東京新聞で、凄い連載が始まりました。
「それゆけ安全マン」というものです。
衝撃的だったので、転載します。
※登場する高木孝一とは・・・
下着ドロボー疑惑で復興大臣を辞任した自民党の高木毅氏の父親です。
1979年4月~の4期16年間、「原発銀座」と言われる敦賀市の市長だった御仁です。
高速増殖炉もんじゅを誘致し、試運転に同意した歴史的人物です。
下記原文のまま
■高木孝一
えー、今日は皆さん方が
原子力といわれる関係地域の問題等について
勉強会をおやりになろうということで
非常に意義あることでは無かろうかと存じております。
□解説
1983年1月26日
石川県羽咋郡志賀町の商工会主催の「原発講演会」に招かれ
講演を行った福井県敦賀市の高木市長の話です。
■高木孝一
原子力発電所というものを正しく理解していただくために
原発を持つ町の首長として
快く馳せ参じさせて頂いた次第でございます。
一昨年の四月でございましたか・・・
□解説
この講演会の2年前である1981年4月
敦賀原発近海の海藻から異常に高い放射能が検出された。
原子力安全委員会の調査の結果
敦賀発電所一号機の排水溝から放射能物質の漏えいが発覚。
漏れた放射能物質は、平常時の十倍。
当初は、廃棄物処理建屋の設計上の問題と、運転上のミスが重なったとされた。
しかし、さらに調べると・・・
1ヶ月前に大量の放射能を含んだ水がタンクから溢れ出る
「事故」がおきていたことが原因だったと判明した。
敦賀発電所は、その事実を隠していたのだ。
■高木孝一
そんなことで新聞報道、マスコミは騒ぐけれど
私は、なぜ騒ぐのか、さっぱり分からない。
その海藻を一年食ったって・・・
人体に影響がない量だっていうんですから。
しかし、昆布が売れない。
敦賀は日本全国の食用の昆布の八割を作っておるんです。
その昆布が全く売れなくなってしまった。
まあ、困ったことだということで
私は、魚屋さんでも民宿でも百円損したと思うものは
精神的慰謝料五十円を含んで、百五十円もらいなさいと言ったんです。
ところが日本原子力発電(日本原電)の方は
少々多くても、もう面倒くさいから・・・
金出して解決しますわ・・・と言いましてね。
百円損したものに、五百円払うっていうんですよ。
いまだに、一昨年の事故で大きな損をしたとか
事故が起きて困ったとかいう人は、全く一人もおりません。
まあ、いうなれば、率直にいうなれば・・・
一年に一回ぐらいは、あんなことがあればいいがな~
そういうふうなのが、敦賀の町の現状なんです。
笑い話のようですが・・・
もうそんなんでホクホクなんですよ。
何せ、原発が出来ると、電源三法交付金がもらえます。
(つづく)
実話です。
なんと、日本食とは切っても切れない出汁の素である「昆布」
日本人の心である「昆布」の流通する8割が・・・
原発の排水が充満する敦賀で育ったものだったという衝撃。(゜゜;)
高浜原発4基
大飯原発4基
もんじゅ1基
美浜原発3基
敦賀原発2基
ふげん(廃炉)
若狭湾には、新旧合わせて「14基の原発」が存在します。
原発は、事故を起こさなくても、大量の放射能を海に放出します。
発表されている北海道の泊原発での排出量は・・・
過去25年間で計570兆ベクレル。
平成24年までに出力の低い2基だけだった泊原発ですから
実際は、1年で40兆ベクレルを超える状況です。
計測しているのは、セシウムだけです。
その他、ストロンチウムやトリチウム等・・・
安全運転中も、多くの放射能が海に流れ出ているのです。
数は、泊原発の4倍。
少なくとも、年160兆ベクレル、1日にして4383億ベクレルという
天文学的な放射能量が、敦賀の海に毎日毎日流れ出ている訳です。
そりゃ、国民の2人に1人が、癌になる訳だ。
その自治体の長の・・・
なんとも、頭の悪い・・・
本当にあった、話。
そんな頭のわるい親に育てられた子が
メルトダウンの被害に苦しむ福島の復興大臣をやることになるとは
お笑いのコントのようです。
でも、一切笑えません。
不幸のなにものでもない。
明日から、毎日連載です。
出来る限り、ご紹介していきたいと思います。
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