今日は、一日、朝から一切の隙間なく・・・
バッタバタ。(^^;)
ブログも、向き合う時間がありませ~ん。
ので、昨日、買い取り依頼で、見に行った物件からの景色をば、ご紹介します。
由比ガ浜を望む高台の家なり。
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2015年5月11日月曜日
2015年5月10日日曜日
学校は特殊なかたち
5月8日の東京新聞夕刊にて
鷲田清一さんの「学びの射程」が素晴らしかったので、そのまま転載します。
深夜にふとテレビをつけたら
「ワイドナショー」という、にぎやかなトーク番組がやっていて
武田鉄也さんの発言に思わず釘付けになった。
「子供っていうのは教室と親の見ているところでは育たない」
そう言い切った後・・・
「子供を教室と親の目から外すことが俺たち芸能人の生業なんだ。」
と念を押したのである。
学びといえば、人はすぐに勉強を思い浮かべる。
勉強であるからには
勤勉や努力がいつも要求される。
けれども私は、学校の勉強は、学びの基本ではなく
むしろ学びの特殊なかたちではないかとずっと思ってきた。
学校では「集中」という名のもとに
「見る」「聴く」以外の感覚を封印することを求められる。
全体の気配とその微細な変化に注意を漂わせておくことが
気を散っていることとなじられる。
しかし
人がどんな状況にあっても、しぶとく生き延びるのに必要なのは
逆のこと・・・
つまり、つねに全体に目をやり、かすかな異変にもすぐに対応できる
そのような知と感受性ではないのか。
おなじように・・・
本当は全感覚を巻き込んで浸るからこそ心地よい美術や音楽も・・・
学校では、見ること、聴くことという
対象から隔たられた「鑑賞」へと萎縮させられ
「とろける」と形容したくなるような、官能的な悦びからは遠ざけられる。
だから、学校で習っているうちに、美術も音楽も嫌いになる。
ずいぶん以前の事になるが
日々の勝彦さんと対談する機会に恵まれたとき
学生時代、つまり東京芸大の学生だったとき、一番熱中した授業がどんなのでしたかと訊いた。
日比野さんがすぐに挙げたのは、保健センター長で発生学者「三木成夫」さんの解剖学の講義だった。
第一回目の授業、
カーテンを閉めて暗くした教室に不穏な轟音が流れる。
そして前方のスクリーンに目と目とがうんと離れた、丸で崩れた菩薩のような不気味な顔らしきものから、両生類か爬虫類かのような顔、さらには哺乳類のような顔が、次々と映し出される。
それは、ヒトの胎児が数十日間で一億年を費やした脊椎動物の上陸史を夢の如くに再現する「胎児の世界」、その変化の記録を記録した画像だった。
それに震撼させられたというのだ。
今ある社会の秩序の内部で勝ち抜くために
あるいはそこから落ち零れないように
先生から
親から
「しっかり勉強せよ」
と言われる。
しかし、学びの射程は本来、それよりもはるかに長いものである筈だ。
人類の歴史は国家の歴史よりもはるかに古いからだ。
戦争や原発事故は
今ある社会の秩序がいつでも崩れうることを
教える。
人がいつ難民になるやもしれないと
教える。
そんな時に合っても、しっかりと生きてゆくために
私たちが身に着けておかねばならない能力とは何か?
そこから学びということを考え直す時期に
今、私たちはあるとおもう。
今ある社会の秩序の中で上手く立ち回れるよう
学校や親が敷いたレールの上を走るということでは
すまないのである。
武田さんや日比野さんが思い描いていたのは
きっと、そういう人類史的ともいえる「学び」の形なのだと思う。
鷲田清一さんの「学びの射程」が素晴らしかったので、そのまま転載します。
深夜にふとテレビをつけたら
「ワイドナショー」という、にぎやかなトーク番組がやっていて
武田鉄也さんの発言に思わず釘付けになった。
「子供っていうのは教室と親の見ているところでは育たない」
そう言い切った後・・・
「子供を教室と親の目から外すことが俺たち芸能人の生業なんだ。」
と念を押したのである。
学びといえば、人はすぐに勉強を思い浮かべる。
勉強であるからには
勤勉や努力がいつも要求される。
けれども私は、学校の勉強は、学びの基本ではなく
むしろ学びの特殊なかたちではないかとずっと思ってきた。
学校では「集中」という名のもとに
「見る」「聴く」以外の感覚を封印することを求められる。
全体の気配とその微細な変化に注意を漂わせておくことが
気を散っていることとなじられる。
しかし
人がどんな状況にあっても、しぶとく生き延びるのに必要なのは
逆のこと・・・
つまり、つねに全体に目をやり、かすかな異変にもすぐに対応できる
そのような知と感受性ではないのか。
おなじように・・・
本当は全感覚を巻き込んで浸るからこそ心地よい美術や音楽も・・・
学校では、見ること、聴くことという
対象から隔たられた「鑑賞」へと萎縮させられ
「とろける」と形容したくなるような、官能的な悦びからは遠ざけられる。
だから、学校で習っているうちに、美術も音楽も嫌いになる。
ずいぶん以前の事になるが
日々の勝彦さんと対談する機会に恵まれたとき
学生時代、つまり東京芸大の学生だったとき、一番熱中した授業がどんなのでしたかと訊いた。
日比野さんがすぐに挙げたのは、保健センター長で発生学者「三木成夫」さんの解剖学の講義だった。
第一回目の授業、
カーテンを閉めて暗くした教室に不穏な轟音が流れる。
そして前方のスクリーンに目と目とがうんと離れた、丸で崩れた菩薩のような不気味な顔らしきものから、両生類か爬虫類かのような顔、さらには哺乳類のような顔が、次々と映し出される。
それは、ヒトの胎児が数十日間で一億年を費やした脊椎動物の上陸史を夢の如くに再現する「胎児の世界」、その変化の記録を記録した画像だった。
それに震撼させられたというのだ。
今ある社会の秩序の内部で勝ち抜くために
あるいはそこから落ち零れないように
先生から
親から
「しっかり勉強せよ」
と言われる。
しかし、学びの射程は本来、それよりもはるかに長いものである筈だ。
人類の歴史は国家の歴史よりもはるかに古いからだ。
戦争や原発事故は
今ある社会の秩序がいつでも崩れうることを
教える。
人がいつ難民になるやもしれないと
教える。
そんな時に合っても、しっかりと生きてゆくために
私たちが身に着けておかねばならない能力とは何か?
そこから学びということを考え直す時期に
今、私たちはあるとおもう。
今ある社会の秩序の中で上手く立ち回れるよう
学校や親が敷いたレールの上を走るということでは
すまないのである。
武田さんや日比野さんが思い描いていたのは
きっと、そういう人類史的ともいえる「学び」の形なのだと思う。
2015年5月9日土曜日
インフレって、必要??
住宅建材・設備機器最大手のLIXILが・・・
またも、取扱い商品の値上げを発表しました。
・ウォールエクステリア:7%値上げ
・ガーデンエクステリア:7〜10%値上げ
・アルミサッシ10%値上げ
・庇・勝手口ドア・面格子10%値上げ
物凄い値上がり率ですね。
すでに8%の消費税で、目がチカチカし・・・
人件費や運送費の高騰でヒーコラ言って・・・
円高による輸入材の値上がりに閉口しながら・・・
ドンドンと値上がり続ける建材や住宅機器。
年間10~20棟程度を手掛ける小企業の地域工務店は
大量仕入れが出来ないので、コストUPがまともに経営に直撃します。
しかし、注文者の住宅の相場観は、ここ数年全く変わっていない。
だから、請負単価の値上げは客離れに直結していくので、簡単には出来ません。
よって、単純にコストUPがそのまま「利益減」につながっていきます。
通常、地場工務店は10人程度の社員を抱えます。
年間、一人平均400万円の給与として、人件費だけで4000万円が必要です。
その他、福利厚生・事務経費・運営費・広告宣伝費等を含むと・・・
最低でも年6500万円は必要でしょう。
よく、「年商2億円のお金持ち」なんてマスコミが紹介して冷やかしていますが・・・
年商は、利益ではありません。
総売上高です。
そこには、原価も入っているのです。
住宅の原価は高いです。
ラーメン一杯の原価は、30%~40%と言われています。
つまり800円のラーメンでは、480円以上が利益となるのですね。
でも、住宅では、60%(大手)~80%(中小)となります。
2000万円の家を10棟請け負って、1棟20%の利益を生んだとしても
年4000万円程度ですから、全然足りません。
利益率を上げたくても・・・
資材・人件費・家賃・光熱費・ガソリン代etc全てが値上がりつづけています。
中々、厳しいですね。
インフレは続きます。
年2%目標ですから、単純に5年で10%値が上がるのです。
2012年に発足した第二次安倍内閣
実質2年半で、すでに物価は10%~30%程度の上昇を起こしています。
2000万円で建っていた家が・・・
10%の値上がりで2200万円になります。
20%の値上がりで2400万円になるのです。
2017年には、消費税が10%となります。
さて、地域工務店は、生き残って行けるのでしょうか??
またも、取扱い商品の値上げを発表しました。
・ウォールエクステリア:7%値上げ
・ガーデンエクステリア:7〜10%値上げ
・アルミサッシ10%値上げ
・庇・勝手口ドア・面格子10%値上げ
物凄い値上がり率ですね。
すでに8%の消費税で、目がチカチカし・・・
人件費や運送費の高騰でヒーコラ言って・・・
円高による輸入材の値上がりに閉口しながら・・・
ドンドンと値上がり続ける建材や住宅機器。
年間10~20棟程度を手掛ける小企業の地域工務店は
大量仕入れが出来ないので、コストUPがまともに経営に直撃します。
しかし、注文者の住宅の相場観は、ここ数年全く変わっていない。
だから、請負単価の値上げは客離れに直結していくので、簡単には出来ません。
よって、単純にコストUPがそのまま「利益減」につながっていきます。
通常、地場工務店は10人程度の社員を抱えます。
年間、一人平均400万円の給与として、人件費だけで4000万円が必要です。
その他、福利厚生・事務経費・運営費・広告宣伝費等を含むと・・・
最低でも年6500万円は必要でしょう。
よく、「年商2億円のお金持ち」なんてマスコミが紹介して冷やかしていますが・・・
年商は、利益ではありません。
総売上高です。
そこには、原価も入っているのです。
住宅の原価は高いです。
ラーメン一杯の原価は、30%~40%と言われています。
つまり800円のラーメンでは、480円以上が利益となるのですね。
でも、住宅では、60%(大手)~80%(中小)となります。
2000万円の家を10棟請け負って、1棟20%の利益を生んだとしても
年4000万円程度ですから、全然足りません。
利益率を上げたくても・・・
資材・人件費・家賃・光熱費・ガソリン代etc全てが値上がりつづけています。
中々、厳しいですね。
インフレは続きます。
年2%目標ですから、単純に5年で10%値が上がるのです。
2012年に発足した第二次安倍内閣
実質2年半で、すでに物価は10%~30%程度の上昇を起こしています。
2000万円で建っていた家が・・・
10%の値上がりで2200万円になります。
20%の値上がりで2400万円になるのです。
2017年には、消費税が10%となります。
さて、地域工務店は、生き残って行けるのでしょうか??
2015年5月8日金曜日
2015年5月7日木曜日
ゴールデンウィークあっという間
ゴールデンウィーク・・・
あっという間に終わりましたね。(TT)
我が家は、4日間、子供たちと遊びまくりました。
とは言っても、旅行なんてしてません。
レジャー施設にも行きませんでした。
結局、どこにもいかず。
地元の公園、地元の海、地元のヨーカドー。(^^;)
去年の教訓。
「子供との旅行は、心底疲れる。」
「レジャー施設は、人の海。」
「高速道路は、渋滞への道」
結果・・・
「我が家が一番」となるのです。(笑)
1日目は、家の雑草との格闘から開始。
子供たちは、手伝うのも最初の1分で、その後1時間ばかりダンゴ虫集め。
息子と娘の会話
「ダンゴ虫、可愛いね~」
「あ、赤ちゃんダンゴ虫だ」
「私がお母さんダンゴ虫ですよ~」
「僕がお父さんダンゴ虫だぜ!」
「なんて可愛いんでしょう~」
「家の中に連れて行こうぜ!」
ここで妻の叫び声
「絶対にダメ!本当に止めてぇ~っ!!」
100匹ぐらい集めて・・・
娘と息子は「可愛いな~」と目がハートマーク。
それを見て、ゾッとする私と妻。
しかし、なんで子供ってダンゴ虫が好きなんでしょう??
ただただ気持ち悪い大人の我々ですが・・・
自分が子供の頃はきっと同じだったはずで・・・
その失った感性が、不思議でなりません。(汗)
午後は鵠沼海岸。
鎌倉も江ノ島も、観光客と車の渋滞でビッシリですが・・・
海は、まだ肌寒く、実は人がいない穴場なのです。
3時間遊んだ後に、辻堂のテラスモールにてボーネルンド。
土日メチャ込みのボーネルンドも、GWはメッチャ空いてます。
家に帰って、子供たち疲れきって爆睡。
次の日は、藤沢の親水公園。
ここは、穴場中の穴場。
川遊び・沼遊び・遊具遊び・散策・遊歩道と、抜群。
さんざん遊んだ挙句、巨大なコイを放心状態でみる3人の図。
ザリガニ・メダカ・カエル・川魚、取り放題。
家に帰って、子供たちは歯も磨かず爆睡。
次の日は、また海
ここは、茅ヶ崎海岸なり
さすがに寒いけれど、鼻水垂らしながら、一切お構いなし。
2時間遊んで・・・
お隣の茅ヶ崎漁港に移動。
息子、生まれて初めての海釣りなり。
そういえば・・・
私、約7年ぶりの海釣りです。
4年育てて、ようやく海釣りが出来るようになりました。(TT)号泣
独身時分、毎週のように釣りにいっていた私。
といっても釣りバカではなく・・・
仕事に病んで、海にボーっとしに行っていただけなんですが。(苦笑)
主戦場だった真名瀬漁港、こんど息子と行ってみよう。
ちなみに、息子
生まれて初めて釣ったのは・・・
昆布?!
かと思ったら・・・
奇跡的に・・・
海藻の中から、カニ出現!!
あと16年経って・・・
成人しても、息子、覚えてるかな~
今日の事。(^^)
覚えていたら、57歳の私は・・・
きっと、嬉しいだろうな。
あっという間に終わりましたね。(TT)
我が家は、4日間、子供たちと遊びまくりました。
とは言っても、旅行なんてしてません。
レジャー施設にも行きませんでした。
結局、どこにもいかず。
地元の公園、地元の海、地元のヨーカドー。(^^;)
去年の教訓。
「子供との旅行は、心底疲れる。」
「レジャー施設は、人の海。」
「高速道路は、渋滞への道」
結果・・・
「我が家が一番」となるのです。(笑)
1日目は、家の雑草との格闘から開始。
子供たちは、手伝うのも最初の1分で、その後1時間ばかりダンゴ虫集め。
息子と娘の会話
「ダンゴ虫、可愛いね~」
「あ、赤ちゃんダンゴ虫だ」
「私がお母さんダンゴ虫ですよ~」
「僕がお父さんダンゴ虫だぜ!」
「なんて可愛いんでしょう~」
「家の中に連れて行こうぜ!」
ここで妻の叫び声
「絶対にダメ!本当に止めてぇ~っ!!」
100匹ぐらい集めて・・・
娘と息子は「可愛いな~」と目がハートマーク。
それを見て、ゾッとする私と妻。
しかし、なんで子供ってダンゴ虫が好きなんでしょう??
ただただ気持ち悪い大人の我々ですが・・・
自分が子供の頃はきっと同じだったはずで・・・
その失った感性が、不思議でなりません。(汗)
午後は鵠沼海岸。
鎌倉も江ノ島も、観光客と車の渋滞でビッシリですが・・・
海は、まだ肌寒く、実は人がいない穴場なのです。
3時間遊んだ後に、辻堂のテラスモールにてボーネルンド。
土日メチャ込みのボーネルンドも、GWはメッチャ空いてます。
家に帰って、子供たち疲れきって爆睡。
次の日は、藤沢の親水公園。
ここは、穴場中の穴場。
川遊び・沼遊び・遊具遊び・散策・遊歩道と、抜群。
さんざん遊んだ挙句、巨大なコイを放心状態でみる3人の図。
ザリガニ・メダカ・カエル・川魚、取り放題。
家に帰って、子供たちは歯も磨かず爆睡。
次の日は、また海
ここは、茅ヶ崎海岸なり
さすがに寒いけれど、鼻水垂らしながら、一切お構いなし。
2時間遊んで・・・
お隣の茅ヶ崎漁港に移動。
息子、生まれて初めての海釣りなり。
そういえば・・・
私、約7年ぶりの海釣りです。
4年育てて、ようやく海釣りが出来るようになりました。(TT)号泣
独身時分、毎週のように釣りにいっていた私。
といっても釣りバカではなく・・・
仕事に病んで、海にボーっとしに行っていただけなんですが。(苦笑)
主戦場だった真名瀬漁港、こんど息子と行ってみよう。
ちなみに、息子
生まれて初めて釣ったのは・・・
昆布?!
かと思ったら・・・
奇跡的に・・・
海藻の中から、カニ出現!!
あと16年経って・・・
成人しても、息子、覚えてるかな~
今日の事。(^^)
覚えていたら、57歳の私は・・・
きっと、嬉しいだろうな。
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