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2015年5月17日日曜日

ワクワクするような家

現在、当社にて設計を行っている注文住宅「T様邸」
とても遊び心をお持ちでいらっしゃるご主人様が施主様です。

打ち合わせを重ねていくうち・・・
御主人のお話を聞いていて、なんだか、私の遊び心もくすぐられてきてしまいました。
ワクワク、ドキドキ。

で・・・
また、私の悪い癖が・・・

どうやら、また、エンジンが掛かってしまったようです。


ということで、昨日は、仕事が一段落したところで、施主様の夢を叶えるべく、妄想タイム。

で、考えたことをネットサーフィン。
すると、あるものですね。(^^)

例えば、うんてい。


写真は、山内住建さんのHPより
http://www.nagasaki-press.com/housing/case/case017001.php

家の廊下に、ウンテイなんてあったら、ウキウキしません??
これだったら、洗濯物も干せますし。(反対されそうな奥様対策)

さすがに木製は危険なので、鉄骨ですね。
鉄骨屋さんに特注で作ってもらうのであれば・・・
壁から貼りだすこんなおしゃれなモノでも良いですね。


030ファクトリーさんのHPより
http://www.030factory.jp/gallery/case/09.html

ハンモックというご希望も頂きました。
しかし、これ、結構スペースをとります。
最低でも1間半のスペースを奪ってくれます。

リビングにつるすと動線を分断しますし、6帖の居室に作ると、ハンモックだけで埋まってしまいます。
日本の住宅事情では、かなり難しい。(^^;)

でも、こんな手があります。



ハンモックチェアー!!!

なるほど、これだったらスペースをとりません。

しかも、梁があれば、アイプレートなるものでぶら下げることが可能です。



水本機械製作所のHPより
http://www.mizumoto-mm.co.jp/

これは、ヨットとか船舶系のアングルプレートです。
コブシ大ぐらいあります。

しかも、ハンモックチェアーは、安いです。



19500円也
楽天ショップ「アメリカンスーパー」より
http://item.rakuten.co.jp/amesuper/10000079/


これだったら、吊元が2つ必要なハンモックに比べ、省スペースです。
畳1帖のスペースでOKですね。

個人的に・・・
ハンモック型のチェアーがあるなんて、知りませんでした。

つづく

2015年5月16日土曜日

セルローズファイバーのつづき

セルローズファイバーが最大の効力を発揮するのは、床下です。

今、巷では外断熱が流行っています。
よって、床下の断熱は、基礎断熱が多いようですが・・・
私は、打ち終わった間直の基礎に・・・
ポリスチレンフォームなどをベタッと接着する、なんとも簡単で雑な収まりが個人的に嫌いで、採用したことがありません。

その辺の話は、また別の機会に。

セルローズファイバー良さは・・・
施工経過の写真を見て頂ければ分って頂けると思います。

下の写真は、当社建売住宅「鎌倉市山崎」の床下断熱の施工経過です。
http://www.heisei-shonan.co.jp/urinusi/yamazaki.html

①大引き下にセルローズの受け材を施工。

②防虫処理 

③床下地の根太

④浴室や玄関の基礎回りから外気の侵入を防ぐため密閉処理

⑤電気・上下水・ガスを先行配管

⑥受けシートを施工

床下全面をカバー

配管回りのご覧の通り

床下点検口も隙間なく

⑦根太上に抑えのシートを張ります

⑧シート施工で、一切の隙間を塞ぎます。
ここは普通、断熱材が入らない内壁スペースですが・・・
柱・間柱・筋交いともにぴったりとシートで密封。


建物の内側を全て塞いでいるのが解りますか??

⑨配管回りもしっかりと隙間を密封。

⑩トラックの吹き込み機械を作動し、ダクトを建物内へ

⑪セルローズファイバーの吹き込み開始




⑫吹き上がり後、パンパンなのがお分かり頂けますか??

⑬捨て貼りのコンパネで、抑えながら塞ぎます。

⑭床を張ります。




どうです??

この手間の多さ。(^^;)

そして、細かさ。

工程は、普通の剛床工法の3倍、基礎断熱の数倍です。

基礎断熱の場合は、捨て貼りもしないかな?

予算が無い方は、基礎だけでもセルローズファイバーにするなんていう事を考えてみてはいかがでしょうか?

当社で、断熱工事だけをお受けすることも可能です。(^^)

これだけ断熱材に気を使うのですから・・・
出来上がった家は、本当に暖かい。(^^)

山崎の建売住宅、出来上がりが楽しみです。


2015年5月15日金曜日

乾式セルローズファイバー

当社売主の「鎌倉市山崎」の建売住宅
http://www.heisei-shonan.co.jp/urinusi/yamazaki.html

床下の断熱材を施工しました。



日本製紙木材株式会社の「スーパージェットファイバー」です。
http://www.jet-npl.com/

在来工法最強の断熱材と言われており、床下からの通気を完璧に防いでくれます。

さらに、当社のような根太工法の場合・・・
大引き90角の下と根太45角の上にシートを張り、その内部にセルローズファイバーを吹き込むため、断熱層の厚さは135mmとなります。

一般的に使われる「押出法ポリスチレンフォーム保温板」の場合、厚みは45mm~60mmとなります。

よって、おおよそ3倍の厚みです。(^^)

押出法ポリスチレンフォーム保温板は、大きな欠点があります。
それは、根太の間に挟むということ。
つまり、根太部分は、保温材が入りません。

根太が保温板の役目を果たすこととなります。
257mm幅の保温板を、303mmピッチの根太に差し込んでいきますが、この根太と保温板に隙間が生まれます。

根太は、間隔を寸分違わず施工するのは困難です。
一本一本、コンマ数ミリの狂いが出ます。

例えば、根太の間隔に0.5mmの狂いが出ると、そのまま隙間となってしまうのです。

さらに、イレギュラーな箇所は、目視しながら保温板をカッターで切って充填する必要があり、木工事が主眼の大工さんが、断熱材を完璧に施工することは難しいと言ってよいです。

もっというと、内壁や浴室部の「床下からの通気止め」を行わない業者が多く・・・

そうなると、いくらキッチリ施工しても、床下の内壁の隙間や給水管や排水管の回りから、バンバンと外気が室内に入って来てしまうのです。

セルローズファイバーは、断熱専門業者の責任施工となります。
施工前に特殊専用シートで気密をとるので、通気止めの必要も無い。
施工後は、断熱保証まで付きます。

今まで、当社が標準で使用してきたのは、現場発泡硬質ウレタンフォームです。
これも専門業者が行うとてもすぐれた施工方法ですが、関東一円を網羅する施工店では、床下は固形断熱材が標準でした。
当社が採用した固形断熱材の最高峰「旭化成のジュピー」をもってしても、施工後の住宅において、底冷えが完全に解消することが出来ませんでした。
(一般断熱材の家に比べてはるかに暖かい家にはなりましたが・・・)

その理由は、前記根太の特性と、「根太痩せ」です。

床下の下地材である根太は、無垢の杉材です。
特一等の乾燥材ではありますが、ミリ単位で必ず痩せます。



上記写真のように完璧に施工しても・・・
1年たらずで、根太が乾燥痩せを起こします。
0.2mmでも隙間は隙間。冷気はその隙間を突いて、床捨て貼りと断熱材の間いに入り込んでくるのです。

結果、根太の上に乗る床材を冷やすこととなるのですね。

セルローズファイバーは、それらが一切関係ない。
根太が痩せても、根太が等間隔でなくても、大丈夫。
火打ち柱や隅部の収まりを気にする必要もない。
通気止めをとる必要もない。
排水管や給水管の回りも同様。

下の写真は、現在建築中の稲村ケ崎の注文住宅のスーパージェットファイバーの施工直後です。
(クリックすると拡大します。)




遠藤大工。


天井・壁、全てをシートで覆い、その中に充填しました。
一切の隙間がありません。


電気配管回りもこの通り。
このシートの裏側にミッチリとセルローズファイバーが入っているのです。

この断熱材は、断熱性能以外にも、特典があります。

①高い遮音・吸音性
②虫を寄せ付けない
③リサイクル&エコロジー

じゃあ、なぜ皆、使わないのか??

それは・・・
とても、高額だからです。

一般の工務店で、30坪の家を建てるとき・・・
「断熱をセルローズファイバーにしたい。」と言ってみてください。
だいたい、追加費用として80万円前後の金額を提示されます。

断熱材だけで、80万円の追加と言われたら・・・

多分、皆さん、止めますよね。

80万円出したら、2kwの太陽光発電を搭載できますものね。
80万円出したら、輸入キッチンに出来ますものね。
80万円出したら、TES床暖房を敷けますものね。

でも・・・
良い物は良いのです。

当社は、建売住宅で標準採用したいと思っています。(^^)

2015年5月14日木曜日

鷲田清一さん

話が飛び飛びでスミマセン。
ブログを3つ前にさかのぼります。

鷲田清一さんの記事、物凄く同感するのです。

このブログで、今まで、日本教育の疑問を多く書きました。
(暇だったら見てください。)

■無菌の成人
http://heisei-hitorigoto.seesaa.net/article/161544709.html

■子離れの里親教育
http://heisei-hitorigoto.seesaa.net/article/175002159.html

■塾と大学の談合
http://heisei-shonan.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-17dc.html

■義務教育は納税者を作るためにある
http://heisei-shonan.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-2d08.html

■大学教育と労働のギャップ
http://heisei-shonan.blogspot.jp/2014/01/blog-post_19.html



でも・・・
きっと、私の言っていることは、物凄い少数派の意見で・・・
どちらかというと、世間には受け入れられないモノなんだろうと、思っていました。

それを、哲学者で教育者でもある鷲田清一さんが、同じことを仰ってる。(^^)
そして、なんとも解りやすく話されていて・・・
記事を読んで、スカッとしました。(^^)

しかし、さすがに私とは表現力が違いますね。(汗)
それもそのはず。
鷲田さんは、教育者のど真ん中にいる、とても偉い方なんですね。
現京都市立芸術大学理事長・学長でいらっしゃり・・・
大谷大学客員教授・大阪大学名誉教授・関西大学文学部教授・大阪大学総長などを歴任した筋金入りです。

その方が・・・
「現代の日本教育は、特殊なかたち」
「学校教育は、人として必要な能力を削いでいる」

と言い切っている。

子供たちは、小学校に入ると直後・・・
学校の校舎に拘束される。
出ることを許されません。
区分けされた狭い教室に、ビッシリと40個の机と椅子。

そこに座ることを強要され、50分も身動きを許されない。
毎秒全身で表現したい子供たちを、小さな椅子と机に何時間も強制拘束する。

私が子供の頃・・・
学校の小さな椅子が、大っ嫌いでした。
膝がやっと入る小さな机に座るだけで窮屈なのに
そこで何時間もじっとしているのは、本当に苦しかった。

でも、義務教育からは逃げることが出来ません。

小学校~中学校の反動で、高校に入ってからは、学校には殆ど行きませんでした。
行っても、正気で机に座ってられないから、寝る。
だから、学校は寝るところ。

今は無きわが母校「長後高校」は公立でしたが・・・

本当に良く卒業させてくれたと思います。

今、思うんです。

子供は、小学生から、働かせるべき。

1年、農作業をさせればいい。
2年、林業をさせればいい。
3年、養殖や畜産をさせればいい。
4年、和裁や洋裁をさせればいい。
5年、大工・塗装工、電気工・左官工をさせればいい。
6年、自動車やバイクのメカニックをさせればいい。

そうすれば、なんでも自分で出来る子供が中学生で出来上がりますよ。

数学の数式や理科の記号を何百としっているより・・・
よっぽど、大人になってから生きるために有利だと思うのです。

働いていたら、必要なことは一通り学べます。
語学も、産業の歴史も学べる。

教科書教育なんて中学からで十分。

個人的に、本気でそう思うのです。

20歳過ぎて、日曜大工に釘も持ったことのない大人が一杯いて・・・
バイクのオイル交換も出来ない人が当たり前。

日本は、24時間365日なんでも手に入る世の中です。
でも、この便利な世の中は、長い人間の歴史の中のほんの一瞬の話なのです。
大量生産・大量消費の歴史は、たった数十年。
しかも、先進国とされている国だけの話です。

日本がスーパーインフレでお金が紙クズになったら?
日本がデホルトして、流通が麻痺したら?
日本が徴兵され、戦争に駆り出されたら?
日本が戦火に巻き込まれたら??

生きていくすべは、今の教育には、どこにも見当たりません。

何が悪いのか??

人として本当に必要なのは??

鷲田さんが仰ってます。
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戦争や原発事故は
今ある社会の秩序がいつでも崩れうることを教える。

人がいつ難民になるやもしれないと教える。

そんな時に合っても、しっかりと生きてゆくために
私たちが身に着けておかねばならない能力とは何か?

そこから学びということを考え直す時期に、今、私たちはあるとおもう。
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ごもっとも。

我が子は、どうしようか。
あと2年で、小学生になります。

真剣に考えます。

2015年5月12日火曜日

体調不良

今日は、午前6時半過ぎごろ・・・
寝室にて息子が大量の嘔吐。

久々に息子のマーライオンを見ました。(^^;)

我が家、嘔吐時のオペレーションは完璧で・・・

妻は即座に「嘔吐の後始末」
私は即座に「息子の介抱」

阿吽の呼吸とはまさにこのことですね。

二人で「おお、懐かしい」という感じ。

息子、1~2歳時に、深夜、良くマーライオンしたんです。
ちなみに「管理人のひとりごと・息子・嘔吐」と検索すると、昔のブログ記事が出るわ出るわ。(汗)

何度も経験済みのため、手早い手早い。

2リットルはあろうかという嘔吐物は、床・畳・壁・カーテン・布団へと飛び散っていますが、あっというまに跡形もなく。

私は、ゲロまみれの息子を裸にして、お風呂で吐かせて、シャワーできれいにして、着替えさせて、うがいさせて、水飲ませて、寝かせる。

これぞ、チーム「柳家」なり。(笑)

娘が、ここ1週間、体調不良。
私は、ここ2週間、体調不良。
妻も、よくない。
ここにきて、一人元気だった息子も参戦。

さて・・・と
今日は、早めに帰って、手助けに行ってきます。

では、では。