに使ったことになる。

と、仰った。

「時間は命」

皆、知っているようで知らず
気が付いているようで、気が付いていない。

凄い言葉ですね。

本当にその通りで・・・

子供が一日、テレビゲームをしていたら
自分の中で燃えている限りある命を
なんとも無駄に使ってしまったことになるんですよね。

勿体ない。
本当にもったいない。

「時間は命」

たった、これだけの言葉ですが・・・
人生観が180度変わるような、凄い重みがありました。

2017年2月16日木曜日

ケンコート

今日は朝一にN様邸の室内左官の打ち合わせ。

現場には、飛鳥工業の早川親方がスタンバイ。

さっそく、仕上げの塗り方を施主様にお見せします。



と言っても、下塗り材でのデモンストレーションとなります。
下地材は、少し灰色がかっていますね。

商品は珪藻土系の仕上げ材「ケンコート」となります。
これは、飛鳥工業さん一押しの珪藻土です。

色はY-100、真っ白です。


横に小手を走らせます。


こんな感じの小手ムラが出来上がります。

ランダムですが、横に統一された小手ラインが入り、派手になりません。
また、筋が入るので、将来入るヘアクラックが目立たなくなります。

ひと昔前の左官仕上げと言えば・・・
大体がに小手で抑えて面をフラットにしたものですが・・・
ヘアクラックがとても目立ち、おススメしません。
フラットに仕上げると、夜、照明器具の明りで塗りムラが浮かび上がり気になって仕方ないなんてことがあるのです。

扇形や互い違いのテクスチャーは、ちょっと派手。
五月蠅く感じる場合がある。
注意が必要です。

また、最近は、とても安価な輸入物の漆喰が多く入ってきています。
漆喰は、種類によってやわらかく割れやすい。
それらをごまかすために、やたら凹凸を目立たせた塗り方を見受けます。
下手に塗っても「ヨーロッパの塗り方ですよ」なんて言われたら、解らないのです。(^^;)

基本的に私は、熟練の職人さんの意見を受け入れます。
早川親方が薦める「横にうっすらと小手を走らせる塗り方」は、すでに何件も実践しており、すこぶる良いのです。

木工事は大工さんを全面的に信頼し・・・
左官工事の時は、左官屋さんを全面的に信頼する。
つまりは、彼らの経験が全てなんですね。

職人暦40年を超す早川親方、お客様にこんなことを言いだしました。
「桜色、塗らない?」


「女の子、いるでしょ?女の子の部屋にどうよ?」

特注色のY-500ですね。
高い材料なのですが、なんでも在庫で持っているそうです。

粉を持ってきて、ホワイトのY-100比べてみましたが・・・


色は、かなりピンクですね。
「これが、なんとも言えない良い色になるのよ」
と、早川親方。
お客様、二つ返事で了承されました。

さて、今週下塗りを終えたら・・・
来週初旬に中塗りをして、来週末には仕上げ塗が終わります。

どうなるか、楽しみです。