完全無農薬
化学肥料不使用
そう言われて・・・
「有機栽培」とか「オーガニック」などを
連想される人もいるかと思います。
でもどちらも農薬を
使用しているケースが多く
日本の食品表示は
なんとも複雑で難しいと
個人的に目が回ります。
なので・・・
「自然栽培」の大塚さんの畑に
実際に行ってみました!
藤沢ジャンボゴルフの裏手に
広い畑がありました。
朝8時過ぎに
笑顔で出迎えてくれた大塚さん。
畑を案内してもらいながら
お話を聞きました。
私の農業のイメージは・・・
「365日、気が抜けない」
「毎日水やり」
「毎日、雑草取り」
「虫との飽くなき戦い」
と、とにかく大変なものしか無く
重労働のわりに実入りが少なく
採算が合わないものと勝手に考え
ずっと興味はあったのだけれど
今まで中々、手が出ませんでした。
そんな話をすると大塚さんは
「現代の農業はそうだけど、僕がやっているのは全然楽。」
と、笑いました。(^^;)
以下、大塚さんのお話。
■雑草
雑草を除去しないと作物が育たない
という考えは間違いで
雑草と作物は共存できる。
化学肥料を使わず
土の中の養分を過剰にしなければ
雑草は自然と減る。
雑草は土壌を柔らかくして
水はけを良くしてくれる。
さらに地中の不要な養分を
茎や葉っぱに蓄え
栄養分に変換してくれる。
だから、種を植える前には
雑草を抜かずに
そのまま耕している。
そうすると土の中で枯れて
作物の栄養になってくれる。
実際に大塚さんの畑は
雑草が共存してます。
■害虫
「土」がちゃんと出来上がると
実は、作物はあまり虫に食べられない。
虫は、植物が出すフェロモンに集まる習性があり
土壌の中に過剰な栄養があると
窒素が発生し、その窒素が作物に蓄積され
虫は、その窒素をフェロモンと間違え
害虫として大量発生する。
初めて畑を借りると
以前の利用者が
大量の化学肥料を撒いているため
約3年をかけ、土に「もみ殻」を混ぜながら
雑草にその過剰肥料を吸い上げてもらい
一緒に耕し続けてることで
窒素が消えて無くなり
害虫駆除は不要になる。
大塚さんの畑・・・
バッタがいっぱい飛んでます。
作物に蜘蛛の巣が張ってます。
他の畑だと虫一匹いなかったりするのに。
とても新鮮~。(゜゜;)
■病気
作物の体内にある悪性のものを
体外に出そうとする現象であり
一部の作物の病気のために
全ての作物に農薬を与え
その浄化作用を抑えてしまうと
作物自体が本来持つ免疫や耐性を
壊してしまう事となる。
病気になった作物は
取り除いてあげれば良いだけ。
色々な話を聞きながら
畑にあるトマトを差して
「そのまま手でもいで食べてみて!」
と我が家族にいう大塚さん。
「農薬使ってないから、洗う必要ないよ。」
「食べると違いが解るよ。」
背中から聞こえる声に押され
トマトがあまり好きではない娘が
もぎ取って、パクリ。
「あれ、美味しい!」
「いつものトマトじゃない!」
「酸っぱくない~っ!」
「甘さが自然~っ!」
と、大騒ぎ。
妻が手に取ったトマトは
虫にかじられた跡があり
それを見て嫌な顔をした娘に
妻が
「美味しいから虫が食べるんだよ~」
というや否や
隣にいた息子が
「ママ、話聞いてた?」
「窒素があると虫が食べるんだよ!」
「美味しい野菜は食べないんだよ!」
「全然わかってないな~」
「ママ、本当に天然だわ~!」
と、突っ込まれてました。
大塚さん苦笑いで
「トマトは、まだ窒素を出してるみたいだね。」
「来年は、大丈夫かな~?」
と、息子を頭をナデナデ。
そして、自然農法を総称して・・・
自然の力にある程度任せる農法だから
現代の農業より、全然楽。
一度「土」が出来てしまえば
土が本来持つ栄養だけで育ってくれる。
手間はかからないし
農薬に係る多額のお金も不要。
皆、是非、チャレンジするべき。
とのこと。
2か月前に収穫が終わって
種として残していた
『至極のニンニク』を
分けてもらいました。
大塚さん、あざっす!!
家に持ち帰り・・・
妻は、両親のところに出かけたので
子供達のお昼ご飯は私が担当。
早速、このニンニクを取り出し
調理開始!!
ただ剥いて
オリーブオイルをかけて
レンジで2分間、チンッ!
美味そう~!!!
そこに塩と胡椒をかけ
あとは食べるだけ。
チンする時に
オリーブオイルを多めにかけており
その汁だけ取り出し
ニンニク味噌ラーメンを作りました。
メッチャクチャ美味い!!
市販されているニンニクに比べ
香りが2倍あります。
香り強さにビックリ。
そして、味にもっとビックリ。
「苦み」が無全然ない。
そして、とても甘い!!
ぷりっぷりのホックホク!
大塚さんが帰り際
「採れたての生ニンニクは、ヤバいよ!」
と言っていたのを思い出し
今度、収穫時期を狙って
乗り込みたいと思います。
なんだか、人生の楽しみが増えました。
ちなみにニンニクは
100g/500円也
1kgの注文から郵送可能とのこと。
とにもかくにも・・・
手に入れる事の困難な「至極のニンニク」
購入希望や
興味のある方は大塚さんのメールまで
お問合せ下さい。