金融機関において
10年以上取引がない預金の事を指します。
つまり「忘れられた口座」です。
日本では、2021年現在で
なんと1兆円規模のお金が
所有者に忘れられ
金融機関で貯金として
休眠しているそうです。
1兆円もの金が
「銀行に預けたまま」
になっていると考えると
その大半が1万円以下の小口預金で
その管理や維持及び利息払いが
銀行に大きな手間となり
負担としてのしかかっているのだとか。
財政難の政府は
その休眠預金に目を付け
2018年に
『休眠預金等活用法』なる法律を作り
その他人の貯金を
第三者が活用できるようにしました。
ようは・・・銀行に眠ってる金を
「公共事業に使っちゃおう」
というものです。
https://www.janpia.or.jp/kyumin/
政治に全く興味がない国民ですから
我々の一般預金が
何時の間にか政治的に利用されていることを
ほとんど認識していません。
どんなところに流れているかは
昔でいうところの
国の出先機関である
『JANPIA』のHPをご覧ください。
その新法にあわせて最近・・・
『未利用口座管理手数料』
なるものが急激に広がりを見せてます。
地方衰退が進む日本。
地方にある銀行は、どこも苦しい経営状況で
吸収合併を繰り返し
年々その数が減っています。
その地方銀行が主導として
休眠口座に対する手数料を導入。
すでに3割の地方銀行が
1カ月あたり110円(税込)の手数料を
「2年以上、出金・入金がない」
に対し、過料。
自動的に手数料を
休眠口座から引き落とし
残高が無くなれば
口座名義人に通知を行い
返答が得られない場合
本人の意思とは関係なく
自動解約するというシステムです。
大手ではりそな銀行が
だいぶ前から取り入れており
https://www.resonabank.co.jp/kojin/hiraku/hutsu/miriyou.html
他の大手銀行も今年から追随を開始。
また、各銀行が
来年から休眠ではない普通口座に
通帳発行料を取ることを
次々に発表。
通帳を発行するごとに
1100円の手数料をとるそうです。
すでにみずほ銀行は
有料化しています。
来年から・・・
『通帳は有料』
時代に突入することとなります。
それら各種報道を見ていて・・・
私「ふ~ん、そうなんだ。」と
まだ先の話だと
他人事を決めこんでいましたが
何時の間にか2021年も
あと数日だけとなり
「浜銀も手数料取るって言ってたっけ?」
「2022年って、もう来月じゃん!」
と突如、慌てました。
重い腰を上げて家探してみると
21年前ぐらいまえに
アルバイト代の入金用に作った
口座がいっぱい出てきました。
そうそう・・・
昔はアルバイト先から
振込銀行の指定をされ
口座を作らないと
雇ってもらえなかったんです。
第一勧銀
三和銀行
中央労働金庫
横浜銀行
え~っと・・・
3つはすでに存在しませんね。
富士銀行と第一勧銀は
現在、みずほ銀行で
三和銀行は
三菱UFJ銀行ですか?
どれも約18年前を最後に
入出金をしておらず
れっきとした「休眠預金」です。
あわくって、解約の手続き。(^^;)
労金は窓口。
横浜銀行は電話解約。
都市銀行はWEBで予約をして
窓口にて1時間ほど。
無事に解約をすることが出来ました。
その解約時・・・
みずほ銀行の窓口で
こんなやり取りがありました。
銀「柳様、東京にお住まいになられたことありますか?」
私「無いですね。」
銀「東京都大田区の住所で同性の休眠口座があります。」
銀「読み仮名もやなぎはるおさまとなっております。」
私「過去、姉が住んでいたかもしれませんが・・・」
銀「印鑑の印影が異なります。」
私「う~ん、姉が作った?私は身に覚えがないです。」
銀「そうですか、それでしたら別人ですかね?」
私「確認のしようが無いです。」
こんなところで
同姓同名の人が居たという
情報を得られるとは。
ビックリです。
私の名前は
子供のころから
まともに呼ばれたことがありませんでした。
『春逢』と書いて
『はるお』と読みます。
病院や教習所などで
「しゅんほう様~!」
「しゅんおう様~!」
なんて呼ばれる事が多く
同じ名前は絶対いないだろうなと
思ってました。
ちなみ私、昔から
「名前だけ芸能人みたいだな!」
「名前だけは素晴らしいな!」
「こんな名前負けしてるヤツは居ない!」
と、学校の先生に
言われ続けてきたので
ひたすら解りやすい名前に
憧れたものですが・・・
仲間がいたかと思うと
なんだか、嬉しいのです。(^^;)
富士銀行の残高6円!
第一勧銀の残高8円!
計14円を受け取った
手のひらを眺めながら・・・
とても複雑な気持ちで
銀行を後にした・・・私でした。