国会見ていて思うのですが
党首の皆さん、とても滑舌が悪い。
安倍首相・枝野代表・志位代表のお三方。
お話が、なんとも聞き取りにくい。
先日、女優の「土屋太鳳」さんが
舌小帯短縮症の手術をしたというニュースをみました。
滑舌が悪いのを改善するために
舌の下にあるヒダを切り取る手術なのだそうです。
政治家は言葉で百万単位の人を動かす仕事なのですから
滑舌の改善をぜひお願いしたい。
また、国会は退屈だと敬遠されていた昨今。
今、面白いですよ。
とっても。(^-^)
子供たちも、将来必要とされる大人の立ち振る舞いが学べますので
ぜひ、中学生や高校生の皆さんが見てほしい。
スマホがあれば、ユーチューブで簡単に見れますから。
国会中継のアーカイブを見ていて
44歳のおじさんも、この年になって大切な事に気が付かされました。
人に自分の主張を理解してほしい時
また、物事を言葉だけで正確に伝えたい時は
自分の言動を
「ゆっくり」
「ハッキリ」
「端的」
とすることがとても大事なんですね。
端的とは・・・
「てっとりばやく確信に触れる」ことを指します。
共産党の宮本岳志氏と安倍首相のやりとりをみていて
とても勉強になりました。
(動画は日本政治チャンネルより)
相手に比べ、宮本岳志氏の話はとても聞き取りやすく
要領を得ていて分かりやすい。
かたや、官僚や首相は何言ってるかわからない。(^^;)
こんなブログを書くと・・・
「あそこの会社の社長は共産党だ」とか言われそうですが
私は、自称右翼の人間ですから、あしからず。(苦笑)
それにしても・・・
以前、文科省の事務次官が更迭されたとき
加計問題に絡んで「総理の意向」と記した文書が出てきて
それを本物とした前事務次官の前川喜平氏に対し
「(彼は)地位に恋々としがみついていた。」と
記者会見で痛烈に批判した菅義偉官房長官。
その時の、官房長官のお話では
「(彼は)当初は責任者として自ら辞める意向を全く示さず
その後に世論からの極めて厳しい批判などにさらされて
最終的に辞任された方だ。」
として、前川氏を『人間失格』だと批判をされていましたね。
さて現在。
総理大臣と副総理大臣は自ら辞める意向を全く示さず
世論からの極めて厳しい批判などにさらされています。
総理大臣の口癖を借りると「まさに」
自らの地位に恋々としがみついているように見受けます。
菅官房長官は、そのお二人を見てどう思われているのでしょう?
そして、国会答弁で一番笑ったのは・・・
「私と妻が関わっていたら、議員も総理大臣も辞める」
と、過去の国会で言い切った安倍首相。
今になり、2人が関わっていた証拠が次々に出てきて
一体全体どうするのか注視していたら
彼は、驚くべき事を口にしました。
「お金のやり取りがあって頼まれて行政に働きかけたという意味での関わりは無い。」
凄いですね。
ここまで、必死にしがみつくのです。
己の地位に。
恋々としがみつくその様をみて、感服しました。
「ああ、この人は身を以て国民に体現されておられるのだ。」
その姿は、なんとも勇敢で、限りなくみっともない。
総理が良く仰る『李下に冠を正さず』という諺。
中国の故事だそうですね。
2000年以上前の中国の斉の国のお話です。
虞姫(ぐき)という女性が実在し
その彼女が発した言葉に由来するとされています。
当時の王の娘だった彼女。
ある日、家臣たちが悪事をしていることに気づきます。
その家臣を排除するよう父親に忠告すると
逆に家臣から不倫をでっち上げられてしまい、
普段の様子からそれを信じた威王は娘を幽閉します。
囚われた虞姫は、父親に言いました。
私はこれまで王のために尽してきたが陥れられてしまった。
もし自分に過ちがあるとすれば、
人に誤解を招くような行動があったこと。
それは自分の責任である。
たとえ死刑になろうとも、弁解はしません。
ただ死ぬ前に、これだけは聞いてほしい
と・・・
国の惨状を訴えた。
この時、虞姫が自分をたとえた言葉が下記です。
『瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず』
たとえば、瓜の実がなっている畑の中では
身をかがめて靴を履き変えてはいけません。
瓜を盗んでいるのではないかと疑われるからです。
李(すもも)の木の下では
頭の上でずれた冠を直してはいけません。
李の実を盗んだのではないかと疑われるからです。
私の死後、王としてそう心掛けてほしいと嘆願する娘を見て
王は目覚め、悪事を働いた家臣を処刑して国を建てなおした。
なるほど。
とすると・・・
安倍首相曰く「威王」が自分だと。
悪事を働いた家臣が「財務省」で
野党が「虞姫」という比喩になるのですね。
そうかぁ。
得意万弁にこういう彼に、もう少しツッコミを入れてほしいところです。
なぜこれを野党の皆さんがスルーしている不思議。
安倍氏は・・・
自分を「王」だと思ってらっしゃるのです。
安倍首相の答弁を語ると不条理のキリがないので
私も真似をして、最後に諺をひとつ。
『前車の覆るは後車の戒め』
自民党の良識ある政治家の方々に、強く望みます。