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2021年6月11日金曜日

ユニクロの遥か上を行くワークマン

先日の休みのこと。

妻が・・・
「とにかく凄い!」
「初めて行ってビックリした!」
と、興奮気味に語りながら

「~女子とか~プラスが有るらしい。」
「行ってみたい、連れてって!」
と嘆願されたので

子供達が学校から帰ってくるのを待って
横浜桜木町に新しく出来た
商業ビル「コレットマーレ」に行って来ました。

お洒~落なお店がいっぱい入っていて
お洒~落な人たちが行きかうビルで
我々が他に目もくれず向かった先は
5階にありました。


吉幾三でおなじみの
ガテン系作業着の老舗、ワークマン。

そのワークマンの語尾に
プラスと女子が付いたお店です。


ここは、本当に・・・
あの・・
ワークマンか?

「行こうみんなでワークマン!!」
とコブシの利いた・・・

目を疑う私。


その変わりように
驚きながら、写真を撮る私。

妻は、「おおっ!」と興奮しながら
息子の手を引っ張り
足ばやに店内に消えていく。(^^;)

後を追いかけると
ここが凄かった!!

ガテン系に気を利かせた価格と
機能性に特化した作業着を
「一般開放」し・・・
さらにお洒落にしたという
洋服の数々。

しかも、どれもこれも
生地も縫合もしっかりしてる。

ガテン系が使う作業着が
元となっているので
とてもしっかり作っている訳です。

しかも、価格は
土にまみれて働く男の味方。
ユニクロの半値以下の金額です。

成長著しい我が子達。
洋服は、半年で小さくなり
着れなくなってしまいます。
去年の夏ものは
どれも着ることが出来ません。(TT)

今年の娘と息子の夏物洋服を
大量買いする妻。

その数、15着。

その量を見て
「おいおい、大丈夫か?」
「3万円は行くぞ、それ。」
「買いすぎだろ~!」
と、軽くピクつく私に

「大丈夫だから!」
と、躊躇なくレジに向かう妻。
恐る恐るレジの数字を見ると

ピッ
Tシャツ:580円
ピッ
Tシャツ:580円
ピッ
帽子:580円
ピッ
ズボン:980円

なんと、15着で1万円也!

想定していた金額の
3分の1でした。
あまりの驚きに
「ヤスッ!!ユニクロの3分の1じゃん!」
と、声を出した私。

すると店員さんが笑いながら
「ありがとうございますっ!」

と居酒屋のような合いの手で
返してくれました。(爆笑)


こりゃ、もう他では買い物出来ませんよ!
ここ数年の中で
一番、驚きました。

子育て世代の・・・
強い味方発見です!!!

しかも、私にも優しい。
3Lがふんだんにあるのです。(^^;)

余談ですが
7階にあるトイレの景色にビックリ。
みなとみらい、一望です!


このトイレは、夜来たら・・・
観覧車からベイブリッチまでの
絶景を独り占めできます。

横浜にある数あるトイレの中で
ナンバーワンの絶景でしょう。
(隠れオススメ)

また、同フロアにはキャンプ道具の
アポリトが入っていて
「どうぞハンモックにお乗りください」
というので、
子供達は洋服そっちのけで
ハンモックにずっと乗ってました。


しかもこのビル
映画館も入っていて
レストランも豊富。

桜木横丁ですってよ、奥さん!
https://colettemare-yokohama.com/251375

コロナが明けたら
がっつり遊びに来たいと思います。

2021年6月10日木曜日

鎌倉のモグラ

先日のとある定休日
妻と鎌倉市二階堂を散歩していると
普通の街の道路で
こんな場面に出くわしました。


動画が見れない場合は、下記をクリックください。
https://www.youtube.com/watch?v=1QQ62rZ8KaQ

ネズミにしては
歩くのが遅いなーと、見てみたら
土竜ちゃんでした。

鎌倉は、こんな事が日常です。
やはり、田舎ですね。

土がキレイで
ミミズや虫がいっぱいいるから
モグラもいるわけです。

ただ、見た目はとても愛くるしいですが
庭を荒らす害獣でもあります。

鎌倉に住むと、アライグマやハクビシン
台湾リスの多さに皆驚きます。
タヌキもいっぱいいます。

でも、庭をボコボコにする
コイツが・・・
実は一番被害が大きいのです。(^^;)

動画を撮ったあと
私が手で捕まえて
土がある場所に逃がしてあげました。

猫が居なくて良かった。(ホッ)

2021年5月31日月曜日

今の世界に足りないもの

私が子供のころ
大きな影響を受けた漫画の一つ
少年サンデーで連載されていた
「拳児」
の中の一コマ。


今の世の中で
決定的に足りないものが
この1ページに集約されています。

仁義礼智信

これらは・・・
過去、日本の社会が
大切にしてきたものばかりで
日本人の大きな価値観でした。

だから自然と・・・
親や先生が子に教え
その子が大人になり
また子に教える。
私も子供のころから
「嘘つきは泥棒の始まり」
と親や先生に口酸っぱく言われ
教育されました。

それが何時しか・・・
受験だけに目が向き
大人は子供にテストの点数だけを求め
良い高校・良い大学に入ることが
最大の価値観となり

親は人としての生き方を
教えることを忘れ
それを学校に求めるも
学校は予備的なものに成り下がり
「予備校」「学習塾」が
勉強の基軸になり替わり
数式や英単語を覚えることだけが
教育となっている。

自分の子が将来
どういう人間になるか
多くの親たちは
そこに興味が無いように見受けます。

「仁義礼智信」

良い言葉ですね。
人間、こうありたい
こう生きたいと、強く思います。

2021年5月22日土曜日

壊れゆく人工的な社会

東京新聞「時代を読む」の
哲学者・内山節のコラムを転載します。
(以下転載)

社会は、信頼・信用・共感といった
様々な『心情』に支えられている。

例えば・・・
戦後しばらくの間の日本を見ると
『平和』を何よりも大事なものと
考える共感の広がりがあり
自由や民主主義に対する信頼があった。

この『心情』が
戦後社会を支えたと言っても良い。

ところが・・・
高度成長期に入ると
経済発展が全てを解決するかのような
心情が生まれ
自分が勤める企業を
何よりも信頼する精神が
つくられていった。

こうして生まれたのが
かつての『企業社会』だった。

とすると・・・
今日ではどうなのだろう。
特に若い世代の人たちにとっては
企業は信頼するに値するものでは
無くなっている。

平和・自由・民主主義を
信頼しようとしても
現実にあるのは
平和が壊されていくのではないかという
『不安』であり
自由であるはずなのに
自由に生きられない社会であり
機能しない民主主義である。

信頼できるもの共感できるものが
失われていく。

そこに・・・
現在の社会があると言ってもよい。

そしてこの傾向は
新型コロナウイルス下のこの一年有余の間に
さらに拡大していった。


政府の政策や政治家たちの発言を
信頼している人が
今日では、どれだけいるのだろうか?

オリンピックと選挙の事だけを考えて
行き当たりばったりの
感染対策を繰り返すだけの政府。

コロナを自分の政治的野心の道具にするだけの
東京の都知事。

病院の経営維持しか
念頭に無いのかの如く感じさせる
医療界の「専門家」たちの発言。

ここから見えてくるのは
信頼も共感もできない社会の現実だ。

もちろん多くの人たちが
コロナ患者の治療に当たっている
医師や医療関係者たちに対しては
信頼や共感の気持ちを持っているだろう。

この現実の中で
困難に直面している生活困窮者や
飲食店をはじめとする
犠牲を強いられている人々の気持ちへの
『共感』も生まれている。

人間同士の想いへ信頼や共感はあっても
政治や社会のあり方としては
信頼も共感も出来ない現実が広がっている。

それが今の『コロナ下の社会』である。

だから多くの人が
緊急事態宣言が発せられても
自分の判断で行動している。
それは自粛疲れとか気のゆるみではなく
自粛を要求してくる政治家や専門家が
信用されていないからである。

そういう現象を展開させながら
その奥底では
戦後的理念や企業社会などの
今日の市場経済に対する
不信感が広がっている。

それがこの日本の現実なのだと
私は感じている。

私達は、『無事な社会』や
お互いに『守り合える社会』を
再創造するために
信頼と共感の世界を
つくり出していかなければ
いけないのである。

日本の伝統社会では
自然と共同体への強い信頼感があった。

自然は時に災害も起こすし
共同体は「わずらわしさ」ももたらす。
そういう事があっても
私達を守っているのは
自然と地域や
同業者の共同体だという事への信頼
その内部にある共感の輪が
社会を支えていたのである。

だが・・・
近代的な社会ではそのどちらもが崩れた。

そして、人工的に作られた
政治・経済・社会が生まれ
今それらへの信頼が一気に壊れている。

歴史は『近代がつくりだしたものの瓦解』という
大きな転換期を迎えているのかもしれない。

コロナ下の現実を見据えながら
私達はこの歴史的な課題と
向き合わなければならなくなっている。


以上

信頼・信用・共感が
今の世界を形成していて
日本の高度経済成長は
信頼の積み重ねが作り上げた。

それが今の日本では
音をたてて瓦解してしまった。

『信』とは「まこと」と読みます。

つまり嘘をつかないという事です。
社会全体の信頼回復には
『嘘』を無くすだけで済むのです。

自民党が掲げた
「日本を取り戻す」
というスローガンは
本来持ち合わせていた
日本人の美徳を
こころがけるだけで良かったのです。

日本人の美徳とは
たった2文字で表現できます。

『誠実』
又は
『実直』

たったそれだけを持ち合わせれば
メイドインジャパンは
すぐさま復活するのだと
個人的に思うのです。

今の日本企業は
日本社会が忌み嫌っていた
偽装・虚偽・粉飾・隠ぺい・手抜き
ばかりを繰り返し

今の政治は
日本人が一番嫌う
保身のための『嘘』ばかりをつく。

信頼していたはずの
社会構造の上に立つ人々が
虚偽に対する謝罪ばかりして
日々、頭を下げる。

でも、謝罪だけで誤魔化し
責任逃れに徹する様を
常に見て育った子供たち。

そんな社会の中で育った若者が
何も信じなくなり
自分の内に籠るのは誰も責められない。

でも、今のまま
若い世代にこの社会を
バトンタッチしてしまったら
もう日本の美徳は
消えて無くなってしまうでしょう。

嘘が誠になる世界。
小さな嘘に固められて
1mmも後戻りできず
巨大な嘘の塊となった日本。

それを変えられるのは
「働き世代」の我々しか居ないというのは
痛いほど解るのです。

じゃあ、どうすればよいのか?

まずは、一人一人が
誠実に生きる事こそが
はじめの一歩なんでしょうね。

2021年5月16日日曜日

材木泥棒

ウッドショックの昨今・・・
現場からの材木泥棒が
大流行りしています。

一昨日、とんでもない事件が
身近で発生しました。

木造住宅は、基礎が完成した後
土台柱を敷いた後
上棟前日に
建物の躯体となる
柱や梁を現場に搬入します。

搬入された材木は
朝一に現場に
トラック数台で持ってきて
土台の上に積み上げられ
ブルーシートをかけて
翌日の上棟を待ちます。

翌日の朝は
午前8時前から
大型クレーン車が
現場に横付けし
大工が6~7人集まり
1日で屋根まで組み上げます。

とある現場にて
朝、クレーンが現場に来て
大工が7人集まって
現場監督も到着後
いざ、上棟を始めようとしたら

土台の上にある筈の材木は
どこにも無い。
全て忽然と消えていたそうです。

トラック2台分の
一棟分の駆体です。

それを夜・・・
人知れず盗むという
離れ業。

今までであれば
全く考えられない
「材木泥棒」です。

盗まれた材木は
約1か月前から
プレカット業者と打ち合わせを重ね
その家のためだけの
柱や梁を加工したものです。

「盗んでどうするんだ?」
と思うのですが・・・
再加工をすれば、流用は可能です。
また、同じような家を
建てるのであれば、そのまま
流用も出来ることを考えれば
今後、我々工務店は
恐怖でしかありません。

材木不足で・・・
ようやく漕ぎつけた上棟日
数百万円分の
材木を盗まれてしまう。
その後、材木の手配は
目途が立たず
着工に1カ月以上遅れるのは
確実でしょう。

下手すれば、数か月
遅れる可能性もあります。

そうなったら
施主様と大もめにもめるでしょうね。
下手したら、現場管理責任を指摘され
損害賠償請求を受けることに
なるかもしれません。

当社も・・・
6月末までに上棟を控える現場が5棟あります。
至急、対策を練らなければなりません。

戦々恐々です。