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2022年12月13日火曜日

梶原にて

 鎌倉市梶原にて・・・

建売住宅を手掛けるため
4000万円台の土地を
2件、購入しました。

梶原という土地は
住民協定があり、分譲は出来ないので
80坪以上ある土地を
そのまま1宅地で利用する計画です。

早速、建築家の伊藤先生を
お忙しい中、お呼び立てして
現地を案内して
「どんな家を建てようか?」
と、ディスカッションしました。

そのうち一つに・・・
私が夢見る「アレ」を
作ってみたいと思い立ち
伊藤先生に依頼。

私が広い土地を手に入れたら
個人的にやってみたい事
というより喉から手が出るほど
欲しいもの。

それは・・・
アメリカンガレージのある家。

(写真は、ノースガレージワークスさんより)

車が2台&バイク数台が余裕で入る
大きいガレージが
家とは別棟であったら
日々の生活が、とても楽しいと思いません?
女性より男性から
共感を得られるかな~?

ただ、これを都心でやるとなると
物凄く多額の費用がかかる。
お金持ち以外、実現するのは難しく
我が鎌倉の地でも・・・
最低でも土地面積が100坪は必要で
100坪の土地を手に入れるとなると
場所にもよりますが
土地だけで簡単に1億円を超えます。

実現するのは難しい。

いままで、大きな土地を手に入れた際
散々地団駄を踏んできました。
やはり、土地が10分の1ぐらいの
田舎に行かないと無理だよな~。

でも、今回、梶原でかった土地は
ほぼ100坪あります。
やろうと思えば、やれるっ!!

古屋を550万円かけて解体し
造成して土地を整理して
母屋を建てて
ガレージも建てるので
金額は、高額となりますが
どうにか9千万円前後で
実現できそうです。

といっても自分の家ではなく
建売住宅なのですが。(^^;)

9千万円の高額な建売住宅と
なりそうなので
売れるかどうかは分かりませんが

「アメリカンガレージのある建売住宅」
なんて、絶対に面白いので
個人的に「やる」ことで9割決定!

今からワクワクが止まりません。

設計は、すべて伊藤先生にお任せです。
計画が固まったら
このブログでご紹介しますので
ご期待ください。(^^)

2022年12月10日土曜日

乾式セルローズファイバー断熱

昨今・・・
ゼロエネ住宅やら
ZEH住宅やらと
あたかも断熱性能や気密性能を
高めることが
「地球にやさしい」と
考えている節が
国の住宅政策に
見受けられます。

が・・・
しかし・・・
本当にそうなのでしょうか?

今、自然破壊をしているのは
化学製品です。
大量生産で生まれる
再利用できない工業製品の数々。
それを大量消費することが
地球にダメージを与えています。

現在の住宅の潮流は
「電気や灯油の使用量を減らす」
事だけに注力されており
本来考えなければならない
「ゴミを出さない」
という基本は
一切ないがしろにされています。

地球温暖化の中
外気が40℃近くになる
現在の真夏にて
いくら断熱性能を上げても
冷房機器を使わない家は
皆無です。

実は、断熱性能なんて
「ある程度」で全然よくて
国が推し進める
ゼロエネ住宅なんて不要なんです。

全館空調にして
24時間電気使って冷暖房回してたら
本末転倒でしょ?

「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ!」
とは良く言ったもので
住宅は建築時も解体時も
大量のゴミを排出します。
新築住宅1棟を建てるのに
多いところで2tトラック
3台分のゴミがでます。

地球を守るという観点で
住宅業界に一番必要なのは
性能の数値化なのではなく
「ゴミを減らす」
こと一点です。

そして、日本だけでいえば
「国産の自然素材を使う」
こと。

日本の住宅木製建材の自給率は
今まで30%台でした。
70%近くを外国産がしめており
その外国木材の中には
違法伐採されたものも多く
自然破壊に繋がっています。

現在、日本はコロナ禍で
外国産が輸入されなくなり
国産材が「しかたなく」使われていますが
それでも、40%程度にとどまり
危機的状況でも大半を輸入に頼っています。

国内林業が疲弊し
杉・檜が繁殖しすぎて
国民の多くが杉花粉症・檜花粉症で
苦しむ中でも
企業は安い輸入材を買う。(^^;)

本来ならば国が
輸入材に高い関税をかけ
国産材にシフトするように
政策転換すればよいのですが
欧米の圧力にとことん弱腰で
商社系の大手企業の利権に
どっぷり浸かっている政治家が
政策を決めているので
コロナが収まった今
ここ3年で復調した国産の需要が
一気に落ちている。(失笑)

地産地消をすれば
海外から運搬時にかかる
多大な電気やガソリン燃料が不要になり
過剰梱包で出るごみも無くなる。

外国に落ちていた金が
国内で回るようになり
国内の雇用も生み
日本の杉やヒノキを消費すれば
社会問題になっている
花粉症対策にもなる。

これが本当のサスティナブルだと
思うんだけどな~。

なんだか話が取っ散らかってしまいましたが・・・
なぜこんなことを書いたかというと
実は、単純に当社が標準採用する
断熱材の動画を紹介したかったです。(^^;

それが全く違う方向の話になってしまい
申し訳ありません。
下記、本題です。

国内の疲弊する林業を支える
日本の大手製紙会社の材木会社が手掛ける
日本製紙木材株式会社が
https://www.np-l.co.jp/index.html

古紙をリサイクルして特殊加工し
住宅の断熱材に再利用する
スーパージェットファイバー断熱。
https://jet-npl.com/

凄いんです。 


究極のエコ断熱材です。

是非見てくださいませ。

2022年12月4日日曜日

浄明寺郵便局

先日・・・

浄明寺郵便局(旧)を
当社で購入しました。


長年、この地域の郵政を
一手に引き受けていた
地元の小さな郵便局です。

今年初旬に別の場所に移転して
旧経営者がお住まいになっていましたが
その方から当社が買い取ることとなり

1か月前にお引渡しを受け
早速、古屋解体。


そして、先週、更地となりました。

とても目立つ立地です。

浄妙寺と報国寺という
鎌倉を代表する
2大寺院の間に位置し
どちらも徒歩で数分。

南東の角地で
日当たりも良く
店舗なんていう選択肢もあります。

現在・・・
建築家の伊藤誠康先生に
基本設計を依頼しており
来年には
「建築家が基本設計手掛けた建売住宅」
として、販売する予定です。

今のところ・・・
店舗にもガレージにも出来るスペースがある
ガレージ付き3LDKを計画中。

販売は、三井不動産リアルティ鎌倉センターが
担当します。

ご期待くださいませ。

2022年12月3日土曜日

不動産暴騰

・・・もう年末ですか。(^^;)

今年は、早いですね。
物すごく早かった。

足元の景気は悪いのですが
湘南地域の不動産業界は活況です。

鎌倉という地が中心となり
『ロケーションが良い土地』
の値上がりが凄まじく

海が見えたり
山の景色が美しい土地は
ここ数年で
倍以上の値が付くところも
珍しくありません。

今まで、湘南地域への移住者は
9割9分は日本人でしたが
ここ数年、外国人の方がとても多く
やはり目立つのは
中国籍の方々。

皆さん、流ちょうに日本語を使いこなし
不動産の専門用語にも
日本人以上に理解が深く・・・
私が応対する中で
驚く事ばかりです。

ただ、鎌倉は小さい市町村なので
売り物件がとても少なく
その結果・・・
お隣の逗子・葉山・藤沢に波及し
ロケーションの良い土地が
同じように暴騰。

その値上がりが不人気地だった
横須賀方面にも波及しており
「秋谷」で海が見える土地が
坪単価150万円前後で
取引をされるという
とんでもない状況となっています。

今までの日本の住宅の価値は
「駅から歩けるか?」
「道路付けが良いか?」
「日当たりは良いか?」
というものでしたが
外国の方にとって
景色が良ければ
交通や立地は二の次三の次。

それが需要になっているので
日本の投機筋も
景色が良ければ
バンバンと買うという様相。

それら一部の暴騰が
ロケーションが関係ない
普通の土地も引き上げてしまい
湘南地域の全体的が
不動産バブルです。

ここで、購入希望者は
冷静にならなければなりません。

我々プロが見て・・・
「なんでこの土地がこんな金額なの?」
と首をかしげたくなるような
土地が急激に増えています。

テレビCMでおなじみの大手不動産業者からも
相場とかけ離れた金額で
次々に売り出されているので
それを今、買ってしまうと
大きな損をする可能性が高いです。

お金持ちだったら良いですが・・・
一般人は『一生に一度』の買い物です。
失敗するわけには
絶対に行かないのです。

見る目を養ってください。
知識を身に着けてください。
そして、法外な価格の土地を
買わないで下さい。

また、ここ数年
湘南地域に新規参入する
にわか建売ビルダーが激増しています。
理由は、売れるから。(^^;)

我々プロが見て・・・
酷い新築住宅がバンバン建てられ
バンバン売れています。

素人に毛が生えたような設計。
生活動線が無く
とにかく部屋だけが多い。
または、見栄えだけ重視し
とにかく住みにくく
住む側の事を一切考えていない
空間設計の家ばかり。

自社で設計もせず
建物は他社に丸投げ。
そんな建売住宅が
あたかも工夫を凝らした
「デザイナーズハウス」
などと言われ乱立し
高額で売れまくっている現状に
戦慄を覚えます。

特に藤沢市の海側の惨状は
目も当てられません。

『ビルダーには何が必要なのか?』

それは、住む人を考える事。

「この土地にどんな人が住むかな?」
「家族構成はどうだろう?」
「年齢は?」
「朝日はどう入るかな?」
「西日はきついかな?」
「階段は出来る限り緩やかに」
「テーブルはどこに置くかな?」
「ソファーの大きさや位置は?」
「車はどう入れれば入りやすいかな?」
「自転車の数は?バイクは?」

住む人が決まっていなくても
住む人を想像するだけで
無限に気を遣う場所が出てきます。

私は・・・

『心を配る』

という言葉が好きです。
日本人が他国からたたえられたのは
その「心配」があったからだと
ずっと思っている私ですが
今の日本の世の中には
それを感じることが中々出来ません。

買う側がしっかりと選択して
悪い家が売れなくなれば
悪いビルダーは淘汰されて行きますが
今は、金儲けしか考えていない
悪い家が売れまくってます。

これでは、一生懸命
心を配っているビルダーが
逆に減る一方です。

当社は心を配り
気を遣ったの家を
これからも手掛けていきたいと
強く思うのですが

国の指針は全てを数字で表し
数値で人や家を測ろうとする
方向性が示されており
あと数年でゼロエネ住宅が義務化され
机上の数値さえよければ
クズみたいな家でも
高性能住宅とされ販売されます。

また、東京では太陽光が義務化となるので
神奈川県も追随すると思われます。
コストは日に日にうなぎ登り。

国(国土交通省)は・・・
「環境を守る」とか「買う側を守る」とか
体の良いことを言っていますが
大手ビルダーが有利な政策ばかりで
住む側に立つどころか
真逆を行っているのです。

その中で
お客様側に立った家づくりを
何時まで続けられるのか
ただただ、心配になる
師走の今日でした。

2022年11月19日土曜日

お引渡し

アトリエI´s一級建築士事務所
建築家の伊藤誠康氏が
基本設計を手掛けた
「手広の家」のA棟が完成し
昨日、お引渡しが完了しました。

久しぶりに完成物件の写真を
ご紹介します。



とてもコンパクトな
キュービック型の外観。

玄関は、土間玄関。


この土間に居室が繋がっていて
二枚引戸で間仕切り。


土間の先は、掃き出し窓となっています。

間取りは1LDKという
中々ない建売住宅です。
1Fは水回りのこの9帖の居室1間。

開放型ウォークインクロゼット完備。


2階への階段は
スケルトン階段です。



ゴムの集成材(無塗装)で
造作しました。


この造作階段を上がると
天井に杉板を張り巡らした
LDKが壮観。


ワンフロアが全てLDKとなっています。


キッチンは、スライドフル収納タイプを選び
収納力を稼いで吊り戸を外し
食器棚を造り付け。


化粧の柱と梁は、愛媛産の杉の特等。


ロフト階段がとても印象的です。


アイアン手すりを特注で設置。
照明器具と色を合わせて
シンプルに。


開放ロフトは
伊藤先生の伝家の宝刀です。


1Fにある洗面。
ガス衣類乾燥機「乾太くん」が標準装備。


浴室は、ユニットバスにして
断熱浴槽で暖かく
キレイ床・キレイ扉・キレイ鏡等々
お手入れ簡単です。


磁器タイルの床に張った
トイレ。


本物件は
建築中(前の段階)に
お申し込みを頂いたので
お客様は、実際
「どんな家になるのだろう?」
とハラハラドキドキだったと思います。

いざお引渡しとなり
お客様は大変喜んでくれて
私も、ビルダーとして
そのお客様の笑顔に触れることができて
とても嬉しく思いました。

やはり・・・
建築家が設計を手掛けると
家の仕上がりは、全然違います。

プロから言わせると
窓からの景色が
違うんだよな~。

この家で始まる新しい生活が
ご多幸でありますように!!

有難うございました。