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2019年8月23日金曜日

宇都宮餃子通り

山形でのお盆休みを堪能したあと
帰り道の奥日光でキャンプを二泊三日。
1週間の休みをめいいっぱい使う予定を立てました。

そして、奥日光から我が家に帰る日。
帰り道に「宇都宮」を通ることに気が付きます。
宇都宮と言えば、アレですよね!!

ということで急きょ・・・
伝説の餃子を目指すことにしました。

小学生の時、宇都宮に住んでいたことがある妻。
聞いてみると「まさしが一番!」というので
さっそく、向かうこととしました。

カーナビを頼りにたどり着いたのは
駒生店(こまにゅう)です。



到着すると
なんだか、周囲の雰囲気とは一変して
ここだけ、ただならぬ雰囲気を醸し出しています。


駐車場は空いておらず
少し離れたところに車を駐車し
私だけ様子を見に来ると
写真では分かり難いですが、駐車場の外周を
ぐるっと、行列が出来ています。

おおよそ60人ぐらい。(^^;)

待ち時間を聞くと、1時間半を超えるとおっしゃる。
マジですか。(汗)
外気温、35度ぐらいの炎天下。
そりゃ、無理です。

妻に聞くと、昔はこんなではなかったという。
行列がブームなんですかね?
私は、行列していたら並ばない派ですが・・・
行列に吸い込まれ並んでしまう人が多いのかしら?

う~ん
どうしても、宇都宮の餃子が食べたい。
美味しい餃子を食べて、帰りたい。
そこで考えを巡らせます。

「逆に中心地に行ってみたら空いてるのではないか?」

ということで、車を飛ばして
宇都宮駅にほど近い『餃子通り』に来てみました。


コインパーキングに車を停めて
下りてみると、凄い人。(゜゜;)
もう、昼をとっくに過ぎている時間です。

お目当ての「まさし」は、行列50人。


最も有名な「みんみん」は、空いてるぞ!!!
ラッキーだ!!


と思ったら、反対側の立体駐車場の中に
100人を超える行列。(嘘みたい)


2時間待ち。
そこまで美味しいの?
さすがに2時間は並べないでしょ~。

向かい並びにある「悟空」
行列20人ぐらい。


その並びにある「天頂」
行列25人ぐらい。


いちばん端にある「豚嘻嘻(とんきっき)」
行列20人ぐらい


ということで、行列が一番少ない
とんきっきに並ぶことにしました。(^^)

餃子だから回転が速いだろうと踏んでいましたが
入店できたのは40分後。

並んでいる最中・・・
「俺は、みんみんよりとんきっきが好き」とか
「とんきっきがコストパフォーマンス最強」とか
そんな会話が聞こえてきて
期待は、最高潮に膨れ上がります。

肉餃子:290円
野菜餃子:290円
しそ餃子:320円
チーズ揚餃子:150円
ライス:110円
ラーメン:510円

安い!!

肉×3、野菜×3、しそ×3、揚げ×2を注文。


来ました。
立派な羽根つき餃子が来たことに興奮し
息子と取り合うように箸でつついてしまい
「あ、写真撮らなきゃ」と思ったのが後の祭り。

肉餃子が6個、野菜が3個無くなってしまったお皿を
慌ててパチリ。

しそ餃子だけ完成品を撮ることに成功。(苦笑)


うま~い。
なんでこんなにサッパリしているのでしょう。
全然、油を感じません。

カリッカリの底・・・
もちっもちの外周・・・

こりゃ、何個でも食べれまっせ!!!

とくに、しそ餃子、旨い。本当に旨い。

揚げ餃子も、写真にとる前に残り一個となってしまいました。


食べ物の中で
「とんかつ」「ハンバーグ」「餃子」
が大好物の息子
一人で4皿を完食しました。
餃子がいまいち好きではない娘も
「醤油ラーメン、細麺でうま~!!」
と、ラーメン完食。

並んだ甲斐がありました。

お取り寄せもあるとのことで
https://tonkikki.com/

こんど、我が家で大量買いして
自宅でも試してみたいと思います。(^^)

2019年8月22日木曜日

げんキッズ

お盆休みは妻の実家である
山形県天童市で過ごしたのですが

以前もご紹介しましたが
天童市には、素晴らしい子育て施設があります。

天童市子育て未来館「げんキッズ」です。
https://www.shisetsu.jp/city.tendou/genkids/

天童市が運営する
無料の室内遊具施設となります。



凄い規模の室内「遊び場」です。
幼稚園~小学生を対象とした施設で
誰でも遊ぶことが可能。



とにかく、規模が凄い!!!
写真は、朝9時、開館にあわせて入って撮った写真です。

らせん状の網を登っていく滑り台。



最上部から滑り落ちると
最下部から出てくる。(^^)

係員が常時ついており、安全性は細心注意が図られており
また、床も固くなくクッション性があり
転倒しても、怪我がしない配慮が随所に。



トランポリンエリアや組み立て遊具やボールパークや
すべて、無料!!
都心だと30分500~1000円払って
利用するような施設です。
外には湧き水スペースがあり
地下水をくみ上げた水遊び場があります。



ここが、とっても冷たい水で
子供たちは「きゃ~、ひゃっこい~!!」と
大興奮で遊んでいました。

この「げんキッズ」は2015年に完成。
雨天や降雪期の遊び場として
鉄骨2階建てで、延べ床面積は約2226平方メートルの規模を有し
乳幼児、幼児も遊べる安全な施設としながら
吹き抜けを利用した高さ約8メートルの滑り台をはじめ
跳躍器具やボールプールなど年代に合わせた遊具を完備。

2階には子育てカフェなどの交流スペースや
有料の一時預かりルームがある、素晴らしい施設です。

驚くことに、建築費は総額で約14億2500万円。
たった、14億円で
こんな素晴らしい施設が1か所作れるんですね。

子育て支援とは
こういうものを言うのでしょうね。
この施設に触れ合っただけで
「山形県天童市に引っ越してきたい。」
と本気で思いますもの。

日本は、アメリカから戦闘機105機を買う事を発表しています。
その欠陥戦闘機の1機分の価格は116億円。
なんでも、140億円に値上がりするという報道もあります。

そうなると、たった1機削るだけで
こんな素晴らしい施設が10か所に作れる算段となります。
5機削ったら、日本全国50か所に「げんキッズ」を作れる。

自民党の議員方396人の中で
そんな風に考える人は、一人でも居ないのかしら?
是非、アホな金の使い方をしている
日本有数のお坊ちゃんの総理と副総理に
違を唱えてほしいと思うのです。

さて、話をもどりまして・・・

そんな素晴らしい「げんキッズ」に
お盆休み中、行き浸ってた我が子達。
ワイワイと他の子供たちと遊んでいたら
突然、テレビの取材を受けました。
山形のフジテレビ系列のお昼の番組
「やまがたチョイす」だと名乗ったそうです。
息子は、名刺までもらい
放送日時まで教えてもらったのだとか。
なんとマセた9歳です。(^^;)

妻の実家に帰り、その話を聞き
放送時間は山形を発つ最終日だと判明。
私や妻は・・・
「きっとカットされるでしょ。」
と息子に話すも、息子は
「絶対に出るから、帰るのを遅らせてほしい。」
と、嘆願してきます。

そこまで言うのであればと
朝一に関東方面に帰る予定を
お昼まで遅らせてみることとしました。

番組がはじまりました。



しかし、いっこうに登場せず。
やっぱり、そう甘いものではありません。
1時間の番組も終盤となり

「こりゃ、全カットされたね~。」
「テレビって、そういうもんなんだよ。」

がっかりした我が子たちを諭しながら
世の中の世知辛い仕組みを教えていたら
最後の最後に、とつぜん登場!!!
息子、私に一言。
「ほら、俺の言ったこと正しかったでしょう!!」

こりゃ、一本取られました。m(_ _)m

まさかの、テレビ初出演!!
今年の山形は、とても良い記念となりました。

2019年8月20日火曜日

山形県天童市の一保堂

今日は、朝一から・・・
メールチェックしながら
山形で美味しかったものを夢想しております。

妻の実家がある山形県天童市にて
とんかつ屋の「一保堂」さんで食べた
焼きかつ、美味しかったな~!!!

一保堂さんは
特に宣伝もしておらず
WEBサイトも無く
お店に看板も無い。

こんな・・・
市内にある古民家で営んでいます。



何のお店か解らないのに満員。
並ぶこと20分。
入店。

中は、まんま古民家を改築した感じで
客を多く入れて回していこうという感じが微塵もなく
余裕ある座席割となっています。

靴を脱いで入ります。
大きなテーブルに招き入れられ
メニューを見ると・・・
シンプルなラインナップです。


都心価格ですね。
お父さん曰く
「山形では、かなり高い方だね~」

とりあえず一通り注文して
しばし待つと
ドドンッ!とサラダが来ました。


写真ではスケール感が伝わりにくいですが
物凄い量です!!!

6人で来たのですが
「6人で食べきれるかな?」
と、大食いの私が思うほどの量。

野菜が高騰しつづけている昨今。
都心の料理屋さんでサラダを頼んだら
「雀の涙」ほどで1000円取られます。

どこでサラダを頼んでも
「これっぽっちで1000円かよ!!」
と妻と愚痴るのがお約束なのですが

恐るべし山形!!
恐るべし一保堂!!!

遠慮なくワッシャワシャとサラダを食べていたら
ほどなくして、メインが登場!!

息子が注文したロースとんかつ!!
(お店では、揚げかつ)


沖アミの塩辛が付いていて
塩と柚子ワサビ、レモンなどが付いていて
とても繊細なお皿です。

息子一口食べて、一言。
「今まで食べたとんかつの中で一番うまい!」

息子が今までナンバーワンと言っていたのは
秩父で食べた秩父名物「わらじカツ」でした。
それを凌駕したそうです。(笑)

こちらは、お父さんと私が頼んだロース焼きかつ。


焼きカツなるものを私、初めて見ました。
食べてみて、今まで食べたことがない食感。
45歳にもなって、初食感を味わえるとは!!
ただ・・・
とんかつをイメージしていると、裏切られるかも。

油っこさがほとんど無く
サッパリとしており
肉のうまみがダイレクトに感じられ
年取った我々には
とんかつ(揚げかつ)より、こっちの方が良いですね。

個人的に大好きな味です。

こちらは、妻と母と娘が頼んだヒレ焼きカツ。


娘と妻は、一皿をシェア。

すると、お店のおかみさんが
「ご飯と味噌汁だけでもお出しできますよ。」
と仰っていただき
カツが一皿で
ご飯と味噌汁を2つでご提供していただきました。
(350円也)

とても美味しく頂きました。

お水も美味しく(ワインボトルで提供)
食後に柚子アイスも出てきて
大満足。

ああ、また食べたい。
また・・・、食べたいな~。(TT)

次に訪れるのは、来年の夏休みかぁ~。
待ちきれません。


2019年8月19日月曜日

庄司屋

お盆休みが明けて
怒涛の日々を過ごしています。
もしかしたら・・・
当社創業以来、一番忙しいかも。(゜゜;)

そんな数日を過ごしていると
お盆に帰郷した妻の実家での日々が
一息つくごとに
走馬灯のように頭の中に浮かんできます。

「板蕎麦、旨かったなぁ~」

今年は、山形のお父さんに無理を言って
山形一の老舗『庄司屋』に連れて行ってもらいました。

なんでもここの蕎麦を食べるためだけに
東京から訪れる人がいるのだとか。
https://www.shojiya.jp/

創業は慶応年間で
現在で5代目という
150年以上の歴史をもつ
日本でも有数の老舗お蕎麦屋さんです。


これが・・・
めっちゃくちゃ旨かった!!

関東で食べる蕎麦とは、全然違うんです。
白が更科そば、茶色が田舎そば。

我々男性は、田舎そばをガシガシと食べ
女性陣は、更科そばをチュルッと食べる。



こんなそばを食べてしまったら・・・
神奈川に帰ってから
地元のお蕎麦を食べれなくなるかもしれません。

それほど、美味しい板蕎麦でした。

しかも、上の写真の一皿が一人分ですよ。
東京の蕎麦屋のざるそばの3倍ほどの量です。

目の前に出てきたとき
「これ一人じゃ食べきれないぞ!!!」
と、驚くほどの量でしたが
全然、ペロッと食べられてしまいました。

こんなお蕎麦屋が地元にあったら
毎日食べに行っちゃうんだけどな~。(TT)
また、食べに来ます。
絶対。

2019年8月18日日曜日

内山節さんのお言葉

東京新聞2019.6.30の記事。
ご紹介しようと切り抜いておいて
忙しいあまりに机の肥やしになりそうなので
そのまえにご紹介します。

哲学者、内山節さんのコラムです。


政治の世界から流れてきた・・・
「老後は年金2千万円必要」
という報告書は
多くの人たちに
不快感をあたえたことだろう。

本当に2千万円必要かどうか?
それが問題なのではない。

年金といっても受け取れる額はさまざまだし
住んでいる場所や暮し方によっても
老後に必要な資金は変わる。

そんなことは誰でも知っていることであり
自分の場合はどうなのか
それぞれ考えていることだろう。

問題は老後の生活資金について
国が国民に指示を出すことにある。

しかも2千万円を貯めるために
貯金ではなく「投資せよ」というのだから
そういうことを指示して平気でいられる
精神構造に、あきれてしまう。

現在投資をしている人たちの約半数が
損失していることは無視するとしても・・・
投資をするかどうかは
それぞれの考え方であり
国が指示することではない。

私たちは誰もが
自分たちの生きる世界を持っている。

高齢になってから生きる世界は
それまでの何十年間によって造り上げられた
かけがえのないものだ。

そういうものに対する
最近の流行語で言えば
リスペクトがないのである。

それは・・・
今の政治に温かさがないことと
結びついている。

仮に年金だけでは
多くの人たちが暮らせないのであれば
なんとかできるように
高齢者が働きやすい環境を整えたり
支え合える社会や社会保障のかたちを
考えるのが政治の役割だろう。

そうではなく・・・
「年金だけでは足りないから投資をしろ」
と言うだけなら、政治はいらない。

この報告書の不快なもう一つの理由。
それは・・・
人間をお金のために働き
お金を貯める動物として扱っていることだ。

若い内から老後のために貯蓄をし
投資をおこなう。
この発想からみえてくるのは
現役の人間も、老後も迎えた人々も
国民はお金だけで生きている動物だと
見下す態度である。

それぞれの人々が築き上げてきた
かけがえのない人生に対するリスペクトが
あまりにも欠けている。

今日の日本の政治を覆っている最大の問題点は
尊重する精神の欠如なのである。

何十年も生きてきた人間に対する
敬意や尊重の欠如が
今回の報告書を生んだ。

さまざまな規制緩和をして
非正規雇用をふやしたのも
人間や労働に対する尊重のなさだった。

沖縄の辺野古の基地建設では
沖縄の人たちの意思を尊重することなく
権力で押し切る政治を進めている。

現在の政府から
自然に対する尊敬の言葉を聞いたことはない。

原発事故が起きても
原子力発電を推進しようとする姿勢からは
この社会で生きているすべてのものへの
尊敬が感じられない。

日韓関係でも
韓国政府の対応に問題点はあるとしても
植民地化されることによって発生した
韓国の人々の気持ちを
もう少し尊重する精神があったら
ここまで深刻化しなかったかもしれない。

あるいは・・・
ロシアの現実を尊重する精神がなかったから
北方4島をめぐる領土帰属交渉も
ロシアに冷たく拒否される結果を
招いたのではなかったか。

国民一人一人の人生を
尊重する精神を持たず
「老後不安」を
ただ「投資の活性化」に利用しようとする。

そのことに表れている
国民や他者に対する尊重・敬意の欠如が
今日の傲慢な政治を生み出している。

私には、そう思えてならない。