資源を使い、物を作り、それを売ってお金にする。
これを、右肩上がりで永遠とループする考え方です。
しかし、石油やガス、鉱物というような資源が枯渇してしまったら・・・
この経済至上主義は、原動力を失い成り立たなくなります。
そこで、考え出されたのが原子力です。
地球は小さいです。
その地球が蓄えている資源は、限られています。
あと30~100年足らずで天然ガスや石油は枯渇すると言われ続けています。
先進国の人口も減り続けており・・・
労働力という「資源」も、先細りの一途です。
これら全ての問題を、原子力という「夢のマシーン」が解決するのだと、自民党の方々は何十年も前から語られてきました。
核燃料を燃やすことで、ごく僅かなウランで莫大なエネルギーを産み、そのエネルギーで物を作り売ることが出来る。
さらに、使用済み核燃料を新たに再利用できる。
まさに永遠ループを支える永遠ループ。
しかし・・・
元に立ち返ると・・・
経済至上主義とは、必ず資源が必要なのです。
金を生み出す為に犠牲にする何かです。
原子力という夢のマシーンは、いったい何を資源としているのか??
ウラン?
いえいえ違います。
映像作家の丹下氏の動画をご覧ください。
スマホの人は、下記をクリックください。
https://www.youtube.com/watch?v=nvO5Kx5_zxw#t=316
是非、最後まで見てください。
最後のくだり・・・
彼はこう言ってます。
「日本は、経済の為に、未来を犠牲にしてしまった。」
そうなんです。
原子力作動の資源は、未来なのです。
丹下氏はこう言います。
「原子力自体が大きな金を生み出すシステム。」
「その大きな利権は、人々の判断を間違わせる。」
その間違いが、まさに今の日本と言えます。
金と引き換えに、メルトダウン中の福島産の農林水産物を平気で売る。
セシウムしか測定せず、他の放射能物質は一切触れもせず。
それで、安全宣言。
名目は「食べて応援」ですが、応援と言って売る先は、産地表示が不要な外食産業や加工品業者。
それらを批判すると「福島の生産農家を殺す気か」とか「福島を差別する気か。」と個人を攻撃する。
はっきり言います。
福島県を苦しめているのは、原子力です。
風評被害ではありません。
原子力がメルトダウンして3年たった今、格納容器の中がどうなっているのかすら解らない。メルトスルーしているのかも「解らない」という東京電力や専門家・原子力機構の方々。
そして、大気汚染も海洋汚染も、いまだ一切食い止めらえていません。
3年前と、なに一つ変わっていないのです。
一体全体、どこが安全なのか??
原子力推進の中枢にいた人で、3年間の間、はっきりと責任を取った方いますか?
彼らはいまだに「原子力は安全」という立場を崩していません。
福島は、イレギュラーだっただけなんだそうです。
しかし、福島県民を被ばくさせたのは・・・
今まで「絶対安全」と言ってきた大学教授や原子力機構の方々、そして政治家の方々だというのは、まぎれもない事実です。
そして、彼ら誰一人、一切の責任を取っていません。
個人的に賠償する気はみじんもない。
責任は、「国民の税金」で負う。
あたかも、自分が責任を負って負担したかのように。
そんな彼らが批判に対し、口を揃えていいます。
「風評被害」「風評被害」と・・・
あたかも・・・
「福島県を守っているのは我々」
という立場を演出している。
でも、あなたたち、加害者でしょ?
私には、加害者が被害者を道具として使ってるとしか見えない。
自分の保身のための、盾として被害者を使ってる。
悪質ですよ。
大臣や福島県知事の口からでる「風評被害だ」という言葉を聞くたびに、個人的に「なんて姑息な・・・」と思うんです。
未来を売って、金を生み出すシステム。
それが原子力です。
その事実は、今、日本人の誰もが認識しているはずです。
未来に毒物を押し付け・・・
今が良ければ、万事良いという考えは、正解ですか??
金の代わりに未来を売るなんで行為は・・・
発展途上国で子供を金で売る親と同じじゃないですか。
未来を創造する政治家が、それをやっては絶対ダメ!
原子力発電は、設置した土地の未来を吸い取り、造った企業や国に多額の金を産み落とす、アメリカが考え出した「日米原子力協定」という悪魔のような錬金術と言えます。
アメリカの原子力産業に散々未来を吸い取られた日本。
それと全く同じ行為を、トルコに対し行おうとしている。
メルトダウン中の日本が・・・
悪魔の所業ですね。
「恥を知れ!」と言いたい。