まずは、外周のブロックを施工。
その間に、悩んだ挙句に石貼りを決定して
京都の大手石屋さんに注文。
デポ止めの物を、関東の運送業者が荷積みして
4tのユニックにて現場に搬入。
2パレットです。
運送費だけで、10万円近い金額となりました。(^^;)
さて・・・
貼る予定の場所は、下準備真っ最中。
残土をすき取り
地均しをして、砕石を敷き、転圧。
そして、桝の高さを調整。
A棟は、インターホンと照明器具が庭先に設置するため
CD管を配置。
そのあと、スリットのための型枠を組んでいきます。
A棟は、少し複雑。
3種類の仕上げに分け
それをスリットで区切ります。
通路部分は、曲線をつけるので、とても大変です。
机上で私が絵を描いたのですが
雨水枡・汚水桝・外水栓が邪魔をして
図面通りに進みません。
机上で書いた設計図通りには
全然行かないモノなのです。(^^;)
事件は会議室でおきてるのではなく
現場で起きているとは、良く言ったもので
まさに、この事かと。
まだまだ、下地工事が続きます。
石貼りの場所は、下地にコンクリート土間が必要です。
仕上がり天端より5cm低くコンクリートを打設します。
奥はモルタルの刷毛引き仕上げのため
仕上がりの高さで打設しています。
普通の駐車場であれば
これで仕上げて終わりなんです。
A棟は・・・
手前のひょうたん型の部分が石貼りで
左側の勝手口まで続く通路は洗い出し
車が駐車する場所は、刷毛引き
3か所が違う仕上げなので
3回、別々の日にコンクリート打設となります。
写真は、1回目にコンクリートを打設した
2日後の写真です。
打設翌日に洗い出しをして
さらに翌日、養生を外したところです。
この翌日、刷毛引き部分のコンクリートを打設します。
さて、B棟では石貼り開始です。
パレットから石を出してみて、唖然。
一個一個が小さい。(^^;)
話によると・・・
大きな石が取れなくなってきているのだとか。
石が小さくなればなるほど、貼る手間が多くなります。
予想より一回り小さいだけですが 工期は1.5倍かかる計算です。(汗)
ここまで来ると
「話と違う」と、返品することは不可能。(苦笑)
まずは、仮置きから始めます。
石をほどいて、体裁よく並べていきます。
開始して30分。
この時点で、工事を行う佐藤親方も苦笑い。
凹凸が激しく、しかも小さい。
仮並べをしながら
ピッタリ合うように、石を削って加工していきますが
削りながら・・・
「こりゃ、どえらく大変ですよ。」
と、頭を抱える棟梁の絵。
でも、ここまで来たら引き返すこともできず
やるしかありませ~ん。
セメントをバケツで混ぜながら
一枚一枚、貼っていきます。
一枚一枚、厚みが違い・・・
一枚でも右と左で、厚みが1cm違う石がゴロゴロ。
しかも、表面も凹凸があり
一枚一枚、木槌で叩いて
数ミリの高さ調整をしていきます。
そして、何度も水平が取れているかを水平器で確認。
水勾配を取っているので
道路に向かい、2%下っています。
このくだりを確保しなら、凸凹の石を貼っていく訳です。
一枚貼るのに、5分~10分。
合わない石は加工を要するので大変。
隙間も小さな石を合うように加工して、埋めていきます。
全ての石を貼り終わるのに
雨にもたたられ
2週間かかりました。(^^;)
最後に目地を詰め、凹凸に合わせて目地を取り除き
石の表面のセメントをスポンジで洗って
全ての工程が終了となります。
佐藤親方、終わって一言。
「二度とやりたくない・・・かなぁ。」
私の変更で、だいぶ無理をさせてしまい
申し訳ありませんでした。
おかげさまで、とても素晴らしい出来上がりとなりました。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。(笑)