今日は、朝からひっきりなしに携帯がなります。
電話の相手は、大進タイルさん。
そうなんです。
今日は、キッチンタイルの施工日なのです。
当社の場合は、細かい収まりは私が決めます。
建築家に家を依頼をする場合・・・
通常は細かい収まりもすべて図面指示があります。
でも、伊藤先生は、東京を拠点として大阪~新潟と飛び回っていらっしゃる。
細かい打ち合わせのために、いちいち鎌倉に呼び出すことは、大きな負担となってしまいます。
ですので、最初から取り決めごととして
「細部の収まりは当社が打ち合わせる。」事としています。
お客様の希望と職人の調整は、私の役目となります。
ただ、伊藤先生の家の構想を大きく崩すわけには行きません。
よって、お客様の希望にも口を出しまくります。(^^;)
お客様と喧々諤々やったあと、職人さんに発注。
今日朝一で、現場にて職人さんと打ち合わせ。
その場で、現場を採寸して、割り付けを考えます。
大進タイルさんからも
「こうしたら?」「この方が収まり良いよ」
とアドバイスをもらいます。
お客様が選んだのは、縦100mm×横300mmの特殊なタイルです。
タイルキッチンの雑誌の切り抜きを持ってこられて
「こんな感じにしてほしい」と、目を輝かせられてました。
通常では、お受けしません。
とても大変だからです。(^^;)
でも、今回は、特別にお受けすることとしたのです。
養生の段ボールに、キッチン正面壁の割り付けを鉛筆で走り書き。
袖壁の割り付けも同じく。
「この絵の通りに」と大進タイルさんにお願いして
私は別件の打合わせ現場へ向かいます。
でも、そんなに簡単ではなく・・・
窓やレンジフード、キッチン天板・バックガード・袖壁笠木、キッチン側面・引出・・・
凸凹が入り組み、もう異次元です。
結局、6回、現場から呼び出し。
都度打ち合わせ。
大進タイルの大河原さんも、真剣そのもの。
私は、口うるさく、とても細かい。
気に入らなかったら「貼り直して」と平気で言う輩です。(^^;)
だから適当はご法度です。
さて、このキッチンの壁がどうなるのか?
いよいよ、スタートです。
まず墨を出します。
そして、下地を作ります。
一枚一枚、手で張り付けていきます。
一枚貼っては、水平・目地幅・凹凸をチェック。
寸法を測って、タイルを切って、加工して、張る。
これをずっと繰り返します。
正面は、複雑になる窓回りから追い出します。
寒いと、接着剤のノリが悪いそうで、固くて大変そう。
朝8時半から開始し・・・
最後の打ち合わせは午後6時。
丸一日かかって、ここまで完成!!!!!
窓回りも、タイル巻き込み仕上げです。
完璧!
バックガード裏は、タイルを20mm×300mmに加工して貼ってあります。
レンジフードは事前に浮かせて壁付けしてあり・・・
差し込んで貼って、油が回らないようにコーキング用の幅を確保。
結局私が口うるさく「ああしろ、こうしろ」と言ってしまったので・・・
材料が足りなくなり、とりあえずここで終了。
再度3ケース追加注文して、材料が来るのが火曜日となりました。(TT)
大進タイルの大河原さん、ありがとうございました。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。