どうもねづっちです!
大相撲夏場所も熱戦が繰り広げられています。
ただやっぱり稀勢の里がいないという
寂しさがいまだに私の中にあるのです。
ここで稀勢の里の引退秘話を一つ。
実は稀勢の里は
大の甘党で
どれくらい甘いものが好きかというと
カルピスを薄めずに飲むぐらい。
しかしある日
付け人に言いました。
「今日からカルピスを水で薄めてくれ。」
驚いた付け人が・・・
「横綱、どうしたんですか?」
と聞くと・・・
稀勢の里はこう答えました。
「もう原液は無理だ。」
以上
私、腹を抱えて笑ってしまいました。
「原液」と「現役」を掛けたのですね。
う~ん、凄いな~。
文字を通してこういうのを考えるのは
とても頭を使いますね。
この新聞記事をみてから
自分でも「同じ発音で違う言葉」を探してみるも
難易度がとても高い。
言葉にしても気が付かないけど
文字に書きおこすとピンときたりして
脳みそフル回転です。
このブログを書いてみて・・・
気が付きましたが
ねづっちは「ねずっち」じゃないのですね。
口で出す言葉は「ず」なのですが
文章に書いてみて「づ」なんだと気が付きました。
「横綱」も・・・
「よこずな」じゃなくて「よこづな」なんですね。
「づ」と「ず」
何が違うのでしょう?
ちょっと調べてみると
なんだか、とても難しい問題のよう。(苦笑)
カナ文字の使い分は
内閣が制定した告示で決められているそうです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19860701001/k19860701001.html
昭和61年7月1日付きの告示なので
結構新しいのですね。
61年当時の内閣は、中曽根総理大臣でした。
この告示の中で「じ・ぢ」「ず・づ」の部分があり
こう書かれています。
次のような語は「ぢ」「づ」を用いて書く。
1、同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
例1)ちぢみ・ちぢむ・ちぢれる・ちぢこまる
例2)つづみ・つづら・つづく・つづめる・つづる
注)いちじく・いちじるしい・は、この例にあたらない。
2、二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
例1)はなぢ・そえぢ・もらいぢち・そこぢから・ひぢりめん
例2)みかづき・たけづつ・たづな・ともづな・にいづま
例3)おこづかい・あいそづかし・てづくり・かたづく
なお,次のような語については
現代語の意識では一般に二語に分解しにくいものとして
それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし
「せかいぢゅう」「いなづま」のように
「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。
例)かたず(固唾)・きずな(絆)・さかずき(杯)・うなずく
次のような語の中の「じ」「ず」は
漢字の音読みでもともと濁っているものであって
上記1、2のいずれにもあたらず
「じ」「ず」を用いて書く。
例)じめん(地面)・ぬのじ(布地)・ずが(図画)・りゃくず(略図)
以上
・・・
・・・
なんじゃこりゃ?
高卒の私には、簡単に理解できません。(^^;)
二語の連合に例外?
中島透乃さんの「国語ノート」といウェブサイトに
とても分かりやすい解説がありました。
https://ncode.syosetu.com/n3252dz/
二語の連合とは
「ち」「つ」の前に語がついて「ち」「つ」が
濁った場合。これを連濁というそうです。
・鼻血(はなぢ)
・底力(そこぢから)
・小包(こづつみ)
・近付く(ちかづく)
・わかり辛い(わかりづらい)
など。
連濁する元々の言葉を考えると分かり易いですね。
・血(ち)
・力(ちから)
・包(つつみ)
・付く(つく)
・辛い(つらい)
が濁るわけですから。
んで。
これで終われば話はシンプルなのですが・・・
何事にも例外が付き物なのです。
例外とは
・著しい(いちじるしい)
・無花果(いちじく)
多分、コレだけ。
文化庁さんはコレだけだって言ってる!
探すとまだまだ有りますが・・・
・稲妻(いなずま)
・融通(ゆうずう)
・世界中(せかいじゅう)
などなど。
・妻(つま)
・通(つう)
・中(ちゅう)
が濁るのに
何故「づ」「ぢ」表記にならないか?
という疑問が湧きますねえ。
人妻は(ひとづま)なのに。
これは・・・
二語の連合と解釈されるかどうかの問題のようです。
人妻は「人(ひと)」+「妻(つま)」
と分解しても、色っぽい熟女が連想されますが
稲妻の「稲(いね)」+「妻(つま)」
は、分解してしまうと雷光が連想されません。
よって稲妻は
「一語」として初めて意味が通ると解釈され
「二語」の連合には当たらない、
すなわち「ぢ」「づ」の適用範囲外と
されてしまうみたいです。
融通、なども同様と思われます。
でもね、この例外については、
「じ」「ず」の表記が本則だけど
現代仮名遣いに関する内閣訓令及び内閣告示にて
『ぢ・づを用いて書くこともできるものとする』
とか中曽根総理が告示しやがって
とってもワケが分からなくなっております。
あと悩むのは歴史的仮名遣いがらみですね。
「すこしづつ」「いづれ」「さかづき」
「うなづく」「つまづく」「ひざまづく」等
の中の「づ」は全て旧仮名遣いであるとされ
現在は「ず」で表記されるのが原則です。
助詞などはともかく
名詞や動詞は語源を考えると
二語の連合が適用されそうなものですが
現在では二語に分けた時の意味が連想出来ず
また「盃・杯」「頷く」「躓く」「跪く」と
一語表記で書ける事もあって
現代仮名遣いの「ず」が適用されるみたい。
でもね、これも
現代仮名遣いに関する内閣訓令及び内閣告示にて
『ぢ・づを用いて書くこともできるものとする』
ああ、もう! 不定形極まりないわ!
以上
う~ん
私の頭ではついていけません。
東大出の霞が関の頭の良い人たちが考えると
なぜ、ここまでわかりにくくなるのでしょう?
なぜ、ここまでわかりにくくなるのでしょう?
ということは・・・
ねづっちは二語連合ということでしょうか?
ねづっちの本名の根津。
ああ、「根」の後に「津」がついたから
「つ」に濁点がついて「づ」になっているのか。
なるほど~。
勉強になりました~。