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2014年5月30日金曜日

イジメについて

このブログでも、何度も話してきたイジメ問題。
今だに「イジメ撲滅」などというキャッチフレーズが普通に使われています。

何度も言っていますが・・・
「イジメゼロ!」なんて、霞が関の幻想です。

日本が抱いている「イジメ」の徹底的な間違いは・・・

「加害者」と「被害者」で区切ってしまっているところ。
その無意味なことに、いまだに多くの大人たちは解っていません。

イジメは、「悪ふざけ」です。

多くの加害者とされる「いじめっ子」は・・・
いじめている意識は、ほとんど持っていません。

イジメと言われる行為が多い小学生4~6年、中学1年~2年の間、人は4~5人でグループを組むことが多く、その中で必ず順位付けが行われます。(これは本能です。)

必ずリーダーが生まれ、必ず最下位の位置する子が生まれます。

グループの子供たちはこのリーダーに従う性質があり、最下位と認識された子供は、「デブちん」「どん臭い」「運動音痴」「気弱」などの特徴があることが多く、何かと他の子から「からかい」を受けます。

からかわれている方は、嫌です。
でも、我慢すれば、このグループに居ることが出来る。
だから、ひたすら我慢し始めます。
我慢する人に対し、人はエスカレートします。


これがループして、悪ふざけはどんどんと強さを増していきます。

でも、どんなにエスカレートしても、彼らからしたら「加害者」でもなく「被害者」でもありません。
遊びの一環なんです。

どんくさい子をからかうのは、人の性です。

アニメ「ドラえもん」の人間関係は、子供の社会を本当に良く表していると思います。
いじめられているのび太君からしたら、いじめっ子のジャイアンもスネ夫も、どこまで行っても友達なんです。

だから、どんなに酷いことをされても、笑ってごまかせてしまう。
逆に、仲間外れにされたくないから、その状況を自分で受け入れる。自分の立ち位置は、そういうもんだと思っているから、何があってもそのグループに必ず戻っていく

友達だと思っているから、誰かにチクったりなんて絶対にしない。
怪我をさせられても、先生にも言わない。
親には言わない。


「友達をかばっている」という意識ですね。

逆にそのいじめっ子に「俺、言わなかったよ!」とアピールして、自分いた対する印象を良くしたいぐらいに思う。

それが、現代社会でいじめられている子供の心理です。

だから・・・
たまに、イジメが事件になり・・・
「加害者の少年は、悪びれもせず」とか報道されますが、そりゃそうです、いじめっ子は「遊んでやってる」という思考しかないのですから。

尾木ママが「被害者を無くすのではなく、加害者を無くそう!」と言うようなことを言っていますが、ようはそれが本末転倒なんです。順位を作り、弱い個体を排除しようとするのは、「群れ社会を成す動物」の生き残るための本能なんですから。

ちなみに、最近「いじめがどんどんと陰湿になってきている」という報道もありますが、僕らが子供の頃の方が、イジメ(この表現は嫌い)は壮絶でしたよ。

ちにみに私が小学校や中学校で受けた、悪・ふ・ざ・け・を並べてみます。

■小学2年生/万引き強要
小学校低学年で、何度か捕まりました。

■小学3~4学年/殴る蹴る・投石・仲間外れ・窃盗
ランドセルや文房具を取られる、教科書を破られるなんてのは普通で、髪の毛を捕まれて、学校中引きずり回されたり・・・
仲間外れは当たり前でしたね。
放課後が一番怖くて、付け回されて、罵声を浴びせられながら、石を良く投げつけられました。

■小学校4年生/剣道で・・・
親がいじめられる我が子を強くしようと町の剣道場に入れるも、その剣道場で上級生からいじめられる。(笑)
防具の無いところをわざと叩かれ、後頭部や腕・肩・腿にミミズ腫れが出来て、本当に嫌だった。
貧乏ったので、防具が一番安いやつで、それだけでからかいの対象になり、帰り道に叩かれたり防具を振り回されたり。

剣道が一番嫌だったなぁ~。

■小学5年生~6年生/転校先で・・・
中心グループの最下位に決定。
万引きの強要から仲間はずれ等々。
自転車を分解されて、タイヤを電柱の最上部につるされたり・・・

ご覧の通り、結構、すさまじいイジメに会いました。
理由は一つ。
面白いのは、そのイジメの原因は、子供たちの親や先生たちからの情報だったこと。
「あの家の子とは遊ぶな」とか、「柳の家は・・・」的なものです。内容は当時としては徹底的なモノなのですが、それは今、言及しません。

でも、自分の親に「いじめられた」と訴えたことは、一度の無いのです。
青タンを作って帰るとさすがに言い逃れができないので、大騒ぎになったりはしまいたが、それ以外は、自分から申告するなんてことは無かった。


学校での日々が嫌でしたが、そんな自分を自分の中で受けいれる体制を作ってましたね。
下駄箱に靴が無くてはだしで帰っても、逆に「親に怒られる」と思っていたぐらいですし。

それ以上に、中学で行われていた悪ふざけは凄かったですよ。
中学2年ぐらいである程度自分の強さに気が付いた私は、悪ふざけの対象から外れていきましたが、他の連中が最下位に位置ずけされた子たちにしていた行為は・・・

放課後、教室で全裸にさせ、服をどっかに捨てて、放置。

珍しい光景じゃなかったです。
でも、そんな事までして、やられている方は「反笑」で受け入れていて、やっている方はそこまでしてても「遊びの一環」なんです。

そんな人間の持っている本質を理解しないで・・・
「イジメはダメ」「イジメは悪」と言っても、何も変わらないですよ。
いつまでたってもイジメとされる行為は減らないし、だから、いつまでたっても「撲滅運動」をしてるんです。

大人たちは早く気が付くべき。

「イジメが自殺の原因じゃない」ということを。

自殺を選択肢として子供に見せてしまっている大人が悪いのだと。


マスコミが自殺をニュースとして報道しないことを望みます。

マスコミが自殺者を掘り下げないことを望みます。
マスコミが殺人者や犯罪者を掘り下げないことを望みます。

AKBをのこぎりで襲った子。

一日かけてワイドショーは、彼の人となりや幼少から今までの育ちや親の生業まで、掘り下げて報道しています。

それって、なんのために必要なの?


同じ環境にいる子が、ワイドショーやニュースを見て「あ、俺も事件起こせばアピールできるぞ」と思いますよね。

模倣犯罪を引き起こすよね。

現に、若年層の自殺や犯罪の多くは、そうだと思うんです。
この事件も、秋葉の通り魔事件やチェックメイトどかいった通り魔の模倣犯でしょう。


なんだか、収拾が付かなくなってきたので・・・

この辺でやめておきます。(^^;)



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