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2014年10月11日土曜日

香川照之の名言

昨日、香川照之さんがアナザースカイに出てましたね。
その中で、歌舞伎界でもがき苦しむ自身の現状を赤裸々に語っていて驚きました。

「息継ぎが出来ない状態が何週間もつづくような状況。」
「日々、苦しくて苦しくて、ずっと溺れているよう。」

そんな弱音を吐きまくってました。

超一流の俳優でありながら・・・
日本有数の特殊社会である歌舞伎の名跡を受け継ごうという御方です。
普通であれば、格好を付け、虚勢をはるのでしょう。
ですが、日本を代表する役者が、弱い部分をさらけ出す姿は、何ともこの建前社会の日本で異様に映りました。

梨園ですからね。
よっぽどなんでしょう。

そんな、香川さん。
番組の後半、とにかく「やるしかない」という自分の状況を・・・
映画監督「木村大作」さんの言葉を紹介して、自らを鼓舞していました。

山を登っている時は苦しい
でも下っている時は楽だと感じる
それは人生でも一緒だ

楽だと感じている時は、実はすでに落ちている時なんだ
辛いと思っている時は、上っている時なんだよ

辛いと思う日々は、一日一日、上っている証拠なんだと。
苦しむ香川さんに木村監督が贈った言葉です。

素晴らしい言葉ですね。

とにもかくにも・・・
今日はこの言葉だけ、紹介したいです。

皆さん、一日一日がんばりましょう!!(^^)

2014年10月10日金曜日

鶏喰と維新商店

当社定休日前日。

深夜、子供が寝静まったあと・・・
妻とたった二人の家族会議。

そして、当日。

午前中、息子を幼稚園に送り届け・・・
下の子を保育室に預け・・・

満を持して・・・

出発。

目指すは、そう!!

あそこです。
あそこ!

車で片道30分。
コインパーキングに車を止め、勇み足で向かいます。

信号待ちをしながら「あれじゃない?あそこだよ!!」と、指をさす妻。

もう、居ても経っても居られません。
信号が青になるのと同時に小走りです。

そして・・・



噂の極旨ラーメン店「鶏喰」・・・ 臨時休業。(TT)

妻・・・
立ち尽くし・・・
茫然。

火曜日にやっているのは下調べしていたのですが・・・

こんな仕打ちって。

さて、どうしよう。
すぐそばに、醤油ラーメンの名店「流星軒」があります。
でも、何度も食べている。
せっかく一か月に一度の子供から解放される日(午前中だけ)ですよ。

私、シャッターの前で頭をフル回転。

妻、まだあきらめがつかない様子。



5分後、車に戻ると・・・
ロックが上がってます。(TT)
食べてもないのに、400円也。

車を飛ばして・・・
15分かけて向ったのは、ここ。



横浜で1~2を争う醤油ラーメンの有名店「維新」。
今は維新商店でお店の位置も変わってます。

12時前ですが、すでに8人の行列。

15分程度で、入店。

注文したのは・・・



醤油の全部乗せと・・・・



柚子塩の全部乗せっ!!

半分ずつ食べることにしました。

維新商店のラーメンは、醤油のパンチが強いです。
よって、少しショッパ目。

鶏油が浮いていますが、これは後味がサッパリ。
藤沢の「ら塾」のように、食後脂が口や鼻に残りません。

柚子塩も美味しいですが・・・
40歳を過ぎた我々には、ちょっとショッパイ。

でも、これも後味が良い。

個人的に・・・
ラーメンは、後味が醍醐味だと思うのです。

食べた後に、心地よい香りが口の中に残る。
口を閉じていると、その香りが鼻を通ってくる。
その残り香が、とっても楽しいのです。

食べた後に、のどが渇いて、水を飲むようであればNG。

維新商店のラーメンは、良い香りが残りました。(^^)

それにしても・・・
噂の鶏喰のラーメンを食べられる日は、いつ来るのでしょう??

残念無念。

2014年10月9日木曜日

鎌倉冠水

神奈川県内で観測史上、最大の雨量を記録した台風18号。
物凄かったですね。

数時間で・・・鎌倉駅が冠水。

下馬の跨線橋で車が浮き・・・
御成商店街や小町通までが冠水。
長谷や坂の下も床上浸水したところが多数。

丁度、干潮に合わせての豪雨だったのが不幸中の幸いで・・・
滑川は、溢れる寸前でギリギリセーフだったようです。

そして、我が町「大船」
十数年ぶりに、町が雨水に飲み込まれました。
大船中通り商店街が膝下の被害とのこと。
柏尾川はというと・・・
朝7時にこおんな状況だったのが・・・



(神奈川県雨水水位情報より)
http://www.pref.kanagawa.jp/sys/suibou/web_general/suibou_joho/main.htm

朝9時を過ぎると・・・


2時間足らずで、どれだけの雨が降ったのかが、うかがい知れます。
上記写真は、神奈川県が管理しているライブカメラの映像です。

大雨の際、神奈川県下の主要河川の水位をリアルタイムで確認することが出来ます。何度も言いますが、誰でも見ることが出来ますので、今後、是非、ご活用ください。

私は、ちょうど雨がピークの時の8時半ごろ出社。
朝一で注文住宅のお客様から「鎌倉駅は水没しているけど、うちの家は大丈夫か?」と連絡があり、私も慌てて現場回りに出発。


(写真はクリックすると拡大します。)

フラワーセンターの駐車場前はもうすでに冠水。

朝一で大工の井関棟梁から電話があり・・・
「O様邸は全然大丈夫、でも、この台風の中、隣で上棟している。」
という連絡が入っています。

こんな歴史的大雨の台風の真っ只中、そんな訳ないだろ~!!
と思い、物件に向うと・・・



本当だ。
暴風雨の中、職人さんがズブ濡れで作業をしてますよ。
凄い。(^^;)

現場に付いたところで、雨量がMAX。
車を降りることが出来ません。

怖いので事務所に帰ろうと進むと・・・



フラワーセンター前、すでに危険水量です。
引き返して・・・
そーっと進むも・・・
果敢にもフラワーセンター前に突入した車、が立ち往生してます。



恐る恐る、左折して・・・
玉縄1丁目の建築現場(これは当社ではないが)を見に行こうとすると・・・

玉縄1丁目も冠水。



住宅地内がこんなになったのは・・・
私、初めて見ました。(゜゜;)

柏尾川が心配になり、岡本方面から駅に向かうと・・・

明治地所さんから飯島町に抜ける方向では、道路冠水。
バスが波を立てて侵入していましたが、一般車は浮きますね。

柏尾川はというと・・・



おおおっ!!
大丈夫だ。

過去、あれほど氾濫した柏尾川が・・・
観測史上最大の雨量を記録した台風18号でも・・・

溢れなかった!!
護岸工事が効いているんですね。

素晴らしい。(^^)

それにしても・・・
観測史上という言葉、今年にはいって何度目でしょう。
豪雪ありましたよね??
しかも2度も。

地球、大丈夫か?

なんだか、心配です。



2014年10月6日月曜日

河川のライブカメラ

豪雨です。
至る所で下水が逆流しております。

鎌倉では、鎌倉駅前が冠水したようです。
御成り商店街等、床上浸水の被害とのこと。
下馬の前の跨線橋下では、車が浮いているそうです。

鎌倉は、お昼が過ぎて15:00あたりが満潮です。
今後、滑り川周辺はかなり危険です。

大船はまだ大丈夫ですが、先ほど土砂災害警報が発令されました。

これから台風が上陸するとのことなので・・・

より一層の注意が必要です。

大船で気になるのは、柏尾川の氾濫。

現在の状況は、神奈川県の河川ライブカメラで確認できます。

http://www.pref.kanagawa.jp/sys/suibou/web_general/suibou_joho/main.htm

現在の柏尾川(9時過ぎ)の水位は、こんな状況です。


(神奈川県雨量水位情報より)

今日の7時の状況がこんなですから・・・


増水の急激度が解ると思います。

お昼には、通り過ぎるそうなので、何事もない事を祈るしかありません。

とにもかくにも、注意が必要です。



2014年10月5日日曜日

円安は住宅に・・・

円安が大進行しています。
先日、6年ぶりに1ドル110円を付けました。

輸出企業は歓喜の雄叫びをあげ・・・
輸入企業は顔面蒼白で声も出ない・・・

そんな状況のようです。

さて、我々はどうかと言いますと・・・
日本は、世界最大の食糧輸入国と言われています。
なんと、その輸入額は、全世界の10%にも及ぶのだとか。

つまり・・・
我々の生活は、円高の方が断然良いのです。

私が仕事としている住宅ビルダーはどうでしょう?
住宅の様々なメーカーの多くは、食品と同じように輸入品に頼っている現実があります。

米松、ホワイトウッドの集成材、構造用合板、広葉樹の床材、断熱材、建具(材料)、ドア、住宅機器(素材)等に至るまで、その多くが外国からの輸入品です。

当社でも国産材を意識して使用していますが・・・
大よそ4割は輸入品となるでしょう。

逆に100%輸入材の住宅の方が、大いでしょうね。
集成材と合板で作る2×4の住宅とかは、とくにそうなります。

つまり、円安の方が、絶対的に安く家を建てられるのです。

1ドル100円が、110円になるだけで、コストは1割程度上がります。

為替のアナリストが「120円になる可能性もある。」と言っていますね。

2×4の住宅であれば、単純に構造躯体の原価が2割UPすることとなるのです。

実際は、商社が北米の会社などから大量輸入を行っているので、円安時に仕入れた在庫はまだ残っているのですが、まあ、大概、便乗値上げをします。
在庫が無くなれば、さらに急激なコストUPになるのは間違いがありません。

現在・・・
政府の掲げる地方再生の旗印の元・・・
公共事業の大盤振る舞いがされています。

公共事業で使われるのはコンクリートに重量鉄骨です。
鉄骨や鉄筋、砂利やセメントが品不足となり、高騰を続けています。
型枠やシリコン、建材や足場等々、同様です。
そして、人材。

これら資材の値上がりとともに、人手不足による人件費の高騰。
政府はインフレ目標も掲げており、値上げは良いのだとしています。
そこへ来て、消費税の値上げ。
そして円安。

トリプルパンチとなります。

来年10月には、消費税がさらに2%上がります。

で・・・
我々住宅ビルダーは、住宅を値上げできるのか??
答えは、否です。

だって、お客様の年収は変わっていないのですから。

価格を20%上げたら、売れません。

そこで、どうするか?

価格据え置きで、利益確保に走ります。
要は、材料を抑える方向に向かう。
様々な材料において、今よりも安いものを使い始める。
簡単に言うと「材料を落とす」という表現。

世の中の原理は全て同じです。
小売だろうが卸だろうが「安かろう悪かろう」です。

でも、買う側は解りません。

例えば「オール国産の檜住宅」と謳っている家を1500万円で建てるという広告があったとします。
見た人は「それは凄い!」と、直感的に思う訳ですが・・・

国産材でも、製造元や産地により、品質も価格もピンキリです。
でも、素人は産地を聞いても解りません。

「国産材」が、一つのブランドとなってしまっていますから。

実際、47都道府県で林業があります。
つまり、全ての県で県産の檜や杉がある。
産地を気にする素人さんは、私、あったことがありません。
ビルダーが和歌山県産の檜から山梨県産の檜に変えても、解りませんよね。
どちらとも、「国産の檜」なのです。

でも、産地で品質や価格が大きく異なるのが材木業界なのです。さらに、材木の名産地の和歌山県でも、山が違って流通が違えば、まったく品質の違う材木と言えます。

牛肉にたとえると分かりやすい。
松坂牛、神戸牛、米沢牛とかブランドがありますが・・・
等級で言うと15ランクに分かれます。

A5最高級
A4高級
A3標準
A2標準に順ずるもの
A1劣るもの

B5~1
C5~1

これらすべて、日本の牛だったら「国産牛肉」と言います。
我々が肉塊として見て食べているのは主にAランクらしいですが、それ以外にBランクやCランクがあるなんて、知ってましたか??

A5とA1じゃ、倍以上価格が違うのです。

材木も全く同じです。

ただし、なにがどう違うか、個人が判断するのは・・・
よっぽどの知識が無いと出来ないのです。

有名どころでも・・・
吉野・紀州・木曾・東濃・・・
吉野杉一つとっても、グレードがある。(^^;)

正直、プロの私でも難しい。
良品の千葉県産の檜といわれても、価格も品質も実際に見て触って使ってみて、数年経過してみないと解らないのです。

私の経験則で・・・
「相場よりも数段安いものに、良いものは絶対ない。」

良いものは、必ずそれ相応の価格がします。
つまり安くて良く見えるものは・・・
見えないところで「削って」「手を抜いて」「落とす」
住宅は特にです。

今後、その傾向は、より顕著になってくると思われます。

牛肉なんて、レストランで焼いて出てきたら、国産か外国産かなんで解らないでしょ?
しゃぶしゃぶ屋が産地不明の肉を松坂牛と偽って高額で売りさばいていて事件になっていますが、そんなのが普通にまかり通る世界です。
ファミレスで出ているステーキがB~Cランクの赤身と油を接着剤でくっつけた成形肉だなんて知っている人はとても少ない。

住宅も全く同じ。
家は、見えないところが性能となるのです。
構造に悪い材料を使うのは絶対に避けたい。
でも、そこを落とさないと儲からない。

本来であれば、「見えないところにどれだけ手を掛けるか。」が職人の腕の見せ所だったのですが・・・

そして、結局、その見えないところが将来の欠陥になる訳です。

買う側は、それを肝に銘じてください。

ただし・・・・

「だったら、信頼のおける大手メーカーで建てる」
「ネームバリューのある工務店で建てる」
「大手パワービルダーの新築住宅を買う」

というような勘違いは本末転倒です。

企業が大きく成ればなるほど、現場数が増え管理が行き届かなくなります。職人も足りなくなるので経験不足の職人を急増します。そうなると、まともな家を創ることが困難になってくる。

そこでなにをしだすかというと、規格の統一です。

同一の材料を大量に仕入れる。
同一規格のモノばかりを生産する。

結果、みんな同じ家になる。
間取りも同じ、外観も同じ。

そうすることにより、職人も同じものを造り続けるので、現場管理をしなくても良くなる。
そして、難しい事は一切せず、それを理由に下請けや孫請けの職人の手間を極限にカットする。

大量仕入れは、大きなコストダウンになるので、一石二鳥ですね。

だから、決して企業が「大手」とか・・・
宣伝を多く打って「ネームバリュー」があるだとかが・・・
良いものを造るわけ基準になるわけでは、無いのです。

安いものを魅力と感じるお客様方へ。
個人的なアドバイスとして・・・
一つだけ。

「安い物を買う場合は、覚悟をして買う。」



2014年10月4日土曜日

当社売主による鎌倉市山崎の新規売地

鎌倉市山崎にて、当社売主の新規「売地」をご紹介します。

JR東海道線「大船」駅まで徒歩20分
湘南モノレール「富士見町」駅まで徒歩11分
湘南モノレール「湘南町屋」駅まで徒歩8分

■価格/2580万円
■土地面積/113.48㎡(34.32)
■ライフライン/水道・ガス・下水道引き込み済み


(写真等はクリックすると拡大します。)

当社の注文住宅仕様の建築条件付き売地となります。



建物は、28.80坪の3LDKで、1800万円を参考価格としてください。
当社の注文住宅の標準仕様ですので・・・

■ウレタン現場発泡断熱の魔法瓶の家。

http://www.foamlite.jp/
■紀州産(産地証明付き)の檜&杉の家。
http://www.yamacho-net.co.jp/
■ハイグレード住宅設備の数々
http://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/kireiyu/feature/thermobaths/
■空気をきれいにする壁紙
http://www.sangetsu.co.jp/support/life/wall_kinou03/
■雨で汚れが落ちる外壁
http://www.nichiha.co.jp/wall/microguard/index.html
■無垢床とフローリングの良いところを併せ持つ床材
http://www.woodtec.co.jp/products/lineup/flooring/livenatural/blackcherry.html

全てにおいて、ワングレード上の家となります。
さらに・・・
1800万円の建物金額には下記がすべて含まれます。

①設計/40万円
②建築確認申請/3万円
③住宅保証登録費用/8万円
④地盤調査費用/4万円
⑤地盤補強工事/80万円
⑥地盤保証登録費用/4万円
⑦基礎配筋検査費/2万円
⑧中間検査費/3万円
⑨完了検査費/3万円
⑩造成工事/100万円
⑪建物本体工事/1370万円
⑫外構工事/50万円
⑬消費税/133万円

(※上記の申請や検査費用は、立会業務等を含みます。)


つまり、建物本体は坪単価47.56万円となります。(^^;)

安いです。

建物の最大の特徴は・・・
「リビングと一体で使えるバルコニー」です。

本地のデメリットは、東側と南側に家が迫っているという所です。






それを逆手にとって・・・

南に大型のバルコニーを設置し、「高さ2m程度の壁」を造ります。

この壁が隣家を景観として遮断し・・・

リビング~ダイニング~バルコニーが完全なプライベート空間を作る意匠設計となります。



詳しくは、メール若しくはお電話でお気軽にお問い合わせください。
メールはinfo@heisei-shonan.co.jp
電話は0467-46-8775です。

もちろん・・・

売主ですので、直接お申込み頂いた場合、仲介手数料は不要です。

場所の詳細は下記をクリックください。

https://goo.gl/maps/WyFo3

是非、ご検討下さいませ。


~物件詳細~
■所在地/鎌倉市山崎675-1
■権利/所有権
■地目/宅地
都市計画/市街化区域
■用途地域/第一種住居地域
■建ぺい率/60%
■容積率/160%
■現状/更地
■引き渡し/即日
■設備/本下水・公営水道・都市ガス
■その他/宅地造成等規制区域・景観法・準防火地域・文化財保護法・土砂災害警戒区域・特定都市河川浸水被害対策法


埋蔵文化財は調査済みです。


2014年10月3日金曜日

ラクガキが出来る家

当社売主の鎌倉市今泉の太陽光発電付の建売住宅・・・
室内の仕上げに入っています。

内壁は、クロス仕上げです。

ですが、なにか遊び心が欲しいと思う私。

以前、何度かこのブログでご紹介していましたが・・・
http://heisei-shonan.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-6d60.html

そうです。
ホーローパネル!!

これを、部屋の一部に設置したい。
そんな話を以前、ブログでしました。

本物件、キッチンはLIXILなので、ホーローのキッチンパネルではありません。
基本的にキッチンが他メーカーの場合、タカラスタンダードさんは、パネルだけの設置をしてくれません。

なので・・・
ホーローパネルだけをパネルメーカーから取り寄せて・・・
大工の遠藤さんにお願いをして・・・

取り付けてもらうこととしました。(^^)



施工時の写真を撮ろうと思い・・・
大工の遠藤さんに「貼るの手伝うから、午後来る」と言っていたのに・・・

一人で貼ってしまいました。(TT)

まだ、クロスが仕上がる前なので、様子が浮いて見えますが
壁が白に仕上がれば、このパネルは壁と同化して目立たなくなります。

このホーローパネル、何が凄いかというと・・・



磁石がくっつくのです!

なので、写真のように紙を貼ることが出来ます。
献立や子供の宿題、成績表や写真に至るまで・・・
壁に穴をあけることなく、簡単に掲示することが出来、いつでも取り外すことが可能です。

さらに、このホーローパネル・・・



マジックで字を書くことが出来るのです!!

油性・水性を問いません。
油性マジックでも、雑巾で拭けばきれいに消える。



よって・・・
絵も描ける。(^^)

つまり、どデカい造り付けのホワイトボードですね!!!

でも、ホワイトボードと決定的に違うのは、強度。
このホーローパネルは、トンカチで叩いてもキズが付かない。
火を浴びせても、燃えない。

耐久性がもしかしたら、この家の住宅設備一、高いかも。(^^;)

水性マジックであれば・・・



簡単に消えます。

配置は、ダイニングの前あたり。


(クリックすると拡大します。)

良いでしょう??

この家では、きっと、ここが家族のコミニュケーションの場となります。

遅く帰ってきたお父さんに、「今日もお疲れ様」なんて、奥様が書いてみたり・・・
両働きのご家庭なら、行き違いのないように、帰宅の時間などを書きあったり・・・
子供の送り迎えの時間や学校の行事を張り出したり・・・

パネルの下の方は、子供たちが落書きするスペースになるでしょうね。
好きな絵を書いて、親御さんがダイニングテーブルでそれを見るのかな?

家族で・・・
吸盤型のダーツで遊ぶなんて良いな~。



Ali Expressより
http://ja.aliexpress.com/item/Free-Shipping-Outdoor-child-sports-toy-suction-cup-eva-darts-parent-child-small/1771235209.html

ちょっとの遊び心で・・・
将来住む人の日常が少しでも楽しくなる。

そんな想像をしながら家を造ると、造る側も楽しいのです。



2014年10月2日木曜日

太陽光発電買い取り中止

政府は、そこまでして原子力発電を動かしたいのか・・・
なぜ??
それほどまでに、アメリカとの原子力協定でがんじがらめなのか!!

九州電力が太陽光で発電された電力の買い取りを拒否した。
それに対し、全ての電力会社が右ならえで同様の方向性を示したという。
東京電力も、どうやら同じ行動にでるらしい。(^^;)

現在は、10kw未満の一般家庭用は継続するとなっていますが・・・

今後、かなり、怪しい状況です。

以下は、東京新聞の記事です。

--------------------------------------------
国が定めた固定価格買い取り制度(FIT)は・・・
小規模事業者や個人が太陽や風力などでつくる電力を
高値で安定的に買い取ることを大手電力会社に義務付ける。

再生可能エネルギーの普及策として世界中で採用されており
日本では一昨年の夏から始まった。

ところが、日本のFITには大きな抜け穴がある。
買い手側の電力事業者が
「電気の円滑な供給の確保に支障が生ずる恐れがある」
と判断すれば、接続、つまり買い取りを拒否できる。

九電は買い取り中断の理由を、次のように説明する。

今年四月の買い取り価格引き下げを前に、駆け込み申請が急増。
三月だけで過去一年分の約七万件の申し込みが殺到した。
太陽光や風力は天候による変動が大きい。
現在の発送電システムでは急激な出力変動に対応できず
停電など安定供給に支障が出かねない。

ところが、九電の再生エネ導入量は現在三百万キロワット程度。
計画量の四分の一にすぎない。
まだ、十分余裕はあるはずだ。

九電の川内原発は、3・11後の新規制基準に適合し
現在ゼロ状態の原発再稼働に先鞭(せんべん)をつけると目されている。

原発再稼働に最も近づいたとみられる九電が
まず再エネを拒絶し
北海道、東北、四国の三電力会社が、後を追うようにそれに続いた。

まるで再稼働への地ならしのようにも映ってしまう。

国民の多くはそれを望んではいないだろう。

再エネの普及は、既存事業者が独占する送配電網を・・・
いかに小規模事業者などに開放するかにかかっている。

ドイツでは、二〇二五年までに電力消費量の約半分を再エネで賄う計画だ。
その裏付けとして・・・
再エネによる電力を、第三者機関の監視下で優先的に送電網へ送り込む仕組みを築いた。
地域間で融通し合えば、より安定的に供給できる。
再エネ市場が形成されて、価格も安くなっている。

欧州だけではない。
再エネへの追い風は、米国や中国でも吹いている。
安全のため、自前のエネルギーを確保するため、日本でも育てなければならないときだ。

原発依存への逆行は国民が許さない。
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東京新聞コラムより
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014100202000183.html


凄い話です。

国が・・・
「補助金も出す」「買い取りも保証する」
と、どんどん推奨し、「それやれ」「いまやれ」とけし掛けていた太陽光発電。

神奈川県などは、知事が公約で・・・
「当選したら、神奈川県が日本全国に先駆けて、太陽光都市を実現する。」
「1年で県内15万戸の屋根に太陽光を設置する。」
などと言って見事当選したのは、ついこの間の話しです。

それが、数年たった今、目の前で破たんしようとしています。

なんだ、これは???
メッチャクチャですよ。

一種の詐欺ですね。

黒岩知事などは、その当選後、一年もたたないうちに・・・
「あのメッセージは役割を終えた。忘れてほしい。」
と、手も付けず努力もせずに言い放ったのは
あまり知られていませんが「名言」として語り継がれています。

太陽光発電は、将来、「日本の電力を担うシステム」とされていたはずです。
それが、安倍首相が「原子力」という旗を振るだけで・・・
これだけいとも簡単に崩れ落ちるものなのでしょうか?

なんとも、酷い話です。

年金も国民の義務だと「払え」「払え」と脅しまくりながら・・・
将来の支払いの確約がありません。

「支払い義務を65歳まで延長して支給を75歳からにする。」

これは、自民党が今、掲げ始めている政策でもあります。

つまり、他人に義務ばかりを主張して・・・
自分の果たすべき義務は、はぐらかして一切触れようとしない。。
世の中で一番嫌われるタイプの人間ですが・・・
それが、今の日本ですよ。

さて、太陽光発電、どうしましょうか。
当社の建売住宅では、将来の優位性を考えて、ここ数年は建売住宅のすべての屋根にソーラーパネルを取り付けていました。しかし、お客様に引き渡し後、そのお客様が東京電力からある日突然買い取りを拒絶される可能性が出てきたわけです。

さらに、固定買い取り制度は10年間だけです。
10年を経過した時、一般家庭ごとに東京電力と交渉を行い、買い取り額を決める条項となっています。
今の電力会社のやりたい放題の様子を見る限りだと、今の政府のままであれば、10年後の買い取り額はかなり高い確率で「ゼロ」になると思われます。

しかも、その当初10年間の買い取りが100%保証されるわけでは、どうやら無いらしい。

そうなると、わざわざ屋根に穴をあけて設置する太陽光発電は
メリットよりも、デメリットの方が大きくなる可能性が高い。

蓄電池が、どんどんと発展して安く普及すれば、全ては丸く収まります。
しかし、どうやら企業と電力会社は蜜月の関係のようでして・・・
家庭用蓄電池がこの世界一の先進国で、なぜか全く発展しない。
そりゃそうですよ。
家庭で発電して電気を「自産自消」してしまったら、電力会社は電気料金を得ることが出来なくなり、あっという間に潰れてしまうのです。

ですので・・・
すでに小型でも数日間の電気を蓄電できる物を作る技術があり・・・
その電池を安く提供することが出来るのにもかかわらず・・・
企業が談合して、出してこないのではないか?

電力会社の収益がままならなければ、原子力は動かすことも、使用済み核燃料を保管することもできない。

そして、一番お金が掛かる゙発電所を取り壊して廃炉する゙ことも出来なくなるのです。

つまり、蓄電池の普及は、日本の首を絞めることになる。
自民党が手塩を掛けて作り上げてきた社会構造が根底から崩れる。
それほどの事態となる。
だから、普及するわけがない。

そうおっしゃる専門家がいらっしゃいます。


とにもかくにも、今後、どうするか・・・
ビルダーとして、しっかりと考えなければならりません。

それにしても、本当に酷い。
無責任だ。(▼▼#)

2014年9月30日火曜日

注文相撲

「注文相撲」というのもがあります。

デリバリーで相撲を注文するわけではありません。(^^;)

相撲の取組みで、引き倒しをしたり・・・
立会いで当たらなかったり・・・
左右に変化して勝つことを言います。

なぜ、注文なのでしょう?
一般的な注文の意味は、「種類・寸法・数量・価格などを前もって示して、製造や購入などの依頼をすること」となっています。(goo辞書より)
つまり、「事前に策を用いて、有利な体勢にもち込む相撲」を、総称して注文相撲というのです。

この注文相撲、なぜか嫌われています。
角界に限らず・・・
一般人から有識者に至るまでが、卑怯・卑劣・姑息とまで言いいます。
引き落としで勝負がついたものなら、ブーイングです。

個人的に・・・
その様子を見ていて・・・
不思議でなりません。(武道家として)

相撲は、真剣勝負でしょ?
なぜ、事前に策を練ってはならないのですか??

北の湖理事長が注文相撲をする力士を都度糾弾しており・・・
それが、世間にも伝染してる様相です。
おかげで一般の人が、日馬富士に対し「恥を知れ」とまでいう始末です。


しかし、その理事長様、中学一年生ですでに173cm・体重100kgあった角界でも指折りの巨漢力士です。
どちらかというと、現役時代に変化に苦しんだ側の人間で、要は、小さい人の気持ちなんてこれっぽっちも解らない人間なんですね。

現在、角界では力士の「肥えすぎ」が問題となっています。
一昔前、相撲取りは美しかった。

「千代の富士」
「寺尾」
「若嶋津」
「旭道山」
「霧島」

凛々しく、筋骨隆々。
立ち姿だけで美しい。

そんな関取は、今、皆無です。

その原因は、「真っ向正面から、当たらなければならない」という変な暗黙のルールに問題があるのだと思うのです。

当たり負けしない為には、体格と体重が必要。
小兵は、すぐに怪我をして残れません。
すると、残るのは体重が160kg以上の力士ばかり。
幕内力士がいないと部屋の運営が成り立たないので、各部屋はおのずと、そういう人たちを求めるようになっていきます。そして、無理に食わせるので、醜くなります。

技のデパートと言われた「舞の海」や「旭鷹山」

彼らは、相撲に創意工夫がありました。

素早い変化や八艘跳びで勝ったりしたら・・・
物凄く面白くありませんでしたか?
何が飛び出るか解らないから、取組前にワクワクしていたのを思い出します。

それが、今は、ワンパターンな相撲ばかり。
これじゃあ闘牛と変わらないですわ。



(奄美新聞よりhttp://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20130505-4

ぶっちゃけて言うと・・・
極度の肥満体系の男性の裸を見ても、良い気持ちはしません。
逆に、不愉快です。
でっぷりした腹に無理くり撒いたマワシ。
不摂生で肌も荒れて、顔も顔色も悪い。
そんな男性が汗だくで当たって抱き合って、ゼーゼーハーハー。

私は、個人的に見たくありません。

それが、相撲人気に影を落としているのではと・・・
だれか、指摘しないのでしょうか??

常態化していた八百長。
その責任を取って一度やめたはずの北の湖理事長。
いつの間にか舞い戻っているのにも驚きですが・・・
(どの面下げて)

「真っ向勝負」
「正々堂々」

それを求めるなら、主催者側で一切の制限は付けないべきです。

変化、良いじゃないですか。
ドンドンしたらいい。

左右に素早く動くなんて、日本の古武道や合気道の原理ですよ。
なぜ、ダメなのか、誰か教えてください。
八艘跳びなんてもうここ数年見ていませんが、見てみたいです。

力士としての美しさ。
肉体の美しさ。
精悍なたたずまい。
凛とした姿勢や言動。

我々は日本人として、それを力士に求めるべきで・・・
真剣勝負の方法に、見る側が一々口を出すべきじゃないです。

逆に体が重すぎるから、変化についていけないし、はたき込みを受けるわけです。
重い力士にルールを合わせるから、皆、ブクブク太るんですわ。

個人的に、体重制限を設けてほしいぐらいですよ。

注文相撲を制限しなければ・・・
体重過多な相撲取りは、おのずと淘汰され・・・

美しい関取が戻ってくると思うんです。

千代の富士が理事長になったら?
期待したいですね。

2014年9月29日月曜日

アーチキャビン

先日、某避暑地で15坪ぐらいの平屋の家に触れることがありました。
手作り感ある「小屋」という風体。

リビングと寝室だけのシンプルな造りで、玄関はリビングの土間を兼ねています。
こじんまりとしていますが・・・
平屋なので、天井も高く、構造がシンプルで済むので、一面が大開口になっており、海一望。

そこに定年を迎えたご夫婦が、海を見ながら暮らしています。

キッチンも浴室も、必要最小限。
キッチンなどは、業務用が置いてあるだけ。
浴室も、輸入物の浴槽が置いてあるだけ。

ざっと、600万円ぐらいで手掛けたそうで・・・

でも、なんとも贅沢な暮らしを手に入れておられました。

我々が触れる住宅のほとんどは2階建てです。
土地が価格が高い都心は3階建ての住宅が多く、15坪前後の小さな土地にギュウギュウ詰めの家も珍しくありません。

しかし、2階建てや3階建ての住宅は、階段のスペースが各階の床面積に入っているため、実際住空間としては大きなロスがあります。

20坪の2階建ての家を建てても、最低2坪は階段となります。
よって、居住スペースは18坪なんですね。
3階建てともなると、最低3坪は階段です。

そう考えると、平屋は、面積のすべてを有効に使える住宅と言えます。

家が小さければ、暖房や冷房の効率も良い。
光熱費が少なくて済む。
もちろん、将来の維持費も削れます。

屋根には容易に登れます。
壁を塗るにも、足場が必要ありません。
雨水に触れる面積が少ないので、雨漏りのリスクも小さい。

やはり・・・
平屋って、良いのです。(^^)

ただ、鎌倉で20坪の平屋を建てようとすると、50坪以上の土地が必要です。(第一種低層住居専用地域が多いので。)
30坪前後でも3000万円以下の土地を探すのが困難な鎌倉では、一般のサラリーマンが平屋を実現するのは、やはりコスト的に難しいと言えます。

そんな中・・・
先日、面白い住宅の写真をWEBサイトで見つけました。



(写真はhttp://www.archedcabins.com/より転載)


その名も、アーチキャビン!!
アメリカのニューメキシコやテキサスで展開している住宅です。

この形状は、面白い。
要は、壁が無いのです。殆どが屋根の平屋!!
こんな発想がありましたか。

内壁も外壁も屋根なので、外壁が一切無い。
つまり、柱や梁が無く、外壁を仕上げるコストが全て取り除けるわけです。



軽量鉄骨でアーチ型の屋根を骨組み・・・



外部を鋼板で覆い、内部に断熱材を充填して・・・



室内側に化粧ボードを張って終わり。

窓も正面と後ろの2箇所だけなので・・・
通常の住宅のアルミサッシ代の20分の1程度で収まりますね。

もちろん、水回りやキッチンを造り込むことが出来ます。
ロフトをつくるのも容易でしょう。


5000ドルから、手掛けることが出来るのだとか。(^^;)

「構造的に大丈夫?」
なんて声が聞こえてきそうですが・・・
家自体が軽量で、上から荷重がかかっていない訳です。
ようは、崩れてくるものが無い訳です。

もし、地震で倒壊しても、中の人は死なないでしょうね。
(個人的な見解ですのであしからず)

日本の家の概念って、立派過ぎやしませんか?
こんな家の発想があっても良いですよね?
私は、個人的に住んでみたいのですよ。
この家に!!

100万円以下で人が住める家を造るという発想は・・・
素晴らしいと思います。

発案者のデビットさんは、効率的な設計、様々な用途に対応できる構造、、耐久性があり、費用対効果に優れ、簡単に作れるこのアーチキャビンに長い時間を費やし行き着いたのだそうです。

面白いな~。

この形状なら、雨漏りはまずありませんね。
将来のメンテナンスも、屋根を塗るだけです。
自分で出来ます。

10年後に100万円の外装メンテナンス費が掛かるとビルダーが平気で言う日本の住宅とは、180度感覚が異なります。

一度、直に触れてみたい。

そんな、素晴らしいアーチキャビンです。(^^)