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2014年1月7日火曜日

コンサル

トイレ。
子供が小さい時、この場所は母親のオアシスとなります。
トイレに入っているときが、唯一の自分の時間。(笑)
なので、旦那が居る時の妻のトイレは・・・
長くなるのが常・・・です。

中々、出てこない。(笑)

何をしているのだろう??

観察をしてみると、どうやら読み物をしているようです。

我が家のトイレには、本棚があります。
子供のオマルやお尻拭きに占領されてしまっていますが、1・2冊置くスペースが残されています。

そこに、カバーがされた妻の本が2冊。
内緒で、ちょこっと除いてみました。

「人生がときめく片付けの魔法」
ですって。(^^;)
http://konmari.com/

子供のおもちゃの散乱に日々悪戦苦闘している妻。
片付けた直後に、元の状態に戻る3歳児の恐怖。
行きついた先が、魔法ですか。(笑)

で、その本をパラパラとめくって・・・
私、ビックリ!!

著書の肩書きが・・・
なんと・・・

「片付けコンサルタント」

そして、大人気で、引っ張りだこなのだそうです。(^^;)

コンサルタントとは、一般的な知識だけでは対応できない専門分野を、その道のプロフェッショナルが個人や企業に助言や指導を行い、その対価として報酬を得る業種の事をいいます。

当社も投資顧問や不動産コンサルティングの技能登録者を有する不動産のプロフェッショナルですが・・・
「部屋の片付け」のためだけのコンサルというのがあるのは、考えも及びませんでした。(^^;)

なんと、学校まであるというではありませんか!!
http://konmari.com/school.html#detail2

片付けるなんていうのは・・・
意識の問題であって、技術的な話ではないようにおもうのですが、私の考えはもう古いようです。

面白いな。
こんな所に目をつけて、仕事として確立している若い女性がいるというのが、また素晴らしい。

まさに、目の付け所が違うわけです。

一口にコンサルといっても、今の時代多種多様です。

我々に一番身近なコンサルタントは、税理士です。
まさに専門知識で、我々企業に深く携わっています。

華やかなところでは・・・

経営コンサルタント
開業コンサルタント

これらは、企業から年間数億円~の報酬を得ているセレブな業態として知られています。中には、バブル期、年収数百億なんていう人も居たとか。

そのほかにも、人事コンサルタントのような人を斡旋するようなものや、破産再生コンサルタントのように再生を援助したり、ブライダルコンサルタントや葬儀コンサルタントなんていうものあったり・・・

最近ではメールやSNS上で「ネットで簡単に月100万円を稼ぐ方法」というフィッシング的な広告を良く見ます。あれも、もし本当であれば、コンサルタントといえます。(笑)

つまり、裾野を広げて行けば、コンサルタントという仕事は、無限に広がっていく可能性を秘めている業態なわけです。

「主婦の片付けをコンサルティングする」
一般常識で考えるとお金にならないでしょ??
でも、大当たりしている。


企業を相手にしているコンサルタント会社と肩を並べるほどです。

凄いな~。

先見の目を持って・・・
一つ、他人が持っていない秀でた知識と技術を手に入れれば・・・

食いっぱぐれることは無いのですよ。

お正月のテレビ番組で、プロ野球の一軍選手が突如クビになり、野球しか知らないので、就職出来ず路頭に迷うドキュメントを見ました。
でも、プロ野球選手なんていう経験は、ほんのごく一握りの選ばれた人間しかできない凄い経験なわけで、生かし方なんていくらでもあるだろうに・・・と、個人的に思ってしまいます。

新聞に巨人の入来元選手の記事が載っていました。
引退と同時に人の紹介やら何やらで「飲食店コンサルタント」なる輩が「飲食店を出しませんか?」とワンサカ押し寄せたのだとか。

でも、彼は、DeNAの用具係をしている。

巨人の入来が、メジャーリーグまで経験した入来が、なんだか勿体無い気もしますが・・・、結局、それ、大正解ですよ。

お金を持っている人が、人を雇って飲食業をやるなんて成功率1%ぐらいです。
例えるなら、格闘技をしたことが無いズブの素人が、海千山千ともしれぬトレーナーに「大丈夫、俺に任せて!」と言われ、プロの格闘家ひしめくUFCに出るようなモンデス
しかも、そういう素人をカモにして、金を稼いでいる飲食店コンサルタントの多いこと多いこと。

開業の全てをコンサルすると称して・・・
クライアントから、コンサル料を取り・・・
内装工事や仕入れ業者を仕切り、巨額のバックマージンを取る。
中には、店長まで身内を紹介し、人件費からもマージンを抜く。

そして、最初から軌道に乗せてしまうと、コンサル料が取れないので、最初は正解を教えず、コンサルをする余地を多く残して、クライアントから度々金をむしり取る悪徳コンサルタントも居たり・・・
軌道に乗ったら、店長を使って乗っ取るなんていうこともしばしば。

実際、多くの人が、簡単にこの手に、やられてます。

相撲の花田さんや、阪神の掛布さんもその類ですね。

実は、私もジェラート屋を開業する時、カルビジャーニというイタリアのジェラート機械の会社より、ジェラート専門の開業コンサルタントを紹介されて、話をした過去があります。
そのとき、コンサルタントの「黙って俺の言うことを聞いていればいい。」というような、あまりにも高圧的な態度にブチギレ、一切の手を借りずに自分で開業し、2年掛けて軌道に乗せました。
人にやらせて解らないことでも、自分でやってみると色々と解るものでして・・・、開店前に
コンサルタント経由で提示された仕入れリストの金額は、自分が直に仕入れる原価の1割増し。

スプーン一本、ペーパータオル1個にも、1割乗っているんですよ。(苦笑)

恐ろしいでしょ??

こういう悪い輩が多く存在するのも、コンサル業界の実態です。
そして、先生と呼ばれてる。

なんだか、話が大きくそれましたが・・・

まだ、見ぬコンサルティング、いっぱい有りそうですね。

そういえば、以前、求人した時に「個人でアクアリウムコンサルをしていました」という人が居ました。
なんでも、一般家庭やオフィスで水槽の構築から土・水草・飼う魚までを手配して維持管理するとこをまでを一手に引き受ける仕事なのだとか。

面白いでしょ??

人を貶めて金を稼ぐのは、資本主義社会においては当たり前で、株式や先物の上等手段ですが・・・
そんな事して金儲けして、楽しいのかな??


コンサルタントの原点は、人助けです。
視点は、「他人の成功」にあります。
志あれば、これほど楽しい仕事はないのかもしれません。

なんだろう?
ペット問題とか、ゴミ問題、福島の疎開問題、高齢者問題・・・
思案して、事業として起してみたいですね~。


そして、自分の息子をそんな「人とは違う視点・思考」がある子に育てたいな~。

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