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2015年4月23日木曜日

押入れ収納

押入れの収納、新築を建てるとき、下記のどちらかを選択します。

①中段+枕棚
②枕棚+ハンガーパイプ

和室は、ほとんどの場合①となります。
洋室は、だいたい②でしょうか。

でも、皆さん結構悩まれます。

お布団をしまうのであれば、中段があった方が理想で・・・
洋服が多ければ、ハンガーパイプは外せません。

中段を選んでしまうと、あとで変更したくても変更できません。
逆に後で中段を取り付けるにしても、下地が無ければ難しい場合があります。

さて、悩みます。

住宅のプロとして、個人的におススメする、良い方法があります。
それは・・・

何も作らないこと。

はい。ガランドウにしておくのです。

それで、内壁をモイスやラエワンベニヤ・強化石膏ボード等で仕上げておく。

そうすれば、面で釘が効くようになるので、どこでもビスが効きます。

そして、自分の思うがままに、構築するのです。


これは、収納キットです。
http://www.imliving.com/smartwall/strageitem/withstrage/plancg.html

収納するものは、人生において大きく変化していきます。

独身の時
結婚した時
子供が生まれた時
子供が幼少の時
子供が大きくなった時
子供が巣立った時
年老いた時

これらを見越して全てに対応できるように新築時に作ることは不可能です。

だから、押入れの内部も・・・
いつでも、自分の人生に合わせて変更できるようにしておく。

そうすることで、実は、とても生活の手助けになるのです。

「自分でやると、新築工事費以外に金が掛かる」
と仰る人がいます。
いえいえ、今、この手の収納キットは、物凄く安くなっています。

もし、新築時に造作してしまうと、その後、作り直すには・・・

解体処分/2万円
新材料/3万円
大工手間/5万円
塗装/2万円(不要な場合も)

簡単に10万円以上かかる。(^^;)

その都度、工務店や大工さんにお願いしたら、3回変更して30万です。

それが、キット組みであれば、1回で3~5万円。
こっちの方が実は安く済むのです。

また・・・
「押入れが必要か?」

というところも、考える必要があります。

個人的に、「子供部屋に押入れは必要ない」と思うのです。

押入れを作って、4.5帖の部屋であれば・・・
押入れ無の6帖の部屋の方が、自由度は2倍に広がります。

私が子供であれば、押入れ無しの6帖の部屋を与えられた方が嬉しいです。
子供って「押入れに仕舞うもの=不要なモノ」の場合が多い。
特に現代っ子はデジタルです。

子供が男の子だったら・・・
部屋の片隅に、こんな収納だけでも十分。


http://www.imliving.com/smartwall/strageitem/withstrage/immjt1855ra.html

逆に押入れがあると、机を置く場所が限られてしまって、使いづらい。
また、将来子供が巣立ったら・・・
3LDKの各部屋に収納があると、夫婦2人暮らしでは使いきれない訳で。

実は、押入れという概念は、外国ではあまり存在しません。
諸外国に比べ、狭い住宅事情の日本。

であれば、押入れに囚われず・・・

間仕切りや押入れで制限されない・・・

自由度の高い空間を作った方が、良いと思うのです。

押入れ内部もしかり。

実際、老後の2人ぐらいを考えれば・・・
押入れが無い2LDKで、十二分なんです。

住宅をお考えの方、ご一考を。(^^)












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