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2023年1月26日木曜日

尾道の「きっちゃ初」

息子が下調べしていた
グーグル評価が4.7という
高評価の朝ごはんを食べるため

道無き道?を進みます。


息子「これ道?」
妻「こっちで本当にいいの?」
私「グーグルはこっちって言ってるよ。」
娘「なんだか楽しい~っ!!」

ドラゴンクエスト?
のように
家と家の隙間を進むと

突如、ひらけました。


でも、店らしいものは
見当たりません。
アパートの中を覗き込むと
こりゃ、店じゃないな。


グーグルは、ここを差しているのだけれど・・・
本気で、迷います。


行ったり来たり
家族4人でウロウロ。

軒先に
「きっちゃ初」
って書いてある。
やっぱりこっちか?


元に戻る。


奥のドアを開けてみると
カオスだ!!

奥に骨董屋や本屋らしきものがあるけど
こりゃ、入るだけで勇気いるぞ!!



入ったら最後
出てこれなかったり(^^;
今流行りの「異世界」への
入り口だったり?

そんな浮世離れした
雰囲気がムンムンするんです。(笑)

来た道を戻ってみるも・・・
お店は無いし~


広場に戻ります。

やっぱり、このアパートの中なのかな。
マジマジとみると
4つのお店の表札が掛かっていて
「きっちゃ初」と書いてあるじゃん!


恐る恐るのぞき込んでみると(本日二度目)
この黒板の横のドアが
怪しいぞ!!

でも、このドア開けるのは
勇気いるな~。(^^;)


子供を盾にして(ダメ親)
意を決して
古~い扉を開けて

入室?入店?


正解!!!

ここが「きっちゃ初」でした。

20分ぐらい
周辺をウロウロしてしまいました。
不審者家族です。

店内は、さらに異空間。


解体直前の古民家を
その古民家内にあった古材を使い
再生したのだそう。

まるで、昔の学校です。


10人入ったら
満員という小さな店内で

女性が一人でキリモリしてます。

早速、テーブルに座り注文。


私は、手造りガンモ定食。


子供達、おでん定食。


至極の朝ごはんとは
この事を言うのでしょう!

暖かい。


本当においしかった!!
尾道に行ったら
是非、行ってみてください。

超おススメです。

食事中・・・
私は、床にくぎ付けでした。


寄木の床です。

垂木を切って
下地の合板を打って、
その上に組み合わせたのでしょう。
こんな手の込んだ床・・・
初めて見ました。

面白い~っ!!

施工も、手入れも大変ですが
美しいですね。

隣のブースでは


昭和の電話機が
売ってました。

私の子供のころは
皆ダイヤル式でしたね~。
懐かしすぎる。

「店出たら昭和になっていたらどうしよう。」
なんて、本気で思える
尾道のお店でした。!!

つづく

2023年1月24日火曜日

尾道散策

広島の旅、3日目。

1日目は、広島市内。
2日目は、宮島。
となると、3日目は尾道ですよね!!

家族を朝早く起して
広島市内から1時間かけて
尾道に向かいます。

すれ違う車のナンバープレート。


カープだ!!
横浜で「ベイスターズ」柄のナンバーが
もしあったとしても
絶対に市民権を得られないので
広島の野球愛を強く感じます。

尾道に到着しても
駐車場の目の前にあった居酒屋すら
カープ一色ですもん。(□゜;)


さて、早朝8時半に到着。
息子が下調べしていた
朝ごはん屋さんに向かいます。

にしても・・・
こっちでいいのか?


せま~い、路地に路地。
ドンドン狭くなっていく。(^^;)


この街並み
この路地の雰囲気
個人的に・・・
なんだか、とっても懐かしいです。

私が生まれ育ったのは
横浜の下町でして
40年以上昔の横浜の街は
こんなだった。

人がギリギリすれ違える道路に
ビッシリと建つ家や長屋。

下水道なんて無いもんだから
皆、ボットン便所で
汚物を貯めるタンクが
各家庭に必ず1つあって
その肥溜めの臭いを屋根上に抜くため
各家庭に必ず煙突がありました。

今、横浜は都会になり
下水道も普及したので
汲み取り便所なんて殆ど見ないですが

その懐かしい景色に
この尾道で再開。


マンホールが『肥え溜』です。
そこから屋根まで延びる煙突。


あまりに懐かしくて
写真を撮る私を
不思議そうに
鼻をつまみながら見る我が子達。

さて・・・
ウネウネと続く路地を進みますが
お目当ての朝ごはん屋さん
「きっちゃ初」が見つかりません。

看板を発見しましたが・・・・


こっちでいいの?


というか・・・
これは道路ですか?

恐る恐る、進みます。


つづく

2023年1月23日月曜日

厳島神社

 広島2日目。
4人一泊2.6万円の素泊まりですが
絶景の宿にて
私一人、日の出と共に起床。



初老ですね。
皆を起こして、朝温泉に入り
ホテル前のフェリー乗り場に向かいます。


フェリーに乗って
瀬戸内海の島々を交わしながら
進むこと25分。

宮島が見えてきました。


上陸。

世界遺産「厳島神社」へ向かう参道は
楽しいお店が一杯。


そして・・・
美味しい食べ物が一杯。

妻と娘が
近場の店に入ろうとすると

「もみじ饅頭は紅葉堂だよ!」
「揚げもみじ饅頭は絶対に外せない!」

と、息子が二人を制して
3人を引き連れて
紅葉堂に向かいます。


ここが息子の下調べで
もみじ饅頭No1のお店なのだそう。

並んで、購入。


初めて見る、揚げ饅頭。
早々、ほうばります。


これが、メッチャ美味い!!

家族全員・・・
「こりゃうめ~な!!」
「何個でも食えるぞ!」
と大興奮。

私は「あんこ」
娘は「チーズ」
妻は「瀬戸内レモン」
息子は「クリーム」

どれも、外れ無し!!

次のターゲットは牡蠣です。
またもフラフラと
他の3人が店に入ろうとすると

「牡蠣屋がグーグルで評価が一番高かった。」
「牡蠣屋じゃなきゃだめ!」
と息子。

食べ歩きで「焼き牡蠣」が
食べれるとのこと。

息子の後ろに付いて行き
牡蠣屋にて焼き牡蠣を注文。




沿道の店頭のカウンターにて
実食!!


大粒!!
息子と口に入れて
この世界の片隅にで
敬子さんとすずさんが
米軍の残飯を食べた時の様に
「うんま~!!」
と二人で絶叫してしまいました。

しかもメッチャクチャ安い!!
都心の3分の1ぐらいの価格で
嬉しい悲鳴です。

でも、このままでは・・・
ずっとこの商店街から出れそうもないので
家族のお尻を叩いて

いざ、神社に向かいます。


砂浜づたいに参道が伸びていて
シカがいっぱい。

息子がギザギザに歩くので
どうしたのか聞いてみると
「鹿のウンコがヤバい!」
と、目を丸くして地面を見てます。

本当だ、ビッシリ!

息子は、一個も踏むまいと躍起ですが
こりゃ、どうしようもない。
踏まないで行ったら超人だ!
というぐらい、糞だらけ。(^^;)

そうこうしているうちに
世界遺産「厳島神社」に到着。


雄大だっ!

午前中は潮が引いていて
ご覧の通り。

ただ、満潮1時間前ぐらいなので
鳥居まではもう歩いていけません。

参拝。(ー人ー)

おみくじひいて
お札を買って
子供達のお守りを買って
絵馬を書いて

ゆっくりと神社内を散策。


舞殿を見て
何百年と踊られてきた
情景を夢想。

さて、神社を抜けると
古い町並みがあり


さらにそこを真っすぐ抜けると
「宮島水族館」があります。


マスコットのメリーちゃん。
ちょっと、サイコパスな表情で
物凄く怖い。(笑)

スナメリなのだそう。

館内は、江ノ島水族館の3分の1ぐらい。


でも、とても面白かった。


水族館を出たら、宮島の山頂を目指し
山を登っていきます。
途中、茶屋で一休み。


目指すは、宮島ロープウェーです。

ロープウェー乗り場まで
結構な道で、クッタクタ。(汗)

でも、絶景が癒してくれます。


ロープウェーを乗り継ぎ


弥山山頂の展望台へ。
2つ目のロープウェーを下りると
遥か彼方に「弥山展望台」が見えて
細い山道が連なっています。

それを見た我が家3人衆は
「これは無理、やめよう!」
と、登山拒否。

しかたないので、ロープウェー下り場すぐの
獅子岩展望台へ。


瀬戸内海を一望する
凄い景色です。


滞在、正味15分。
ロープウェーに乗って
下山。

さて、宮島に午前10時に上陸したのですが
時計は、もう午後3時を回りました。

参道の商店街に戻り
遅い、昼ごはんです。

息子の下調べて
選んでいたランチは
『牡蠣屋』の牡蠣フライ定食。
でも、向かって見ると人だかり。

「こりゃ、ダメっぽい!」
と、沿道から店の中をぞき込んだら
お店の人が・・・
「今ならすぐ入れますよ~」
と、手招き。
おお、奇跡だ~!!

しかも、3時半でもランチメニューOKとのこと。
ついてるっ!ラッキだ~っ!!

息子と私、牡蠣フライ定食。
妻、牡蠣の炊き込みご飯。
娘、牡蠣のグラタン。

牡蠣フライ、絶品。
今まで食べた牡蠣フライの中で
一番うまいかも。


単品で頼んだ「生ガキ」

メッチャ美味い!!
しかも、激安!!

ひつこいですが・・・
都心の3分の1の金額ですよ!!


は~!
もう、満足です。

お店から出たら
日が暮れていました。


宮島で、一日。
遊び倒しました。
本当に楽しかった。

そして、揚げもみじ饅頭と牡蠣・・・
うまかった~。

つづく

2023年1月21日土曜日

腐らない杉のウッドデッキ

当社の住宅の破風やウッドデッキには
エコアコールウッドを使います。
https://www.kyumoku.co.jp/

プロとして様々な木材を
見て触って来て
「針葉樹で腐らない木」として
胸を張って紹介できるのが
唯一、これだけです。

針葉樹で住宅の外部に使う木材は
防腐材を注入処理されたものが主流で
当社も数十年の間に
様々な材料を使用してきました。

でも・・・
どんな薬剤を注入した物も
どんな塗装を施しても
エスティックウッドのように
特殊技術を駆使して
販売元が「腐らない」と謳っていても
平気で腐ってしまう。(^^;)

木は「水分を吸う」特性があるため
湿度が高いと膨張し
乾燥すると痩せます。
よって、夏と冬に「暴れ」ます。
雨に打たれる外部では
その暴れ具合いが大きく

①縮む
②膨張する
③たわむ
④反る
⑤割れる

等々、経年で様々な変化を発生させ
羽目板や破風、ウッドデッキに至るまで
過去、本当に苦労をして来たんです。

鎌倉山の山あいで建てた注文住宅では
木製ドアの老舗メーカーが造った
「木製玄関ドア」を設置したのですが
約3年のうち・・・
5回も開閉不調を繰り返し
その都度、建具屋さんがお伺いし
取り外して、反りやゆがみを調整しても
春夏秋冬で狂い続け
4年目で、もう手に負えず
無償で新品(鉄芯入りに変更)に交換した
なんてこともありました。

世の中の自然派住宅ビルダーは
皆、そんな経験をしていて
結果・・・
ビルダーの無垢離れに繋がっていき
街で見る家の外壁はサイディングが殆どで
破風や軒天も窯業系。
無垢の玄関ドアなんて殆ど見ず
ウッドデッキも人工木が主流になり始めています。

当社は、ウッドデッキ材に
一時アイアンウッドを使いましたが
イペとかウリン、セランカンバツーなどは
東南アジアやブラジルが原産地で
違法伐採で社会問題になっており
数回の使用で止めました。

「どうしよう?」と困っていた時に
このエコアコールウッドに出会ったんです。
たしか、飛び込みで営業に来られたと
記憶しています。

武道の言葉に・・・
「準備が整ったら、師は目の前に現れる」
という言葉がありますが
まさに、そんな感覚。(^^;)

とても高額な材料ですが
なぜか、迷うことなく採用したのが
約5年前です。
そして現在
外部で木をふんだんに使った家でも
引渡し後のアフターが半減。

特に雨がかりする破風やウッドデッキには
欠かせない木材となりました。

日本の林業は針葉樹が柱です。
広葉樹と異なり
内部は水を通す層が多く
それを乾燥させると
空気を多く含み
それが檜や杉の特徴である
「柔らかさ」「暖かさ」となり
重宝されていました。

でも、その空気層は
元々水分を運ぶ管のため
どうしても水分を吸収します。

住宅の柱に使う檜や杉は
樹齢40年を越えた芯材なので
とても強く粘りがあるのですが
板状に加工されたものは弱く
デッキ材の国内シェアは
外国で清算された
タナリス注入材や
広葉樹やレッドシダーが殆ど。

その惨状に・・・
九州大学農学部が立ち上がり
林産学科の樋口教授(元)が研究をかさね

■九州木材工業
■福岡県工業技術センターインテリア研究所
■九州大学大学院農学研究院

が共同開発をおこない
広葉樹を超えた針葉樹材として
実用化されたのがエコアコールウッドです。
つまり・・・
正真正銘のメイドインジャパンなのです。

エコアコールという名前は
エコロジー(生態学)と
フランス語のアコール(調和)
を組み合わせて名づけられたそうです。

日本の疲弊する林業。
国産材の需要が減り続け
国内の山々が荒れて
頻発する土砂崩れを生み
日本の国民病となった
「花粉症」の原因ともなっています。

エコアコールウッドは
国産の檜・杉を主原料とし
そこに低分子フェノール樹脂を注入し
熱を加え高分子化させ
針葉樹の特性を抑えるというもので
他の注入材のように
防腐剤や防虫剤を使用しておらず
『無毒性』なので
焼却しても有毒ガスを発生させず
焼却灰を土に戻しても
一切の有毒物質は残存しない。

処理木材特有の異臭もなく
自然のままの木材と同様に
人や動物に対しても一切無害!!

まさにこの汚染社会の現代で
日本技術を駆使した
世界に誇れる木材と言えます。

その性能の証明を
現在進行形で日本の世界遺産
『厳島神社の土台』
が見せてくれています。

今回の広島旅行の目的は
「この世界の片隅に」
の世界を子供達に見せることと
私個人だけ・・・
厳島神社の土台に使われている
「エコアコールウッド」
を見に来ることでした。

実際、10年以上海水につかり続けて
腐っていない檜の土台を見て
感動しました。


厳島神社の壮大な景観を
エコアコールウッドが
支えている訳です。


潮の満ち引きで
浸水と露出を繰り返しており
さらに神殿の上は
世界各地から来た観光客が
1日、何万人と歩く。

超過酷な環境下において


木造住宅を支え続けているのは
日本の木であり
日本の職人技でもあり
日本の科学技術なのです。

日本の過去と現代の「融合」ですよ。


凄いです!!
メイドインジャパンは!!!

でも今・・・
材料も職人も技術も
皆、疲弊しています。

やはり、日本人は・・・
この日本品質を支える気概が必要です。
支えるとは「買う」事。

安い外国産を買っているビルダーさん方!
構造材は安いホワイトウッド?
横架材は、輸入集成材?
床材も断熱材も外国産?
ウッドデッキは、イペ・ウリン?
羽目板は、レッドシダー?

何卒、改めて頂きたい。

また、外国製品を好んで買う個人の方々。
車は、ベンツ・BMW・マセラッティ?
腕には、AppleWatch・オメガ・ロレックス?
スマホは、iPhone・GALAXY?
掃除機は、ダイソン・ルンバ?
家電は、ハイアール・LG・Electrolux?
買い物はamazon?

よっぽどのこだわりや理由がない限り
国産を買いませんか?

是非、国や国民が一丸となって
メイドインジャパンを応援してほしいと
切に願うのです。(ー人ー)

つづく