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2023年1月21日土曜日

腐らない杉のウッドデッキ

当社の住宅の破風やウッドデッキには
エコアコールウッドを使います。
https://www.kyumoku.co.jp/

プロとして様々な木材を
見て触って来て
「針葉樹で腐らない木」として
胸を張って紹介できるのが
唯一、これだけです。

針葉樹で住宅の外部に使う木材は
防腐材を注入処理されたものが主流で
当社も数十年の間に
様々な材料を使用してきました。

でも・・・
どんな薬剤を注入した物も
どんな塗装を施しても
エスティックウッドのように
特殊技術を駆使して
販売元が「腐らない」と謳っていても
平気で腐ってしまう。(^^;)

木は「水分を吸う」特性があるため
湿度が高いと膨張し
乾燥すると痩せます。
よって、夏と冬に「暴れ」ます。
雨に打たれる外部では
その暴れ具合いが大きく

①縮む
②膨張する
③たわむ
④反る
⑤割れる

等々、経年で様々な変化を発生させ
羽目板や破風、ウッドデッキに至るまで
過去、本当に苦労をして来たんです。

鎌倉山の山あいで建てた注文住宅では
木製ドアの老舗メーカーが造った
「木製玄関ドア」を設置したのですが
約3年のうち・・・
5回も開閉不調を繰り返し
その都度、建具屋さんがお伺いし
取り外して、反りやゆがみを調整しても
春夏秋冬で狂い続け
4年目で、もう手に負えず
無償で新品(鉄芯入りに変更)に交換した
なんてこともありました。

世の中の自然派住宅ビルダーは
皆、そんな経験をしていて
結果・・・
ビルダーの無垢離れに繋がっていき
街で見る家の外壁はサイディングが殆どで
破風や軒天も窯業系。
無垢の玄関ドアなんて殆ど見ず
ウッドデッキも人工木が主流になり始めています。

当社は、ウッドデッキ材に
一時アイアンウッドを使いましたが
イペとかウリン、セランカンバツーなどは
東南アジアやブラジルが原産地で
違法伐採で社会問題になっており
数回の使用で止めました。

「どうしよう?」と困っていた時に
このエコアコールウッドに出会ったんです。
たしか、飛び込みで営業に来られたと
記憶しています。

武道の言葉に・・・
「準備が整ったら、師は目の前に現れる」
という言葉がありますが
まさに、そんな感覚。(^^;)

とても高額な材料ですが
なぜか、迷うことなく採用したのが
約5年前です。
そして現在
外部で木をふんだんに使った家でも
引渡し後のアフターが半減。

特に雨がかりする破風やウッドデッキには
欠かせない木材となりました。

日本の林業は針葉樹が柱です。
広葉樹と異なり
内部は水を通す層が多く
それを乾燥させると
空気を多く含み
それが檜や杉の特徴である
「柔らかさ」「暖かさ」となり
重宝されていました。

でも、その空気層は
元々水分を運ぶ管のため
どうしても水分を吸収します。

住宅の柱に使う檜や杉は
樹齢40年を越えた芯材なので
とても強く粘りがあるのですが
板状に加工されたものは弱く
デッキ材の国内シェアは
外国で清算された
タナリス注入材や
広葉樹やレッドシダーが殆ど。

その惨状に・・・
九州大学農学部が立ち上がり
林産学科の樋口教授(元)が研究をかさね

■九州木材工業
■福岡県工業技術センターインテリア研究所
■九州大学大学院農学研究院

が共同開発をおこない
広葉樹を超えた針葉樹材として
実用化されたのがエコアコールウッドです。
つまり・・・
正真正銘のメイドインジャパンなのです。

エコアコールという名前は
エコロジー(生態学)と
フランス語のアコール(調和)
を組み合わせて名づけられたそうです。

日本の疲弊する林業。
国産材の需要が減り続け
国内の山々が荒れて
頻発する土砂崩れを生み
日本の国民病となった
「花粉症」の原因ともなっています。

エコアコールウッドは
国産の檜・杉を主原料とし
そこに低分子フェノール樹脂を注入し
熱を加え高分子化させ
針葉樹の特性を抑えるというもので
他の注入材のように
防腐剤や防虫剤を使用しておらず
『無毒性』なので
焼却しても有毒ガスを発生させず
焼却灰を土に戻しても
一切の有毒物質は残存しない。

処理木材特有の異臭もなく
自然のままの木材と同様に
人や動物に対しても一切無害!!

まさにこの汚染社会の現代で
日本技術を駆使した
世界に誇れる木材と言えます。

その性能の証明を
現在進行形で日本の世界遺産
『厳島神社の土台』
が見せてくれています。

今回の広島旅行の目的は
「この世界の片隅に」
の世界を子供達に見せることと
私個人だけ・・・
厳島神社の土台に使われている
「エコアコールウッド」
を見に来ることでした。

実際、10年以上海水につかり続けて
腐っていない檜の土台を見て
感動しました。


厳島神社の壮大な景観を
エコアコールウッドが
支えている訳です。


潮の満ち引きで
浸水と露出を繰り返しており
さらに神殿の上は
世界各地から来た観光客が
1日、何万人と歩く。

超過酷な環境下において


木造住宅を支え続けているのは
日本の木であり
日本の職人技でもあり
日本の科学技術なのです。

日本の過去と現代の「融合」ですよ。


凄いです!!
メイドインジャパンは!!!

でも今・・・
材料も職人も技術も
皆、疲弊しています。

やはり、日本人は・・・
この日本品質を支える気概が必要です。
支えるとは「買う」事。

安い外国産を買っているビルダーさん方!
構造材は安いホワイトウッド?
横架材は、輸入集成材?
床材も断熱材も外国産?
ウッドデッキは、イペ・ウリン?
羽目板は、レッドシダー?

何卒、改めて頂きたい。

また、外国製品を好んで買う個人の方々。
車は、ベンツ・BMW・マセラッティ?
腕には、AppleWatch・オメガ・ロレックス?
スマホは、iPhone・GALAXY?
掃除機は、ダイソン・ルンバ?
家電は、ハイアール・LG・Electrolux?
買い物はamazon?

よっぽどのこだわりや理由がない限り
国産を買いませんか?

是非、国や国民が一丸となって
メイドインジャパンを応援してほしいと
切に願うのです。(ー人ー)

つづく

2023年1月19日木曜日

年末は「ねぎ庵」

2022年の年末は・・・

映画「この世界の片隅に」を見た後
ずっと子供達を連れて来たかった地
広島へ、行って来ました。

羽田から、飛行機で約1時間半。
近いですね!!
といっても車だと片道10時間ぐらい。
一時、車で行くことも考えたのですが
飛行機にして良かった。(^^;)

到着早々、レンタカーを借りて
向かった先は、ここ!!


広島のお好み焼きの超有名店
『ねぎ庵』

今回の旅行は・・・
半年前から計画していて
飛行機から宿・レンタカーに至るまで
早割が適用され
また、コロナの第7波中だったため
メッチャクチャ安くて
年末の繁忙期に
飛行機往復4人片道5万円。
宿泊費4人で1泊2万6千円ですよ。
貧乏くさい話ですが
おかげで4泊5日にすることが出来ました。

その4泊5日間の行程を
小学6年生の息子に
「広島の下調べは、全部任せた!」
「向かう先から食べ物までお前が決めろ!」
と、事前に依頼。
パワーポイントで行程表まで
作ってもらいました。(^^)

広島に到着して
一番最初の目的がこれ!


育ち盛り!
ナイスチョイス!!(笑)

11時過ぎに到着。
すでに10人ぐらい並んでます。
並んで20分で入店っ。

上の写真はオーソドックス。
下の写真は、ネギ乗せ!!


これが・・・
メッチャクチャ美味い!!


パリパリでフワフワ。

こんなにおいしいお好み焼きは
今まで、食べたことない!!
一枚が凄いボリュームで
ビックリしましたが
4人共にペロッと完食!!

この衝撃は・・・
6年前に沖縄旅行で食べた
紀乃川食堂のソーメンチャンプルに匹敵!!
http://heisei-shonan.blogspot.com/2018/01/blog-post_12.html

広島に到着してすぐ
生涯、忘れられない旅(味?)になりました。

昼ごはんを食べたら
広島市内へ!


慰霊碑でお祈り。
すぐに平和記念資料館へ!


原爆が落とされてから
今日で28267日目なんですね。(令和4年12月27日来館)

並んで入ります。
凄い人です。
そして、皆、展示品や写真を見ながら
絶句を重ねながら、館内を進みます。


壮絶ですね。
その一言です。

来館者は外国人も多く
館内のいたるところにある
休憩用の椅子に
大きな体を沈め
「オーマイガー」
と、両手で顔を覆う外国人の方々。

その姿を見た我が子達も
何か感じる事があったようで
資料館に入る前は
「きゃっきゃ!」と二人で
はしゃぎまくっていましたが
資料館を出てからは
マジマジと街を見回しながら
ため息を吐き
息子は、たびたび
「アメリカの人、皆泣いていたね。」
と、言いながら
天を仰いでました。

さて、公園内の他の資料館や展示を
巡り散策しながら
「おりづるタワー」向かいます。

路面電車に元気を取り戻し
大騒ぎで写真を撮りまくる息子。


おりづるタワーは凄かった。


広島の街、一望。


折り鶴を作って
投げ入れて
滑り台を堪能して
1Fのカフェで一服して

もう夕方です。
再度、原爆ドームに行って


目的地は無いけれど
路面電車に乗って


最後は、平和の鐘へ
皆で、今の日本の感謝と
これからも平和が続く事をお祈り。(-人ー)


1日目の最後は
「祈りの泉」で、もう一度お祈り!


今のこの日常が
「特別なもの」
なのかもしれない
という事を
かみしめる初日となりました。

つづく

2023年1月14日土曜日

中国系日本人

島国の日本は
単一民族という意識が強く
他民族を受け入れない
社会が色濃く存在します。

「外国人」と聞くだけで
普通の人でも警戒する。
「怖い」と思ってしまう。

お年寄りなどは
あからさまに強い反応をしますが
若者は表に出さないだけで
小さな子供に至るまで皆
全く同じだと感じます。

そして、一律に
白人にめっぽう弱く
他の有色人種は
見下す傾向があります。

我が家ですら
息子と一緒に街を歩いていて
すれ違う人が他言語を使っていると
白人の場合は一歩引きますが
アジア圏の言葉だと
「あ、北朝鮮だ!」
「あ、中国人だ!」
と、声に出して指摘します。

なんでそんなこと言うのか
聞いてみると
「キムジョンウンじゃん!」
「日本にミサイル打つ悪い国じゃん!」
「中国は怖いんだよ!」
「ネットも自由に見れないんだ!」
と言います。

その都度・・・
「同じ地球人だよ。」
「何も変わらないよ。」
「悪いのは政治で国民じゃないよ。」
と諭すのですが
多くの子供達は
毎日テレビで報じられる
北朝鮮や中国に対する報道に
感化されてしまい
子供社会の中で
悪い共通認識が確立され
正直、手に負えません。(TT)

これは日本の「教育」の
ダメなところであり
マスメディアの悪さであり
グローバル社会の中で
日本が世界経済から
滑落している
理由なんだと思います。

「インターネットがあるじゃないか!」
なんて声が聞こえてきますが
ネット上は更に嘘と真が曖昧で
SNSではネトウヨがはびこり
子供たちや若者が
ネットの情報を鵜呑みにして
より一層社会が悪い方向に
傾いているように見受けます。

そんな中・・・
最近、仕事を通して
この日本に
とても大きな変化を感じています。

コロナ騒動が始まった後
中国圏の人が鎌倉の地で
不動産を買うケースが
物凄く増えているのです。

昔から、中国人の購入者は
居たには居ました。
でも、片言の日本語で
国籍も中国のままで
住宅ローンを借りるのが困難で
「買いたくても買えない」
なんてケースに
何度か立ち合いました。

でも、今・・・
鎌倉で不動産を求められる方は
永住権を持った方や
日本国籍を持った方が殆どで
日本語がとっても堪能。
普通の会話では
中国の方だとは全く解らず
読み書きも完璧。

正直言って日本人よりも
日本語に精通していて
日本人でも難しい不動産用語も
全て理解しており
驚く事ばかりです。

見た目もインテリ。
英語も使いこなす。
そして・・・
とてもリッチ。(^^;)
一億円近い不動産を
皆、キャッシュで買われます。

そんな方々に幾度も触れると
「日本と中国はもう逆転したんだな。」
と実感するのです。

でも、その感覚は
日本の島国の中の
限られた村社会で生活していると
たちまち半信半疑になり
「たまたまだったのかな?」
と思うようになるのですが
この私の実感は
やはり正しいようです。

去年の新聞の記事に
こんなものがありました。
(以下抜粋)

新型コロナウイルス感染拡大で
度重なるロックダウンが続く上海。
常住人口約2600万人を有する上海は
世界有数の国際ビジネス都市であり
生活水準が中国で最も高く
世界的にも富裕層が多いことで知られる。

その都市が・・・
今、大きく傾いている。

家から出ることが何カ月も出来ない。
一歩たりと外に出ることが許されない。
店は全て閉まり、ゴーストタウン化。

家人が一人でも陽性になれば
家族全員が隔離施設に送られ
簡易的コンテナにとじ込められる。
自宅の鍵を強制的に没収され
コンテナで隔離されている間
我が家に防護服の人間がおし入り
家具から家財に至るまで
消毒液でビショビショにされてしまう。

高級バックも高級家電も
ソファーもベットも関係ない。
隔離から解放され
自宅に帰って見るその惨状は
多くの人が希望を失う状況だ。

そんな厳しい生活に疲れ果て
政府への不信が増幅し
将来に不安を抱える人が急増し
中国国外への脱出への
関心が急激に高まっている。

この状況になる前から
いち早く政府の異変を察知し
海外に脱出する
富裕層は少なくなかった。
ただ、そのほとんどが
米、英、カナダ、オーストラリア
などの英語圏の国に加えて
アジアでは
シンガポールやマレーシアが人気で
日本はもともと
単一的な考えが根強く
英語も全く通じないので
人気国リストに入っていなかった。

しかし、近年・・・
これまで人気の移住先だった国々で
中国人の移住条件が厳しくなっており
シンガポールでは
『投資移民』の条件を変更。
移住の際に活用されてきた
ファミリーオフィス投資が
4月に約9億円に引き上げられた。
イギリスは2月から
移民の手続きがストップ。
オーストラリアでは
中国からの移民申請枠が定員に達して
終了したとのこと。

次々の人気国の移住の受け入れの
門戸が狭まっている中
中国の富裕層の向かう先が
移住の制限が緩い
日本になっているというのだ。

現在、来日のビザは主に
「留学」「経営・管理」「高度な人材」
の3種類に分かれており
その中の経営管理は
500万円出資して
日本で会社を設立して
日本でのオフィスを借り
住居の確保などの条件をそろえれば
ビザを簡単に許される。

その会社のビジネスが成り立ち
日本での納税を行い
社員の雇用規定などを順守すれば
ビザの更新は容易で
将来的には永住権を得られ
帰化も簡単にできてしまう。

資産が豊富な
上海在住の中国人にとって
先進国の中で日本の移住が最も簡単で
エルドラドになっているのだ。

数十年前・・・
日本に渡った中国人は
日本で働いて一旗揚げて
故郷に錦を飾ろうと考える人が
殆どだった。

でも、ここ十数年は異なり
さらに今回は明らかに層が違う。

教授や医師などのエリート
高学歴者、超お金持ちが殆どだ。
しかも、彼らはもうすでに
移住の手続きを始めているのだ。

以上
なるほーど。

となると、今後・・・
中国の超富裕層の方々が
ドンドンと

①空気がキレイで
②景観が美しく
③治安がよく
④自由が保障され
⑤不動産がとにかく安い

この日本に
移住して来る事が
想定されます。

超富裕層とは
日本的にいうと
「純資産5億をこえる人」
を差します。

でも、それは日本の指標であって
中国の富裕層は一桁は違うな~。(⁠^⁠^⁠;⁠)

そんな資産レベルというか金銭感覚が
日本よりはるかに上の
中国系日本人の方々に対して
今の日本人が持つ
「中国人のイメージ」が
あまりにも乖離していて
いち庶民として
心配でなりません。

だって、私がビルダーとして
そして不動産業者として
ここ最近に接した中国系の方々は
人間としてのレベル?民度?が
自分より全然上だと感じたのです。

そして皆さん・・・
人間として、とても魅力的なんですよ。

おなじように
日本人の超富裕層にも接して来ましたが
個人的に思うのは
今は、中国の超富裕層の方々のほうが上品。
発する日本語一つとっても美しい。

スレッガー中尉じゃないですが(またアニメか。汗)
彼の言葉を借りると・・・

「悲しいけど、これ現実なのよね」(TT)

中国系日本人の方と会話して
彼ら彼女らが発する日本語が
「日本人より、選ぶ言葉がきれいだな~」
「日本人より、表現が豊かだな~」
と思ってしまう私がいるんです。
そして、現代語に侵されている自分に
マジで超気付く感じ?(語尾が上がる疑問形)


今、日本は我々が思う数倍のスピードで
国内のグローバル化が進んでます。
果たして・・・
『意識のガラパゴス化』
をしてしまっている日本人は
他国の超エリートたちの中で
日本人として・・・
日本国内で生き残れるのか?
我々の子供達は、太刀打ちできるのか?

今のままでは・・・
正直、難しそうです。

一刻も早い意識改革が必要だと思います。
急がなければならないのは
「教育」の抜本的な改革。
築70年を超えるボロボロの校舎で
アナログの教育を受けつづける子供達。
ミサイル買ってる場合じゃない。
最低でも・・・
成人するまでに英語が話せるようになり
中国語も必須にするべきかと。

じゃないと・・・
浦島太郎では済みませんよ。

2023年1月6日金曜日

新年!

新年あけましておめでとうございます。


(写真は、年末に訪れた厳島神社)

皆様には
健やかに新春を迎えられたことと
お慶び申し上げます。

また、早々、本ブログをご覧下さり
心からお礼申し上げます。

本年も引き続き
「ハウスビルダーが景観を形成する」
ということを肝に銘じ
当社が新しく家を建てる場所が
今より良い景観になるように
頑張っていく所存です。

そして
住む側に立った基本設計を行い
未来に気を使った設備を選び
「住む側に心を配った家づくり」
をより一層すすめ
一期一会で出会ったお客様方に
「平成の家を買ってよかった」
と必ず言って頂けるよう
社員一同、邁進してまいります。

簡単ではございますが
上記を新年のご挨拶とさせていただき
本日より、通常営業開始です!!!

本年も、何卒よろしくお願い致します。


2022年12月26日月曜日

年末年始のお知らせ

当社の年末年始のお休みを
お知らせいたします。

休業日/12月27日(火)~1月5日(木)

本日をもって
当社の2022年の営業は最後となります。

新年は6日より通常営業となります。
休業中のお電話やメールに関しましては
すべて1月6日のご返信ご返答となりますことを
ご容赦くださいますよう
お願い申し上げます。

最後の営業日の今日も
朝からバタバタしっぱなしで
一年を振り返って
政治も仕事も私生活も子育ても
常にバタバタしていたという
印象しかありません。(^^;)

2022は寅年だったんですね。

「今年は私の生まれ年だったんだ!」
と、年末に気が付くなんて
どれほど間が抜けているか
お解り頂けるかと思います。(汗)

来年は、兎年ですか!

兎か~。
飛び跳ねるのかな~?
占い系に一切の信仰がない私ですが
来年は陰陽五行説において
「癸卯」という干支で

停滞した世の中に
希望が芽吹き
花開く助走の年

なのだとか。
その占いが当たるとすると
来年は良い年になりそう。

くれぐれも・・・
政治家が増税増税で
水を差しませんように。
消費税増税なんて
行いませんように!!
(ー人ー)神頼み

ちなみに・・・
「兎」という字を見て
皆さんは、パッと何を連想します?
我々アラフィフの年代で
兎というと・・・

この画像がパッと思い浮かびます。


うる星やつら!!
因幡君の回ですね~。

この漫画が少年サンデーに
連載されていたのは
なんと40年前。(^^;)
私が少年サンデーを読み始めたのが
中学2年生(36年前)で
有名なドタバタ最終回は、
たしか・・・
少年サンデー紙面で見た記憶があります。

高橋留美子を読むには
少年サンデーとなり
その少年誌が飛躍し
テレビアニメが爆発的に人気を博し
常に視聴率20%を超えて
再々々々々放送がされて
我々世代から下の人たちも
よく見たと思います。(⁠^⁠^⁠)

そしてなんと・・・
2022年の今年になり
新しいアニメとして
放映されているというのは
本当に驚きです。
(新しいのは見る気がしないが)

ちなみに私は・・・
「くらま姫」派でした。

話が永遠と脱線していくので
もとに戻ります。

とにもかくにも
今年一年、本ブログをご覧いただき
有難うございます。

来年もこんな感じで不定期ですが
うる星やつらのように
ドタバタで続けて参りますので
当社共々、本ブログを
よろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎えください!

2022年12月23日金曜日

精神年齢

先日、新聞紙面にて
こんな言葉に目が行きました。

「人間30歳過ぎれば、顔に生き様が出る」

そうそう、本当にそうだな~
人間、顔に全て出るよな~
と、新聞を手に
ウンウンと頷ずきながら
「でも待てよ?」
「最近の30代って違くない?」
と、自問自答。

ちょっと前まで
日本のアイドルって
20代前半で皆引退していましたでしょ?
でも、現代の日本では
もうすぐ40歳の男の子?が
トップアイドルをやってます。

そこに全く違和感を覚えない
世の中があります。

当事者のメンバー達は
まるで20歳のように
物凄く若作りしていて
「俺はまだまだ少年だぜ!」
という体裁で
彼らを追いかけているファンは
顔写真付きの
ぼんぼんでデコレーションされた
ピンクのウチワを振る。

冷静に考えたら
異常な光景です。
どう贔屓目に見ても
39歳はオッサンですよね?

アラフィフの私には
そんな国民的アイドルを見て
「トッチャン坊や!」
という死語しか浮かばず
彼等をキャーキャー言いながら
追いかける若い女性の群衆を見て
違和感のミルフィーユ状態です。(^^;)

ここ20年ぐらいで
日本の年齢認識が
大きくズレている。
それを・・・
たわいもない新聞記事に
気が付かされました。

私が高校生のころ
30歳の人達は
皆、凄い大人に見えて
「別の生き物」みたいに
感じたものです。

街でサラリーマンを見て
「30歳になったら人生終わり」
なんて言葉を
同級生の女子高生たちは
平気で口にしてたぐらい。

だから、40歳のアイドルを追いかける
若い女性の姿がより一層信じられないし
実際・・・
日本の30歳の人たちは
24時間働くサラリーマンで
もの凄く大人だった。


でも、現代では
30代の人たちの顔は
皆一律、童顔。
高校生みたいに若く見える。

「人間30歳過ぎれば、顔に生き様が出る」

という昭和の言葉は
全く当てはまらず
生き様なんて微塵も感じない
幼い顔をしている人が多い。

なんでなんだろう?

40歳のオッサンが
少年(アイドル)でいることを
許容しているマスコミ(世の中)が
30歳過ぎた人間が
幼くても許される世界を
形成しているのかな?

ゆえに・・・
30歳過ぎて
「好き勝手に自由に生きたい」
などと言いっても笑われず
いつまでも保護された未成年のようで
歳だけ重ね取り
実年齢から精神が乖離しているのかな?

なんだか・・・
勤勉な日本人の気質を
若い世代から削ぐような
何か大きな意図が
日本社会にうごめいているように
感じもするのです。

ああ、でもそうか!?
幼さこそが
彼ら彼女らの「生き様」なのか。

なるほど!
30過ぎれば顔に生き様とは
よく言ったもんだ。

こんなことを言うと
物凄く反感を買いそうですね。
30歳でも凛々しい人は
多くいることを
付け加えさせて頂きます。m(_ _)m
それ以上に
嵐のファンにこ●●れるかも。(^^;)

お気を悪くされた方、申し訳ありません。
お詫び申し上げます。

この言葉の元を調べてみると・・・

有名ファッションデザイナー
ココシャネルが生前に残した
下記言葉だそうです。

20歳の顔は
自然から授かったもの
30歳の顔は
自分の生き様が映る
だけど・・・
50歳の顔には
あなたの価値がにじみ出る

もうすぐ50歳の私・・・
自分の顔を
鏡で見て
価値があるようには
到底思えません。

ただ、この歳になって
驚く事が3つ。

■眉毛が下に向かって生えてくる。
■目の下のクマが目尻を引き下げる。
■口角にシワ出来て口が常に閉じる。

そのせいで
表情が垂れ下がり
昔を知る人から
「顔が温和になった」
と、よく言われます。

それが価値だとは
到底思えませんが
にじみ出ないのは
まだまだ頑張りが足りないのか?
と思う今日この頃です。

ちなみに・・・
不動産業を数十年つづけている私から
こんな格言を一つ。

男性の人間性は
奥様を見ればわかる。
女性の人間性は
子供を見ればわかる。

お粗末様でした。

2022年12月13日火曜日

梶原にて

 鎌倉市梶原にて・・・

建売住宅を手掛けるため
4000万円台の土地を
2件、購入しました。

梶原という土地は
住民協定があり、分譲は出来ないので
80坪以上ある土地を
そのまま1宅地で利用する計画です。

早速、建築家の伊藤先生を
お忙しい中、お呼び立てして
現地を案内して
「どんな家を建てようか?」
と、ディスカッションしました。

そのうち一つに・・・
私が夢見る「アレ」を
作ってみたいと思い立ち
伊藤先生に依頼。

私が広い土地を手に入れたら
個人的にやってみたい事
というより喉から手が出るほど
欲しいもの。

それは・・・
アメリカンガレージのある家。

(写真は、ノースガレージワークスさんより)

車が2台&バイク数台が余裕で入る
大きいガレージが
家とは別棟であったら
日々の生活が、とても楽しいと思いません?
女性より男性から
共感を得られるかな~?

ただ、これを都心でやるとなると
物凄く多額の費用がかかる。
お金持ち以外、実現するのは難しく
我が鎌倉の地でも・・・
最低でも土地面積が100坪は必要で
100坪の土地を手に入れるとなると
場所にもよりますが
土地だけで簡単に1億円を超えます。

実現するのは難しい。

いままで、大きな土地を手に入れた際
散々地団駄を踏んできました。
やはり、土地が10分の1ぐらいの
田舎に行かないと無理だよな~。

でも、今回、梶原でかった土地は
ほぼ100坪あります。
やろうと思えば、やれるっ!!

古屋を550万円かけて解体し
造成して土地を整理して
母屋を建てて
ガレージも建てるので
金額は、高額となりますが
どうにか9千万円前後で
実現できそうです。

といっても自分の家ではなく
建売住宅なのですが。(^^;)

9千万円の高額な建売住宅と
なりそうなので
売れるかどうかは分かりませんが

「アメリカンガレージのある建売住宅」
なんて、絶対に面白いので
個人的に「やる」ことで9割決定!

今からワクワクが止まりません。

設計は、すべて伊藤先生にお任せです。
計画が固まったら
このブログでご紹介しますので
ご期待ください。(^^)

2022年12月10日土曜日

乾式セルローズファイバー断熱

昨今・・・
ゼロエネ住宅やら
ZEH住宅やらと
あたかも断熱性能や気密性能を
高めることが
「地球にやさしい」と
考えている節が
国の住宅政策に
見受けられます。

が・・・
しかし・・・
本当にそうなのでしょうか?

今、自然破壊をしているのは
化学製品です。
大量生産で生まれる
再利用できない工業製品の数々。
それを大量消費することが
地球にダメージを与えています。

現在の住宅の潮流は
「電気や灯油の使用量を減らす」
事だけに注力されており
本来考えなければならない
「ゴミを出さない」
という基本は
一切ないがしろにされています。

地球温暖化の中
外気が40℃近くになる
現在の真夏にて
いくら断熱性能を上げても
冷房機器を使わない家は
皆無です。

実は、断熱性能なんて
「ある程度」で全然よくて
国が推し進める
ゼロエネ住宅なんて不要なんです。

全館空調にして
24時間電気使って冷暖房回してたら
本末転倒でしょ?

「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ!」
とは良く言ったもので
住宅は建築時も解体時も
大量のゴミを排出します。
新築住宅1棟を建てるのに
多いところで2tトラック
3台分のゴミがでます。

地球を守るという観点で
住宅業界に一番必要なのは
性能の数値化なのではなく
「ゴミを減らす」
こと一点です。

そして、日本だけでいえば
「国産の自然素材を使う」
こと。

日本の住宅木製建材の自給率は
今まで30%台でした。
70%近くを外国産がしめており
その外国木材の中には
違法伐採されたものも多く
自然破壊に繋がっています。

現在、日本はコロナ禍で
外国産が輸入されなくなり
国産材が「しかたなく」使われていますが
それでも、40%程度にとどまり
危機的状況でも大半を輸入に頼っています。

国内林業が疲弊し
杉・檜が繁殖しすぎて
国民の多くが杉花粉症・檜花粉症で
苦しむ中でも
企業は安い輸入材を買う。(^^;)

本来ならば国が
輸入材に高い関税をかけ
国産材にシフトするように
政策転換すればよいのですが
欧米の圧力にとことん弱腰で
商社系の大手企業の利権に
どっぷり浸かっている政治家が
政策を決めているので
コロナが収まった今
ここ3年で復調した国産の需要が
一気に落ちている。(失笑)

地産地消をすれば
海外から運搬時にかかる
多大な電気やガソリン燃料が不要になり
過剰梱包で出るごみも無くなる。

外国に落ちていた金が
国内で回るようになり
国内の雇用も生み
日本の杉やヒノキを消費すれば
社会問題になっている
花粉症対策にもなる。

これが本当のサスティナブルだと
思うんだけどな~。

なんだか話が取っ散らかってしまいましたが・・・
なぜこんなことを書いたかというと
実は、単純に当社が標準採用する
断熱材の動画を紹介したかったです。(^^;

それが全く違う方向の話になってしまい
申し訳ありません。
下記、本題です。

国内の疲弊する林業を支える
日本の大手製紙会社の材木会社が手掛ける
日本製紙木材株式会社が
https://www.np-l.co.jp/index.html

古紙をリサイクルして特殊加工し
住宅の断熱材に再利用する
スーパージェットファイバー断熱。
https://jet-npl.com/

凄いんです。 


究極のエコ断熱材です。

是非見てくださいませ。

2022年12月4日日曜日

浄明寺郵便局

先日・・・

浄明寺郵便局(旧)を
当社で購入しました。


長年、この地域の郵政を
一手に引き受けていた
地元の小さな郵便局です。

今年初旬に別の場所に移転して
旧経営者がお住まいになっていましたが
その方から当社が買い取ることとなり

1か月前にお引渡しを受け
早速、古屋解体。


そして、先週、更地となりました。

とても目立つ立地です。

浄妙寺と報国寺という
鎌倉を代表する
2大寺院の間に位置し
どちらも徒歩で数分。

南東の角地で
日当たりも良く
店舗なんていう選択肢もあります。

現在・・・
建築家の伊藤誠康先生に
基本設計を依頼しており
来年には
「建築家が基本設計手掛けた建売住宅」
として、販売する予定です。

今のところ・・・
店舗にもガレージにも出来るスペースがある
ガレージ付き3LDKを計画中。

販売は、三井不動産リアルティ鎌倉センターが
担当します。

ご期待くださいませ。

2022年12月3日土曜日

不動産暴騰

・・・もう年末ですか。(^^;)

今年は、早いですね。
物すごく早かった。

足元の景気は悪いのですが
湘南地域の不動産業界は活況です。

鎌倉という地が中心となり
『ロケーションが良い土地』
の値上がりが凄まじく

海が見えたり
山の景色が美しい土地は
ここ数年で
倍以上の値が付くところも
珍しくありません。

今まで、湘南地域への移住者は
9割9分は日本人でしたが
ここ数年、外国人の方がとても多く
やはり目立つのは
中国籍の方々。

皆さん、流ちょうに日本語を使いこなし
不動産の専門用語にも
日本人以上に理解が深く・・・
私が応対する中で
驚く事ばかりです。

ただ、鎌倉は小さい市町村なので
売り物件がとても少なく
その結果・・・
お隣の逗子・葉山・藤沢に波及し
ロケーションの良い土地が
同じように暴騰。

その値上がりが不人気地だった
横須賀方面にも波及しており
「秋谷」で海が見える土地が
坪単価150万円前後で
取引をされるという
とんでもない状況となっています。

今までの日本の住宅の価値は
「駅から歩けるか?」
「道路付けが良いか?」
「日当たりは良いか?」
というものでしたが
外国の方にとって
景色が良ければ
交通や立地は二の次三の次。

それが需要になっているので
日本の投機筋も
景色が良ければ
バンバンと買うという様相。

それら一部の暴騰が
ロケーションが関係ない
普通の土地も引き上げてしまい
湘南地域の全体的が
不動産バブルです。

ここで、購入希望者は
冷静にならなければなりません。

我々プロが見て・・・
「なんでこの土地がこんな金額なの?」
と首をかしげたくなるような
土地が急激に増えています。

テレビCMでおなじみの大手不動産業者からも
相場とかけ離れた金額で
次々に売り出されているので
それを今、買ってしまうと
大きな損をする可能性が高いです。

お金持ちだったら良いですが・・・
一般人は『一生に一度』の買い物です。
失敗するわけには
絶対に行かないのです。

見る目を養ってください。
知識を身に着けてください。
そして、法外な価格の土地を
買わないで下さい。

また、ここ数年
湘南地域に新規参入する
にわか建売ビルダーが激増しています。
理由は、売れるから。(^^;)

我々プロが見て・・・
酷い新築住宅がバンバン建てられ
バンバン売れています。

素人に毛が生えたような設計。
生活動線が無く
とにかく部屋だけが多い。
または、見栄えだけ重視し
とにかく住みにくく
住む側の事を一切考えていない
空間設計の家ばかり。

自社で設計もせず
建物は他社に丸投げ。
そんな建売住宅が
あたかも工夫を凝らした
「デザイナーズハウス」
などと言われ乱立し
高額で売れまくっている現状に
戦慄を覚えます。

特に藤沢市の海側の惨状は
目も当てられません。

『ビルダーには何が必要なのか?』

それは、住む人を考える事。

「この土地にどんな人が住むかな?」
「家族構成はどうだろう?」
「年齢は?」
「朝日はどう入るかな?」
「西日はきついかな?」
「階段は出来る限り緩やかに」
「テーブルはどこに置くかな?」
「ソファーの大きさや位置は?」
「車はどう入れれば入りやすいかな?」
「自転車の数は?バイクは?」

住む人が決まっていなくても
住む人を想像するだけで
無限に気を遣う場所が出てきます。

私は・・・

『心を配る』

という言葉が好きです。
日本人が他国からたたえられたのは
その「心配」があったからだと
ずっと思っている私ですが
今の日本の世の中には
それを感じることが中々出来ません。

買う側がしっかりと選択して
悪い家が売れなくなれば
悪いビルダーは淘汰されて行きますが
今は、金儲けしか考えていない
悪い家が売れまくってます。

これでは、一生懸命
心を配っているビルダーが
逆に減る一方です。

当社は心を配り
気を遣ったの家を
これからも手掛けていきたいと
強く思うのですが

国の指針は全てを数字で表し
数値で人や家を測ろうとする
方向性が示されており
あと数年でゼロエネ住宅が義務化され
机上の数値さえよければ
クズみたいな家でも
高性能住宅とされ販売されます。

また、東京では太陽光が義務化となるので
神奈川県も追随すると思われます。
コストは日に日にうなぎ登り。

国(国土交通省)は・・・
「環境を守る」とか「買う側を守る」とか
体の良いことを言っていますが
大手ビルダーが有利な政策ばかりで
住む側に立つどころか
真逆を行っているのです。

その中で
お客様側に立った家づくりを
何時まで続けられるのか
ただただ、心配になる
師走の今日でした。