木曜日の朝は・・・
不動産業者にとって休み明けの為
週で一番忙しい日となります。
今日は、トラブルが何件も重なり
朝からその対応に追われ
仕事が全くはかどらず、難義しました。
と言っても、トラブルを解決するのが
私の仕事の一丁目一番地ともいえるので
たぶん、永遠と・・・
こういう毎日を過ごしていくのでしょう。
まえにもご紹介しましたが
最近、メールで頻繁に
こんな啓発広告が送られてきます。
『社長は働くな』
『働く社長が会社を潰す』
『失敗しても、全て社員にやらせろ』
実務は全てを社員に任せて
経営者は資金繰りだけをすればよいというもの。
私も最近、たまに思うんです。
「ああ、いつになったら楽できるのだろう?」
「社長として、左団扇で生活したい。」
でもね・・・
トラブルに対する対応の一つ一つが
その会社の「社会評価」になる昨今。
その対応を一社員に任せるとなると
かなりのリスクが生まれます。
今の世の中、働く側に
「会社のために」という意識は薄く
殆どが「自分の為」に働いていますでしょ?
昭和世代のような
会社を愛し勤め先に骨を埋める覚悟で
仕事をするなんて
もう、死語のような状態です。
自分のたった一つの行動や言動が
この会社にどういう影響を与えるか
ということより・・・
「自分の気持ちや心」「自尊心」が
優先される個人的主義の世の中なので
とても難しいのです。
仕事がきつかったり
対応が気に入らなければ
今の若者は簡単に会社を辞めちゃうし。
仕事を変えるのをスキルアップなどと
コマーシャルする派遣会社が悪いのでしょうが・・・
人を派遣して金を儲ける会社が
日本の大手企業に何社も名を連ねている現状をみると
致し方無いのでしょうね。
ちなみに人材派遣会社の年間売り上げは
リクルートHD/2兆円超
パーソルHD/7千億円超
パソナ/3千億円超
と、物凄い金額です。
その昔、私が大っ嫌いなホリエモンが・・・
「ピンハネ屋の人材派遣会社が偉そうに一流企業気取ってる国は日本くらい。」
と言っていたのを思い出します。
個人の給与をピンハネすることが
会社の収益となるパソナ社の
会長である竹中平蔵氏が主導し
安倍政権下、派遣法がつぎつぎに改正されました。
今年4月に、また新しい法律が施行されました。
「派遣労働者の同一賃金同一労働」
と言われているものです。
面白いのは・・・
実際に派遣労働者に賃金を支払うのは
派遣会社なのにもかかわらず
派遣先の会社に対し
「正社員と賃金を同一にしろ。」
と言っているところです。
派遣会社が給与をピンハネして
巨万の富を得ているのに?
普通に考えれば・・・
「派遣会社がもっと派遣社員に給与を払えばよい」
というのが一般的な思考だと思うのですが
この日本では、矛先が全く違うんです。
またこんな話をすると
匿名のメールでキツイお叱りをうけるので
この辺で辞めておきます。
トラブル発生で、ため息一つ。
解決して、また、ため息一つ。
新たなトラブルが発生して、もう一つため息ついて
解決して、また言葉にならない「ため息」が漏れる。
その憂さを家に持ち帰ると
妻から「ため息つくの止めてくれる!」と叱られ。(^^;)
中小零細の社長は
皆、こんな感じでしょう。
あと何年、頑張れるかしら。
息子が成人するまでは絶対に頑張ろうと
自分の弱気を引き締めることに懸命な
今日この頃の私です。