SOSがの電話が鳴りました。
「冷蔵庫を買い替えたら、運送時に床と壁を傷つけられた」
メールにて、お客様から写真が届きました。
これは床の写真。
結構削られてますね。
床板は、信州産カラ松です。
ドイツオスモ社の植物性オイルで仕上げてあります。
別の場所にも。
引きずったようです。
普通、毛布を使い滑らせていくのですが・・・
う~ん。
2年たっても、新築時と変わらない状態でお住まい下さっているので
お客様としては、大ショックでしょう。
さらに階段の壁も・・・
珪藻土の壁が削られてます。(TT)
床は、補修方法がいくつかありますが
無垢材のリペアは難しいです。
ということで石井塗装さんにお願いして・・・
表面を削って、再塗装してもらうことにしました。傷があるところの表面を削ります。
傷が目立たなくなったら、深い傷をパテで埋めます。
そうしたら、傷のある板を一枚、全面にオービタルを当てていきます。
すでに2年たっているので、床材は照明焼けしています。
よって削ったところだけが新しい素地がでてしまい
そのまま塗ると、削ったどころだけ色が変わってしまいます。
よって、板一枚削り、色が変わるのを目立たなくする手法です。
削りだしたら、オスモオイルを1度塗り・・・
乾いたところでペーパーを当て・・・
もう一度、仕上げ塗りをして終わります。
珪藻土の壁は、飛鳥工業の早川さんにお願いし
傷の面を削り取り、再塗装。
塗り壁の良いところは、補修が簡単なところです。
何度でも塗り重ねがききます。
写真は、塗りたての状態です。
乾けば、目立たなくなります。
ただ、これも照明焼けしているため
新しく塗ったところは、若干、色が白くなってしまいます。
半年ぐらいで同じように日焼けして目立たなくなるでしょう。
最近、補修の仕事が多く・・・
現調から見積もりの作成、職人方の調整や段取り
加害者への請求や、保険の申請等の雑務に追われ
アップアップしています。(^^;)
こういう時に限って、体調不良に陥るのが人間でして
追い打ちをかけるように原因不明の咳と痰に悩まされ
少し参ってます。
こういう時は、落ち着いて、慌てず、ゆっくりと
流れに身を任せて、一つ一つこなしていくに限ります。
バタバタしっぱなしで、新年1月もあと数日で終わります。
早いですね。(TT)