不動産売買に携わっていると
自宅売却のご依頼を受けることが多いです。
特に当社の場合は、買い取り依頼も受けます。
マイホームを売る理由、いろいろありますが・・・
私が携わる売買では、ほとんどが下記となります。
・買い替え
・代替わり・相続
・借金返済
・離婚
買い替えは、いろいろな理由があります。
お子さんが巣立ったので、一戸建てからマンションに買い替えるご夫婦や
古くなってしまったので、建て替えるなら住み替えるという方。
多くは、広い家からコンパクトな家を選ぶ傾向があります。
鎌倉で多いのが、相続です。
旧市街地で不動産を所有する方々は年齢80代が多く
相続を受けた奥さんや子供たちが相続税を払うために売却されるケース。
借金返済は、住宅ローンや他の債務の支払いが厳しくなった方。
子供が大きくなるにつれ、学費や教育費を捻出するため
住宅ローン以外に借り入れをして、その支払いが出来ず
どうしても売却しなければいけなくなるケースが多いです。
ここ最近・・・
借金返済での売却が、とても多くなってきたように感じます。
その場合、急いで売らなければならないため
普通の不動産のように売り出されず、当社のような買い取り不動産会社に
「今すぐに買ってほしい」と不動産仲介業者を通して依頼があります。
テレビニュースでは・・・
「大卒就職率3年連続で過去最高」とか
「求人倍率44年ぶりの高水準」とか
「夏のボーナス過去最高額」とか
「2018年末の海外旅行者過去最高」とか言っていますが
そんなニュースの裏側で
自分の大切なマイホームを売らなければいけない人たちが増えているのを見ると
なんだか、個人的には「本当か?」と首をひねるしかありません。
借金といえば・・・
防衛相のローン地獄というニュースがありましたね。
東京新聞の「税を追う」にて中沢誠さんの記事が辛辣でした。
あれも欲しい。
これも欲しい。
ローンでドンドン買っているうちに借金が膨らみ
気が付くと首が回らなくなっていた。
そこで債権者に泣きつき
「返済を待ってくれ」と頼み込む。
ローン破産者の身の上話ではない。
日本の安全保障を担う防衛相の話だ。
安倍政権で顕著になった兵器ローンの増大で
防衛相が多くの防衛関連企業に
支払い延期を申し入れたことが分かった。
ある商社の幹部は、言う。
「今年度も来年度もローン返済が出来ないっていう話は聞いていた。」
「業界では、みんな知っているよ。」
防衛相のローン地獄は業界では周知の事実だった。
払っても払っても返済は追いつかず
2018年度の予算で、残高は5兆円を超えた。
民間企業ならこんな野放図な買い方はできない。
ところが、政府から反省は聞こえてこない。
月内に新しい防衛大網や中期防衛力整備計画が発表される。
情報だと・・・
財布のひもを締めるどころか
さらに高額の米国製兵器を購入する勢いだ。
以上
凄いですね。
12月5日の衆議委員会で発覚した話です。
防衛相が国内企業12社に対し・・・
購入した装備品代金の支払いを待ってくれと
国が民間に要請したというのです。
政府は表向き威勢のいいことばかり言いながら
裏で多重債務で軍事費の支払いが出来ず
なんと、民間に泣きついている訳です。
何とも信じられない状況です。
アメリカには金をジャブジャブ制限なく支払い
外国に毎年ODAという名目で4000億円をばらまく。
それでいて、国内企業には代金が払えない。
なんともマヌケで嘘のような本当。
その状況で、安倍首相は・・・
追加で戦闘機100機を買うとトランプに約束してしまった。(爆)
喜劇です。
今年、日本の学校にエアコンが付いていないことが大問題になりました。
真夏40度を超える教室内に扇風機が2台しかついていない。
未来を背負う子供たちが、皆汗だくで授業を受けている。
この超先進国の日本で。(失笑)
いまだにエアコンが付いていない小学校・中学校・高校が
日本全国に存在します。
また、どの公立学校も老朽化が激しく深刻です。
築40年を超える老朽化した校舎で
新しく日本を支えるために教育を受けている子供たちは
不自由に勉学に励んでいます。
首都圏では、深刻な保育園不足に陥り
政治で解決するといわれ続け、何年経ったでしょう?
去年の待機児童は、公表ベースで2万7千人。
厚生労働省は、都市部で定員90人の認可保育園を作ると
建築費が2億円かかるという試算をしたそうです。
アメリカから買う戦闘機1機100億円。
その1機で、50の保育園を建てることが出来ますね。
つまり、たった戦闘機6機分を保育所建設に向けるだけで
日本の待機児童をすべて無くすことが出来る計算となります。
これに対し、ネットの右翼と称される人々は
「兵器買わないと関税を上げられるから、安倍さんの選択はマストだ。」
と主張します。
その主張がまかり通り、支持率があがっているのだとすると・・・
何とも情けないかりぎりです。
アメリカから見たら
「ちょっど脅しただけで、戦闘機100機買ったよ。」
と、笑いものにされているでしょうね。
「日本は、脅しさえすれば、何でも言う事を聞く国。」
として、トランプに認識されたことでしょう。
きっと今後、何かあるたびに
「関税上げるぞ」と脅されることとなります。
そんな情けない状況なのに、翼賛する人たち。
多重債務になって尚、借金を積み重ね
ぜいたく品を買いまくり
借金の返済が滞っても、誰にも文句を言われない。
何をやっても責任を取らず
税金を我が物顔で使い放題に使い
それでも足らず借金を増やしつづけ
どんな政策の失敗をしても、自分の資産を奪われることはなく
事後、平然と「元首相」とか言われて、もてはやされ続けられる。
そんな政治家の様を見て、我々庶民は思います。
「羨ましいっ!!」
我々は、倹約を重ね
自分の着る洋服や靴を買うのを我慢し
どうにかして子供の身の回りや教育費を捻出し
そして、もらえる確証もない年金を毎月払い
将来の蓄えも少しばかりしながら
住宅ローンや車のローンを返している。
それでも一歩間違えるだけで、マイホームを手放さなければならない。
なんなんでしょう?
この差は。
でも、ここで勘違いしてはいけません。
国は、国民の家なんです。
我々日本人の唯一無比の家。
借金を重ね続ければ、結末は一緒です。
返済するために、国を売らなければならなくなる。
「日本を取り戻す」
あの、安倍氏がこぶしを振り上げ主張していたスローガン。
あれは一体全体どこに行ってしまったのか。
今、全く逆を行っています。
だれかこの流れを止めないと、取り返しがつきませんぜ。