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2020年11月9日月曜日

嘘がまかり通ると伝染する

昨日、東京都調布市で起きた
道路陥没のニュースを見て
不動産のプロとして
心底、驚きました。
そして、耳を疑いました。

過去田んぼだった
周知の「軟弱地盤」の住宅街にて
道路が陥没。

その地下にて
東京外環道のトンネルを掘っている
真っ最中にです。

トンネル工事を行っている
NEXCO東日本が
住民説明会を開いたそうですが
その説明会にて

「陥没と工事の因果関係は解らない」
「工事のせいで陥没したとは言えない」
「今後、なぜ陥没したか原因を調査します」

と、回答をしたと
報道されていました。

だれがどう考えても
トンネル工事が原因だと考える事案です。
素人でも分かります。
ましてや、我々プロでも
100人中100人が
「トンネル工事が原因だよ」と答えるでしょう。

それが・・・
NEXCO側が用意した有識者等は
「工事との因果関係は不明」
「ただちに安全性への影響はない」
と、のたまった。(失笑)

しかも、陥没間際に
工事が地下の固い層に当たり
その固い地盤を掘り進めるために
工法を変え
その直後に振動や騒音の苦情が
急激に増えたと
下請け業者が認めているのに。

さらに・・・
トンネル工事に合わせて
周辺の住宅で液状化が発生し
建物や構造物の亀裂や傾きの被害が
多数出ているというのに。

外環道は、国の事業です。

なぜ、こんなふざけたことを
NEXCO東日本も
有識者といわれる連中も言うのか?

これ・・・
原発事故と全く同じです。

そして、その後起きた
数多くの国会で行われた
政府の答弁と
全く同じなんですよね。

日本のトップが嘘で身を固めて
時間稼ぎをして
それが7年も8年も通用し
保身手段として確立してしまった。

そうなると、世の中が全て
「ああ、その手法で通用するのか」
と、なってしまうのです。

公共も大手企業も
皆、足並みを揃えて
今、こんな糞のような状況です。

それを、国民が
「またやってるわ!」
と失笑だけして
他人事で納めてしまうと

日本の根本が失われてしまうようで
個人的に怖くて仕方ありません。

「嘘の国」ですよ。

「精神の国」といわれた
日本の素晴らしい社会性や
日本人の素直な人間性も
日本の職人気質が築き上げた
「世界一の信頼」も

原発事故後、安倍が言い放った
「アンダーコントロールされている」
という、あの世紀の大嘘から
全てが始まっています。

その後、すべてが嘘で塗り固められた日本。
すでに今・・・
腰あたりまで嘘で浸かってしまい
新政権になっても
その嘘の泥濘から抜け出せず
政治家全員がもがいているのが今の国会です。

本当のことを言えばいいんじゃない?
今、やってる学術会議も
菅総理大臣は
「俺が気に入らないから除外した」
って、言えばいいじゃない。

だれもが、そう思ってるのだから。

苦労人だとか
一般人の感覚を持っているとかで
支持率が70%近くを保持してましたが

前任者のようにやってみたら
たった一つ目の軽く付いた嘘で
追い詰められちゃった。(苦笑)

その様をみると・・・
前任者の神経は
どれほど太かったんでしょう?(^^;)
きっと・・・
根っからの嘘つきだったんでしょうね。


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