Translate

2019年2月19日火曜日

スクリーンスレイバー

去年みた映画のなかで
年をまたぎ2か月が過ぎた今でも
なんだか心に引っかかっているものがあります。

それは・・・

「インクレイティブルファミリー」です。


アマゾンドットコムにて販売中

とてもスピーディーで痛快。
子供達は、始まりから終わりまで大興奮。
ディズニーピクサーの凄さを
まざまざと見せつけられた作品でした。

声優陣もおもしろく・・・
イラスティガール/黒木瞳
Mr.インクレディブル/三浦友和
ヴァイオレット/綾瀬はるか
ヴォイド/小島瑠璃子
クラッシュアー/サンシャイン池崎
アンダーマイナー/高田延彦

でも、それが引っかかっているわけではなく・・・

ヒーローたちの敵として出てきた
スクリーンスレイバーの言葉が
チクチクといつまでもささくれ立っているのです。

アナと雪の女王・トイストーリー・ファインディングドリーを抜き
ディズニー史上、最高の興行収入となったアニメなので
皆さんもご存知かと思います。

以下抜粋

彼女が必死に戦っている間
お前たちはお菓子を食べながら
ただスクリーンで見ているだけ。

自分で動くことなく
スーパーヒーローに戦わせ
疑似体験して満足している。

自分で話さずにトークショーを見て
自分で参加せずにクイズ番組を見る。

旅、人間関係・・・
リスクを取らずあらゆる大事な経験は
離れた場所からスクリーン越しに眺めるだけだ。

つらいことから逃げ
自分からは動かない。

ただ欲しがり
消費するだけで
ソファから立ち上がることはしない。

汗をかこうとせず
人生を生きようとしない。

スーパーヒーローに守って欲しいというのは
自分たちが弱いものになるということだ。
誰かの保護がないと生きられないというのと同じ。

自分たちの要求を満たして欲しい
権利を守って欲しいと求めるだけ。

便利なシステムが
ニッコリ笑いかけながら
大事なものを奪い続けているというのに。

さぁ、スーパーヒーローに私を止めさせろ。

お菓子を食べながら
スクリーンでその様子を見ているがいい。

お前たちを操っているのはスクリーン
このスクリーンスレイバーだ。

これだけメッセージ性の強いアニメを・・・
私は、片手で数えるぐらいしか知りません。

これ、本当に今の世の中の闇を
言い表しています。
それなのに・・・
この強烈なメッセージを
どこのメディアも取り上げていません。

ネットで「スクリーンスレイバー:メッセージ」と検索しても
数件しかヒットしない有様。
私ごとき人間の心に引っかかるのですから
たぶん、多くの人がチクチクと
刺さっている筈なのですが。

この様子を見る限り・・・
この内容は現代社会において本当に「不都合な真実」なのでしょう。

便利なツールが次々に開発され
家から一歩も出なくても何でもできる。
まさに、今、普及している
「あれ」とか「これ」とか「それ」とか
それらが・・・
我々人間の感性を衰退させ行く。

現代人のすべてはスクリーンで操られている。

スクリーンスレイバーは英語表示で『Screen slaver』となります。

直訳すると『画面の奴隷』となります。

スマホの画面
タブレットの画面
パソコンの画面
テレビの画面

なんだか、恐ろしくなってきませんか?

スマホの画面を除くのが怖くなった、私です。

2019年2月18日月曜日

OKグーグル

木村太郎さんの東京新聞連載コラム「国際通信」にて
笑えるけど、全然笑えない話がありました。
(以下抜粋)

今年のお年玉商戦
アメリカではスマートスピーカーが売れ筋だった。
ユーチューブではその人気を裏付ける動画が注目されている。

小さな男の子がスマートスピーカーに
「ヘイ、アレクサ」と問題を問いかけ
宿題をやらせていたというものだ。

隣室にいた母は、息子が独り言をいってるのを不審に思い
ドアの隙間から除き、そのカンニングを発見し撮影。
その動画は、去年末までに820万回も視聴されている。

スマートスピーカーを覚えたのは少年だけではない。

英国で飼われていたオウム「ロッコ」は
スマートスピーカーに話しかける飼い主の真似をして
好きな音楽をリクエストするようになった。
それだけではなく・・・
家に身に覚えのないイチゴやブロッコリが届き
調べたろころ、「ロッコ」がスマートスピーカーで
勝手に通販で買い物をしていたことが分かった。
それを英紙「ザ・サン」が電子版で伝えている。

また、米ノースカロライナ州のフォスターさんの家で
1歳の赤ちゃんが初めて発した言葉が
「OKグーグル」だったと・・・・
ニュースサイト「ミント」が伝えている。

グーグル社のスマートスピーカーを起動させる言葉だが
両親が良く使っていたのを
赤ちゃんが覚えてしまったのだろう。

スマートスピーカーの行く末、「恐るべし」か。

以上

そりゃ、恐ろしい話です。(ーー;)
共働きの家で一人っ子がスピーカーと会話する。
そんな日常が、いま現実となってます。

相手は無感情のAI(人工知能)機能ですが
学習機能により日々「人に近づくよう」に進化してゆき
そのうち相手の情状まで汲むようになっていく。

つまり・・・
人間が主体でコンピューターを人に似せていくのではなく
AIが主体となって人間に近づこうとしている訳です。
こりゃ、本当にターミネーターの世界ですよ。

 同紙で哲学者内田節さんがコラム「時代を読む」にて
人とAIをつなぐインターネット社会について
こう言っています。

インターネットが普及し始めたとき
「世界を変える夢の道具」のように言われた。
世界中のどこからでも誰もが発信できる。
都会と田舎の格差は無くなり
国境を越えた時空が広がっていく。

だが、期待通りにはいかなかった。

少し前までは、感情より理性が重視される時代だった。
感情だけでモノを言うのは恥ずかしいとされた。
ところが感情より理性が上に立つと
理性的な作法を熟知していない人たちは
社会から疎外されていく。

「知的」な素養がすべてに必要とされ
それが「エリート」の支配を生み出してしまうのである。
よって、自分は社会の主人公になれないと感じる
大量の人々を生み出してしまっていた。

政治も思想、理念、そしてメディアも動かしているのは
すべて「知的エリート」たち。
そういう構造への現代の不満が
社会の奥に鬱積しつづけた。
このような構造からの開放をもたらしたのがインターネットである。

ネット上では「知的エリート」に支配されず
自分の感情をそのまま発信できる。
あっという間に・・・
自分の感情を判断基準にして行動する人が増え
それが深刻な感情の対立を広げていく。

アメリカのトランプ大統領を支えているのも
この新しいアメリカの人たちの感情だ。

日本でも・・・
中国になめられるなという感情や
北朝鮮や韓国に対する感情が
安倍政権を支えている。

ヨーロッパに台頭する国家主義の勢力も
これら新しい感情対立が原動力となっている。

社会への不満やいら立ちが
インターネットでそのまま発信され
それが大きな渦となって社会を動かす。

政治は、それを助長する先導役の性格を強めていく。

今年は、世界がその方向に進んでいるのだということを
より明確にした年だったのかもしれない。
感情の対立をそのまま容認される時代が
私たちを包み込んでいる。

以上
内山さんは、今の社会にはびこる感情対立は
今までの「理性による支配」とは異なる
社会仕組みを見つけ出さない限り
無くならないとおっしゃり
このコラムを締めくくっています。

う~ん。
しかし、これらの表現媒体とされるSNSなど
インターネット上のものすべてがビックデータ化され
ごく一部の支配層が社会を動かす道具として
利用しているという話を聞きます。

つまりは、この感情対立を生んだネット社会も
全て「知的エリート」たちが操っているのではないのですか?

インスタグラムやフェイスブックなどで
我々が日常にUPした個人情報や家族の写真
そして、日々の「良いね」までもが
我々の知らないところでデータとして集められ
AIにより分類・区分けされ保存され使われている。

国は個人の集合体です。
よって、個人の動静を把握できるSNSなどは
官僚や政治家にとって、最強の武器となるわけです。
そして、そのデータを取得し分析できる一企業が
世の中を牛耳る力を持っていることとなります。

そう考えると、我々はすでに・・・
コンピューターに支配されているのかもしれません。

その社会を立て直すには
その基となる倫理を壊す必要があるのですか。

なんとも難しい話ですね。


2019年2月17日日曜日

シチュー

ブログで家族の体調不良をお話した後
色々な人から「皆さん大丈夫ですか?」とお気を遣い頂き
なんだか、逆に恐縮しております。(^^;)

今日、ようやく皆、熱がさがり・・・
来週は、日常に戻れそうな状況となりました。
いや~、今回は本当に長かったです。

1月初旬の娘の風邪から始まり
それが私に移り、運悪く喉と鼻に菌が回ったようで
副鼻腔炎と気管支炎を発症。
その後息子が高熱でダウンして、インフルかと思ったら
3日後に全身発疹。
水疱瘡でした。
1週間学校を休み、息子が治った後
娘が高熱でダウン。
学校に数日行った息子も、直後高熱でダウン。
二人ともインフルかと思ったら
娘が3日後に全身発疹。

つまり、娘の高熱は、息子から移った水疱瘡。
学校に数日行った息子の高熱は
学校でもらってきたインフルエンザ。

そして、2人を付きっ切りで看病していた妻。
まあ、そりゃ絶対移りますね。

40℃を超える高熱を出す妻と息子。
全身発疹に覆われ、痒くてのたまわる娘。
2月に入っても鼻水とタンが出放題の私。(苦笑)

妻がダウンすると・・・
家の機能がすべて停止します。

そんな時、父親はパニックです。
何がどこにあるのか分らない。
ティッシュは?ごみ袋は?ストローは?
子供の着替えは?タオルはどこよ?

いちいち妻に聞きに行く始末。(^^;)
妻は、高熱による頭痛で微動だに出来ないのに。

こうなってしまっては、とりあえず・・・
食べ物を私がどうにかしないといけません。
キッチンに向かいます。

寝込んでも食べられるものは?
また、数日間もつものは?
そして、簡単にできるものは?

私が選んだのは、シチュー。



「玉ねぎ」と「ニンニク」を米油で軽く炒め
鶏肉を入れてよく炒めたのち、ブナシメジを投入。
最後にブロッコリとジャガイモを投入して水を入れる。
後は、20分煮込んで、火を消す。
すったリンゴ入れて、ルーと牛乳を入れて
ひと煮立ちしたら完成!!



ニンジンが無かったのがタマニキズですが
とても美味しくできました。(^^)

さて、皆に食べさせよう!!

と思いましたが・・・
妻、水も飲めない状態。
息子も、熱が下がらず食べられない。
唯一、食べられそうなのが娘。

娘は3日間ほとんど固形物を食べていません。
でも熱が下がって27.5℃となり歩くことも出来ます。
「栄養を取らせるために、どうにか食べさせないと!」
そう思った私。
「食欲ない。」
「食べたくない。」
という娘に、無理に食べさせます。

食べ終わった後、30分ぐらいたってから
「頭が痛い」と一言発した直後に、すべて嘔吐。(TT)

久々に、布団を全部お風呂で洗うこととなりました。

「子供たちが小さいころ良く嘔吐したな~」
その懐かし日々を思い出しながら
風呂で布団を丸洗いする私。

朝作ったシチューは、結局その日だれも食べられず
次の日も皆、ほとんど食べられませんでした。
考えが甘かった。
結局、2日間の私の朝ごはんと晩御飯になることに。

しかし・・・
作った料理が食べてもらえない事って
こんなに悲しく切ないものなんですね。
全く知りませんでした。

【今回の教訓】

世の既婚サラリーマン戦士の方々へ。

夕食の準備をしている奥様に
突然の飲み会の連絡をするのはやめましょう。

奥さんは「ああ、そう、いってらっしゃい」と言いますが
貴方のために作った料理を前に
ハラワタが煮えくり返るほど怒っている筈です。

そして、そのせっかく作った料理が
目の前で冷めていくのをみる悲しみは
我々男が考えているよりも数十倍深いです。

人って、悲しみから生まれる怨念は生涯消えない生き物です。
ですので、突然の飲み会は出来る限り断りましょう。

「妻が家で料理を作って待っているから」

なんて言い訳、カッコ良いじゃないですか?

とにもかくにも、男性諸君、気を付けなされや!!

そして、日々の妻に感謝。

2019年2月16日土曜日

左様なら

我々が日常、一番多く使う言葉。
それは挨拶です。

私たちは、何気なく使っていますが
その意味なんて、いままで考えたこともありませんでした。
でも、挨拶を漢字にするだけで
趣がガラッと変わってしまいます。

「こんにちは」は「今日は」

「さようなら」は「左様なら」

芥川賞作家の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんのコラムにて。
※下記、東京新聞より抜粋

日本人のあいさつはとても味わい深い。
「こんにちは」
は、昨日までとは違う今日が期待され
今日こそは心機一転で出直すことが促(うなが)される。
昨日までの自分を寂滅させ、新たに生まれなおすのである。
(※寂滅とは、煩悩をすべて打ち消し悟りの境地に入ること)

「こんばんは」
は、昼とは気分を変えてよいということ。
日本在住のアメリカ人曰く
日本人は昼はプロテスタントのごとく
夜は地中海人のようだと述べている。

では「さようなら」はどうか?
私は、この「左様なら」が一番切なく美しいと感じる。

相手の気持ちや事情を斟酌(しんしゃく)し
左様なら仕方ない、別れるしかないと
諦める言葉ではないか。

自然災害も一緒である。
津波や地震、台風等の被害も同じように
納得できないまま受け入れるしかない。

「左様なら」と納得できる事情などあるはずもないが
すべて仕方ないと受け入れて
「こんにちは」の意気込みで
明日からまた、生きていくしかないのである。

以上。

これを読んでから・・・
「さようなら」という言葉が簡単に吐けなくなりました。
イントネーションが違うのですね。
泣く泣く受け入れ「仕方がない」と続く言葉。

「仕方ない」という言葉をウィキペディアでは
こう説明されています。

理不尽な困難や悲劇に見舞われたり
避けられない事態に直面したりした際に
粛々とその状況を受け入れながら発する
日本語の慣用句。


さようなら・・・
深いです。

そして「こんにちは」という挨拶。
こんにちは~と、皆、言葉をかけあってますが
あれはお互いに・・・
「今日こそは、良い日にしましょう!」と
お互いに励ましあっている事となります。

凄いですね。
そして、日本語って、難しい。(^^;)

45年生きてきて、常用のあいさつの意味を
今日はじめて知った、恥ずかしい私でした。

2019年2月15日金曜日

鎌倉の建築家による建売住宅完成

当社建売住宅の「鎌倉市玉縄」のA棟
現在、外構工事中ですが・・・
先行して完成した建物内部の状況をご紹介いたします。


撮影日は、朝の9時。
曇り空ですが、室内の照明器具は一切つけずに撮影しました。
フラッシュもたいておりません。

リビングは、天井高2900mmのハイトップ。


朝日が絶妙に入るよう、窓が配置されています。

一部が床までの出窓になっており
そこに井関大工に作ってもらった造作棚があります。


ここには、厚手の書籍や、または子供の遊び道具が並ぶことでしょう。
窓台はカウンターになっていますので
ここにもいろいろと置くことが可能です。


その窓の反対側に上がり畳スペース。
床より300mm上がっており
人が座ってちょうどよい高さとなってます。


5.43畳の和室です。
2枚連動引き戸になっていて、閉じることが出来ます。
今の建築では中々みない押入れの天袋も白木で作ってもらいました。

大工の井関さん、ありがとうございます。


ダイニングには、アイランドキッチン。

床は、大判のイタリアンタイルを張りました。


幅2700mmの大きな食器棚を作りつけていますが
キッチンの奥にある廊下スペースに食品庫を併設。


これだけあれば、何でも備蓄可能です!!


その廊下の左手に、洗面。


幅1300mmの収納洗面台。


さらにランドリースペース。


欄間付きの掃き出し窓。
ここは北西側の午前中一番暗い場所ですが
曇りの日の朝、照明器具をつけなくても、この通りです。

2階にあがると、共用スペースがどんと広がります。


上部にチロリと見えるのは、ヨット用の吊り金具。
そうです。
ハンモックをつるしますよ~。(^^)

ここの天井も、大工の井関さんに杉板を一枚一枚、合唱張りしてらいました。
感謝。

奥には、主寝室。


その他、子供部屋が2つあり・・・
メインの広いトイレがあります。


ここで歯磨きとかできるように、タモの修正材でカウンターを作り
モザイクタイルを大進タイルさんに貼ってもらい
TOTOの洗面を武蔵設備の白井さんに露出配管で設置してもらいました。

天井付近もカウンター材を渡し
トイレットペーパーなどを収納できるよう工夫。

階段は「緩やかで上り下りしやすいこと」が第一として
通常の建売住宅の階段に来らべ、1段が2cmほど低くなっています。
また、まて展開場も5段割と楽々。


ちなみに階段の踏み板も手すり笠木もタモの集成材無塗装品です。
石井塗装さんがオスモオイルで仕上げました。

玄関は、広々!!


下駄箱は、既製品ではなく、ランバーコアの造作。
井関さんが作り、石井塗装さんがラッカーで3度塗り。

ご興味がおありの方、現地をぜひご覧ください。

ちなみに、ここは自分で住んでも良いなと思うぐらい
良い仕上がりになりました。

いままで、広告販売は行ってきませんでしたが・・・
今月末から現地販売等を行っていく予定です。

当社に直接内覧のお申込み可能です。
お問い合わせは下記まで。
メールは:info@heisei-shonan.co.jp
電話は:0467-46-8775

担当、柳です。
いつでも内覧可能ですので、お気軽にどうぞ。

物件の情報は、下記HPにて。
http://www.heisei-shonan.co.jp/urinusi/tamanawa5i.html