Translate

2018年6月29日金曜日

ゲーム依存と竹中平蔵

東京新聞の佐藤正明さんの風刺画が秀逸です。



いつも抱腹絶倒させて頂きながら
この風刺を通して・・・
ことの重大さと世間の関心の低さの乖離に
胸が締め付けられています。

何もかもが中途半端のまま、進んで行っています。
何もかもが中途半端のまま、決まっていきます。
こんなこと、今までありました?

でも、国民は無関心。
ジャニーズの度重なるスキャンダルや
サッカーワールドカップに夢中。
まさに夢の中。

その状況に手も足も出ず・・・
しかし放っておけず痛烈に皮肉るしかないと・・・
佐藤さんに教えられています。

先日、ゲーム依存の記事がありました。
全世界でインターネットゲームが問題化しています。
日本ではネット依存症の恐れがある中高生が約52万人いるとのこと。
(2013年に厚労省発表)

今年になり、ゲーム障害という「病気」が
世界保健機関で認定されたことで
日本でも「ゲーム障害」が保険診療で治療できるようになりました。
それほど、世界で深刻な状況なのです。

子供を持つ親は、しっかりと認識する必要があります。

解決は簡単なんです。
国が、ゲームを規制すればいいのです。
しかし、日本発の世界産業となってしまったゲームは
数少ない「メイドインジャパン」として君臨しており
企業側に傾倒する現政権にその規制を行う事はできません。

ゲーム業界団体の理事はこう仰います。

「世界で二十億人の人がゲームを楽しんでいる」
「WHOは常識的にゲームに中毒性が無い事を知っている筈だ。」

つまり・・・
ゲームを作っている我々に責任は無い。
やり手側の問題。
そう仰っているのです。

全然別のようで、似たような話があります。

『高度プロフェッショナル制度』です。

専門職の就労者に対し、残業代をゼロにする。
労働基準法の1日8時間という制限を排除する。
1ヶ月4日休日で24時間休みなく働かせることが可能。
制度が出来上がると過労死しても過労死認定されない。
年間104日以上の休暇を与えれば寝ないで働かせることが出来る。
個人の同意が必要となるが、会社の指示を断れる人は稀。

様々な不備を指摘されているこの制度ですが
法制の中心人物である竹中平蔵(人材派遣会社会長)は
その批判に対し、こう仰いました。

「なぜ、こんなに反対がでるのか不思議だ。」
「世の中の理性を信じれば24時間働かされるかのような変な議論は出てこない。」

はい。
皆さんに質問です。

今の世の中に・・・、理性を感じますか?

今の政府や企業の理性を・・・、信じられますか?

耐震偽造・産地偽造・排ガス偽造・除染偽造・強度偽造・公文書偽造etc・・・
この偽造まみれのご時世に・・・

「世の中の理性を信じて」と、性善説を掲げる竹中平蔵。(失笑)

私のような頭の悪い人間が考えても、滅茶苦茶です。

法とは、道理の通じないの人を制するものであり
元々、理性のない人を取り締まるものです。
その厳しく取り決めた法を逆に緩めて・・・
その法の基で会社経営する人の理性にゆだねるというのは
既に法律として破綻しているのではないのですか?

違います?
だれか、教えてください。

今、こんな中途半端なことが・・・
国会で中途半端に討論され・・・
半端ないモノが、ドンドンと生み出されています。

サッカー後ろに隠れ、全く議論されないまま。
全国民は、西野監督の采配批評に夢中。

我々は、やはりバカなんですか?
だれか教えてください。本当に。


0 件のコメント:

コメントを投稿