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2016年11月18日金曜日

ボジョレーヌーボ?

人が狂喜乱舞して・・・
こぞって解禁日なる日に買い求めるモノ。

そんなものって、あまりありませんよね。

①ゲーム機の発売日
②ゲームソフトの発売日
③アイフォンの発売日

思い浮かぶのは、そのぐらいかな。

昨日、世の中、大騒ぎでしたね。ボジョレーヌーボー。

ボジョレーは、その数少ないモノの最たるものです。

忘れていても、数日前からマスコミが大々的に「今年もボジョレー解禁!!」と、大騒ぎします。
ワインを飲まない知人たちも、酒屋や百貨店に出向き、高いワインを買い・・・

「いやぁ、ボジョレーヌーボーは美味しいね~。」

と、老若男女、皆がこぞって話しているのです。

ですが・・・
その様子を外国人は見て、顔をしかめて、こう言うそうです。

「なんで、あんな不味いワインを金を払って買うの?」

美味しいワインは、最低でも1年の熟成をようするそうです。

長期熟成は、30年を超えます。

赤ワインのブドウの収穫は、毎年10月前後。

11月17日に解禁とすると・・・
たった1ヵ月。(^^;)
つまり、ボジョレーヌーボーは、一切熟成していないこととなります。

「ヌーボー」の意味は「試飲用」なんですって。(失笑)


つまり、「ボジョレーの試飲用」という意味なんですね。

皆、フランスでは無償でふるまわれる程度のワインに・・・
高額を払っていることなる訳です。


フランス人に言わせると・・・
熟成していないワイン香りも薄く、味も深みが無い。

そんな、ボジョレーヌーボーが、なぜかに本人に大うけ。

生産される約50%を、日本人が消費しているというのです。

日本のワインの消費量は、ヨーロッパの20分の1。
ボジョレーヌーボーだけは、桁外れ。

なぜ?

マスコミに、皆が見事に踊らされているのです。
そして、マスコミに金を払っている商社や輸入代理店はウハウハ。

ワインの味が解らない東洋人たちが・・・
マスコミや似非ソムリエの話をうのみにして・・・
騙されている。

「こういう味が、美味しいワインなんだ。」

皆、そう思ってしまっている。(TT)

日本人は何に弱いのか?
本当に良く解る事例です。

さてと・・・
今日は帰って、三岳のロックでも飲むか。


2016年11月17日木曜日

消費税10%の時期

先月、国土交通省より、下記告知がありました。

消費税率の10%への引き上げについては
「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律」
において、平成29年4月1日から施工するとされている。

建設工事の請負契約については
平成28年10月1日の前日までの契約締結している場合は
引き渡しが平成29年4月1日以降となる場合でも
8%の税率を適用する経過処置が設けられている。

今般、当該引き上げに関して
「消費税率引き上げ時期の変更に伴う税制上の処置」
が8月24日に閣議決定され・・・
施工日を平成28年4月1日から
平成31年8月24日に変更することが明記されたところである。

現時点では、閣議決定を踏まえた同法の改正はなされていない。

よって、平成28年10月1日以降の請負契約を締結する場合であって
平成29年4月1日以降の引き渡しを行うものについては
同法の改正状況に留意しつつ
引渡し時点における消費税率を適用した契約になるよう
適切に対応されたい。

さて、どういうことでしょう?

安倍首相は、消費税の増税を31年8月まで行わないと発表しました。
それが、取り消される可能性があるという示唆でしょうか?


とりあえず、本日、土地のお引渡し
これから家を建てるお客様に対し・・・

万が一、来年消費税が上がっても、なんだか良く解らない状況なので
お客様に突然払えっていう事を無責任に言えませんので
当社で負担します。

とお話をしました。

2000万円の請負契約を取り交わしたとすると・・・

40万円のUPです。

デカいですよね。

なんなんだろう?
この告知は?

不安を煽ることしかありませんね。(^^;)

2016年11月15日火曜日

被災地ボランティア

私の仕事仲間に、被災地に足しげく通う人がいます。
目的は、ボランティアです。

災害が起こった後、被災地へボランティアに向かう人には
通行証が発行され、高速道路が無料になります。

「通行証が出る」
というニュースが入ったら、いち早く被災地に向かい
自分の生活や仕事を犠牲にして、復興の手助けをするという
生き仏のような御方です。

その名もFさん。
若くありません。
もう、55歳。
元、キックボクサーです。(^^;)

もともと、運送業(赤帽・クロネコ)とお掃除屋(お掃除本舗)をしていたので
掃除・片付け・引っ越し・運送と何でも一人でこなします。

福島へは、もう10回以上。
先日も熊本へ2回も行っていました。

今日は、鳥取にいます。(^^;)

自分身一つ、仕事で使うハイエースを運転して
どこまでも、人助けに向かう。

道路代がタダになっても、ガソリン代は自分持ちです。
被災地に行ったら、宿泊代も自分持ち。

だから、車中泊なのだそうです。

「凄いですね!」と、彼に言うと・・・
「いやいや、観光に行くようなもんだよ。」と、またなんとも謙虚。
自費ボランティアをひけらかすところが微塵も無い。

悟りを開いているかのよう。
うっすらと車に影が映ってますが、何となく観音菩薩に顔がにてるのですよ。

そんな生き仏様に・・・
数週間前・・・
仕事を依頼しました。

現場に来た彼の車は、こんな状態でした。



真っ白。

噴火した阿蘇山の火山灰だそうです。(^^;)

「いや~、片道15時間ぐらいかかってさ~」
「向こう着いたら、ボランティアの受け付けがしっかりしてなくて、全然仕事出来なかったよ」
「だから、もう一度行こうと思ってるんだ」
「仕事がたまっちゃって、車を洗う暇もないんだ」

ありがたや、ありがたや(-人-)



それにしても、熊本は本当に踏んだり蹴ったりの状況なのですね。

地震で被災した揚句、火山の大噴火とは。
この車をみて、関東にいながら、初めて実感することが出来ました。

往復30時間走って、鎌倉~熊本をとんぼ返りした車です。

思わず、本当に拝んでしまいました。

今ごろ、鳥取で何をしてるのだろうか?

自由に自分の思うがままに。
フリーダムの彼が、うらやましい。

2016年11月14日月曜日

完全にコントロール

嘘をつくと
人は、その嘘をつき続けなければならなくなる。
嘘をつくと
人は、ばれないよう取り繕うのに労力を注ぐようになる。
嘘をつくと
つかれた方は、それが真実になる。

昨日の東京新聞の紙面にて。



福島第一原子力発電所の一号機の現在の状況が紹介されていました。

爆発後・・・
放射能が飛散しないよう、事故後5年以上、建屋で覆われていた一号機です。

2016年11月10日に放射能汚染を防ぐための建屋が解体された。
それが地方新聞に小さく、記載されていました。

図をみれば、誰もが分かると思います。

爆発した当時のまま、なんら変わっていない。
瓦礫で埋もれたまま。

変わっているのは・・・

「穴をあけてカメラを挿入」
「側面からカメラで調査」

完全に、コントロールしているわけですね。(失笑)

本来であれば、大ニュースでなければなりません。

メルトダウンした原発からの大気汚染を防ぐために、建屋で覆ったのですよ。
それを、内部がどうなっているかも分からないまま
なんら改善していない状況で、外したのです。
危険告知も無いまま。

つまり、これから、大気に放出し放題の状況になる訳です。

日本国民は、鈍感にもほどがあります。
というか、日光の猿状態。
みざる、きかざる、いわざる。

きっと・・・
2号機も3号機も露出しているから、大丈夫でしょ?
とでも思っているのかしら。

爆発直後、国が終わると大騒ぎした原発。
その当時となんら変わらない1号機。
それが、露出した。

本来であれば、全国紙で朝刊一面のトップニュースのはずです。

逆に・・・
こんなブログを書くと・・・
「風評被害をあおってる」と、批判を受けます。

なんていう世の中になってしまったのか?

総理大臣が「完全にコントロールしている」「福島は安全」嘘をついたばかりに・・・
日本は、嘘をつき続けなければならなくなってしまった。
そして、その嘘を取り繕うことに、政府も官僚も地方自治体もマスコミも必死。

誰もがわかる幼稚な嘘です。
嘘をつかれた我々がそれを真実にしてしまったら・・・
もし、中国や台湾、韓国で原子力発電所が爆発をしても・・・
日本は一切、文句も抗議も出来なくなってしまいます。

つまり、自分の嘘で自分の首をしめていることとなるのです。

その嘘に企業が先頭を切って加担し
そして、今、国民も加勢に加わるさま。

国ぐるみの嘘に育ってしまっている。
ここまで壮大な「嘘のスパイラル」は、客観的にみて圧巻です。

見事としか言うしかない。

2016年11月13日日曜日

家具図面

現在、建築中の注文住宅N様邸にて。

お客様のご要望を形にすべく、家具の図面を引きました。

ここ数日、猛烈な忙しさでなかなかできず・・・
遅くなってしまい、ご迷惑をお掛けしてしまいました。

すべて、施主の奥様が悩みぬいて、一棚一棚、考案したものです。(^^)
それを私が一つ一つお伺いして、訂正をしながら作図。

ここまですることは、当社でも滅多にありません。
理由は、もちろん予算です。
とても、お金がかかります。

また、初めて家を建てるお客様のイメージを形にするので・・・
実際どうなるのかは、お客様ご自身で判断が出来ません。

その辺の工務店みたいに、言われたとおりに作ってしまうのは簡単ですが
プロとしてそれは出来ない。
一つ一つチェックして、「見た目」「使い勝手」が良いように手直しをし
さらに「低コスト」になるようにアドバイスをしていきます。

家具には、色々と関わってきます。
洗面を造作するとなると、洗面ボールや水栓、タイルや照明器具も関わってきます。

これらを予算に合うよう、数多い設備メーカーの中から・・・
カタログとにらみっこしながら、お客様のイメージと予算に合うよう
選び出して、品番を落として、収まりを考えていくこととなります。

タイルなどは、種類も大きさも形も厚みも目地幅も千差万別。
突き詰めていくと、物凄い時間がかかるのです。

この時間が対価にも変わってしまうのが住宅。
やればやるほど、お金がかかってしまうのが、住宅なのです。
悩ましい。(^^;)

そして、何よりも、お客様が自分の想いを形にするのが出来ない。
殆どの人は、上手く自分の中からヒネリ出せないのです。
でも、今回は、奥様にとても構想力があり、ビックリ。
なんと、ノートにご自身のイメージをすべてスケッチしてこられた。
私、20年近くこの仕事をしていますが、初めての事です。

それを見て、「面白~い。」と思う私。

きっと、うちに注文されたのは、必然だったのかもしれませんね。

これを、建築家の先生に任せますと・・・
大変お金がかかります。
私がやることで、かなりコストダウンとなるのです。

また、普通の工務店さんだったら嫌な顔をされ
きっと、断られるでしょう。
もしくは、凄い金額を言われ、あきらめるかのどちらか。

打ち合わせを重ね、形を変え、大きさを変え、場所を変え、素材を変え・・・

とりあえず、1回目の修正図となりました。

■玄関クローク



オープンシューズクロークとなります。

傘用のステンレスパイプと衣類用のステンレスパイプが特徴的です。
ちなみに、下駄箱の中にコンセントがありますよ~。

■1F廊下

廊下に、造作の手洗い器。
そして、カウンター。

手洗いの周りは、モザイクタイルを張り込みます。


■キッチン袖壁

裏側は、すべて100×200のタイル張りとなります。
贅沢ですよ~。

■キッチン横パントリー

固定棚を、置くものを決めてから、作る贅沢!!


■洗面所

洗面所もすべて造作です。

ちなみに洗面ボールは、施主様の指定で、TOTOの実験用シンク「SK107」です。
たぶん、世の中で一番大きな洗面ボールだと思います。

どんなふうに仕上げるかは、私の手にかかっているわけです。


■書斎

天井まである本棚です。
カウンターもあります。

これら図面を、施主様に見てもらい・・・
説明をして、再度、訂正をして仕上げていきます。

現物は・・・
この建物を叩く井関工務店の一人棟梁、井関大工が造ることとなります。
図面が出来たら、後は井関さんにゆだねるだけ。(^^)

ちなみに、井関さんに任せると・・・
造作時に収まりが良くなるように、細かい訂正をしながら作ってくれるのです。
だから、図面さえ決まってしまえば、後はとても楽なのです。

現物が出来上がったら、施主様の了承を得て、本ブログでご紹介したいと思います。

ご期待ください。