Translate

2023年2月18日土曜日

手造りアイアン表札

鎌倉市長谷の
山の中に
人に知れず

「小宮製作所」

という鍛冶屋さんが
いらっしゃいます。

自らを
ニュー鍛冶屋と名乗り
「斬鉄」
という技術で
一枚のアイアン板から

住宅の『表札』や
店舗の『看板』や
インテリアの『装飾品』などを
製作されています。

これが、普通の
アイアン表札ではなく
物凄く美しく

さらに、フルオーダーで
好きな形のものを
作ってくれるのです。

住宅のプロである私ですが
今まで見て来た
アイアン表札の中で
ダントツのNo1の
美しさ。

実は私も・・・
何年か前に
表札をオーダーして
造ってもらったんです。(^^)

まずは・・・
小学校3年生の娘に
ムチャぶりをして
表札のデザインを
考えてもらいました。


これが娘のスケッチ。

娘の説明では・・・
「文字は木の枝」
「そこから葉っぱが1枚生えてる」
「切り株にドングリが乗ってる」
とのこと。(^^;)

こんな小学3年生の
落書きのような
お絵描きが・・・

何という事でしょう!

こんな風に
昇天しました。


ヤモリは
オマケで
私が手書きしたもの。

家を守るオブジェとして
表札と一緒に
壁に付けるのです。

サイズは・・・
Yの字で高さ8cmと
とても小さなもので
一文字ずつ
後ろにピンが付くので
外壁に指して
簡単に設置できます。

フルオーダーで
職人による完全手造りのため
値段はネットで売っている
ロートアイアンの
倍ぐらいと
少々お高いですが

それでも
どケチな私が
「このクウォリティで安い!」
と納得できる金額です。

超おススメです。

ただし・・・
「人知れずに」
と言いましたが
人づてに
注文が一杯入っているようで

私は10人待ちの中の
11人目となり
発注してから
4カ月待ちました。

でも、それだけの価値があります。

興味がある方は
下記をご覧くださいませ。

■HP
■インスタグラム
■フェイスブック
■ピンタレスト

2023年2月12日日曜日

目的と目標の混同

最近・・・
「辞める」というワードが
日本社会で
とても軽くなっているように
強く感じます。

全ての出来事において
「諦める」「断念」「妥協」
という言葉が
毎日のように耳に入って来ます。

特に仕事に対しては
テレビやユーチューブで
朝から晩まで

リクルートエージェント
リクルートダイレクトスカウト
デューダ
ビズリーチ
インディード
マイナビ
リクナビ
エンテン
パソナキャリア
etc

上記企業が
呪文のように「転職」の二文字を
コマーシャルで流し続け
「仕事を辞めろ!」と
マスコミ総出て
国民を洗脳するかのよう。

日本を代表する俳優陣に
「転職すれば人生が変わる」
と画面越しに
毎日毎日
目を合わせて言われると
自営業者の私でさえ
今の仕事を捨てて
転職したくなるぐらいです。(^^;)

現在・・・
テレビCM数は、リクルートが
ダントツ1位なんですって。

このインフレの中
資材高騰で
中小企業が苦労し続け
不景気の真っ只中
原価が掛からない
他社が育てた「人」を
売り物とする転職サイト運営会社だけが
CMを打ちまくれるのですから
いかに転職ビジネスが
ぼろい商売なのかが伺えます。

そのおかげなのかは知りませんが・・・

ここ10数年の間で
「定職」
という概念が
若者から消え失せていませんか?

我々昭和世代は
「いかに人生を捧げられる仕事に就くか」
というのが
生きるうえで最大の目標でした。

だから自分で選んだ仕事を
簡単に辞めるなんていう事は
考えもしなかったし
途中で投げ出すことを
「恥」だとまで
思ったものです。

毎年・・・
『子供のあこがれの職業ランキング』
なんていう統計を目にします。

男の子は
■野球選手
■医者
■建築士
■料理人

女の子は
■看護師
■保育士
■美容師
■パテシエ

実は、我々の子供のころを比べ
今の子供たちの夢は
さほど変わらないんですよ。

ただ、決定的に違うことがあって

我々年代は
就職が『目標』だったんです。
でも、現代人は
就職が『目的』化している。

目的とは・・・
『最終的に目指す到達点』
すなわち「終点」を意味しています。

目標とは・・・
『目的を達成するために設けた手段』
すなわち「始点」です。

厚生労働省の統計において
現代の新卒の就職者で
入社3年以内の離職率が
なんと30%を超えるそうです。

さらにその半数ほどが
就職後1年以内に
簡単に辞めてしまうのだとか。

私の周りは職人方が多いですが・・・

鳶(基礎・足場)
大工
材木屋
板金屋
サッシ屋
左官工事屋
クロス工事屋
サイディング工事屋
タイル工事屋
水道工事屋
電気工事屋
防水工事屋
断熱工事屋
建具屋
家具屋
設備工事屋
クリーニング屋
リペア屋
外構工事屋
植木屋

各親方は皆一様に
「若者を雇っても数か月で辞めてしまう」
と嘆いています。
よって、高齢化が進み
殆どの職人方には
後継者が居ません。

本来ならば
立派な大工になる「目的」で
大工の見習いになり
何年の「目標」を立てて
下積みの仕事を重ねていくのですが
今の若者は
大工に就職したら
大工仕事がすぐに出来ると思ってる。

そして、仕事が出来なくても
「金が貰える」
と当たり前に考えてる。

就職したら
不甲斐ない自分には
一切向き合わず
国が取り決めた権利や待遇ばかりを求め
「賃金が悪い」
「休みが少ない」
と、何も覚えずに辞めてしまう。

そんなことを何回か繰り返すと
なにも身に付かないまま
あっというまに三十路になり
潰しが利かず
自分では手に負えなくなり
派遣会社に頼って
非正規雇用で
大企業にいいように使われてしまう。

自分の首を自分でしめてる。

日本人固有の特殊技術は
若者に受け継がれず
職人技は失われ
技術職は衰退の一途です。

これは・・・
大企業が悪い。
国が悪い。
マスコミが悪い。

でも決定的に
教育が悪いのだと思います。

未だに・・・
「偏差値の高い学校に入れば潰しが利く」
という、ここ数十年で
日本が失敗し続けた教育概念が
主力になっている。

本来、学校は
目標である仕事に就くための
下準備でしかなく
学校に入るための塾なんて
下準備の下準備ですよ。

目標の先にある目的は
受験?学校?就職?
違うでしょ。
自分の『幸せ』でしょ?

あなたは・・・
何のために大学に通うんですか?

医者になる
科学者になる
文学者になる
というのもただの目標です。

その先にある目的は
医者であれば「人を助ける」
科学者であれば「自然を救う」
文学者であれば「未知を創作する」
でしょ?

偏差値の高い学校に入る事を
目的化してしまったら
塾や受験が目標となってしまい
入学後は自分を見失い
惰性しか残らない。

だから、思うんです。
受験なんてものは
この世から失くしてしまえばよいと。

自分の子供の未来が
幸せになるかどうかわからない
漠然とした状況で
進学塾に何百万もの金を払い
私立の小・中・高校で
お金を使い果たす。

大学に通うためには
奨学金に手を出すしかなく
小学生から勉強に全てを費やし
「夢」にまで見たバラ色の未来が
現実は・・・
多額の借金まみれのスタートという有様。

この国・・・
どう考えてもアホですよ。

国がマヌケな制度を作り
将来の日本の種を
芽が出る時点で
踏みつけている訳です。

目も当てられません。

その結果・・・
大卒者の若者が
ニートになるという事態が
多発しています。

日本一の大学「東京大学」にて
卒業生のうち
毎年、約14%もの人が
就職をせずに
ニートになっているという
データが存在します。

現在、200万人もの
ニートが居ると言われている
世界一の経済大国だった日本。

高度経済成長期に
世界を席捲したのは
高学歴者ではありません。

身を粉にして
細部にこだわり
良いものを作ろうという
職人の技術と
それを支えた強靭な精神です。
そこには・・・
学歴など、微塵もありません。

なのに・・・
学歴だけ優れた人間が
官僚になれて
中央省庁を組織し(学歴派閥などがあるらしい)
政治家になり
地方に天下って
日本を形成してきた結果

ここ数十年で日本は力を失い
国が壊れ続けています。

今こそ、国を挙げて
メイドインジャパンの再興を掲げ
国内生産にシフトし
中小企業や工場を支え
日本文化の伝統技術(藍染や陶芸・織物)や
大工や左官などの職人の育成に
本腰を入れるべきだと思います。

でも国が掲げる「IT化」の御旗の前に
それら下仕事に
若者の目はまったく向かわず
いつの間にか鳶職は
中国人が殆どを請負い
手仕事や流れ作業は
日本人の代わりに
多くのベトナム人が就いています。

あと数年経ったら・・・
日本の伝統技術はすべて
ベトナムに持っていかれますよ。

韓国や中国に技術を奪われ
日本のオハコだった
精密機器や白物家電まで
外国にシェアを奪われ
経済まで抜かれた同じ轍を
また平気で踏む政府与党。

このままでは
絶対にダメです。

日本の目的はなんですか?

未来を考えるなら
小中高大学すべて
国立にして無料にしなさいよ。
なんで日本の未来を担う
子供達の教育に金を取るのよ?

大人になるまで健康で育つよう
給食を大学まで支給して
無料にしなさいよ!!

出産一時金?
児童手当?
東京都が月5000円?
金配ってる場合じゃない。

皆が良い教育を受ければ
絶対的に未来は明るくなる。
受験なんて必要ないじゃない。

受験のための塾なんて
この世の中で一番無駄な
時間と金と労力だわ。

そろそろ日本人全員が
『今の教育制度が悪の根源』
だと、気が付くべき。

スウェーデンのように
大学までの教育費を全て無料にしましょ!
フィンランドのように
高校まで給食を全て無料にしましょ!

フィンランドは素晴らしく
学校内に食堂があり
ビュッフェ形式で
子供達が好きな量だけ
好きなものを食べることが出来る。
さらに・・・
子供達がお腹がすいたら
給食だけを食べるために
学校に来ることが
認められているのだとか。

もちろん、無料。
所得制限なんて無論ありません。

美味しすぎるので
本当に給食を食べるだけに
学校に来る子供達が多いとのこと。

こんな素晴らしい事あります?

日本全国で実施して
すべてを国産食材で賄えば
困窮しているコメ農家や畜産農家を
助けることができる。

コメが余って捨ててるでしょ?
牛乳余って捨ててるでしょう?
様々な農家に多額の金を配ってるでしょ?
全部辞めましょ。
その金を給食無料化に回しましょう。

地産・地消・地労ですよ。

金を配るだけの政策を
一刻も早く「辞める」ためには
我々、日本国民が
政治家に対して
人材派遣会社の様に
「辞めたらバラ色」と
暗示をかけるしかありません。

皆で求めていくべきです。

2023年2月10日金曜日

パタゴニア

私のヒーローは
友人である登山家「坂下直枝」の父親だ。
青森に住んでいた彼の父親は
退職後・・・
魚を釣り
山菜を採り
最低限の物(米・味噌)などを買って
一カ月200ドルほどで
暮らしていた。
まさに私の理想とする
生き方だ。

こう話したのは
3900億円の資産を
環境保護団体に寄付し
その直後にインタビューを受けた
世界最大のアウトドア用品会社
パタゴニアの創始者
イボン・シュイナードさん。

東京新聞の一面に掲載されていた
この記事は
金に毒されている我々に
強烈なメガトンパンチを
放っており
私は全く避けきれず
大ダメージを負いました。(^^;)

以下、記事の続きです。

1973年に創業した
パタゴニアは現在
世界全体で年1300億円の
売り上げを誇る。

しかし自身は「大富豪」と
呼ばれることをなじめず
愛車は中古のスバルのレガシー
妻はトヨタの初代プリウスに乗り
飛行機はエコノミーを好む。

資産譲渡の際・・・
彼は「地球が唯一の株主」と
表現した。
会社の株式98%を
環境保護団体に譲渡し
残る2%に全ての議決権を持たせ
新たに設立した組織に
環境重視の理念を守るよう
パタゴニアを監視させるという。

環境保護団体には
パタゴニアの配当金が
毎年130億円
自動的に入る仕組みだ。

なぜ?
元々、クライマーとして
世界を旅していた彼は
地球の環境が
日に日に崩れていくのを
肌で感じてきた。

世界中を旅して
南極を含むすべての大陸で
クライミングをしてきた。
20年後にアフリカに戻ると
破壊されつくした
自然が広がっていた。
その光景を目の当たりにして
何とかしたいと思うのは
当然のことだ。

自然を壊し
地球温暖化を招く事は
私たち自身を
破壊する事だ。

気候変動は
今や人類にとって最大の脅威。
環境保護運動家の
デービットブラウワーが

「死んだ惑星でビジネスは生まれない」

と言ったように
死んだ星では何もできない。

もともと私は
ずっとシンプルに暮らしてきた。
中古車に乗り
小さな家に
妻と50年以上住んでいる。
子供達も同じ。
私達は富を重視していない。

もし・・・
あなたが文筆家だったら
世界の不公平について
書く責任がある。
もし・・・
あなたが写真家だったら
あなたの撮る写真は
大きな力を持つ。

自分に何が出来るかを
自ら問いかけてほしい。

長い「寄付」の手続きが終わり
ほっとしている。
生活は何も変わらない。
以前と違うのは
私が会社を保有していない事だけだ。

パタゴニアには
200年続く会社になってほしい。
その為には・・・
他の会社と同じであっては
いけない。

以上

僕に何が出来るだろう?
この記事を読んで
「日常を変えなきゃ」
と痛切に思う

今日でした。

2023年2月6日月曜日

埋蔵文化財の試掘

鎌倉市浄明寺で建築申請中の
「建築家のガレージハウス」
建売予定地にて・・・・
史跡の試し掘りを行いました。



鎌倉市にて調査を行う場合
2カ月先になるとの事。

さすがに2カ月待つことは
出来ません。
よって、当社が費用負担(手配含む)して
「シャベルカー」と「オペレーター」を
用意して、鎌倉市の調査員と
日程調整し
2カ月丸々の短縮となりました。

早速、鎌倉市の調査員の指示のもと
深さ2mまで掘っていきます。


ここで史跡が出て
その史跡が鎌倉時代以降のモノであれば
本調査となります。

本調査になると・・・
1年半の調査待ちと
数百万の負担増になるので
戦々恐々です。

私は立ち合いながら
何も出ない事を
ただただ祈りながら
写真を撮っています。

雨合羽の人が、調査員。



掘っている最中
「ストップ!」
と度々止めながら
穴におりて
調査していきます。


地表から2mの高さに到達。

そこで綿密な調査を開始。


調査の結果・・・

上の「茶色の層」は、昭和の埋め戻し
中腹の「灰色の層」は、江戸時代の田んぼ
下の「粗目の層」は、それ以前にあった川原

なのだそう。


そして・・・
「何も出ませんでした」
「このまま建築してOKです」
と、その場で
お墨付きを頂けました。

バンザイ!\(^^)/

さて、これから
建築家の伊藤誠康先生の設計にて
建築確認申請・風致地区申請に
進んで参ります。

3階建ての建築家の家となります。
次回、間取りをご紹介します。
ご期待くださいませ。

つづく

2023年2月4日土曜日

日本の水族館ランキング

我が家が今までに行った
日本国内の水族館
35館のランキングです。

■1位/沖縄美ら海水族館
「ダントツの規模と環境」

■2位/横浜・八景島シーパラダイス
「水族館にとどまらない海のアミューズメント」

■3位/下田海中水族館
「ほっこり心温まるイルカとふれあう水族館」

■4位/寺泊水族博物館
「日本の水族館の原型ここにあり」

■5位/名古屋港水族館
「丸一日あっても回り切れないぞ」

■6位/新江ノ島水族館
「我が地元の雄・クラゲショー秀逸」

■7位/鴨川シーワールド
「シャチ!シャチ!シャチショー!」

■8位/アクアワールド大洗水族館
「幼児の遊ぶところ万歳」

■9位/マリンピア日本海
「東北の雄!」

■10位/鳥羽水族館
「展示数日本一、でもイルカショー無し」

■11位/しながわ水族館
「子供を連れて行く水族館として完璧」

■12位/アクアマリン福島
「バショウカジキ!自然あふれる展示が魅力」

■12位/葛西臨海水族園
「マグロだぜい!」

■13位/伊豆・三津シーパラダイス
「ふれあいプールが最高」

■14位/京急 油壺マリンパーク
「隠れイルカショーNo1、老朽化が心配」
※閉園

■15位/加茂水族館
「クラゲ好きのための水族館」

■16位/四国水族館
「最新鋭の展示の数々が美しい」

■17位/あわしまマリンパーク
「離島で異国感を満喫」

■18位/サンシャイン水族館
「高層ビル内なので、狭小ながら工夫No1」

■19位/姫路市立水族館
「元モノレールの駅がノスタルジック」


■20位/マクセル アクアパーク品川
「イルカショーNo1」

■21位/上越市立水族博物館うみがたり
「奇をてらい過ぎて、ちょっと見にくい」

■22位/すみだ水族館
「ワンフロアー展示なので物足りない」

■23位/海遊館
「同じ水槽をひたすらグールグル」

■24位/宮島水族館
「世界遺産にあるという有難さ」

■25位/須磨水族園
「巨大な外見と薄い中身、ギャップNo1」

■26位/マリホ水族館
「極小ながら中村元監修は侮るなかれ」

■27位/沼津港深海水族館
「深海魚は標本ばかり」

■28位/ヨコハマおもしろ水族館
侮るなかれ、楽しめます。さかなクン好き必見」
※閉園

■29位/箱根園水族館
「現在、解体して、水族館が半分以下」

■30位/犬吠埼マリンパーク
「結露で何も見えない」
※閉園

■31位/アドベンチャーワールド
「動物園としては日本最強」

■32位/東京タワー水族園
「大規模なショップのような展示」
※閉園

■33位/川崎水族館
「映像を楽しむのであれば・・・」

■34位/上野動物園 両生爬虫類館
「動物園の一画」

■35位/よこはま動物園ズーラシア
「水族館ではない」

以上
まだまだ、更新していきます。
頑張ります。