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2022年1月23日日曜日

オートバイの高騰

バブルです。
色々なものがバブルです。
何もかもが高騰し
価格が・・・
泡のように膨らんでいます。

鎌倉の不動産は、その筆頭です。
「暴騰」と言ってよいほど
ここ数カ月で
値上がりを見せています。

コロナ過に
相場の1割も2割も高い金額で
都心の不動産業者が
土地の販売を行ており
それが周辺相場を
吊り上げて行っています。

その割高の不動産を
都心に住む富裕層が
買っています。

一般人が取引する低価格帯ではなく
相場1億の物件が
1億2000万円で売れる。

すると、それが相場観として
売る側に浸透します。
不動産を持っている個人は
「自分の不動産も高く売れるの?」
となり、次々に
仲介物件として
相場とはかけ離れた金額で
売りに出されている状況です。

庶民とは関係ないところで
行われている取引が原因で
庶民が買う4000万円台から
中間層の6000万円台の不動産も
暴騰していく今の状況は
『相場破壊』といっても
過言ではありません。

目下、日本の経済は
不景気です。

ただし、株高が続き
株式投資や高利投資が活況で
暗号資産も一般認識され
有名ユーチューバーが
100万円で買った仮想通貨が
5000万円になったと
話していたりして
それら資産運用できる
にわか富裕層は増え続けており
ヤフーニュースに載った
「パンデミックが続く中、世界富裕層の資産倍増」
という嘘のような話が
今の現実な訳です。

今後、このまま
不動産バブルが続くと
「夢のマイホーム」が
ドンドンと遠のいていきますね。(TT)

また、不動産以上に
「オートバイ」の金額が
恐ろしい値上がりを見せています。

これも、不動産バブルと
全く同じ原因です。
金持ちが割高な車両を買う。
それが販歴として残り
相場を作りだしていきます。

また、もう一つの原因は
ユーチューブです。

芸能人が旧車を買って
乗り回まわす動画が
異常に流行っています。

マッハ
KH
ZⅠ
ZⅡ
GT
GS

40~50年前に
生産された旧車に
有名芸能人がまたがり
ただ、湘南を走る。

それを見た
同年代のおじさんたちが
一斉に、バイクを求める。

コロナ過の現代
消費の中心となる筈の
40代~50代の世代が
飲みにも行けず
遊びにも行けず
仕事では通勤が減り
我が家に籠りリモート。

日々の楽しみは
家を出ることなく
ネットゲームやネット徘徊。
発散できず
皆、今まで以上に
ストレスを抱えています。

そんな中・・・
PCやスマホで見る
ユーチューブ動画の中で
自粛のない芸能人たちが
昔憧れていたバイクで
湘南の134号線を
颯爽と風を浴びながら
「気持ちいい~」と雄たけびをあげて
自由気ままに
走っている訳です。

そんなものを見せつけられたら・・・
もう誰も・・・
スマホ越しに
目がハートになってしまった
オジサンたちを
止めることは出来ません。(笑)

彼らが買い求めるのは
子供のころ乗ったバイク又は
当時憧れたバイクです。

私が子供のころ
全盛期だった暴走族。
彼らが好んだ、いわゆる「族車」

Z400GP
Z400FX
GS400
CB400
CBX400F
XJ400

またはローリング族が
「走屋」と言われ空前のブームとなり
売れに売れまくった
レーサーレプリカ

NSR250
VFR400
CBR400F
RVF400
RG400ガンマ

当時、30万円で買えた
これら昭和のオートバイ達が
今・・・
平然と300万円を超える
恐ろしい高額価格で
販売されています。

そして・・・
バンバン売れているのです。

個人的に信じられません。(苦笑)

ただ、この事態が
芸能人を使った「ステマ」だったら
本当に良く出来てるなと感心します。
逆に怖いくらいです。

話は少し変わり・・・
先日のこと。

私のバイク仲間から
「やっちゃった!!」
と電話がありました。

何事だとあわてて話を聞くと
深夜、ヤフオクを見てて
750ssが安く出ていて
思わずポチッと
やってしまった。
というのです。

750ssとは
お笑い芸人のジュニアが
ユーチューブで紹介している
これです。

 

旧車の販売で日本一の
「ウエマツ」のHPに
販売車両が掲載されています。


「ASK」と「?」ですよ。
473万円の500ssは掲載しているのに
なぜ750ssは書かないか?

超高額だからでしょうね。
600万円は遥かに超える
金額なのでしょう・・・。(゜゜;)

友人に「いくらよ?」と聞いても
言いません。ただ・・・
「安かった」とだけ言います。

どうやって買うんだよっ!?
と聞くと・・・
頭金払ってから・・・
「6年ローンで月々5万円ぐらい払う」
と仰る。

50年前に販売されたバイクです。
しかもツーストなので
高回転でエンジンを回さないと
走らない車種です。

750cc以上のフォーストの場合
エンジンをさほど回さなくても
軽快に走るので
エンジンが痛んでいない場合がありますが
ツーストの場合、十中八九
エンジンがやられている車体です。
部品は、今、一切ありません。

よって・・・
買った時に走っても
すぐに壊れる可能性が高く
エンジンが壊れたら
簡単なレストアでも
40~50万円はぶっ飛ぶことを
覚悟する必要があります。
エンジンをフルレストアすると
普通に100万円は越えます。

そんなバイクに
「車を新車で買える」以上の
金を払うなんて
正気の沙汰とは思えませんよね?

こういう市場となると
すぐにアウトレイジが跋扈します。
悪徳業者に騙されて
鉄クズを100万円で売る輩も
平然といるので注意です。

これも住宅と同じといえます。

でも・・・
バイクに精通した友人でも
手を出してしまうほど
熱気を帯びているので
素人は、どうしようもない。
(住宅も同じです。汗)

慎重な人は・・・
安全な現行販売車を買います。
そして、レトロカスタムをします。
ただ、今、新車を買おうとしても
コロナの影響で製造できず
1年待ちは当たりまえ。

それが一層
中古市場を高騰させています。

値上がりが止まらない
様々な市場をみて
目が回りますね。

めまいがする話は・・・
ここまでとします。

そんな旧車を求めるオジサンたちに
朗報。

今年、ホンダから
あの不屈の名車
CB750F・CB900Fの復刻盤
「CB-F」が発売されるのでは?
という噂があります。


おお!!
カッコ良い。
ここ十数年で発売されたバイクの中で
ダントツにカッコ良い!!

今、当時のCB900Fを買おうとすると
まともに走らない車体でも
200万円します。

バイクデビューする中年の方々!!
もう少し待って・・・
新車を買う事をお勧めします。


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