私が高校生のころ
アルバイトの時給は
600円でした。
500円台も多く、それが普通でした。
色々と働きました。
工場系・飲食系・土方系・コンビニ。
ちなみに私の初めてのアルバイトは
高校一年生の時に入店した
マクドナルドです。
しかも・・・
当時、全国有数の繁忙店だった
「江ノ島店」です。
忙しい日は
1日数千万円を売り上げるほど
とんでもない店でした。
もうだいぶ前に閉店してしまい
今ではファーストキッチンに
なっているところです。
当時のマクドナルドでは
店長以外の社員は2人ぐらいで
あとは全てアルバイト。
しかも、高校生が多く
日曜日は、狭い店内に
15人前後のアルバイトが居て
メッチャクチャでした。
働く人を「クルー」と言って
階級分けされていて
帽子でわかるようになっており
私は1年ぐらい働き
中級階級(名称は忘れました)まで上がり
焼き場を任されるほどとなりました。
パテとバンズを焼き
ハンバーガーを仕上げる掛かりです。
高校1年生が・・・です。
今考えると
恐ろしい店ですよね。
それでも、時給680円ぐらいでした。
先日・・・
神奈川県労働局が
神奈川県下の最低賃金を
『1011円』
に引き上げたと発表しました。
そして働く人に対して
「時給がそれ以下だったら、労働基準監督署に訴えて」
と、周知しました。
時給・・・
1011円!!!
夢のような話ですね。
だって、8時間フルに働いたら
日給8000円を超えるんですよ!!
我々の時代は
「バイクのツナギが欲しい。」
「チャンバーが欲しい。」
と日々思い、お金を貯めるために
必死にアルバイトをしても
日給5000円を得るためには
10時間ぐらい働いた記憶があります。
月20日働いて
1日平均、大体3000円前後。
月にめい一杯働いても
6万円行くか行かないかです。
月6万円を超えたら
友達の間で「リッチ」と言われ
おごらされた記憶があるぐらいです。
それが、今・・・
高校生でも1011円?
1日3時間働くだけで
3000円貰えのですか!!
すげ~な。
しかし・・・
こりゃ、経営側は大変ですね。
ほぼ、強制です。
それ以下で雇った場合
すぐに労働基準監督署から
署員が飛んでくることが予想されます。
例えばラーメン店。
1日60人来ればよいというお店は
ごまんとあります。
客単価が一人800円とすると
1日の売り上げが48,000円。
物価があっている中
40%が食材などの原価とすると
残るのは28,800円。
アルバイトを1日一人8時間雇うと
余りが20,712円
家賃やら借入の返済やらに回したら
もう、何も残りませんよ。(TT;)
最低賃金UPのニュースは
多くの飲食店経営者の神経に
チクチクと刺さっていることでしょう。
そんな中で
「桜の会」などを開催し
税金で支援者を接待し
さらにお友達の飲食業社に何億と供与して
ヘラヘラしてる連中を見ると
血反吐が出くぐらい
頭に来るのですわ。
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