唯一、これだけです。
針葉樹で住宅の外部に使う木材は
防腐材を注入処理されたものが主流で
当社も数十年の間に
様々な材料を使用してきました。
でも・・・
どんな薬剤を注入した物も
販売元が「腐らない」と謳っていても
木は「水分を吸う」特性があるため
乾燥すると痩せます。
雨に打たれる外部では
その暴れ具合いが大きく
②膨張する
羽目板や破風、ウッドデッキに至るまで
過去、本当に苦労をして来たんです。
鎌倉山の山あいで建てた注文住宅では
5回も開閉不調を繰り返し
取り外して、反りやゆがみを調整しても
無償で新品(鉄芯入りに変更)に交換した
世の中の自然派住宅ビルダーは
皆、そんな経験をしていて
結果・・・
ビルダーの無垢離れに繋がっていき
街で見る家の外壁はサイディングが殆どで
当社は、ウッドデッキ材に
東南アジアやブラジルが原産地で
たしか、飛び込みで営業に来られたと
外部で木をふんだんに使った家でも
引渡し後のアフターが半減。
特に雨がかりする破風やウッドデッキには
日本の林業は針葉樹が柱です。
内部は水を通す層が多く
広葉樹やレッドシダーが殆ど。
九州大学農学部が立ち上がり
■福岡県工業技術センターインテリア研究所
■九州大学大学院農学研究院
が共同開発をおこない
広葉樹を超えた針葉樹材として
実用化されたのがエコアコールウッドです。
エコアコールという名前は
エコロジー(生態学)と
フランス語のアコール(調和)
を組み合わせて名づけられたそうです。
国産材の需要が減り続け
国内の山々が荒れて
頻発する土砂崩れを生み
日本の国民病となった
「花粉症」の原因ともなっています。
エコアコールウッドは
国産の檜・杉を主原料とし
そこに低分子フェノール樹脂を注入し
防腐剤や防虫剤を使用しておらず
『無毒性』なので
焼却しても有毒ガスを発生させず
焼却灰を土に戻しても
一切の有毒物質は残存しない。
処理木材特有の異臭もなく
自然のままの木材と同様に
人や動物に対しても一切無害!!
まさにこの汚染社会の現代で
日本技術を駆使した
世界に誇れる木材と言えます。
その性能の証明を
の世界を子供達に見せることと
厳島神社の土台に使われている
「エコアコールウッド」
感動しました。
でも今・・・
皆、疲弊しています。
横架材は、輸入集成材?
羽目板は、レッドシダー?
何卒、改めて頂きたい。
また、外国製品を好んで買う個人の方々。
よっぽどのこだわりや理由がない限り
つづく