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2021年5月16日日曜日

材木泥棒

ウッドショックの昨今・・・
現場からの材木泥棒が
大流行りしています。

一昨日、とんでもない事件が
身近で発生しました。

木造住宅は、基礎が完成した後
土台柱を敷いた後
上棟前日に
建物の躯体となる
柱や梁を現場に搬入します。

搬入された材木は
朝一に現場に
トラック数台で持ってきて
土台の上に積み上げられ
ブルーシートをかけて
翌日の上棟を待ちます。

翌日の朝は
午前8時前から
大型クレーン車が
現場に横付けし
大工が6~7人集まり
1日で屋根まで組み上げます。

とある現場にて
朝、クレーンが現場に来て
大工が7人集まって
現場監督も到着後
いざ、上棟を始めようとしたら

土台の上にある筈の材木は
どこにも無い。
全て忽然と消えていたそうです。

トラック2台分の
一棟分の駆体です。

それを夜・・・
人知れず盗むという
離れ業。

今までであれば
全く考えられない
「材木泥棒」です。

盗まれた材木は
約1か月前から
プレカット業者と打ち合わせを重ね
その家のためだけの
柱や梁を加工したものです。

「盗んでどうするんだ?」
と思うのですが・・・
再加工をすれば、流用は可能です。
また、同じような家を
建てるのであれば、そのまま
流用も出来ることを考えれば
今後、我々工務店は
恐怖でしかありません。

材木不足で・・・
ようやく漕ぎつけた上棟日
数百万円分の
材木を盗まれてしまう。
その後、材木の手配は
目途が立たず
着工に1カ月以上遅れるのは
確実でしょう。

下手すれば、数か月
遅れる可能性もあります。

そうなったら
施主様と大もめにもめるでしょうね。
下手したら、現場管理責任を指摘され
損害賠償請求を受けることに
なるかもしれません。

当社も・・・
6月末までに上棟を控える現場が5棟あります。
至急、対策を練らなければなりません。

戦々恐々です。

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