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2019年5月25日土曜日

家造りの後悔

リフォームや注文住宅の専門家を紹介するサイト
SUVACOさんにて
登録している建築家や専門家131人を対象に

やがて必要がなくなるのに
つけたがる施主が多い
住宅設備や性能

というアンケートをとったそうです。
その回答の順位が下記の通りです。

1位/子供部屋
2位/客間
3位/床暖房
4位/必要以上の個室
5位/書斎
6位/ロフト
7位/太陽光パネル
8位/屋上
9位/ハンモック
10位/タオルウォーマー

なんと、子供部屋がNo1ですって。
驚きの結果です。

子供部屋は、今でこそ当たり前ですが
昭和に育った我々世代は
「子供部屋」って希少でした。
3人兄弟とか4人兄弟が多く・・・
私の家も4人兄弟。
6帖の部屋に皆、川の字に寝てました。

また、昭和世代の人が家を建てると
「客間」が必須となります。
以前、当社の建売住宅をご案内した時
「和室の客間がない家なんて家じゃない。」
なんて言われたこともあるぐらい。(^^;)

また、50歳以上のお客様とお打合せをすると
奥様が必ず「床暖房が欲しい」とおっしゃいます。
高断熱住宅が主流になった今でもです。

「6帖の子供部屋」「客間」「床暖房」は
昭和住宅の3種の神器なのかもしれません。

個人的には・・・
8位の「屋上」がツボです。

屋上は、防水の見直しが10年単位で必要となり
将来のメンテナンスコストがとても高く
雨漏りをする家の多くが「陸屋根」だったりします。

我が社のビルも陸屋根ですが・・・
数年前に数百万円かけて防水工事をしました。
あまり使う機会がない屋上ですが
かなりの金食い虫と言えます。

書斎やロフトは、作り方次第。
個人的に小さい家ほど「書斎は有意義」だと思います。
ロフトも同じです。

ハンモックは、場所を取ります。
よって、場所を取らないハンモックチェアーがお勧め。

このアンケートの他に
「専門家が逆に作った方が良いもの」
というものありました。

1位/高断熱
2位/パントリー
3位/高耐震
4位/床暖房
5位/シューズインクロゼット
6位/洗濯室
7位/室内物干し
8位/スタディスペース
9位/家事室
10位/共用スペース

家事的なスペースが多いのが印象的です。
また、家族で共有できるフリースペースが
8・9・10位となっています。

面白いことに・・・
我が社が手掛ける住宅は
10位の中で8も当てはまります。(^^)

床暖房は、どちらにも高順位で入っているので
造り手によって見解が異なるわけですね。

面白いです。

洗濯室という概念は、今の首都圏の住宅には
殆ど見受けません。
居室を広くするために・・・
・水回り
・玄関
・階段室
・廊下
・ホール
等、各面積を削ぎ取るからです。

でも・・・
廊下が狭い家は、暗く風通しが悪い。
階段が急な家は、日々疲れる。
水回りが貧弱な家は、住みにくい。
玄関が小さい家は、家相が悪い。

現在、鎌倉市上町屋にて着工した新築分譲住宅があります。
その住宅には、偶然ですが洗濯室があります。
その洗濯室は、室内物干しや家事室も兼ねています。

明日、このブログでご紹介したいと思います。

ご期待くださいませ。

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