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2018年10月30日火曜日

埋蔵文化財の試し堀り

鎌倉市西御門で計画中の建売住宅
「建築家による鎌倉旧市街の家」

現在、一級建築士事務所アトリエI´sの伊藤誠康先生に設計を依頼中です。

これから造成工事を行い来年の1月には建物の着工を目論んで・・・
いたのですが・・・

その前に、埋蔵文化財の試掘調査とあいなりました。


10月某日。
鎌倉市の教育委員会の方の立会いの元
埋蔵文化財専門の「シルバーセンター」のグランパパが4人お越しになり

いざ、調査開始となります。


まず、私(所有者&建築計画者)と教育委員会の方で
どこを掘るかを決定します。

2m×3mの平面サイズを決め・・・
これを地表から2mほど、掘り下げ・・・
文化財が埋まっているかどうかを調べます。


ここで、文化財が出土した場合・・・
本調査が必要となります。

本調査とは、教育委員会が日時を指定して・・・
齋藤建設さんの文化財調査チームが・・・
3か月かけて、文化財を調査するというものです。

ちなみにその間、建築工事をすることが出来ません。

現在、調査が立て込んでおり・・・
本調査となった場合、すぐに行う事は出来ません。
2か月待ちとか3か月待ちとか。

つまり、6か月の間、我々が計画している工事が中断することとなります。

そうなってしまうと、我々は商売あがったり。
何も出土しない事を、ただただ、祈ることとなります。

さて、掘削開始です。 



グランパパ(70歳超)たちが、ズンズンと掘り進めていきます。


作業は、朝9時から開始。

掘削専門のアルバイターの方々です。
手慣れたものです。


50cmほどで、瓦破片が1つ出土。

どうやら、古い物らしい。(TT)号泣


午前11時でこのぐらいまで掘り進めました。


ちなみにこの日は水曜日です。
私の定休日でして・・・
午後は子供たちを迎えに行き、遊びに連れて行かなければなりません。

元々、2日間の作業予定で
午前中の作業を見た感じでは「今日一日じゃ掘り切れないな」と見込み
私は、午前中で現場を離れたのですが

翌日の朝一、現場に行くと埋戻しが終わっていて
シルバーセンターのお父さんに
「どうでした?何か出ました?」と聞いてみると

「ざる一杯に瓦が出て、今、市役所が持って帰ったよ。」
「一週間ぐらい出土物を調査すると思うよ。」
と仰るではないですか。

あっちゃ~、出てしまったか!!
こりゃアカンか!!!


数日間、ドキドキしならが連絡を待つこととなります。(TT;)

神様、どうか廃材でありますように。

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